グリとグラ
「おはようグラちゃん!!」
「………」
「いっつも思ってたけど、グラちゃんっていうとなんだか
赤い帽子被ってそうだね!!
カステラ作る?」
「…………」ピキッ
「あはは、でもなんかそんな雰囲気じゃないよね!!
じゃあ、グラさん!!グラさんって呼ぼう!!
わっ!!グラサンだってグラサン!!アハハハハ!!
ということでジャジャーン!! ちょっと掛けてみない? 雪山ってまぶしいもんね」チャキ
「……………」ビキビキ
「ぷぅっ!!似合う!!グラちゃんグラサン似あうよ!!
だって、まんまヤク……あうふ!!」
「……いいかげんにしないと侵入者として処理する」
「ま、待って!! グラサンのおかげで怖さ3割増!!
本当にやりそうなオーラが出ちゃってるよ!!」
「やらないと思ってる?」
「ちょ、ちょ、落ち着いて!!
そんなにでっかいツララで殴られたら洒落にならないって!!
凶器の見つからない完全犯罪になっちゃうっ バゴンッ!!
「イタタタ…もう…グラちゃんってば冗談通じないんだもん」
「冗談なら何をしてもいいと思ってる?」
「それじゃ、元の議題に戻してグラちゃんのあだ名を決めよう!!」
「決めなくていい」
「何がいいかな〜? グラっちとかどう?
グラッち!!ロギンズ!!とかそんな感じでオーバードライブ」
「意味が分からない…」
「あれ?しらないの?ダメだよ〜グラちゃん、乗らなきゃ!! 流行のビックウェーブに!!」
「乗らなくても問題ない」
「問題ありだよ、グラちゃん!!
雪山で遭難してる人に『お願いします!!スピー○ワ○ンみたいに私の凍傷を治して下さい』
なんて言われたらどうするの!? 甘ぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!とか連呼するの!?」
「……クレイジー・ダイヤモンドで殴ればいい」ニヤリ
「……え?なにそれ?どういう意味?」キョトン
「………ニワカ…」ボソッ
「じゃ、ジョジ○も知らない可哀相なグラちゃんのために話を戻しましょう!!」
「貴方に憐れまれると……不愉快」
「むしろグラちゃんが愉快なときってあるの?」
「貴方がいないとき」
「もうっ!!グラちゃんったらツンデレ!!」
「割りと本気……」
「ツンデレグラちゃんにぴったりなあだ名は…う〜ん…
可愛らしくグラたんで行ってみよう!!」
「却下」
「あ、やっぱり? 言う度お腹空きそうだもんね。
それに『グラタン食べたいな〜』とかうっかり言うと
グラちゃん発情しちゃうかもしれないし!!」
「……貴方とは違う」
「失礼な!! 私はそんなアホで軽い女じゃないよ!!
『あなたが食べたい』なんてセリフ…
うわっ!! 言われたい!! すごいキュンとくる!!」
「………貴方の場合、そのままの意味かもしれないけど」
「少し変化球でグラ助とかどうかね、ん、グラ助どん?」
「……今日中に氷像の中身なりたいならそれでも良い」
「そんなワイルドな氷像の作り方しらないよ私?」
「そのまま、みち○駅で売ってもらう……」
「氷像ですらない可能性!?」
「いいかげん、あだ名から離れないとばら売りに切り替える……」
「ばらってローズの方だよね?100g98円の方じゃないよね?
だから、そのキレッキレの氷を下ろして? ね? ね?
あっ! 下ろしてって私のことじゃないよ? 上手い事言わせないよ?」
「雪原に薔薇は咲かない……」チャキ
「さ、咲いてるよ!!ほらっグラちゃんはまさに雪原の薔薇だよ!!」
「………そういう…お世辞は嫌い…」モジッ
「(でも、武器は下ろすんだ……
とツッコむと洒落にならないからやめておこう)」
「そんなことよりも、どうしてグリズリーのあなたが未だに起きてるの?」
「私がいなくなるとグラちゃんが寂しがるかな〜と思って」
「…………」チャキ
「本当は、冬眠の挨拶に来ました!!」
「なら早く済ませて」
「冷たっ!! もうちょっとは寂しがってよ!!」
「……どうせ、すぐに起きてくる」
「ま、そうだけど……いちおう言っておこうかなと思って…
そういうわけだから、グラちゃんおやすみ!!」
「……おやすみ」
…………
………
……
どうせ…すぐに起きて来る
「………」
「いっつも思ってたけど、グラちゃんっていうとなんだか
赤い帽子被ってそうだね!!
