読切小説
[TOP]
レオナのSS奮闘記
「いまいちパッとしない我がサバトを宣伝するためにSSを投稿するのじゃ!」

「いまいちパッとしない作戦ですね」

「シャァァァラップ!
 わしの絢爛豪華でゴージャスデラックスな文才が火を噴いて、サバトの入信者が溢れるに決まっておるわ!」

「・・・(火を噴いたら炎上するのでは・・・?)」

「それにわしはロリの素晴らしさを文章で伝えて、もっと世界中の人たちに幼女を好きになってもらいたいのじゃ!」

「なるほど、そういう信念を持ってやるのはとても良いことだと思います」

「そこでお主に相談なのじゃが」

「さすがにサクラは不味いと思いますよ?」

「誰がするかそんなこと!

そうじゃなく、お主には儂のSSの挿絵を描いて貰いたいのじゃ」

「あ〜そういうことですか・・・それくらいなら手間ですが承りましょう」

「おお、やってくれるか!
実はもう構図は出来てるからさっそく取り掛かって欲しいのじゃ」

「いつになくやる気ですね・・・うわ、やたら凝ってる、中々面倒くさそうです・・・
まあ、宣伝になるのは間違いないだろうし、私も出来る限りサポートしていきますよ」

「さすが我が右腕!」

「このサバト右腕一本しかいないんですが・・・
これで左腕や右足も増えるといいですね」

「任せておけ!
これよりわしは執筆作業に入る!誰も近づけるでないぞ!」

「承知しました、では3時のおやつもいりませんね?」

「それはお願いします」






――1時間後――



「書き終わったのじゃ!」

「はや!」

「速筆は才能じゃから」ドヤァ

「単に中身がないだけでは・・・?」

「何をぬかす、文字数1000文字越えじゃぞ!」

「最低ラインです」

「文字数が名作の条件じゃないから・・・
ところで、絵の方はどうなっとるんじゃ?」

「下書きも済んでませんよ、早く見積もってもだいたい半日くらいかかりそうですね」

「そんなにか・・・まあよい、それなら今日中に仕上げて欲しいのじゃ」

「はーい了解です、どうせすることないし、ちょっと根詰めてやってきます」

「ぬふふ・・・わしがこのSS投稿所に革命を巻き起こしてやるのじゃ!

・・・あれ?そういえばおやつはどうなったのかのう・・・
まあよい、この暇な時間を使ってわしの書いたSSの見直しをするのじゃ!」




スーパー☆バフォちゃん伝説

 ある所に、とってもかわいいバフォちゃんがいました。バフォちゃんはとってもかわいいだけではなくすごく強くて頭が良くて優しくて気が利いて魔法が得意で角も立派で肉球もぷにぷにカリスマがあってとにかくすごいのでした。

 そんなバフォちゃんですが、一つだけ悩みがありました。まだお兄ちゃんがいないことと自分のサバトにいる魔女が一人しかいないことです。

 バフォちゃんはどうしようかなと考えました。考えた結果頭の良いバフォちゃんはまず初めにサバトを大きくすれば有名になって、たくさんのお兄ちゃん候補が来てくれるだろうと思いました。

 そこで、バフォちゃんは有名なショートストーリーの作家さんになって有名人になることにしました。とってもかわいいバフォちゃんはお話を作るのも上手なのです。それに友達の魔女ちゃんも一緒に手伝ってくれるから最強です。

 かくして、バフォちゃんはとっても上手なお話を作り、魔女ちゃんも上手な絵を描いて、投稿所を石鹸したのでした。投稿するお話は全部1000votoでした。

 有名になったバフォちゃんたちのところに、たくさんの人が来てくれました。そんな人たちに優しいバフォちゃんは美味しいケーキを作ってあげました。来てくれた人たちは大喜びです。そしてみんな、「私たちもサバトにいれてください」とゆったので、バフォちゃんはみんな入れてあげました。だからサバトも大きくなりました。

 大きくなったサバトはとってもすごいことを毎日していました。だから、遠くの国からバフォちゃんを倒すために勇者さんがやって来ました。しかし、すごく強いバフォちゃんは勇者さんに勝ちました。勇者さんは負けてしまうととっても落ち込んでしまいました。それを見た優しいバフォちゃんは「とっても強かったのじゃ」とゆったので感激した勇者さんは「バフォちゃんのお兄ちゃんにしてください」とゆったのでバフォちゃんのお兄ちゃんになりました。あと、なんだかんだで魔女ちゃんにもお兄ちゃんができました。

