｢第〇部隊参謀補佐アカネ
直近の目覚しい働きにより
お婿さん捕虜を与える。｣

魔王からそう告げられると
証書と捕虜を受け取る。
凛とした表情を崩さず
知的な感じを出してはいるが
頭の中はピンク一色に染まっている。

｢(うひゃぁあ…♡♡やったぁぁ！
この子が私のお婿さん捕虜…？
可愛い…♡顔赤くしちゃって…♡
童貞さんでしょ、絶対にそうだ…♡
メロメロにしていっぱいエッチしたい…♡)｣

この白澤、第〇部隊の中でも
屈指の変態として名高い
むっつりスケベである。
この女に捕まったのが運の尽きである。
アカネはゆっくりと手を繋ぐと
頭の中を悟られぬように
表情を作ったまま
キリをつれて魔王城をあとにした


しばらくしてアカネの家に到着した。
アカネは軍の中でも
かなり高給取りの参謀将校。
家はかなり広く作られており
キリはリビングへと誘導され
ソファへと座らされる。

｢改めまして、こんにちは…♡
お名前はキリくんだったよね？
参謀補佐をしてます。アカネと申します…♡｣

キリはビクビクと震えたまま
微動だにせず固まっている

｢うふふ…♡緊張しないでキリくん。
君と私はこれからここで暮らしていくのよ
君の新しいお家だと思ってくつろいで…♡｣

初めはかなり警戒していたキリだったが
魔物とは思えぬアカネの優しい態度に
徐々に警戒心を解かれていき
さらに好みのタイプだったことも相まって
1時間経つ頃にはすっかり仲良くなっていた。

｢あっ、そういえば美味しいお菓子が
あるの…♡キリくん食べる？｣

｢はい、ぜひ…｣

本性を隠す仮面に騙された
獲物が性欲魔人の罠にかかったとも
知らずにまんまと騙されてしまう。

｢どう？美味しいかな？♡｣

｢(ん…？なんか苦い？気のせいか…)
はい！とっても美味しいです。｣

それからまたおしゃべりを
続ける2人。
しかし、しばらくすると
異変が起こり始める

｢ありぇ…？ろえつが回らなく…♡
からだが…あついぃ……♡♡｣

｢…♡♡｣

アカネはにっこりと微笑んだまま
気にする様子もなく
ただただじっとキリを見つめる。

｢ふひひひ…♡♡ぐふふふふ…♡
ふひっ…♡げふっ…♡♡｣

｢あ…あかねしゃん…？♡♡｣

急に気持ち悪い笑い声を出すアカネ

｢ふひっ…ほんとに効いたわ…♡
サキュバスさんの媚薬…♡♡

ごめんなさいねぇキリくん…
黙ってたんだけどさっきのお菓子
媚薬と弛緩剤たっぷり練り込んでるの…♡｣

犯行を自供し出すアカネ…
息を切らしながらキリは
床に横たわる。

｢な…んで…♡アカネさん…？｣

｢ゆっくりあなたとお付き合いも
いいんだけれど、喋ってるうちに
我慢できなくなっちゃって…♡｣

当初の計画では1ヶ月ほどかけて
付き合う予定でいたのだが
喋っているうちに
衝動が出てきたと語るアカネ。
顔はすっかり緩んでいる
そのままキリを軽々持ち上げると
寝室へと向かった。


