連載小説
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自警団無双とその父親達
  蝉が鳴く季節がやってきた。保育園は夏休み入る直前で起きた大事件

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               バフォ様屋敷

 「バフォ様大変です!!!!」ミキシーが息を切らしながら部屋に入ってきた。

 「どうしたんじゃ?騒々しいの・・・ワシは今、息子といちゃいちゃしてるのじゃ」息子のカルアさんバフォ様の息子さんで(血は繋がってない)記憶を失い8年間も放浪していたのだ。

 「どうしたんですか?顔が真っ青ですよ」心配そうに言うカルアさん

 「はい!!!!大変なんです!!!反魔物領土から軍隊がこちらに向かっているのこと・・・」

 「なんじゃ・・・そんなことか・・・またわしらが出向いて蹴散らしてやるかの」腕を鳴らすバフォ様。

 「し・・・しかし!!!!今回は反魔物連合でやってくるのです。その数・・・・約20万!!!!!」

 「な・・・なんじゃと」絶句するバフォ様

 「そして、今でもその数は増え続けており・・・しかも王宮魔術師や王国の騎士団までもが入ってるのこと・・・・このまま増えつづければおよそ60万の大軍勢になります!!!!」

 「む〜〜〜今からそれ以上の軍勢を集めても1ヶ月は掛かる・・・・我らサバトを総力しても300人程度・・・・・どうしたらいいんじゃ〜〜〜〜」頭を抱えるバフォ様。

 「とにかく、皆を避難させる!!!我が屋敷に集めよ。ミキシーはこの屋敷に防護壁を作るのじゃ、こうなったら持久戦で何とか持ちこたえるのじゃ!!!」

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 多くの住民達が避難してきた。だが、数人の父親達や自警団がいない・・・

 「ママ・・・パパは?」シースライムのチャルちゃん

 「パパは、悪い人たちを倒しに行ったわ・・・・」チャルちゃんの母親シミリさん

 「そっか!!!!パパ強いもんね!!!」笑顔で答えるチャルちゃん

 「そうね・・・・・・・(どうか無事に帰ってきますように・・・)」そう心の中で祈るシミリさん

 「おじさん・・・・・パパとママはどこにいるの?」ナイトメアのミナちゃん。

 「ミナちゃんの、パパとママは今お仕事に行ってるから、おじさんたちと一緒にいようね」笑顔で言うトップさん

 「ミナちゃん、遊ぼう〜〜〜」元気な声を出してミナちゃんに近づくラジーナちゃん

 「うん♪♪♪」

 「ジャグ・・・ゴミナントさん無事に戻ってきてくれ・・・じゃないと娘達が可哀想だよ・・・・」ラジーナちゃんとミナちゃんの遊びを見て無事を祈るトップさん

 「お母様・・・お父様は?」ジョロウグモの百合ちゃん

 「大丈夫よ・・・お父さんは今、この町を守ってるは・・・・」母親の巴さん

 「あなた・・・無事でいて・・・もし何かあったら・・・あたし」涙を流しながら祈る巴さん

 「しっかりしな!!!母親のアンタが泣いてちゃ駄目だろ!!」声をかけてきたのはアマゾネスの長、ロロ

 「そうですよ!!!それに旦那さんは侍なんでしょ!!!!戦士の憧れの人だよしっかりしな!!!」同じくアマゾネスレオナさん。

 「はい・・・・そうですね。すいません。弱気になってしまって」ロロさんやレオナさんに励まされ元気になる巴さん。
 
 「ところで、レオナよ。おぬしの旦那はどこに行ったのだ?」あたりをきょろきょろするロロさん

 「それなら、今さっき、『町を守りに行ってくるわ』って言って出て行きました」

 「やはりな、私の旦那も、行ったところだ」笑いながら答えるロロさん。
 
 「ロエンさん・・・娘たちをよろしくお願いします」3人の娘をロエンさんに預けるレオン・スカーレットさん

 「パパ・・・・行っちゃうの?」涙目でレオンさんを止めるエルフのメリルちゃん

 「メリルお姉・・・・ちゃん・・・とめ・・・・てもだめ・・・ぱぱ・・私達・・・助けるために・・・してくれる・・・・・・」スケルトンのアマンダちゃんがメリルちゃんを止める。