 バフォちゃんのお兄ちゃんはかっこよくて優しくてだっこしてくれてなでなでしてくれて美味しいものを買ってくれてトイレにも付いて来てくれて一緒に寝てくれてたくさん「大好きだよ」ってゆってくれます。お兄ちゃんが「大好きだよ」ってゆうたびにバフォちゃんも「わしも大好きじゃ」とぎゅうっとするのでした。

 バフォちゃんはお兄ちゃんができたあとも、魔女ちゃんと一緒にショートストーリーを投稿して1000voteもらって、サバトですごいことをしています。だからバフォちゃんたちはとっても幸せです。

おしまい。

 






「名文じゃな!」


――夜――


「出来上がりました・・・描く人数多かったから大変でしたよ」

「おお、ご苦労じゃった!
・・・うむ見事な出来栄えなのじゃ!もうあらすじも後書きも書き終わっているから、早速これを挿入して投稿するのじゃ!」カチッ



新着小説

読切・連載終了

new スーパー☆バフォちゃん伝説(レオナディア)
初投稿です
バフォちゃんがすごいです

[バフォメット/エロあり/ラブコメ/ロリ/挿し絵有り/現代]

0view 0vote 読切 感想(0)



「お主は今、投稿所の歴史の1ページをその目で見ているのじゃ!」

「・・・(黒歴史かな?)」

「さっそく更新してvoteが入ったか確認してみるのじゃ!」カチカチ

「投稿してまだ1分も経ってないですよ・・・
そもそも作者名、本名出していいんですか?
あ、でもサバトの宣伝だからこれでいいのか・・・」

7view 0vote 読切 感想(0)

「おお、もう読んでくれてるのじゃ」

「まあ、新着は一通り目を通すという人が、一定層いますからね」

「しかし、まだvoteも感想もないのじゃ・・・更新回数が足りんのかのう?」カチカチカチカチカチ

8view 0vote

「ちょっ!迷惑になるから更新連打するのはやめてください!」

「そうなのか?仕方ないのう・・・三十秒ごとに更新するのじゃ」カチッ

「そんなすぐに感想もvoteも増えるわけないじゃないですか・・・」

9view 1vote 読切 感想(0)

「って、ウソ!もう一票入ってる!」

「・・・・・・」

「なんでこんな子供の作文みたいなのが・・・
いや、案外こういうのの方が受けがいいんですかね?でもこれはいくらなんでも・・・」

「・・・・・・」

「さっきからレオナ様黙ってますけど、どうしました?」

「・・・ぅ」

「う?」

「うっひょっほい!!」ピョーン

「うっひょっほい!?」

「ぬはははは!!見たか!わしの作品を評価した者がおったのじゃぞ!」ピョンピョン

「だからってそんな跳ね回らなくても・・・」

「何を言うか!わしの作品を良いと言ってくれる者がいたんじゃぞ!?
こんなに胸躍ること、そうそうないぞ!くひひひ!

あぁ!こんなにvoteが貰えるのが嬉しいなんて知らなかったのじゃ!」

「そりゃそうなんでしょうけど・・・でもまだ一票ですからね」

「そういうでない、これならきっとすぐまた感想もvoteも来るのじゃ」

「かもしれませんね、でももう夜も遅いですし、これ以上は明日の楽しみにしておいた方がいいですよ」

「くひひ、そうしておくのじゃ!しかし、今夜は興奮して寝られんかもしれんのう・・・ウヒヒッ!」

「慣れないことしたからぐっすり寝られますよ、それではおやすみなさい」

「おやすみ!
ぬひひ!朝が楽しみなのじゃ」パタン


「ハァ・・・(しかし、たまたま採点甘い人が来ただけなのかどうなのか・・・朝起きても一票も増えてなかったらレオナ様落ち込むだろうなぁ・・・今のうちにどうやって慰めておくか考えておかなきゃな・・・)」カチッ

33view 5vote 読切 感想(2)

「うそっ・・・!?」




――翌朝――

「おはようございますレオナ様、朝ですよ」

「ふぁぁぁぁ・・・お主の言う通り、布団に入ったらすぐ寝てしまったのじゃ・・・
さて、わしの作品はどうなってるかな」トテトテトテ カチッ

「あ、ちょっと待ってくださ」

1633view 64vote 読切 感想(21)

