読切小説
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逆赤ずきんちゃん
むかしむかし、あるところにオオカミさんがいました。
なんとこのオオカミさんは、人狼という、魔物娘ではないれっきとした魔物さんです。絶滅危惧種です。
彼は森にいる人間を襲って食べて気ままに暮らしていました。

でも、そんなオオカミさんにも唯一の弱点があります。
それはもちろん、魔物娘です。
同じ魔物でありながら、インチキみたいに強くて魔力も高い魔物娘。

「弱肉強食」を座右の銘にするオオカミさんは、そんな強い魔物娘にはわざわざ近づきません。
森の中で、アルラウネや、アラクネ、マイコニドといった魔物娘をうまいこと避けて、こそこそと生き延びてきたのでした。

そんなある日のことです。
彼は森の中を歩く、ひとりの女の子を見つけました。

年の頃は、まだまだ幼い。
成長しきってない小さな体に、子供らしくくりくりしたお顔。遠くからでもよく分かる、赤い頭巾をかぶっていました。
お尻や胸がぷっくりと膨れているところから、育ち始めたばかりなのが分かります。
ブラウンの髪を三つ編みにし、カゴにバケットとワインを入れながら、
この世に怖いものはなにもない、という様子で、るんたったと歩いていました。

これは、しめた! いい獲物だ!
そう考えたオオカミさんは、茂みの中で待ち伏せし、赤いずきんの女の子が通りかかった時。

「ウオオオオオーーーーッ!」

と高らかに吼え、少女の前に立ち現われました。

「きゃーーーーーっ♪」

女の子は興奮しきった様子で両手を握り、顔の近くに向けてきゃっきゃと歓声を上げました。
あれ? 悲鳴じゃないの?
オオカミさんがそう思ったのもつかの間。「赤ずきん」は、オオカミさんのどてっぱらに抱き付きタックルを決めました。

「あはっ、悪いオオカミさん、つかまえたー!」
「いでーーーっ!?」

娘でなくとも魔物のオオカミさん。たかが人間の子供の攻撃で倒れるはずもありません。
いったい、どうして──と考えるのもつかの間。
赤ずきんは自らの膨らんだスカートの中に手を突っ込み、白くてもこもこした子供パンツに手をかけるとぴゃぴゃっと脱いでしまいました。

「なっ、まさかっ、お前……っ!」
「あは♪ こんなイケメンオオカミに出会えるなんて、超ラッキー♪ いただいちゃうねっ♪」

よく見れば、赤いずきんの脇には黒くて山羊のような形の角が。
そしてお尻からは尻尾が生えているではありませんか!
なんと、赤ずきんはオオカミさんが逃げ続けた魔物娘、「インプ」ちゃんだったのです。

「は、放っ……」
「だぁめ、逃がさないよーだっ♪」

赤ずきんは体に見合わない怪力でオオカミさんを押さえ込み、自らのお尻をオオカミさんの股ぐらにこすりつけます。
パンツを脱いだ柔らかい生ワレメの感触がダイレクトに伝わり、オオカミさんは瞬く間に発情させられてしまいました。

「うわあ……っ、チンポでっか……♪ すごいっ、アタシ、もしかして運命の旦那様と出会っちゃったかも……っ♪」

お尻たぶで挟んでしごき上げ、赤ずきんは器用にオオカミさんのチンポをMAX勃起まで引き上げます。
毛に覆われた身体からぴんとそそり立つ、ヒトとは少し違う形のチンポを股ぐらで感じてインプはじゅるりとよだれを垂らしました。

身をよじり、どうにかこうにか魔物娘との無理やりなラブラブえっちから逃れようとするオオカミさん。
しかし、そんな様子はかえって捕食者たる赤ずきんの心を刺激してしまったらしく。

「うふふふふ……っ、……えいっ♪」
「はっぐ……!」

勃起したオオカミちんぽは、すっぽりとインプの膣内に収まってしまいました。

「う゛あっ、ぐっ……、おっきすぎ……っ、お腹つき破って、アタシの心臓まで届いちゃいそう……っ♪」

こひゅ、とか、ぜひ、とか、舌を出してはあはあしながらインプは一生懸命オオカミさんのちんぽを受け入れます。
いかにも苦しそうに脂汗を流しながら、しかしその目は確かに笑っていました。

「ふぅぅ〜〜〜っ……んぷっ♪ はぁっ、んほっ♪ すごっ、すごい……っ、このチンポ、すごいぃぃっ♪」

長い長いちんぽを腰の力で味わうようにゆっくりとストロークしていきます。
一往復するたびに赤ずきんの口からは吐息が漏れ、甘ったるい発情のニオイが誘うようにオオカミさんの鼻孔をくすぐりました。

「うっく、うあ……っ」
「しゅごいっ、しゅきっ♪ イケメンデカチンオオカミさんだいしゅきっ♪ ぜぇったいつがいにしゅるっ、連れてかえりゅう♪」
「くっ、あ、ふざけんなっ! だ、誰がテメェみたいなガキに……っ」
「んふ……っ♪ でも、オオカミさんのちんぽは、気持ちいいーって、言ってりゅよぉ……?」
「っく、この……っ」

