連載小説
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7.お乳を搾ろう★
…お婆ちゃんのメモによると。
牛の乳搾りは、次のように行うらしい。

◆◇◆◆◇◆牛のお乳の搾り方◆◇◆◆◇◆

・用意するもの
乳搾り用バケツ、ミルクタンク、タオル

・搾り方
1.お尻側の乳頭二つを掴む。
 (慣れないうちは片側ずつで良い)
2.親指と人差し指で輪っかを作る。
3.輪っかを乳頭の根元に当て、握る。
 (強く握らずに、固定する程度)
4.中指から小指まで、順々に握っていく。
 (それぞれ半拍ほど間を置いて握ること)
5.ミルクが出るが、2,3度目までは捨てる。
  お乳の中のバイ菌を洗い出すためである。
6.お乳の下にバケツを置く。
7.バケツいっぱいにお乳を搾る。
8.ミルクをタンクへと移す。
9.一つ隣の乳頭へ手を移す。
 (頭側まで行ったら、またお尻側へと戻る)
10.適量が搾り終わるまで、7〜9を繰り返す。
 (1頭につき、最大タンク1本まで)
11.最後に、乳頭を綺麗に拭う。

※牛をリラックスさせた状態で搾ること。
 まめに身体を撫でたり、声を掛けるべし。
 また、牛の体調が悪い時には行わないこと。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

以上が乳搾りのやり方だ。

少し説明が長いけれど、場面々々は想像に易い。
お婆ちゃんが搾っているのを見たことがあるし、
僕自身も、実際に何度か搾らせてもらったことがある。
思い出を頼りに、この手順と照らし合わせながらやれば、
まず失敗することはないだろう。それくらいの自信はある。

問題があるとすれば…。

「お待たせしました、ソラ様」

ぺこりと頭を下げて、準備が終わったことを告げるミーファさん。
僕はノートを閉じ、促す彼女の右手の先へと目を向ける。

彼女の手が示す先。
そこには…胸を剥き出しに、四つん這いになったももの姿があった。
胸の下には小さなバケツ。大きな字で『乳搾り用』と書いてある。
傍らにはタンク。なるほど、あれに搾ったミルクを入れるのだろう。

確かに、牛の乳搾りを行う際の準備だ。100点満点だ。
お婆ちゃんのメモに書かれた道具も、ちゃんと用意してある。
さすがはミーファさん。ベテランのメイドさんなだけあって、完璧だ。

…ももが、牛の姿であるならば。

「…お気に召しませんでしたか?」

分かってて言っているのだろうか。
お気に召すも何も、なぜ彼女をあんな格好にしたのか。
なぜかズボンまで脱がされて、すっぽんぽんのもも。
どう見ても恥ずかしそう。耳の先まで真っ赤っかだ。

いや、確かに全部が間違っているワケじゃない。
バケツもタンクも必要だし、脱がさなきゃいけないのも分かる。
僕が言いたいのは、どうして四つん這いになんてさせているのか、だ。
搾るだけなら、彼女は椅子に座っていたっていいのだから。

「…ですが、ソラ様」

思ったことをそのままに、ミーファさんへと伝えると。
彼女は困ったような表情を浮かべながら、指先で眼鏡を持ち上げた。

「私は、もも様にあの恰好をして頂くのが最善と思いますが…」

あの恰好が最善…? 四つん這いが?

どうにも納得のいかない僕は、彼女を問い詰めた。
なぜ、四つん這いが最善と思うのか。その理由は何か。

「…では、座ったままやるとして…」

ちらりと、横目でももを見るミーファさん。

「ソラ様は、もも様の胸をどのように搾るおつもりですか?」

…どのように、って…。
それは……その、前から…。

「向かい合った状態で、なさるのですか?」

ゔ…。そ、それはちょっと恥ずかしい…。
なら、互いの表情が見えないように、後ろから…。

「後ろからですと、身体を密着させなければ手が届きません」

彼女の返答に、言葉に詰まる僕。
確かにその通りだ。座ったままで搾るのは、色々と問題がある。
ミーファさんは、その辺りをちゃんと考えて、あのようにしてくれたのだ。

僕は少し、頭に血が上っていたのかもしれない。
ももを四つん這いにさせた彼女に対し、侮辱していると思って。
筋違いもいいところだ。僕は俯き、心の中で彼女に謝った…。