寝室のキングサイズベッドの上に
キリを下ろすと
ゆっくりと服をぬがせていく
媚薬と弛緩剤の効果で
まったく抵抗ができない。

｢ふひひ…♡うほぉお…♡
男の子の体だぁ…♡スンスン…♡
ふほぉ…♡あぁ…♡いい匂い…♡♡｣

ジロジロと熱の篭った視線を体の
隅々まで当てながら
服やパンツ、頭に鼻を近づけ
直接匂いを嗅ぐ。
先程の優しい様子は微塵も感じられない。

｢結構筋肉ついてるんだぁ…♡
でも、私たち魔物には勝てないねぇ…♡
舐めたい…♡舐めたい…♡
ちょっとだけならいい？いいよね…♡｣

そういうと、ヌメヌメの舌を
這わせるように胸板に当て
縄張りにマーキングでもするように
ベロベロと舐め始める。

｢乳首だ…♡吸ったらどうなるかな…♡
うひひひぃ…♡ちゅぷっ…♡
ちゅっこ…♡ちゅっこ…♡｣

｢んく…♡ふぅ…♡♡ぁ…♡
ま…待っへぇ…♡♡ぁ、ぁ…♡｣

赤ん坊のように乳首に吸い付く
キリの喘ぎ声に興奮し
さらに尋問するように
質問責めをし始める。

｢ふぅ…♡♡ぐふふふふ…♡♡
キリきゅんの好きなタイプって
どんな娘…？♡♡お姉さん系…？♡｣

キリは顔を赤くしながら
ゆっくりと頭を縦に振る。
元々、お姉さん系の女性は
どストライクだったのだが
媚薬のせいでアカネのことが
さらに美人に見え、好きになってしまう。

｢へぇ…♡そうだと思ってたよ…♡
だってずっと私の方見てるし…♡
特にお胸の方を…♡
君の観察メモに書いとかなくちゃ…♡｣

そのままベッドの上で
羽交い締めのような体制をとると
ねっとり囁くような声で
誘惑を始める。

｢ほらぁ…♡背中にあなたの大好きな
おっぱいあるよ…♡♡

こうしてるだけであなたの匂い吸い込んで
イッちゃいそうになるわぁ…♡
もっといやらしい気持ちになろっか…♡｣

そういうと手で乳首攻めを始める。
くりくりと指先でつまんだり
ぴんっと弾いたり多種多様な攻めをする

｢いひ…♡くふぅ…♡♡
ほら、乳首でイケよ…♡
こういうのがいいの？それともこっち？｣

知識欲がかなり旺盛らしく
体をひとつひとつ観察するように
乳首攻めや隠語攻めを続ける。

｢んっ…、君の裸体見てたら
おまんこグチュグチュになってきたぁ…♡
おパンツ嗅いでオナニー始めよ…♡｣

乳首攻めをやめると
目の前で服を脱ぎ
キリのパンツを顔に押し付けて
オナニーを始める。
幸せそうにたっぷり臭いを吸い込み
指を出し入れし始める

｢うほぉ…♡やっぱりオス臭い…♡
本に書いてあった通りだぁ…
ほんとに子宮がキュンキュンって
してきて身もだえしちゃう…♡｣

もはや、淫乱な本性を隠すつもりは全くない。
むしろ、隠してきたスケベな所を
キリに見せつけるように
雄フェロモンを思い切り吸い込みながら
ぬっちゅぬっちゅと
スローオナニーを楽しんでいる。

｢うーん…♡ちょっと君はお預けされて
可哀想だなぁ…
そうだ！♡私のパンツを嗅がせてあげる…♡｣

アカネは放り投げてあった
自分のパンツをつまむと
キリの顔まで持っていき
そのまま顔に被せるように
無理やり嗅がせる。

｢んむぅ…♡♡おふぅ…♡んくっ…♡♡｣

｢ふひ…♡匂いくんくんしちゃって…♡｣

つい先程まで履いていたこともあってか
アカネの濃ゆい臭いが
湯気のように鼻にこびりつく。

｢に、におい…ヤバいぃ…♡
しゃ、せいしちゃう……♡♡｣

いやでも反応してしまう
おちんちんは勃起し
暴発寸前まできている。

｢ふふっ…♡ほら一緒にイこ…♡
キリきゅんの男らしい射精見せて…♡
んっ…♡ふくぅうう…♡｣

両者は同時に果てる。
そのまま気を失うように倒れこんだキリを抱え
ベッドへと寝かせる。

｢もう全部諦めて大丈夫だから…♡
私の匂いとあなたの匂い
一晩中混ぜ混ぜして
いーっぱい幸せになろっか…♡
明日は休暇を貰って
尋問ごっこの続きしようね…♡
大好きだよぉ…キリくん…♡｣

幸せそうに抱き枕にしたまま
キリを胸の中で寝かしつけ
上から布団を被せる。
アカネの寝室には幸せな空気が
充満していた。

■作者メッセージ
いつも真面目な人が実はむっつりっていう…
あまーい言葉を囁かれて
溺れるように眠りたい。
もう頭ぐちゃぐちゃでしょうな…続編決定で♡


コメントいただけると嬉しいです。