晴れ時々おバカ、局地的にクリスマス
「メリークリスマスなのじゃジナン!!
今日はおぬしの家でクリスマスパーティじゃ!!」
「この際それはいいが、毎度毎度、旬を過ぎてからやるのはどうにかならないのか?」
「十日に見ようが六日見ようが菊や菖蒲は綺麗じゃよ?」
「お前はよくてそこらへんの雑草だけどな」
「いつでもどこでも目に映るというわけじゃな?照れるのう」テレテレ
「……随分口が立つようなったじゃないか」
「3ヶ月も経てばおぬしの言葉に耐性が出来るのじゃ 3 ヶ 月 も経てばな」
「俺のせいではないだろ」
「ま、そうじゃのう
で、どうじゃ今日のミニスカサンタは?
ロリでアダルティじゃろ?」クネクネ
「白髭着けてる時点でロリもアダルティもないだろう。
それに、下のズボンを履いてないだけでミニスカと言い張るのはどうかと思うぞ」
「これはつまり、裸ワイシャツ亜種というわけじゃな…」
「金太郎亜種と言ったほうが正しそうだ」
「どちらにしろ、男心をくすぐる股下チラリズムでお主をノックアウトじゃ!!」
「これでノックアウトされると思われてるなら、
俺は今までの生き方を考え直さねばな」
「素直じゃないのう……もうちょっとだけサービスしてあげるのじゃ」ピラッ
「………」
「ほれほれ、見よこのプニプニの太もも!!
そこからかすかに見える魅惑のパンティ!!」
「………」
「ロリコン歓喜の完璧なアングルなのじゃ!
どうじゃジナン! 儂の幼い柔肌にしゃぶりつきたいじゃろぅ?」ドヤッ
「いや…普段いつも見てるし…」
「そう言いつつも、こういう時に改めて見るとグッと来るんじゃってば!!」
「そこまで言うなら………」
「どうじゃ? 儂の色気にキュンキュンじゃろ?」
「………」
「………」
「………」
「さぁ!感想は!?」
「……頑張ったんだが……すまない」
「……(性欲を抑えようと思って)頑張ったんだが……すまない(襲ってしまう!!)
という意味じゃな、しょうがない奴じゃのう〜初めてだから優しくするんじゃぞ?♥」クネクネ
「そこまで前向きだと殺したくなるな」
「犯行動機が前向きだったからなんてとんだ鬼畜殺人鬼じゃな」
「よく言われる」
「………冗談じゃよね?」
「さぁな、ところでいつも付いて来るメイギスはどうしたんだ?」
「差出人不明の缶詰を開けた途端に失神し、そのはずみで床に頭を強打して入院中じゃ」
「あいつも病院に縁のある奴だ……」
「メイギスが言うには、半腐敗状態の魚が目の前で炸裂し、それと同時にこの世の物とは思えぬ臭気が込み上げたそうじゃ。あれは絶対に反魔物領からの攻撃行為なのじゃ」
「いいのかそんな事言って……」
「どういう意味じゃ?」
「何でもない、別の菓子もあっただろ、あれはどうしたんだ」
「もちろん美味しく食べたのじゃ、ただポケットに入れっぱなしで
原材料に戻ってしまっていたがのう…」
「食べ物は大切にしろ、しかも貰い物だぞ」
「食べたからいいのじゃ、それに
どこぞの誰かさんのようにジャガイモを無駄遣いしたわけではないしのぅ…」ジトッ
「…………お前もだんだんバーメットに似てきたぞ」
「母上の苦労がようやく分かり始めたのじゃ…」
「お前も半分くらい苦労の原因だがな」
「もう半分に言われたくはないのじゃ」
「それよりも、クリスマスパーティって本気か?