「もけっ!?」

「もしかしたら、投票数バグってるかもしれないので、それをそのまま鵜呑みにするのは不味いかも・・・

レオナ様?」

「・・・・・・」

「気絶してる・・・」







「とりあえず余韻に浸りながら、感想を読んでみるのじゃ」

「感想の方が手間がかかるのでこちらの方を重要視する作者さんも多いですね」

「なるほどのう・・・それならば一つ一つ大切に噛み締めねばの」

「まあ、否定的な意見もあるでしょうし、あまり気にしすぎてもいけませんけどね
でも、他の人の感想欄を見ると書き込んでくれる人は温厚な人が多いみたいなので、そこまで心配する必要ないかもしれませんが」


 素晴らしい挿絵に感動しました!これからの作品も楽しみにしてます>>りゃなー


「わしの作品楽しみにしてくれてるんじゃって!お主の絵も褒めてくれておるぞ!」

「ええ、そうですね。わたしも嬉しいです」


 こんなに上手な絵は見たことないです!>>


「お主の絵人気じゃな!」

「ええ、はい・・・(あれ、これもしかして・・・)」

 
 引き込まれる挿絵でした。Pixievには上げないんですか?>>


「どうするんじゃ?」

「面倒なのでしません」


 席巻が石鹸になってますよ。絵は綺麗でした>>


「あ、本当じゃ!・・・うぐぐちょっと恥ずかしいのじゃ」

「次から気を付ければいいですよ」

 
 文章はまだ多少粗削りな部分がありましたが、とにかく挿し絵が美しい!人物も背景も緻密で繊細なのにリアルすぎず、程よく二次元の可愛らしさを表現した素晴らしい作品です!特に中央のバフォちゃんがかわゆい!>>ロリコン太郎


「文章は粗削り・・・ぐぅ・・・
でも、絵の方は褒めておったな!バフォちゃんかわゆいって!」

「モデルが良かったんですよ」


 恵まれた挿絵から糞みたいな本文>>


「・・・こ・・・これって」

「チッ・・・ただのネットスラングですからそこまで気にすることないですよ!
(私が貶すのはいいけど、他の奴がレオナ様貶すと腹が立ちますね・・・私はいいけど)」


 はっきり言って文章はあまり上手いとはいえませんでした。折角、絵が綺麗なのに肝心の話があれでは残念です。今後の成長に期待します。>>


「・・・期待してくれてるし頑張るのじゃ・・・」ションボリ

「ええ、そうですね・・・
ではそろそろ、一旦感想読むのも止めにしましょうか。おかし持ってきますね」

「今日はいらないのじゃ・・・」

「え、そんなに落ち込まなくてもレオナ様・・・」

「うむ・・・大丈夫じゃ、
ただ、まだ昨日の疲れが残っておるみたいじゃから、もう一度寝ても良いかのう・・・?」

「どうぞ・・・お昼頃になったらまた起こしに来ますね。

・・・・(こんな事になるなら、やらせるんじゃなかった)」




「ぐすっ・・・」





――お昼過ぎ――

「心機一転!気分リニューアルで次の作品を書くことにしたのじゃ!」

「これまた随分立ち直りが早いですね」

「いつまでも悲しいことは引きずらないのじゃ!」

「そういう所は好きです」

「今回voteがたくさん入ったのはお主のおかげであって、わしのSSではないと分かったのじゃ。じゃから、もっといろいろと文章の勉強をして、わしの作品で皆をあっと言わせるのじゃ!」

「あら、では私はアシスタント首ですか?」

「いや、お主の絵にわしの作品が相応しくなったらお願いするのじゃ!」

「相応しい作品・・・レオナ様に出来ますかねぇ・・・?」ニヤリ

9309view 596vote 読切 感想(214)

「ひぇぇぇ・・・」









――半月後――

「多少は良くなったと思うのじゃが・・・」

「毎日ずっと練習作品を読ませてもらってましたが、前と比べれば見違えるほどですよ」

「うむ、そう言ってもらえると自信が沸いてくるのじゃ!」

「なんだかんだ言ってもレオナ様はやればできる子ですから。きっと期待できますよ」

「そういえば、あれ以来一作目を見てなかったがどうなってたかのう?」カチッ

「あ、投稿する前に見るのは止めた方が・・・」


54157view 2296vote 読切 感想(588)