「ご…、ご主人様〜…」

不意に、ももが僕を呼ぶ。
なんだろうと思い、そちらへと振り返ると…。

「この体勢、疲れますぅ〜…。胸が重いです〜…」

額に汗を流しながら、細い腕をプルプル震わせるもも。
どうやら、あの恰好は彼女にとって、相当疲れるらしい。
僕は慌てて彼女の元に駆け寄り、大きな身体を支えた。
近付くことで強く香る、彼女の匂い。甘ったるい香り。

ふと、脳裏を過ぎる欲情。密やかに振り払いながら。
僕は彼女へ、辛いなら無理をしなくてもいいと伝えた。

「で、でもぉ〜…」

支える僕の腰に、腕を回しながら。
彼女は声を震わせながら、小さく告げる。

「ご主人様に…お乳、搾ってほしいんです〜…♥」

っ…!

「…あっ…♥」

…ミーファさんの前であるにも関わらず。
ももの一言に…卑しくも反応してしまう、僕のオチンチン。
ムクムクと膨らんで、覆い隠すズボンを押し上げて。
近くで見なくとも、勃起していることが分かるほどに…。

「ご主人様…、嬉しい〜…♥」

目の前の反り立ったものを見て、喜びの声を上げるもも。
昨夜、あれほど交わったにもかかわらず、まだ欲を残すふたり。
興奮した彼女は、僕のモノに鼻を押し当てて、その臭いを嗅ぎ始めた。

「クンクン…、クンクン…♥ エッチな匂い…♥」

あまりにも煽情的な彼女の行動。
男性の股間に顔を埋め、鼻を鳴らすその姿。
布越しに僅かに届く、熱い吐息。湿りを帯び、中を蒸して。
淫らに染まる雰囲気に、僕もまた、思うがままに彼女を貪りたい衝動に駆られる。

が…それを止める、傍観者の一言。

「…不埒です、ソラ様」

針の様に鋭い言葉が、僕の胸へと突き刺さる。
驚き我を取り戻して、声の主の方へと振り向くと。
視界に映るのは、呆れた表情を浮かべたミーファさんの姿。

「お戯れは後でお願いします。今は、成すべきことを優先してください」

僕をたしなめながら、歩み寄り…腰に巻かれた手を解く彼女。

「私がもも様を支えますので、ソラ様は乳搾りをお願いします」

奪われてしまう、彼女を支えるポジション。
名残惜しい視線を交わす、僕ともも。でも、正しいのはミーファさん。
反論することもできず、互いの距離を少し離して、立ち呆け。

「さあ、ソラ様…」

…首を横に振り、頬を叩く。
そうだ、場に流されちゃいけない。これは自分達のためなんだ。
僕達にはお金が必要で、お金を稼ぐためには、彼女のミルクが必要。
当初の目的を忘れちゃいけない。エッチはいつだってできるんだ。
今は、彼女のお乳をめいっぱい搾ることだけを考えよう。

僕は決意を新たに、ももの傍らで膝を付いた。
吐息の届く距離で、僅かに揺れ動く大きなオッパイ。
いかにもミルクがたっぷり詰まっていそうなお乳だ。
昨夜、あれほど出したのに、少しも萎んでいない。
大きさだけ見れば、バケツ一杯半といったところだけれど、
彼女のことだ、きっとタンク一本分くらいは出るだろう。

「ご主人様〜…♥」

「ソラ様…」

お待ちかねの二人。
ごくりと、硬い唾を飲み込んで。

僕は…彼女の二つの胸に、指を添えた。

「ひゃんっ♥」

触れた瞬間、敏感に反応するもも。
身体をぶるりと震わせて、艶帯びた声を漏らす。
揺れる尻尾。ぱたぱた動く様は、喜ぶ犬のそれと同じ。

彼女の嬌声に、ぴくりと反応する、僕のオチンチン。
気付かないふりをして、乳搾りを続ける。

「あっ…、ぁっ♥ やっ……ぁ…♥」

お婆ちゃんのメモに従い、乳頭の根元を指のリングで掴む。
途端、じわり…と染み出てくる、彼女の母乳。まだ力を込めてはいないのに。
溢れたミルクは乳首を伝って、ぽたり、ぽたり…、滴となって落ちてゆく。