今や節分も過ぎてバレンタインだぞ」
「流行に流されない儂、カッコいいのじゃ!!」
「未練たらしく今頃やる方が格好悪い気がするけどな」
「せっかくサンタのコスプレセットやらクリスマスツリーやら買ったんじゃし
積極的に使おうと思ったのじゃ」
「来年積極的に使えばいいだろ」
「本当は…お主と二人っきりで
過ごしたいなぁって思ったからなんだけど……ダメ……かな?」
「ダメだな」
「乙女のアプローチをフルスイングで打ち返すなんて正気の沙汰じゃないのじゃ!!」
「乙女になってから言うんだな」
「理由なんてどうでもいいのじゃ、ここまで用意してきたんじゃし、
諦めてクリスマスパーティするのじゃ!!」
「仕方ないな……どうせ買い出しに行かなければと思っていたところだ」
「おぉ!! 流石ジナン!話が分かるのじゃ!!」
「お前はその格好で行くのか?」
「当たり前じゃ!」
「まあいいか、やるなら本格的にやらねばな」
「そうじゃ!!思い切りクリスマスを楽しむのじゃ!!」
「よし、そうと決まれば食材以外も色々と必要になるな…」
「クリスマスプレゼントはあるんじゃろうな?」
「考えておいてやろう」
「おぉ!! 本当かのう!! それなら『FLY AWAY魔物の森』がいいのじゃ!!」
「ふむ……それくらいならいいだろう」
「マジかの!? うへへへ……言ってみるもんじゃのう…
さあそうと決まれば町に出発じゃ!! ジナンの分のコスプレも準備しておいたのじゃ!!」
「じゃあ、帽子だけでも……」
「ププッ……似合っとるぞ」
「そうか、なら行くか」
「レッツパーリーなのじゃ!!」
「鳥の丸焼きに…グラタン…ハンバーグ…もちろんケーキもじゃ!!」
「変なところは子供っぽいなお前」
「実際子供じゃし…」
「ときどき忘れそうになるな。そろそろ町に着くが、離れるなよ」
「了解なのじゃ!!」
『ねぇ…チョコ…貰ってくれる?』 『え、え!? も…もちろんです!!』
『バレンタインのお菓子はワ・タ・シ♥』
『キ…キミのために作ったんだけど…どうかな…?』
『おにいちゃ〜ん、チョコ作ったから味見してみて♥』
『貴方はいらないでしょ? 欲しいの? フフッ、甘えん坊さんねぇ♥』
「………」
「………」
「………クリスマスプレゼント…何が欲しかったんだっけ?」
「チョコと普通の服」
終わり
今日はおぬしの家でクリスマスパーティじゃ!!」
「この際それはいいが、毎度毎度、旬を過ぎてからやるのはどうにかならないのか?」
「十日に見ようが六日見ようが菊や菖蒲は綺麗じゃよ?」
「お前はよくてそこらへんの雑草だけどな」
「いつでもどこでも目に映るというわけじゃな?照れるのう」テレテレ
「……随分口が立つようなったじゃないか」
「3ヶ月も経てばおぬしの言葉に耐性が出来るのじゃ 3 ヶ 月 も経てばな」
「俺のせいではないだろ」
「ま、そうじゃのう
で、どうじゃ今日のミニスカサンタは?
ロリでアダルティじゃろ?」クネクネ
「白髭着けてる時点でロリもアダルティもないだろう。
それに、下のズボンを履いてないだけでミニスカと言い張るのはどうかと思うぞ」
「これはつまり、裸ワイシャツ亜種というわけじゃな…」
「金太郎亜種と言ったほうが正しそうだ」
「どちらにしろ、男心をくすぐる股下チラリズムでお主をノックアウトじゃ!!」
「これでノックアウトされると思われてるなら、
俺は今までの生き方を考え直さねばな」
「素直じゃないのう……もうちょっとだけサービスしてあげるのじゃ」ピラッ
「………」
「ほれほれ、見よこのプニプニの太もも!!
そこからかすかに見える魅惑のパンティ!!」
「………」
「ロリコン歓喜の完璧なアングルなのじゃ!
どうじゃジナン! 儂の幼い柔肌にしゃぶりつきたいじゃろぅ?」ドヤッ
「いや…普段いつも見てるし…」
「そう言いつつも、こういう時に改めて見るとグッと来るんじゃってば!!」
「そこまで言うなら………」
「どうじゃ? 儂の色気にキュンキュンじゃろ?」
「………」
「………」
「………」
「さぁ!感想は!?」
「……頑張ったんだが……すまない」
「……(性欲を抑えようと思って)頑張ったんだが……すまない(襲ってしまう!!)