「・・・・・・」

「たまたまです。たまたま」

「・・・じゃ、投稿っと・・・」カチッ


新着小説

読切・連載終了

new 貴方と月が観れたなら(レオナディア)

 私の好きな人が好きな人は、目が見えませんでした。

[ドッペルゲンガー/エロなし/ラブコメ/ロリ/現代]

0view 0vote 読切 感想(0)


「作風変えました?」

「ちょっとじゃけどね」

「まあ、これから読んでみますね」

「わしは朝になったら見ることにするのじゃ」

「分かりました、それではおやすみなさい・・・」






――翌朝――

1131view 9vote 読切 感想(4)

「ふひっ!」

「なかなか好評なようですね、このペースなら20票くらい貰えるかも」

「感想もちゃんとわしの文章褒めてくれてるのじゃ・・・うひっぬひひ・・・」プルプルプル

「うわ、脳内麻薬出過ぎて痙攣してる」

「ふひひひひ・・・」プルプルプル

「しばらくそっとしておきましょうか」







「これはヤバい、強烈な中毒性なのじゃ」

「レオナ様の承認欲求満たされる機会って少ないですしね」

「いやいや、わしだけではないじゃろ・・・?
・・・ないよね?」

「私は自分の好きな人に認めてもらえば十分なのでそんなに」

「慎ましい奴じゃの。
それよりも、わしはまたvote獲得に向けてSSを書くことにするのじゃ!」

「書き続けているうちに作者名だけで読んでくれる人も出てきてくれるらしいので、継続は大事ですね」

「そうなのか!それならば一層頑張らねばのう!」

「裏を返せば、しくじり続けると名前だけで避けられてしまうってことですけどね」

「・・・そうはならないように気を付けるのじゃ!」

「まあ今見たらさらにvote貰えてたみたいですし、ちゃんと評価されているみたいですね」

「ホントかの!?」カチッ

1860view 17vote 読切 感想(6)

「思っていたよりも増えましたね、これなら新着落ちまでに20票より行くかも」

「けひひひ・・・」プルプルプル

「また痙攣してる・・・」







 その後半年間、レオナディアは作品を投稿し続けた。たまの挫折を味わいながらも、順調に獲得voteを増やしていき、遂には投稿所でも有名な作者へと成長していた。そんな彼女にも、人間魔物問わず逃れられない「アレ」の足音が近づいてきていた・・・





「・・・ぐぬぬぬ、SSのネタが出てこないのじゃ」

「まあ、何作も書いてるとストックしてたアイデアとかも使い切っちゃいますしね
そんなときは無理しないで気長に待っていればいいんじゃないですか?」

「そうは言うが、何かSSを投稿してvote貰ってないと不安でしょうがないのじゃ」

「だいぶヤバいラインまで逝っちゃってますね・・・
そういえば、前から連載している方はどうするんですか?最近書いてませんよね?」

「あ、あっちはいつか再開するから・・・」

「どうだか、あんまり待たせると読者に愛想尽かされますよ」

「わかっておる、連載の方も余裕があったら話を練っておくのじゃ・・・」

「連載投げっぱなしっていうのが一番質悪いんですからね。
というよりも、普通は始める前にあらかたストーリー決めてから書くんじゃないですか?
レオナ様この後どうするかとか全く考えてないでしょ」

「うぅ・・・耳が痛すぎてもげそうなのじゃ・・・」

「まあ、責任はあっても義務ではないのでそこら辺はレオナ様の良心に任せます。
無理して書いても良い作品になるわけでもないでしょうし、気長にやっていった方がいいですね。

と言いたいところですがそうやって甘やかすといつまでも書かないでしょうから、割と本気で連載にも手を付けてくださいね」

「うむ、わしもちゃんと終わらせるから安心せい。これの次にでも連載の方を書くのじゃ」

「次ってまだ何を書くのかすら決めてないじゃないですか」

「仕方ない、今回はネタとしてはちょっと微妙かと思ってたやつを煮詰めていくのじゃ」

「何が仕方ないのか・・・無理やりひねり出しても読者にウケるか分からないといったばかりなのに全く・・・」

「まあまあ、もうわしくらいになればそれでも余裕でSS書けるから!ぬははは!」

「完全に調子乗ってますね・・・」







「はあ・・・」

 とは言ったものの・・・書きだせないのじゃ。今回は思い切ってエロありに挑戦しようと思うのじゃが、なかなか思うように筆が運ばぬ。
 こういう時は他人の作品を参考にして自分なりに取り入れていくのが一番じゃ、とりあえず評価の高い作品を片っ端から読んでいくことにするかのう。