「ご主人様…♥ ご主人様ぁ…♥」

どこか切なげに。何かを求めるように。
深い吐息と共に僕を呼ぶももは、一匹の盛る雌。
股の間からも、糸引く滴が垂れて…床を濡らしていく…。

「…ソラ様、少しお待ちを」

ふと、僕を止めるミーファさん。
顔を上げ、彼女の方を見る。

「そのやり方ですと、多少無理があると思われます」

やり方…。確かに、メモ通りの方法は難しそうだ。
彼女の乳首は、指のリングの中にすっぽり収まる程度の大きさしかない。
このまま他の指で掴もうとしても、空を切るだけだ。意味がない。

そうなると…。

「先端は、固定するために摘まむとして…」

「空いた指で、乳房を揉んでみてはいかがでしょうか」

うん、その方法が僕もベストだと思う。

彼女の助言を受け、僕は手首を捻り、三本の指を彼女の乳房に埋める。
それに合わせ、まるでマシュマロのように、柔らかに形を変えゆく胸。
しっとりとした肌の奥に、じんわり感じる熱さ。ミルクの熱だろうか。

僕は、丹念に…慈しむように、彼女の胸を愛撫した。

「きゃうぅっ♥ だ…だめ、ぇ…♥ 出ちゃ…っ♥ あっ…、ふぁっ、あぁっ♥♥♥」

不意に。
弾けるようにして飛び出てきた、彼女のミルク。
濃厚なそれは、僕の指を濡らしながら、音を立ててこぼれ落ちていく…。

呆気に取られ…ぽかんと、その様子を見つめる僕。
そんな僕とは対照的に、冷静に、バケツを彼女の胸下へと移すミーファさん。
パタパタと音を立て、青塗りのバケツは、白く彼女の色へと染められて。
底に溜まりゆくミルクは、どんなものよりも強く、彼女の匂いを漂わせる。
僕を魅了し誘惑する、その匂い。思い起こされる、昨夜の情景…。

「っ…」

と、ももを支えるミーファさんが、急に腰を引き、俯く。
どうしたのだろうと思い、髪に隠した顔を覗き見ると…。

なんと、驚くことに。
彼女もまた、頬を紅く染め上げていたのだ。
それはこの光景を見て、照れているとか、そういったものじゃない。
ももと同じ…欲情している顔だ。エッチな想いに囚われた顔。
つい先程まで冷静だった彼女に、いったい何があったというのだろう。

「なん…ですか、これっ…。こんな…、私…っ」

苦しそうに言葉を紡ぎ、身を捩る彼女。
香る、ももとは別の甘い匂い。混じり合い、より濃くなって。

乱れ…狂いゆく空間。
淫らに濡れるももを中心に、蕩け落ちる僕達の心…。

「ミルク…止まりません〜っ…♥ いっぱい出ちゃいますぅ〜…♥」

…気が付けば。
小さなバケツは、彼女のミルクでいっぱいになっていた。
虚ろな意識の中に浮かぶ、次にすべきこと。本来の役割。

脳を麻痺させる匂いに、僕はふらふらになりながらも、
バケツを手に取り…タンクの中へ、その全てを流し込んだ。
これでやっと、一割満たされたという程度。全然足りない。
満タンになるまでは、あと9回は繰り返さなければいけない。

「はっ…♥ はっ…、んっ…♥」

ミーファさんの身体にしがみつきながら、荒い息を吐くもも。
彼女の胸からは、まるで堤防が決壊してしまったかのように、
誰も触れずとも、ちょろちょろとミルクが流れ出ている。

それは快感の余波の表れなのか、彼女は口の端から涎を垂らし、
綺麗なエプロンドレスに塗り付けては、ドロドロに汚して…。

「ぁ…、ぅぁ…っ♥ ま、まってっ…♥」

そして、そんな彼女を叱ることもできないほど。
身を襲う疼きに悶え、ももの頭を両手で押さえるミーファさん。
ちょうどももの頭が、彼女の股間の位置にあるからだろう、
ぐりぐりと擦り付けられることで、快感を得てしまっているようだ。
彼女の足下にもまた、垂れ落ちた愛液の飛沫がいくつも描かれて。
刺激に戸惑うその表情は、とても彼女らしからぬ、恥辱に塗れたものだった…。