 「そうだよメリルちゃん。パパ!!!!悪い奴なんてぶっ飛ばしちゃえ!!!!」拳を振り回すワーラビットのリシアちゃん

 「そうだな・・・・ロエンさん後は、お願いします」

 「気を付けて・・・・ちゃんと帰ってきて娘さんを抱きしめてあげてくださいね」優しく微笑むロエンさん

 「はい・・・・それじゃあな、いい子で待ってるんだぞ・・・」そう言うとその場を去るレオンさん

 「パパ・・・」

 「だいじょう・・・・ぶ・・・へ・・・いき」

 「そうそう。だから待ってよ」

 皆それぞれに自分のなすべきことをしている・・・・・・

 「園長先生やキルア先生はどこに行ったのかしら?」首を傾げて探し回るサキュバスのリリ先生

 「あっいたいた!!!リリ先生〜〜〜」大声で言っているのはルビー先生だ。

 「あっ!!ルビー先生!!!園長先生やキルア先生だけど何処に行ったか知らない?」

 「それなら、キルア先生と一緒に町に行きましたよ『自分達で、町や子ども達を守る』って言って出て行きましたよ」

      「えええええええええええええええ!!!!!!!???」

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             〜自警団駐屯所〜

 「団長さん。敵さんの情報もってきましたよ〜〜〜」イブシが天井から登場!!

 「団長!!!ただいま戻ってきました」ルークさんが普通に登場!!

 「そうか、すまないルーク・イブシ・・・・しかしイブシお前は何でいつも天井から出てくるんだ?」

 「それは、あっしが一番落ち着く場所だからねぇ〜〜」

 「・・・・・・・・・・・・・そうか・・」

 「さて、兵力・部隊・指揮官詳しく話してもらおうか」静かにいうアルドラド団長

 「わかりました」ルークさんがここ近辺の地図を壁に張り出した。

 「まず総兵力は、80万です。我々の倍の数です。また、部隊は王宮魔術師10万・騎馬兵団20万・騎士団40万・傭兵20万です。総指揮官は、ガルダン将軍。今までに数々の指揮をしてますが力任せです。ですが強さは我々と匹敵します」すべてを話したルーク。

 「兵力は我々の倍か・・・・だが、指揮官がそんな奴なら大丈夫だなこういう戦いは人望と指揮官の能力がいるからな」批評するゴミナントさん。

 「でもね〜敵さんも馬鹿じゃないよ〜〜」そう、イブシが言うと地図の所に駒を置き始めた。

 「ここが、あっしらの住む町、また、ここに着くまでには北・南・東・西4箇所のゲートがあり、敵さんは兵力を分散してあっしらの町に向かう。敵さんも馬鹿じゃないってことだねぇ〜〜」

 「ふ〜〜む・・・・・アラン何か言い手はないか?」アランさんに作戦がないか効くアル団長

 「まず、敵も分散してきますから、兵の士気は低いはずです。それに、我々には地の利があります。北には山岳地域、東は森があり、西は沼地です。問題は南の荒野・・・・何もなく小細工が出来ません。敵もここを狙うでしょう。ですから南を固めほかはなるべく手薄にしないと・・・・・皆さんは、どうされますか?」今回は、あんまりいい策がないアラン。

 「なら俺達は、東の森に行くぜ!!ここなら罠が張れまくれるし・・・ゲリラ戦なら得意だしな。それにここが片付いたらすぐに南の救援に行くぜ!!」ミギー・エインヒャルが言った。