「・・・やはり上手い人の文章は違うのう・・・」
 
 読んでいて情景が浮かんでくるような文章なのじゃ。わしもこれくらい書けるようになれればいいのじゃが・・・なんて弱気なことを思ってる場合じゃないのじゃ!わしもこのSSに負けずに今回の作品も良い作品にしてみせるのじゃ!

・・・その前にムラムラしてきたから一旦休憩






「ふう・・・盛り上がりすぎたのじゃ」

 気が付けば机にティッシュの山が出来上がっていたのじゃ、男性じゃと一回でしばらく持つらしいのじゃが・・・詳しいことは分からんのじゃ。それよりも浪費してしまった時間を取り戻さねば!

カキカキカキカキ...


「ん?これってこの漢字でよかったかの?」

 処女作で指摘を受けて以来、かなり誤字には気を付けるようになったのじゃ。こういう時はさっさとPC開いて用法を調べるのじゃ。

 あ、そうじゃ、折角PC着けたんじゃし、ついでに談話室の方も観てみるかのう・・・

カチカチカチカチ...


「あっ!?何やっとるんじゃわしは!!」

 気が付けば動画を見て笑っていたのじゃ・・・恐るべしインターネットサーフィン。とにかく、再開しなければ・・・ってもうこんな時間か、今日は眠たいしもうやめるのじゃ。




――翌日――

「昨日の反省を生かし、今日は頑張るのじゃ!」

 今日こそSS書いて投稿じゃ!昨日の不甲斐ない自分とさらば!わしの鋼の自制心を思い知るが良いわ!







「・・・・・・」カチカチ
 
 diiw姉貴リスペクトもだいぶ増えてきたのう。前は全部見ていたけれど、最近は観きれない量で嬉しい悲鳴ってやつなのじゃ・・・次はどの動画を見ようかの。

「ふぁぁぁ・・・」

 やっぱ寝るのじゃ。


――3日後――


「あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!」カキカキカキカキ

 今日の今日こそ絶対書くのじゃ!もう今日一日で全部書ききるつもりで行く。多少の強行軍でもこのままズルズル引きずっていたらいつまでたってもSSが完成しないのじゃ。自分でも何をしたいのかよく分からないが、とにかく筆を走らせて文章を書くのじゃ!ネタが薄ければパロディマシマシでカバー!エロは本番のみでどうにか!とにかく書き終わらせるんじゃ!












\ 2965view 0vote 読切 感想(2) / チーン

「・・・・・・・」

「で、その結果がこれと」

「・・・・・・・・」カチ

「おお、こんなになっても自分で作品読んで反省点探してですか。
その向上心、レオナ様、ご立派ですよ!」

「・・・・・・・」

→この小説に票を入れる

「待てぇぇぇぇぇぇぇ!!」

「は、離せぇ!離してくれなのじゃぁぁぁぁ!」

「それ一番やっちゃ不味いでしょ!?プライドはないんですか!?」

「捨てる!捨てた!今捨てた!」

「速攻で捨てやがった!?」








3244view 0vote 読切 感想(2) 

「も、もう立ち直れないのじゃ・・・」

「良い勉強になったと思えばいいんですよ」

「そこまでメンタル強くないから・・・」

「またまた、ご謙遜を。この程度日常茶飯事ではありませんか」

「え?」

「え?」


「ともかく、今回のことを活かして次はもっと丁寧にSS書くのじゃ」

「あ、書くことは書くんですね」

「無論、負けたままでは終われないのじゃ」

「この負けん気をリアルでも発揮してくれればなあ・・・」

「泣きそうになるからそれは言わないでほしいのじゃ」

「・・・まあ、この作品も、書いたことでたくさん学ぶことが出来ましたし、無駄ではなかったんですよ」

「そうじゃの・・・また機会があれば書き直してみたいのじゃ」

「楽しみにしています。
あとそれと」

「なんじゃ?」

「誰もレオナ様を褒めなくても、認めなくとも、
私が傍にいて励まします。認めます。それは忘れないでください」カチッ


3245view 1vote 読切 感想(2) 