「あ…♥」

…こんな状況で、我慢できるはずもない。
僕はズボンを下ろし、滾るそれをももの前に差し出した。

怒張するそれを、食い入るように見つめるもも。
そして…ミーファさんも。潤んだ瞳で、僕のオチンチンを見つめている。

「ご主人様のオチンチン…♥ ねとねと…♥」

自らの愛液に濡れたペニスに、ももがそっと手を添える。
あたたかい彼女の手に包まれて、魚のように打ち跳ねるそれ。

その反応を見て、くすりと微笑みながら。
ももはゆっくりと…僕のモノを擦り始めた…。

「おおきくなーれ…♥ おおきくなーれ…♥」

子供をあやすように、声を掛けながらの愛撫。
もう充分過ぎるほど勃起しているのに、大きくなれという彼女。
もっと気持ち良くなって、更に勃起してほしいということなのか、
それとも、僕のモノが小さいから、大きくなるように願掛けしているのか。
どちらかは分からないが…彼女の手淫は、目も眩むほどの快感をもたらしてくる。
早過ぎず、遅過ぎず。僕の鼓動に合わせたリズム。重なり、同調して…。

「………」

ふと、そこへ。

「…おちん、ちん…♥」

僕のペニスに添えられる…もうひとつの手。

ミーファさんの手。
驚き、彼女の顔を見る。

「あぁ…っ♥ 熱くて…、硬い…♥」

目を据わらせ…感嘆を漏らす彼女の表情は、淫靡。
眼鏡の奥に覗く瞳は、色欲に濁り、暗い光を放っている。

堕落的。そんな言葉が当てはまる。
疼き、異性を求める身体に屈した彼女の心。
凛とした表情、冷静沈着な面影は跡形もなく。
彼女までも、盛りに満ちた一匹の雌に変わってしまった。

「…♥ おおきくなーれ…♥ おおきくなーれ…♥」

そんな彼女を、自然に受け入れるもも。
オチンチンを間に、握手をするようにして手を結ぶ。
左右を撫でる、別々の感触。一際高まる射精感。
胸がドキドキと高鳴り、興奮がどこまでも膨れ上がっていく。

「おおきく…、おおきく…なぁれ…♥」

ももの真似をし、ミーファさんまで掛け声を始める。
ただ、言い方は対照的。励ますような感じのももと比べ、
いやでも神経を逆撫でして、身体に訴えかけてくるような囁き。
彼女の高い声が手伝い、僕の頭の中で、山彦のようにこだまする。

おおきくなぁれ…、おおきくなぁれ…。

「あっ…♥」

互いに漏らす、幸せそうな声。
ぷっくりと膨れ上がった亀頭を見、射精の前兆を知って。

「ご主人様〜♥ ぴゅっぴゅしてください〜♥」

「精液っ…、精液、くるっ…♥」

ふたりの指が、雁首を撫でた瞬間。

僕は…ぶるりと身を震わせて、大量の精液を彼女達へと吐き出した…。

「きゃっ♥ ひゃん…っ♥ ぁ…、すごい…♥ ご主人様のミルク、いっぱい…♥」

「っ…♥ せい、し…♥ ゼリーみたいな…ぷるぷるした、濃い精子…♥ ん…♥」

放物線を描き、ふたりの手や顔、服に降り注ぐ白濁液。
彼女達は、それをうっとりとした表情で受け入れている。
水浴びでもしているかのように。恍惚とした笑みを浮かべながら…。

