連載小説
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9単位 『幽霊職員』
大学生活初めての夏休みが終わり、これから後期の課程が始まろうという矢先……

「急に呼び出してすまんのう」
「いや、それは別に構わないんですけど……」
「まったくだ! おい、用があるならとっとと言え!」
「レイラ? ダメですよ?」
「む、むぅ……」

何故か構内放送で呼び出された俺達一行。
頭に怒りマークを付けたレイラをコヨミさんが制する。

「ゴホン! お主らを呼んだのは他でもない。長期休暇中に大学で起こった問題を解決してもらおうと思ったのじゃ」
「問題、ですか?」
「うむ。お主は『サークル』を知っておるか?」
「はい、もちろん知ってますけど」
「主様? さーくるとは、一体何ですか?」
「あー、そうですねぇ……」

『サークル』。
それは、ある一定の活動を通して魔物同士の繋がりや交流を深めようとする活動である。

「なるほど…要は、部活動のようなものですね?」
「そこまで厳格なものでもないですけど、まぁ大体そんな感じです」
「うむ、話を戻しても良いかのう?」
「あぁはい、すいません」

俺とコヨミさんは理事長の方へと向き直る。
レイラは理事長室の入口付近で微妙に不貞腐れている。

「そのサークルなんじゃが、この酷視姦でも数多くの学生達が昼夜活動をしておる」
「? 別に悪いことではないですよね?」
「まぁまぁ、話は最後まで聞くが良い」

理事長はクルッと背を向け、部屋の奥にある理事長専用の豪華な椅子に腰をかける。

「……数が多すぎるのじゃ。わしが認知できぬほどにのう」

理事長は顎に手をやり思案顔。

「千や二千ならまだ許容範囲じゃが、今夏の調査で…一万を超えていることが判明したのじゃ」
「い、一万……」
「それは…とてつもない数ですね」
「うむ。問題はわしの管理が行き届かなくなるだけでなく、新たにサークル申請をする学生達に、許可の判を押すことができぬことじゃ」
「?」
「主様。恐らくですが、いくら広大な敷地を保有するこの大学でも、さすがに一万のサークル活動を支える程のスペースはない…ということではないでしょうか?」
「ズバリ、その通りじゃ。さすがはコヨミじゃのう!」
「恐縮です」
「はぁ、なるほど」

今だにピンとこない俺。

「元々大学はサークル主体に建設されたわけではないからのう。サークル棟なんぞ、とうの昔に容量オーバーじゃ」
「えーっと結局、俺達は何をすればいいんですか? まさか……一万もあるサークルを全部見て回れ…なんて言わないですよね?」
「阿呆! そんなことしている時間は、お主らにはないはずじゃ」

そりゃそうか。
在学生である俺達がそんなことしてたら、大学生活の半分は終わってしまいそうだ。

「お主らに直接何かしろというわけではない。わしの頼みというのは、このサークル問題の   『責任者』を連れてきてほしいのじゃ」
「責任者?」
「うむ。数百年前にサークル適正判断のため専属主任として雇ったんじゃが……現状を見る限り、ちゃんと仕事をこなしているようには見えんのでのう」
「あ〜なるほど。要するに『制裁を加えたいからとっ捕まえてこい!』ってことですね?」
「ま、端的に言えばそういうことじゃな」

それで、俺達の出番ということは……

「察しの通り、戦闘は避けられんじゃろうな」
「やっぱりですか……」

そんなことだろうと思った。

「奴がおるのは廃校舎の内部じゃ。おぉそうじゃ、地図を渡しておくかのう」
「な〜んかまた、怪しい感じのするエリアですね」
「アンデッド種の巣窟じゃからのう。厄介な魔物がウジャウジャおるぞい」
「これ…ボランティアでやるには、ちょっと危険過ぎません?」
「そう言うじゃろうと思って、ちゃ〜んと褒美は用意しておるわい! 内容は、達成してからの  お楽しみじゃがの♪」
「が、頑張ります」

そんなわけで、サボリ魔サークル主任の捜索を任された俺達。
……嫌な予感しかしないなぁ。












廃校舎。
明かりなどはもちろんなく、内部は木造で壁はボロボロ、床は腐って穴だらけと荒れ放題。
ホント、白々しいほど廃校舎だ。
いかにも何か『出そう』な雰囲気を漂わせている。

「んー…暗くて良く見えないなぁ」
「主様、足元にはご注意ください」
「まったく、あのロリババアめ…いつかこんがりと焼いて……」

まぁ、俺達の面子にオバケやら幽霊やらを怖がる者が1人もいなかったのは幸いだった。
この危険地帯で戦力を落とすのは非常に手痛いからだ。

「周囲にまったく気配を感じません……不気味です」
「あぁ。何かいる、ということ以外はサッパリだ」
「え、俺は何も感じないけど」
「鈍い奴だ…真っ先に死ぬタイプだな」
「不吉なこと言うな!」

地図に書いてある道はほぼ1本道だが、瓦礫や穴床などのせいで幾度も大回りをするはめに。
これは相当時間がかかりそうだ。

「なかなか、辿り着けませんね」
「だが、敵が出てこないのはありがたい。どうやら私に恐れをなしているようだ」
「レイラ、あんまり気を抜くなよ?」
「気配すら感じ取れないお前に言われたくないな?」
「うっ……」

痛いところを突かれ肩を落とした、その時……

ミシ……

「……む?」
「ん、レイラ?」
「しっ……静かにしろ」

ミシミシ……

「この、音は?」
「「……!!」」

レイラとコヨミさんは咄嗟に後方へとバックステップ。

ミシミシミシミシ!!!