「・・・ありがとうなのじゃ



よーし!次も気合い入れて書くかのう!」



 魔女の言葉を胸にレオナディアは、悔しさとvoteへの執着をバネにさらに半年間SSを投稿し続け、順位と得票を増やしていった。そして遂に、彼女は押しも押されぬSS作者へと成長し、多くのファンを持つまでに至った。しかし、というべきか、やはり、というべきか終焉の影が彼女に伸びてきていた・・・






2441view 30vote 読切 感想(7)

「今回も良い感じですね」

「いや、まだじゃ。これくらいでは気持ち良くなれないのじゃ・・・」

「(完全にvoteジャンキーになってしまった)」

「ぐぎぎぎぎ・・・もっと読者ニーズに合わせねばダメか・・・!」

「前までは20票も取れれば嬉しくて眠れなかったのに・・・」

「仕方ない、次じゃ」

「次は何書くんですか?」

「デーモンかドラゴン辺りを書こうと思っておる。やはり人気の魔物娘は票の入りもいいからのう」

「あれ?」

「おねショタで授乳プレイを書こうと思うんじゃが、甘やかしながらか、言葉責めされながらかでとても迷っておるのじゃ。お主はどちらが良いと思う?」

「・・・レオナ様、ここ最近で書いたSSのヒロインを5個ほど挙げてってくれませんか?」

「えーっと。稲荷、ヴァルキリー、ホルスタウロス、ヘルハウンド、ヴァンパイアじゃな」

「・・・その娘らって体形どうしてました?」

「基本的に図鑑絵基準で書いておった」

「・・・それって胸が大きいってことですよね?」

「そうじゃな。やはり大きい方が大半の読者は好きじゃろうしな。それに巨乳のお姉さんがリードしてくれるっていうのは鉄板じゃからの、書きやすいし受けもいいのじゃ。
 まあでも、あんまりおっぱいばかり強調するから最近では『巨乳愛好家』なんて呼ばれておるのう、ふははは!」

「レオナ様・・・貴方は自分を全否定をしていることにお気づきですか?」

「む?どういうことじゃ?」

「貴方の種族ってバフォメットですよね?」

「あ・・・そうだった」

「『あ・・・そうだった』じゃないですよ!何完全に魂売っちゃってるんですか!」

「没頭しているうちに自分が何者なのかすら忘れてしまっていたのじゃ・・・」

「全く・・・レオナ様の作品を読んで、ロリコンだったお兄様たちがお姉さんスキーに変わってしまっていたらどうするんですか!」

「うぅ・・・わしはvoteを欲しがるあまり、なんて恐ろしいことを・・・
しかし、voteが・・・」

「いい加減目を覚ましてください。

何故レオナ様がSSを投稿し始めたのか、もう一度振り返って思い出しましょう!

原点に帰り、voteに囚われずに純粋に自分の書きたかったことを書くんです!

貴方が書きたいように書かなければ、いつか心が折れてしまいますよ!

大丈夫!どんなSSだって愛情さえあれば心打たれる人はきっといるのです!

だから、さあ!」

「・・・わしが・・・わしが書きたかったこと・・・」













\いまいちパッとしない我がサバトを宣伝するためにSSを投稿するのじゃ!/












「「最初から不純だった・・・」」








終わり
15/12/24 06:29更新 / ヤルダケヤル

■作者メッセージ
おいお前、そう怒り狂ってるお前
お前が怒っているそのSSだけど、確かに文面を読めば不愉快極まりないものだろう
まっすぐなお前のことだ、スルー出来ないのも無理はない
だがお前が怒っているそのSS、信じられないかもしれないが バフォ様 が 書 い て い る ん だ
わかるか?耳をうにうに動かしながらぷにぷにの肉球でキーを叩いている
「Eはどこじゃ?」なんて時々キーボードの隅々を見回している
そしてようやく書き上げたSSを角をピンと立てながら「送信」ボタンを押しているんだ
後は自分にどんな感想がつくのか画面をじっと見ている
そう思えばお前もそんなに厳しい感想は返せないんじゃあないか?


 ん な わ け な い 

どうも、ブーメランの名手ヤルダケヤルです。ほぼ自省で書きあがったという珍しい?SSです。皆さんも初心覚えていますか?

俺は忘れました。

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33