「御主人様の匂い…♥ …ん、ちゅっ…♥ ご主人様の味…♥」

「もっと…、もっと精子、欲しい…♥ ください…♥ 私にかけて…♥」

精液を指で掬い、舐め取り味わうもも。
痙攣するペニスを扱き、なお精液を求めるミーファさん。

異色で、異常で、異様な群れ。
僕という雄を求め、奉仕し、貪る雌達。
貪欲に。果てしなく貪欲に。尽きぬ欲が満ちるまで。

「ぺろ…♥ …きゃっ!? ぁ…、ご主人様…?」

僕も。僕も、彼女達という雌を求めて。
貪欲に。限りなく貪欲に。覚めぬ夢が終わるまで。

「…♥ ご主人様の…、ください〜…♥」

背に覆い被さる僕に対し。
指で秘部を広げ、ペニスをねだるもも。

躊躇なんて無い。
深呼吸の後…、一気に突き挿れる。

「きゃうううんっ♥♥♥」

何の抵抗もなく…僕のモノを呑み込む、彼女の膣内。
たちまち僕を襲う、凶暴な快楽。幾重にも絡む襞。
根元まで挿し込まれたそれを離すまいと、きつく締め付けてくる。

「ふぁ…ぁっ♥ あつ、い…っ♥」

奥まで挿入されたことに、肩を震わせて悦ぶ彼女。
溢れ出る愛液とミルク。小さなバケツにはとても入りきらない。

僕は彼女の腰を抱きかかえ、激しく腰を打ち付けた。
興奮を高め合うことも、快感を分かち合うことも忘れて。
ただ射精したいがためのセックス。膣内射精したいがための。
子供を作りたいという、動物としての本能に逆らわず…。

「やっ…♥ ごしゅじんさまっ♥ はげしっ♥ はげしすぎますぅぅ〜っ♥♥♥」

パンッ、パンッ…と響く、肉がぶつかり合う音。
彼女の弾力ある尻肉に、僕のふとももを打ち付ける。
その度に嬌声を上げ、鳴いては僕を求める、可愛いもも。

「あっ♥ ひゃんっ♥ きゃぅんっ♥ はっ…♥」

もっと…気持ち良くしてあげたい…。
もっと…気持ち良くなりたい…。

「んっ…♥ …ひんっ!? ぁっ…、やあぁぁぁっ♥♥♥」

尻尾の生え出た付近を鷲掴み、親指を伸ばして…もう一つの穴に挿し入れる。
太い指を、なんなく招き入れ咥え込む、彼女のお尻の穴。恥辱の穴。

ふたつの穴の刺激に、ももは掴んでいた手を離し、床に突っ伏す。
背を反らし、快感に溺れる姿は、ますます僕の加虐心を刺激する。

「おしっ…♥ はひぃっ♥ おしりは…だめっ♥ だめですぅっ♥ ごしゅじんさまぁぁ…っ♥」

その吸い付きは、膣内以上。僕の指をもぎとるかのように。

僕は指を出し入れしつつ、いろんな角度から彼女の尻内を撫でた。
複雑にうねるナカ。押し出すようでもあり、呑み込むようでもあり。
彼女は尻穴を締める度に、膣内をも締め上げ、艶帯びた声を漏らした。
もちろんミルクも。まるでおもらし。見渡せば、白い湖が広がっている。

「すご…い…♥ あんなに激しく…♥ お尻にまで…♥」

不意に。
頭の上から届く声に、顔を上げる僕。

そこには…腰を下ろし、乱した服装から素肌を覗かせた、
ひとり自慰に耽る…ミーファさんのあられもない姿があった。

「あ…♥ みっ…、見て…ください…♥ こんなに…なってしまって…♥」

下着をずらし、顕わにした秘部を…指で左右へと開く彼女。
いくつもの糸を引いて…無毛のそこは、綺麗なピンクの襞を晒した…。

「っ…、ち、違…う…♥ 見ないで…くださ…っ♥」

彼女はアソコを広げたまま、左手の人差し指でクリトリスを、
右手の人差し指で穴の周りを、くちゅくちゅ音立て弄り始める。
パクパクと口開き、愛液を垂らす彼女の穴。止め処なく。
お豆は真っ赤に膨らんで、撫でる度に、彼女は涙を流して喘ぎ叫んだ。

「やあぁぁっ♥ 見てっ♥ 見てくださいぃっ♥ 私のオナニー…ッ♥」

「おちんちんを見て…精液を浴びて…こんなになったんですっ…♥」

「御二人のセックスを見ていて……イキそうなんですっ…♥」

指使いは次第に激しくなり…終いには、二本の指を膣内へと挿れて。
彼女は激しい自慰に身をくねらせる。自分自身に翻弄されながら。
誰よりも一番、顔を赤く染め。恥ずかしさから、目をぎゅっと瞑り。
制御できない身体がもたらす快感に、必死に耐えている…。