カステラ作る?」
「…………」ピキッ
「あはは、でもなんかそんな雰囲気じゃないよね!!
じゃあ、グラさん!!グラさんって呼ぼう!!
わっ!!グラサンだってグラサン!!アハハハハ!!
ということでジャジャーン!! ちょっと掛けてみない? 雪山ってまぶしいもんね」チャキ
「……………」ビキビキ
「ぷぅっ!!似合う!!グラちゃんグラサン似あうよ!!
だって、まんまヤク……あうふ!!」
「……いいかげんにしないと侵入者として処理する」
「ま、待って!! グラサンのおかげで怖さ3割増!!
本当にやりそうなオーラが出ちゃってるよ!!」
「やらないと思ってる?」
「ちょ、ちょ、落ち着いて!!
そんなにでっかいツララで殴られたら洒落にならないって!!
凶器の見つからない完全犯罪になっちゃうっ バゴンッ!!
「イタタタ…もう…グラちゃんってば冗談通じないんだもん」
「冗談なら何をしてもいいと思ってる?」
「それじゃ、元の議題に戻してグラちゃんのあだ名を決めよう!!」
「決めなくていい」
「何がいいかな〜? グラっちとかどう?
グラッち!!ロギンズ!!とかそんな感じでオーバードライブ」
「意味が分からない…」
「あれ?しらないの?ダメだよ〜グラちゃん、乗らなきゃ!! 流行のビックウェーブに!!」
「乗らなくても問題ない」
「問題ありだよ、グラちゃん!!
雪山で遭難してる人に『お願いします!!スピー○ワ○ンみたいに私の凍傷を治して下さい』
なんて言われたらどうするの!? 甘ぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!とか連呼するの!?」
「……クレイジー・ダイヤモンドで殴ればいい」ニヤリ
「……え?なにそれ?どういう意味?」キョトン
「………ニワカ…」ボソッ
「じゃ、ジョジ○も知らない可哀相なグラちゃんのために話を戻しましょう!!」
「貴方に憐れまれると……不愉快」
「むしろグラちゃんが愉快なときってあるの?」
「貴方がいないとき」
「もうっ!!グラちゃんったらツンデレ!!」
「割りと本気……」
「ツンデレグラちゃんにぴったりなあだ名は…う〜ん…
可愛らしくグラたんで行ってみよう!!」
「却下」
「あ、やっぱり? 言う度お腹空きそうだもんね。
それに『グラタン食べたいな〜』とかうっかり言うと
グラちゃん発情しちゃうかもしれないし!!」
「……貴方とは違う」
「失礼な!! 私はそんなアホで軽い女じゃないよ!!
『あなたが食べたい』なんてセリフ…
うわっ!! 言われたい!! すごいキュンとくる!!」
「………貴方の場合、そのままの意味かもしれないけど」
「少し変化球でグラ助とかどうかね、ん、グラ助どん?」
「……今日中に氷像の中身なりたいならそれでも良い」
「そんなワイルドな氷像の作り方しらないよ私?」
「そのまま、みち○駅で売ってもらう……」
「氷像ですらない可能性!?」
「いいかげん、あだ名から離れないとばら売りに切り替える……」
「ばらってローズの方だよね?100g98円の方じゃないよね?
だから、そのキレッキレの氷を下ろして? ね? ね?
あっ! 下ろしてって私のことじゃないよ? 上手い事言わせないよ?」
「雪原に薔薇は咲かない……」チャキ
「さ、咲いてるよ!!ほらっグラちゃんはまさに雪原の薔薇だよ!!」
「………そういう…お世辞は嫌い…」モジッ
「(でも、武器は下ろすんだ……
とツッコむと洒落にならないからやめておこう)」
「そんなことよりも、どうしてグリズリーのあなたが未だに起きてるの?」
「私がいなくなるとグラちゃんが寂しがるかな〜と思って」
「…………」チャキ
「本当は、冬眠の挨拶に来ました!!」
「なら早く済ませて」
「冷たっ!! もうちょっとは寂しがってよ!!」
「……どうせ、すぐに起きてくる」
「ま、そうだけど……いちおう言っておこうかなと思って…
そういうわけだから、グラちゃんおやすみ!!」
「……おやすみ」
…………
………
……
どうせ…すぐに起きて来る
15/11/25 00:30更新 / ヤルダケヤル