連載小説
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第12話  悪戯だいすき!!

 いつものように、門の前で挨拶をする先生達。元気に返してくれる子ども達。でも、元気すぎて悪戯しちゃう子もいるんだよなぁ〜〜。

 「先生おはよ!!!!」元気よくルビー先生のスカートを捲って黒のTバックを見せたのは、ラージマウスの初香ちゃんだ。悪戯の常習犯でもある。

 「きゃっ!!!初香ちゃん!!!!」怒るルビー先生を尻目に、走って逃げてく初香ちゃん。

 「すいません、娘がいつも皆さんに迷惑をかけて」初香ちゃんのお父さん。耕介さんだ。いつも謝ってばかりで大変だな。

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 お昼寝の時間が終わり、草むらの中でひそひそと話している人影
  
 「初香ちゃん、今日はどんな悪戯するの?」フェアリー6姉妹の三女シィルちゃん

 「う〜〜〜ん。今日は園長先生の部屋に入って虫だらけにするってのはどう?」ラージマウスの初香ちゃん

 「そしたら、あたしが大きいGになって驚かすのはどうかな」稲荷の鏡華ちゃん。
 
 「くふふ、おもしろそ〜。やろ、やろ」インプのアルアちゃん

 まったく、とんでもない悪戯を考えるなこの子達は・・・・・・・・・・・・・

 「そしたら今日は、〔園長先生Gドッキリ作戦〕でいくよ。IDSファイト――!!!!」

          (((お〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜)))

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 IDSとは、悪戯だいすきっ子が集まったグループである。

 リーダー・ラージマウスの初香ちゃん。数々の悪戯を発案し成功さしている。

 副リーダ・フェアリー6姉妹の三女シィルちゃん。6姉妹の中でも一番の悪戯っ子。初香ちゃんのサポート的役割

 準備・情報・インプのアルアちゃん。悪戯しやすいように準備と情報を集める。
 
 実行・稲荷の鏡華ちゃん。化けるのが得意でよく、友達を驚かす。

                                以上

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              園長室にて
 「さて、書類のせいr・・・・・・・・・・・・・・・・」俺の目の前には、あの、黒光りの鎧を身にまとい、ながなしい触角、そしてあの毛むくじゃらの足。間違いない奴だ。しかも・・・で・・・・・・・でかい。

 「%&$%’”!&%$&%>‘@p;j%&%$%」←声にならない悲鳴

 「園長先生、どうしたんですか・・・・・・キャ――園長先生!!!!!しっかりしてください」

 勢いよく園長室に入ってきたのは。ミリー先生。

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 「悪戯成功」お互いに顔を見合わせ、ハイタッチするIDSチーム。

 「やったね。園長先生腰抜かしてたよ」大笑いする初香ちゃん

 「あたしの、Gもなかなかでしょ」胸を張って言う鏡華ちゃん

 「だけど、やりすぎちゃったかな・・・」心配そうに言うシィルちゃん

 「たしかに、気絶しちゃったし。後で謝りに行く?」ちょっと反省してるアルアちゃん。

 「わかった。そしたらみんなで謝りに行こう。今保健室にいるよね」みんなの意見を聞き謝りに行くことにした初香ちゃん。えらいねぇ〜〜

 「・・・・・だから園長先生ごめんなさい」一斉に謝る子ども達

 「まぁ〜〜今日はすぐに謝ったけど今度からはあんまり悪戯したら駄目だよ」

       (((((は〜〜〜〜〜〜〜〜い))))))

 そう言うと、子ども達はまた遊びに行った。

 「いいんですか?園長先生あんな怒り方で・・・」不満げなルビー先生

 「あんまり怒っても、子ども達自身が自覚しないと駄目ですから」

 「でも、やっぱり・・・・」

 「それに、すぐに謝りに来ましたから大丈夫でしょう」

 今日も保育園は平和である。
 
10/09/15 00:31更新 / pi-sann
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■作者メッセージ
 〜後日談〜

 「おや・・・・あの子達からか・・」机の上においてあったのは小さな箱だった

 「中に何が入っているんだ?」そう思い蓋を開けたら、中から大量のかえるが出てきた。

 悲鳴をあげた瞬間、どこからか笑い声が聞こえた



 今回は、短めです。次は、長編ですので期待しててください。皆さんも悪戯にはご用心を・・・・・・・・・・・・・・・・・

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