 「うん。それに僕も木の魔法が得意だからちょうどいいよ」尚が、バナナソードを片手に足からは木の根が出ていた。

 「なら俺たちも、そこにしよう。あの場所は俺の庭みたいなもんだ」ジャグが得意げに言った。

 「そこなら、暗殺にはいいしね」針の手入れをしながら、いうジャック


 「ミギー達がそこに行くなら、私は北に行こう!!!ふははは!!!敵に、わが筋肉を見せ付けてくれるわ!!!!」ロナルド・レットが大声で笑いながら言った。

 「ここなら、敵に奇襲をかけられる・・・・・」静かにいうサーシャ

 「隊長!!!!自分はどこまでもお供します!!!」ルーチェ・ディ・エスポジオネ新人の団員だ

 「ふむ、それなら私も行こう。私の幻影で敵をかく乱させよう」あごに手をやりながら言う、ゴミナント

 「おれの爆弾が火を噴くぜ!!!!!」自警団一の危険な男トラッシュ

 「そしたら、俺たちは、沼地だな」ルークが言った

 「あっしらは、沼地かねぇ〜・・・まぁ〜あっしの忍術で驚かせましょうか」笑みを浮かべながらいうイブシ

 「それなら、あたし達も沼地にいくわ!!!」意気揚揚と名乗りをあげたイル

 「もう!!!でも、あそこなら電気を通しやすいし、いいか」湊

 「私は、南に行きます。ここで何とか食い止めないと」静かに、立ち上がるアラン

 「なら、俺たちもそこに行きます!!!敵が多いほど燃えるもんですよ!!!」闘志がめらめらと燃えるユネス

 「はぁ〜一番疲れるところか」ため息をつくフォル

 「なら、俺たちもここにするか。一番厄介な所だからな」武器の手入れをしているトリッシュ

 「自分も、強くなりたいからここにします」まだ、戦士として1人前ではないが成長が楽しみなベルガン

 「相手は、生身の人間・・・できれば殺めたくないものです」武慶坊 隼空近くのお寺の住職さんだ。

 「ふむ、なら俺は南へ行こう!!!!」覇気むき出しのアルドラド団長その手には愛用の蜻蛉切りが握られていた。

 「9番隊は、避難している屋敷に行き、住民の安全確保を頼む!!!!」

 「「「「わかりました」」」」

 「敵は我々よりも多いが我らは一騎当千の勇士だ!!!!全員全力で敵にあたれ!!!!」団長の檄が飛び各自、自分の防衛場所に行く団員達。

 これより、始まる戦いはまさに壮絶であった。

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             〜東の森・中間地点〜

 何百人の兵士達がゲート目指して走っていた。

 「敵は俺たちよりも少ないんだってよ!!!全部で30人だってよ」笑いながらいう一人の男性

 「そうだな。この戦いが終わったら、魔物を捕まえてレイプしてやろうぜ!!!あはははははは」

 「そうd・・・・・・・がはっ」森の中からナイフが飛んできた。

 「なんだ!!!!敵か」武器を構える兵士達。だが、敵の気配も動物の気配もしない。だが後ずさりをすると・・・・・・・・・・・・・・・・・

 「ぐはぁ!!!」

 「ぎゃっ!!!!」次々と兵士達が穴に落ちたり、ナイフが飛んできて絶命し、また、あるものは火達磨になり焼け焦げたりしていった。

 「なんだ!?この森・・・・・罠だらけじゃないか・・・」一人の兵士が言うと皆足がすくみ森から抜けようとしたら突然、地面がゆれだした。

         ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!