という意味じゃな、しょうがない奴じゃのう〜初めてだから優しくするんじゃぞ?♥」クネクネ
「そこまで前向きだと殺したくなるな」
「犯行動機が前向きだったからなんてとんだ鬼畜殺人鬼じゃな」
「よく言われる」
「………冗談じゃよね?」
「さぁな、ところでいつも付いて来るメイギスはどうしたんだ?」
「差出人不明の缶詰を開けた途端に失神し、そのはずみで床に頭を強打して入院中じゃ」
「あいつも病院に縁のある奴だ……」
「メイギスが言うには、半腐敗状態の魚が目の前で炸裂し、それと同時にこの世の物とは思えぬ臭気が込み上げたそうじゃ。あれは絶対に反魔物領からの攻撃行為なのじゃ」
「いいのかそんな事言って……」
「どういう意味じゃ?」
「何でもない、別の菓子もあっただろ、あれはどうしたんだ」
「もちろん美味しく食べたのじゃ、ただポケットに入れっぱなしで
原材料に戻ってしまっていたがのう…」
「食べ物は大切にしろ、しかも貰い物だぞ」
「食べたからいいのじゃ、それに
どこぞの誰かさんのようにジャガイモを無駄遣いしたわけではないしのぅ…」ジトッ
「…………お前もだんだんバーメットに似てきたぞ」
「母上の苦労がようやく分かり始めたのじゃ…」
「お前も半分くらい苦労の原因だがな」
「もう半分に言われたくはないのじゃ」
「それよりも、クリスマスパーティって本気か?
今や節分も過ぎてバレンタインだぞ」
「流行に流されない儂、カッコいいのじゃ!!」
「未練たらしく今頃やる方が格好悪い気がするけどな」
「せっかくサンタのコスプレセットやらクリスマスツリーやら買ったんじゃし
積極的に使おうと思ったのじゃ」
「来年積極的に使えばいいだろ」
「本当は…お主と二人っきりで
過ごしたいなぁって思ったからなんだけど……ダメ……かな?」
「ダメだな」
「乙女のアプローチをフルスイングで打ち返すなんて正気の沙汰じゃないのじゃ!!」
「乙女になってから言うんだな」
「理由なんてどうでもいいのじゃ、ここまで用意してきたんじゃし、
諦めてクリスマスパーティするのじゃ!!」
「仕方ないな……どうせ買い出しに行かなければと思っていたところだ」
「おぉ!! 流石ジナン!話が分かるのじゃ!!」
「お前はその格好で行くのか?」
「当たり前じゃ!」
「まあいいか、やるなら本格的にやらねばな」
「そうじゃ!!思い切りクリスマスを楽しむのじゃ!!」
「よし、そうと決まれば食材以外も色々と必要になるな…」
「クリスマスプレゼントはあるんじゃろうな?」
「考えておいてやろう」
「おぉ!! 本当かのう!! それなら『FLY AWAY魔物の森』がいいのじゃ!!」
「ふむ……それくらいならいいだろう」
「マジかの!? うへへへ……言ってみるもんじゃのう…
さあそうと決まれば町に出発じゃ!! ジナンの分のコスプレも準備しておいたのじゃ!!」
「じゃあ、帽子だけでも……」
「ププッ……似合っとるぞ」
「そうか、なら行くか」
「レッツパーリーなのじゃ!!」
「鳥の丸焼きに…グラタン…ハンバーグ…もちろんケーキもじゃ!!」
「変なところは子供っぽいなお前」
「実際子供じゃし…」
「ときどき忘れそうになるな。そろそろ町に着くが、離れるなよ」
「了解なのじゃ!!」
『ねぇ…チョコ…貰ってくれる?』 『え、え!? も…もちろんです!!』
『バレンタインのお菓子はワ・タ・シ♥』
『キ…キミのために作ったんだけど…どうかな…?』
『おにいちゃ〜ん、チョコ作ったから味見してみて♥』
『貴方はいらないでしょ? 欲しいの? フフッ、甘えん坊さんねぇ♥』
「………」
「………」
「………クリスマスプレゼント…何が欲しかったんだっけ?」
「チョコと普通の服」
終わり
13/02/14 23:00更新 / ヤルダケヤル
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