「ごしゅじんさまっ…♥ ごしゅじんさまぁっ♥ わたし……もうっ…♥」

僕を呼ぶ声に、視線を戻すと。

お尻を突き上げて、今にも達しそうなもも。
僕は背中から彼女を抱きしめ…空いた手で、胸を鷲掴む。
噴き出るミルク。快感に満ちた彼女の艶声が、小さな部屋に響き渡る。

「ふぁぁっ♥ すきぃっ♥ ごしゅじんさま、すきっ…♥ しぼられるの、すきぃっ♥」

限界が近付き、再び膨らみ始めるオチンチン。
触れ合う面積が広がり、互いの快感が更に強まる。

「だしてっ…♥ ミルク、くださいっ♥ いっぱいのませてくださいっ♥」

名前を呼ぶ。僕が愛する人の名前。
想いを言葉に変えて、何度も、何度も…。

「ごしゅじんさまぁっ♥ あっ♥ ふぁっ♥ ひゃうぅっ♥」

「駄目ッ…♥ イッちゃ…ぅ…♥ 私も……イクッ…ぅ…♥」

もも…。

「ひあっ♥ あっ♥ ごしゅじんさまっ♥ あっ♥ あっ♥ あっ♥ あぁっ…♥」

「見ないで…♥ あ…っ♥ 見てっ♥ 見てぇっ♥ イクところっ♥ あぁっ…♥」

……………っ!!

「あああぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ♥♥♥♥♥♥♥♥」

……………

………



「いっぱい採れましたね、ご主人様〜♪」

大きなタンクを持ちながら。
僕の隣を歩く彼女は、嬉しそうに耳をぴこぴこ跳ねさせた。

「………」

そしてこちらも、大きなタンクを持ちながら。
僕の隣を歩く彼女は、先程からずっと沈黙を保ち続けている。

結局、あの後。
行為が終わった後、もものお乳の出が凄まじく良くなり、
なんとタンク3本分を悠々と出してしまったのだ。
牛乳瓶にして、約300本分。ざっと一年分の量である。
それでも出し尽くしたワケではなく、彼女の胸元を見れば分かるが、
まだ滲み出ていて…あのように、服の先端を濡らしてしまっている。
底無しとは、彼女の胸のためにある言葉だろう。いや、まったく。

「…ソラ様」

と、黙っていたミーファさんが、ここにきて口を開く。
僕は手に持ったタンクを持ち直しながら、彼女の方を見た。

「ソラ様の恋愛は、正直に申し上げれば、不埒なものと感じます」

…お説教だろうか。

「…ですが、愛し合うお二人の関係まで、否定はしません」

「傍らで見ていて、理解しました。心から愛し合っていると…」

「きっかけは下劣な欲であっても…今は、そうでないと分かります」

「飼い牛と主人が恋仲など、やはりそれは認められるものではありませんが…」

「…私は、御二人の関係を、精一杯補助させて頂きたいと思います」

「ソラ様の従者として…」

……………。

「…それと…私のはしたない姿については、どうかお忘れください…」

そう言って、プイと横を向いてしまうミーファさん。

…うん。やっぱり、ミーファさんは優しい人だ。
ちょっとお固いところもあるけれど、すごく良い人だ。
今日の彼女の言葉を、しっかりと胸に刻んでおこう。
僕を叱ったり、戒めたりする彼女を見ても、思い出せるように。
本当の彼女は、主人のことを誰よりも考えてくれる、立派な従者だって。

「そういえば〜、ミーファちゃん、おけけが生えてないんですね〜」

そう思った矢先に。
とんでもない一言を、彼女に投げかけるもも。

「なっ…!? あ、あれは違います! 嗜みです! 従者としての嗜みなのです!」

その言葉に、烈火の如く反論する彼女。

「つるつるで、とっても可愛かったです〜♪」

「そっ…それ以上言わないでください! 怒りますよ!?」

「え〜? ミーファちゃんのこと、褒めてるんですよ〜?」

「それは褒め言葉ではありませんっ! それに、何故『ちゃん』付けなのですか!?」

「『ちゃん』の方が、可愛いじゃないですか〜♪」

「可愛いって言わないでください!」

「ミーファちゃん、笑顔笑顔〜♪」

「『ちゃん』も付けないでくださいっ!!」

……………。

…さて、僕達はこのタンクを、山の洞窟まで持っていくのだけれど。
それまでに、この言い合い…終わってくれるかなぁ…。

「おっぱいも小さくて可愛いですよね〜、ミーファちゃん♪」

「もも様が大き過ぎるんです! 乳牛と比べないでください!」

………まぁ。

仲良さそうだし、いっか。
12/08/05 19:12更新 / コジコジ
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