     地面から、太い木の根っこが出てきて兵士達を掴みあげた。

 「なんだこりゃ・・・・うああああああ」

 「こいつら切っても切っても出てきやがる!!!」

 「だめだよ。おじさんたち、もがけばもがくほど締め上げるから」木の根っ子の上に乗っている一人の少年

 「だれだ・・・・お前?」

 「僕・・・僕は7番隊・副隊長の尚だよ」ニッコリと笑う尚

 「てめえ!!!!このガキぶっ殺す!!!」木の根を登る兵士達だが、別の根で弾き飛ばされた。

 「ガキ一人に何手間取ってやがる!!!魔法弾で落とせ!!!!」魔術師が呪文を唱えようとしたら、横から棒を持った男が魔術師相手に蹴りを入れた。

 「そうはさせねえぜ!!!」

 「きさまぁ!!!何者だ」

 「俺か、1番隊隊長ジャグ=リウルフ」

 「ジャグ・・・・・あの!!!『ルドベギアの使者』のジャグ=リウルフか!!!!」

 「そうだ!!!!あと、お前の後ろにいるのが俺の嫁のキューブ=リウルフだ」

 「え!!!!」後ろを振り返ってみたら、ミミックが手に雷球を作っていた。

 「あは♪♪おしおきです」そう言うと手にもっていた雷球を当てた。しかも一個ではなく大量に・・・・・

 「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 雷球が連鎖して他の兵士にあたる。

 「この野郎!!!うっ!!」その場で倒れこむ傭兵。

 「なんだ・・・」

 「動かないでね・・・じゃないと殺しちゃうから・・・」恐ろしい声でいうジャック

 「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ」

 「お前、よくも仲間を・・・・ぎゃあああ」目の前に現れた一人のリザードマン。

 「ごめんなさい」ざしゅ!!

 「すまない!!」ばしゅ!!

 謝りながら傭兵や兵士達を次々と切り倒すリザードマン・・・・

 「なんなんだこいつらは・・・・・」後ずさりをする。兵士達。その様子を木のてっぺんから見るミギー

 「掛かってる、掛かってる。この調子なら、南に早く進めるな。さて俺もそろそろ行くかな」両手にダガーを持ち敵に突っ込むミギー

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             〜北の山・山頂付近〜

 「おっ!!!来たな」山を登ってくる兵士・傭兵達

 「よし、今だトラッシュ!!!」

 「まかせな!!!!」そう言うと近くの岩場に爆弾を仕掛け、爆破した。

     どおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉんんんんん!!!!

 「何だ!!!!」

 「目の前の道が・・・・・」さっきの爆発で道が遮断されてしまった。

 「くそ!!!!後少しだったのに・・・・」

 「それは残念でしたね」岩の上から聞こえる幼い少女の声が聞こえてきた

 「ふふふ・・・こんにちはお兄ちゃん達、今のうちに行き返したほうが身のためだよ」

 「なんだ・・・ワーウルフの子どもじゃないか・・・・存分にいためつけてやるぜぇぇぇえええええ!!!」

 「死にたいんだ・・・」そう言うと、襲い掛かってくる兵士たちをよけていった。そこから、顔面にキックを入れたり、足払いをし谷底に落としていった。

 「この魔物風情が!!!!」そう言うと傭兵が斧を持ち切りかかった!!!

 「うおおおおおおおおおお!!!!!やらせんぞーーーーーーー!!!!!」大声を出しながら上から落ちてくる男

 「何だこいつ・・・・・」

 「何で裸なんだ!!???」

 「ふはははははははははは!!!!!!貴様らに愛の鉄拳をくれてやる!!!!いくぞ!!!!!!」大金槌を手にとり兵士達を叩き潰していくロナルド

 「やばい・・・強すぎる・・・・ひけ・・・・ひけえええええええ!!!!」一人の隊長が叫ぶとそれにあわせて、兵士達が後退していく、だが、そこに現れたのはナイトメアと何十人の戦士がいた。

 「ここを通すわけには、いかんな」

 「何だこいつら・・・全員同じじゃないか・・・・」

 「こ・・・こいつ・・・・『幻影の騎士ゴミナント』・・・・ああ!!!うあああああああああああああ助けてくれぇ〜〜〜〜!!!!」一人の兵士が叫ぶと隊は乱れ武器を捨て投降する者達・・・・・・・・・・・

 「あいつら・・・・・・しかたねぇ助けに行くぞ!!!!!!」傭兵の一人が麓から様子を見て山頂の救援に行こうとしたが目の前に現れた一人の男性とメドゥーサ

 「隊長の邪魔はさ・・・・・・・・せない・・・・」そう言うと持っていた刀で傭兵の首を切り落とす。

 「なんだk・・・・うう!!」腹に刺さる刀・・・その姿はまるで冷徹切って死んでいるのに、それでも首を切り取る男

 「こいつ・・・・『冷徹人間・サーシャ』じゃないか・・・」そう言った瞬間逃げ惑う傭兵達。後を追いかけようとするサーシャを止めるメドューサ。

 「もうあいつらに、戦う意志はないわ・・・落ち着いてサーシャ・・・」静かにサーシャを抱きしめる。

 
 「・・・・・・すまない、自分では止められない・・・俺がやったのか・・・これ」地面に落ちている首を見るサーシャ、その場所は、大量の首と血があった。

 「ええ・・・でも、大丈夫あたしが抱きしめてあげるから、落ち着いて休んで」そう言うと、頭の蛇が綺麗な緑の髪になり、体の色が変わった。その姿は、別の魔物になっていた。
 