初めは苦しげにしていた赤ずきんも、ストロークを繰り返すたびどんどん嬌声を上げていきます。
今やその幼いワレメからは愛液がダラダラと流れ、オオカミさんのちんぽをすっかり受け入れていました。
そして、その膣内は狭くてさらに魔物娘特有のざらざら刺激的おまんこ。
ちんぽを気持ちよくするためにあるようなその構造に、オオカミさんは早くも堪らなくなってしまいました。

「ふっ、く……うおおっ」
「あぁぁぁ〜〜〜〜っ♪♪♪ でてりゅっ、アタシのお腹にオオカミさんの精子が来てりゅぅ〜〜〜っ♪♪♪」

オオカミさんが赤ずきんの腰の動きに合わせ、一際大きく腰を跳ね上がると。
精液は亀頭の先から噴水のように勢いよくフキダシ、また赤ずきんはあまりの気持ちよさにのけ反りアクメをキメ、そのままひくひくと自失したように痙攣してしまいました。

「……くっ、今しかねえっ、あばよ!」

オオカミさんはチンポに刺さりっぱなしの赤ずきんをずるりと引き抜くと、そっと横たえて急いでその場を後にしました。
まだ勃起の収まらないチンポが、気持ちのいいメス穴を求めてひくつきますが気にしてはいられません。

すたこらさっさと逃げるオオカミさん。
やがて、地面に優しく横たえられた赤ずきんは──ぺろり、と、口元を一舐めして妖しく笑うのでした。



「やれやれ、危ないところだったぜ……」

オオカミさんは危機的状況を回避できたことにほっと胸をなでおろしながら、勃起したちんちんをどうにか収めて森の中を歩いていました。

「無駄に動いちまったから腹が減っちまったなあ。どこかに人間でも──」

そう思い、辺りを見回すと、
おあつらえ向きに一件の家があります。人里から離れた森の端っこに位置する場所。
こういう人気のない場所に住むのは、世を疎んじた隠者や老人でしょう。あまり食い甲斐はなさそうですが、贅沢はもう言えません。

「おっじゃまっしまーす」

玄関の木のドアを蹴り飛ばし、ずかずかと中に入ります。住民は誰もいませんでした。
……いいえ、よく見るとひとりだけいます。暗い部屋の中、奥のベッドの中で丸まっている、猫背の老人くらいの大きさの「誰か」が。

しめしめ、今度こそうまくいきそうだ。

オオカミさんはそう言ってくつくつ笑うと、ベッドの傍らまで忍び足で接近します。
するとベッドから、オオカミさんに向けてでしょうか。話しかける声がしました。

「おや、誰だい? お客さんかい?」

変にしわがれた、高い声だなあと思いつつ、オオカミはここで騒がれても面倒なのでお客さんのふりをしました。

「そうだよ、僕はあなたの孫だよ、ばあちゃん」
「おや、孫だって? ひょっとして、ジェームズかい」
「そうだよ、僕はジェームズだ」

嘘にひっかかる間抜けな老婆に、オオカミさんはくつくつと噛み殺して笑います。
布団の中の声は、続けてこう言いました。

「ジェームズはもっと背が小さいはずだろう。どうしてお前の背は、そんなに大きいんだい?」
「遠くからでもばあちゃんを見つけられるようにさ」
「そうかい。だがジェームズは髪の毛が短い子だったんだよ。どうしてお前は、そんなに毛深いんだい?」
「ばあちゃんを抱きしめた時、寒い思いをさせないようにさ」
「そうかい、そうかい。親孝行な孫を持って、本当に嬉しいわ。オオカミさん」

──ぞくり、と、オオカミさんの背筋に悪寒が走ります。
しかし既に遅かったかもしれません。
次の瞬間、ベッドの掛け布団がばさりと開いたかと思うと、中から大事なところをあらわにした赤い頭巾の女の子が現れました!

「じゃあ、オオカミさんのチンポは、どうしてそんなに大きくって私との相性バッチリなのかなああああ!?!?」
「ギャーーーーーッ!!!!??? 赤ずきんだーーーーーっっっ!!!!!!」

目をハートにして、獲物を前にしたように舌なめずりをして。
赤ずきんはすごい力でオオカミさんの腕を取ると、そのままベッドの中に引きずり込みました。

しばらく掛け布団の中ですったもんだの大騒動がありましたが、
やがて布団の方から、ぱんっ♪ぱんっ♪ぱんっ♪と、断続的なセックスのリズムが聞こえてきました。

こうして赤ずきんは見事にオオカミさんを食べてしまい、
数か月後、お腹をすっかり重たくしてしまったそうです。
とはいえもちろん川に落っこちず、オオカミさんと毎日エッチして幸せに暮らしましたとさ。

めでたしめでたし。
22/02/25 20:21更新 / はなかる

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