 そのまま、サーシャが落ち着くまで抱きしめているカリネさん。その姿はエキドナに変わっていた。

 

 「うりゃあああああ!!!!」単身で敵に突っ込み大剣で次々と切り倒すエスポジオネ

 「ぐふ・・・」

 「がはっ・・・」
 
 「なんだ。こんなけか・・・・大した事ないな」剣をしまうエスポジオネ。その時後ろから切りかかってくる傭兵

 「死ね〜〜〜〜〜!!!!!あばら!!!!!」丸焦げになって、倒れる傭兵。

 「単身突撃は、危ないから駄目だって何回も言ってるのに・・・・」ほっぺたを膨らます。エンジェルのサイント

 「ごめん、ごめん。」笑いながら言うエスポジオネ

 「さて・・・・こっちも南に向かいますか」

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             西の沼・危険区域地点

 「待ちやがれ!!!このクソヤローーーーー!!!!!!」

 「逃げてばっかしか!!!!!この腰抜け!!!」1人の男を追いかける兵士と魔術師達。

 「そろそろいいかね〜〜。お〜〜〜い、敵さん。あっしはこっちだよ〜〜」手を振るイブシ。

 「やろ〜〜〜あんな所にいやがる・・・・奴をボコボコにしてやる!!!!突撃ーーーーーー!!!!!!」だが、イブシの姿は消え、兵士たちは沼の中に入ってしまった。兵士と魔術師・・・・・

 「お!!!!!おい!!!!これ、底なし沼じゃねぇか!!!!!だれかたs・・・・・・・・・・」そのまま沼の中に入ってしまう人たち。

 沼の中を進んでいく傭兵・・・・・

 「ったく、何で俺たちが、こんな所進まなきゃならねえんだ」ぶつぶつ言いながら進んでいくが、ツルを持った瞬間、そのツルが大蛇になって襲ってきた。

 「うああああああ!!!!!!」

 沼の中からはワニが大量に出てきて傭兵に襲い掛かる。

 「何だ!!!ここは、こんな生き物いないんじゃないのか!!!!!??うああああああああああああ!!!!!!!」突然の、獰猛な動物達に襲われる傭兵。だが・・・・・・・そこには何もいない。いるのはパニックを起こしている傭兵だけだった。

 「俺の幻術が効いてるみたいだな・・・・・」木の上から様子を見るルーク

 「首尾はどうだい、隊長さん」イブシが隣の木に現れた。

 「見ての通りだよ、ここは片付けた。後は、あそこだけだけど・・・・」その時だった。雷鳴が聞こえてきたのは・・・・・・

 「あっちも、終わったみたいだねぇ〜〜」

 「っあ、イブシさんヤッホーーー」陽気に現れたのは、イル・フェグゼと湊 安曇だ。

 「こっちも終わりましたよ〜〜〜」

 「そうか・・・そしたら南に行くか。イブシ」

 「あいよ!!隊長さん」

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             〜市街地・町の中心〜

 町の中心に現れる、巨大な魔方陣、そこから現れたのは、1万の兵士達が現れた。

 「まさか、俺たちが、ここを狙うなんて思ってもいないみたいだな」

 「ははははは!!!!!!!そうだな、さあ、化け物退治だ」そう言うと武器を取り屋敷目指して行く。兵士達

 「ふんっ!!!!」横から長刀を持った男が兵士を切りつける。

 「何だこいつ、やっちまえ!!!!!!」剣をを持った兵士が後ろから切りつける

 「させるか!!!」一人のリザードマンがその男を切るつけた。

 「ぐばぁ!!!」

 「園長先生・・・あんまり出過ぎないように」

 「わかってますよ、キルア先生もお気をつけて」

 「こいつら・・・一体」あまりの出来事に唖然とする敵の隊長

 その時、後ろから悲鳴が聞こえた

 「オ・・・・オカマがでた〜〜〜〜〜!!!!こっちは侍だ!!!!助けてくれ!!!!」

 「何だと!!!!!」後ろを見たら、素手で兵士達を投げ飛ばすオカマと刀で兵士達を次々と切り伏せる侍。

 「だれだおらあ!!!!!化け物あつかいしたやつは!!!!でてきやがれぇ!!!」怒りに燃えるアルフ・レット

 「我が、刃に迷いなし!!!!死にたい奴は掛かって来い!!」袴に身を包み刀を敵に向ける八幡 吠丸

 「くそ!!!!何だこいつらは!!!!!」

 「隊長!!!!ぐはぁ!!!」物凄い勢いで吹っ飛ぶ兵士

 「私の武術は、活人拳なり!!!死にはしないが、5日間は気絶したままだ。覚悟しろ悪党!!!」構えながらいうどら又さん

 「こいつら!!!好き勝手しやがって!!!」拳銃を持ち狙いを定める兵士達。

         ズドンッ!!!ダンッ!!!ズドンッ!!!

 どこからともかく、銃声が響き渡り、兵士達が持っていた銃が地面に落ちた。

 「気をつけろ、どこからか狙ってやがる!!!!ウッ!!!!」その場に倒れこむ兵士。胸には矢が刺さっていた。

 「何だこいつら・・・自警団だけじゃなかったのか・・・」

 もはや、隊は乱れ勝手に撤退する者達が続出。残ったのは誰もいなかった。

 「みなさんも来ていたんですね・・・」建物の影から現れるハロルドさん

 「まさか、園長先生まで来ているなんて」驚いているレオンさんが建物の中から現れる。

 「いやいや、皆さんも来ていたんですが?恥ずかしい所をみられちゃいましたねぇ〜」照れる園長先生

 「そんなことはないわ。園長せんせい〜〜〜あたしならほれるところだわ〜〜」ワンピースを着ながら体をくねらせるアルフさん。

 「アルフ殿・・・・」言葉が見つからず困惑する吠丸さん。そらそうだ

 「しかし、我々も行かなくてもいいのか、敵は多いのだろう」どら又さんが言う

 「いや、我々が行けば足手まといだ・・それにまだくるみたいだしね」武器を構えるキルア先生。

 そこには、また大きな魔方陣が出てきていた。

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              南の荒野・中間地点

 「妻子あるものは去れ!!!!!!我が刃はその者達を切るためにあるのではない!!!!」両方に刃がついている棒を頭の上で回す男。

 「こ・・・こいつ化け物か」その周りには多くの死体があった。

 「きこえなかったかああ!!!!!!!!!!」

 「に・・・・にげろおおお!!!!」武器を投げ捨て逃げる兵士達

 「後で、供養だな」静かにつぶやいた隼空

  大きなドラゴンとその近くにいる男性が、兵士達を睨みつける。

 「だめだ・・・・かなわねぇ〜〜〜」

 「あんな、ドラゴン見たことねえよ」恐ろしい光景に早くも戦意喪失している兵士達。

 「今なら、許す・・・・・とっとと去ね!!!!!!」ドラゴンが吠えた

 「「「「「「「「「「はいいいいいいいい!!!!!!」」」」」」」」」

 足早に逃げていく兵士達。

 「お前は、本当にすごいな・・・・・」

 「あたりまえじゃ」唸りながら言うルシィル

 「さあ、団長の所に行こう」

 「そうじゃな」

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             南の荒野・岩場地点

 「なんだこりゃ・・・・・」騎士団たちは驚いた。そこにあったのは先ほど威勢良く出て行った騎士達がいた。皆石にされていた。

 「まずいぞ・・・早く離れたほうが・・・」その場を離れようとした瞬間、喉元に剣を突きつけられる騎士団。そこにいたのは一人の女性と男性だ。首ナシ馬に乗っている。

 「デュラハンか・・・」

 「そうだ。お前達の負けだおとなしく投降しろ」

 「わかった・・・・」馬から下り武器を地面に置きひざまずく。

 「はぁ〜〜〜やっとこれで最後か」肩を落とすフォル

 「そうね、他のみんなは大丈夫かしら」心配そうに言うシル

 「大丈夫、大丈夫・・・だけど急いで団長の所にいかなと」

 「そうね、急ぎましょう」
              
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              南の荒野・オワシス地点

 「っく・・・多いな」苦戦しているベルガン

 「後ろががら空きだぜ!!!!!死ね!!!!!」後ろから弓を放たれるベルガン

 「ここまでか・・・・」諦めようとした瞬間・・・・

            キィィィィィィィィィィン

 「!!!!!!」

 「諦めるには早いな。ベルガン」笑いながら出てきた一人の男性。

 「ユネスさん!!!」そこにいたのはユネスだった。 
 
 「立てるか?」手を差し伸べてくれるユネスさん

 「はい!!!!」

 「後少しだ!!!!行くぞ!!!!ウオオオオオオオ!!!!」敵を切りつけるユネス。こちらも、片手斧で敵を倒していくベルガン。

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              南の荒野・敵前衛地点

 そこには、大量の死体と騎士団・魔術師5万が一人の男とリザードマンにたじろいていた。

 「なんだ、あいつらは・・・・さっきまでいた兵士がみんなやられちまったじゃねえか」

 「それだけじゃねぇ・・・・15万もいたのにたった2人で5万しか、残ってないぞ」口々にいう魔術師や騎士団達。その時男が吠えた

 「貴様らの、指揮官に言え!!!!我々がいる限り町には一歩も入らせないと!!!!!」覇気むき出しの男が吠えた瞬間馬達が怯え始めた。

 「なんという、男だ・・・・・・」

 その時であった。遠くから馬蹄の音が聞こえてきた。

 「ガルダン将軍!!!!」

 「貴様ら、こんな奴らに手間取っておるのか!!!」怒りで顔が真赤になり、持っている指揮棒で騎士団長を叩く

 「すみません・・・やつら少数ながらかなりの腕でして・・・・」

 「ふん!!!!!田舎武者が!!!!!このワシが相手してやる!!!」そう行って男の近くまで行き叫んだ。

 「ワシは、トラフェス王国のガルダン将軍だ!!!!一騎打ちを所望する!!!!!!!」

 「受けて立つ!!!!」首ナシ馬に乗り中央に向かう男

 「我が名は、アルドラド・T・タイラント!!!!自警団・団長だ!!!」

 「来い!!!!!若造!!!!!」

 「ウオォォォォォォォォォォォォォ」

 「オオオオオオオオオオオオオオ」

       中央に、向かって走るアルとガルダン。刃が交えた

               ざしゅ!!!!!!

       聞こえてくるのは、馬蹄の音。静かに見守る騎士団・・・・・

                 ドサッ!!!!

 馬から落ちたのは、ガルダン将軍だった。その瞬間

 「やられた・・・・将軍が・・・・・て・・・・撤退・・・・撤退!!!!!!」副指揮官が言うと騎士団たちは、足早に撤退をしていった。

 こうして、この戦いは幕を下ろした・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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 多くの敵の兵士が死んでいったので、戦場に赴く隼空さん。そのつど線香をあげお経を読んであげた。

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 帰ってくる、自警団と父親達、この戦いは後に『魔伝交戦』と呼ばれた・・・・

11/09/19 00:32更新 / pi-sann
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■作者メッセージ
 〜捕虜の処遇とその後の話〜

 「で、捕虜の処遇はどうしましょう?」

 「ああ、デビルバグの巣に放り込む事にした」

 「バフォ様・・・鬼畜ですね・・・・」

 「それ位せんといかんからな・・・ところで、自警団の奴らはどうしたのじゃ?」
 
 「それでしたら、団長の所で飲んでましたよ・・・・父親や園長先生も呼ばれて」

 「酔いつぶれておるのか・・・・」頭を抱えるバフォさま。その横には、金貨400万枚が置いてあった。

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