床が激しい音を立てて崩れ始めた。

「うわっ!?」
「主様! 早くこちらへ!」
「馬鹿者が…早くしろ!!」

2人が必死に手を伸ばしてくるが、間に合わず……

「う……うああああぁぁぁぁぁーーーーー…………!?」
「主様ーーーーー!!!」

崩れる床と共に、俺は廃校舎の底知れぬ暗闇へと落ちていった……。

「っ…主、様……」
「くっ! 私がもっと早く反応していれば……!」
「……! レイラ! 後ろです!!」
「な、なに!?」



マミーAが現れた!
スケルトンが現れた!
マミーBが現れた!

レイラ達は不意を突かれた!





・・・・・・・・・・・・



スケルトンはデプロを唱えた!
レイラの防御力が下がった!

マミーAの攻撃!
レイラは26のダメージ!(HP97)

マミーBの攻撃!
コヨミは20のダメージ!(HP78)



・・・・・・・・・・・・



コヨミは横一閃に居合いを繰り出した!
マミーAは31のダメージ!
スケルトンは18のダメージ!
マミーBは32のダメージ!

スケルトンはプロテラを唱えた!
マミーAの防御力が上がった!
スケルトンの防御力が上がった!
マミーBの防御力が上がった!

レイラは燃え盛る炎を吐き出した!
マミーAは26のダメージ!
スケルトンは14のダメージ!
マミーBは25のダメージ!

マミーBはレイラの口を塞いだ!
レイラは息系の攻撃を封じられた!

マミーAの攻撃!
レイラは27のダメージ!(HP70)



・・・・・・・・・・・・



コヨミは先制!
コヨミは横一閃の居合いを繰り出した!
マミーAは23のダメージ!
スケルトンは8のダメージ!
マミーBは21のダメージ!

スケルトンはアバドンアローを唱えた!
無数の闇がレイラ達を襲う!
レイラは25のダメージ!(HP55)
コヨミは26のダメージ!(HP52)

レイラの渾身の一撃!
マミーAは67のダメージ!
マミーAを倒した!

マミーBの攻撃!
コヨミは24のダメージ!(HP28)
コヨミは毒に冒された!



・・・・・・・・・・・・



コヨミはローションを使った!
コヨミのキズが回復した!(HP68)
コヨミは毒により10のダメージ!(HP58)

スケルトンはブラッドランスを唱えた!
血塗られた矛先がレイラを襲う!
レイラは64のダメージ!(HP0) レイラ固有特性『竜王の威厳』発動!
レイラは歯を食いしばり再び立ちあがった!(HP61)

レイラは尾を鞭のようにしならせ攻撃した!
マミーBは27のダメージ!

マミーBの攻撃!
コヨミは22のダメージ!(HP36)



・・・・・・・・・・・・



コヨミは横一閃の居合いを繰り出した!
スケルトンは9のダメージ!
マミーBは25のダメージ!
マミーBを倒した!
コヨミは毒により10のダメージ!(HP26)

スケルトンはヘルバーストを唱えた!
しかしMPが足りない!

レイラの口を塞ぐ包帯がほどけた!
レイラは燃え盛る炎を吐き出した!
スケルトンは15のダメージ!



・・・・・・・・・・・・



コヨミは抜刀した!
攻撃力が大きく上がった!
防御力が大きく下がった!
コヨミは毒により10のダメージ!(HP16)
コヨミの体から毒が消えた!

スケルトンの攻撃!
レイラは12のダメージ!(HP49)

レイラは気合とともに燃え盛る炎を吐き出した!
スケルトンは21のダメージ!



・・・・・・・・・・・・



コヨミは疾風の如くスケルトンに斬りかかった!
スケルトンは22のダメージ!
スケルトンを倒した!



魔物の群れを倒した!

レイラはLvが12に上がった!

コヨミはLvが13に上がった!
コヨミは特技『十刀一閃』を覚えた!





「な、なんとかなったな」
「はい。それにしても……」
「あぁ、タイミングが良すぎる」
「もしやこれは……罠?」
「わからん。だが、もしそうなら……」
「ぬ、主様! 今参ります!!」
「ま、待てコヨミ!」












「い、いてててて……」

随分長い時間落ちていた気がする。
足を強く打ったものの、それ以外に目立った怪我はなし。
不幸中の幸いだ。
まぁしかし、我ながら良く生きていたもんだよ。

「それにしてもここは……どこ、なんだ?」

廃校舎の下だから、地下室?
いや、大学に普通地下室なんてないか。
いやいや、ここは魔界…普通なんて通用しない世界だ。
ん〜……わからん。
先程よりもさらに暗闇が濃く、数メートル先ですらろくに目視できない。

「……?」

な、なんか…嫌な気配が……

「「「「「あああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜」」」」」
「うお!?」

ゾ、ゾンビ!?
いつの間にこんな近くに……いや、もとから近くにいたのかもしれない。
それにしても…凄い数だ。
いくら1匹が弱くても、ここまで多いと正直俺の手に負えない。

「ああああぁぁぅぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜」
「うぅぅううううああああぁぁぁぁぁああ〜〜〜」
「……あああああああ〜〜〜?」
「っ!」

バレた!?
石像みたいにジッしてれば見つからないと思ったのに!

「「「「「ああああああああああああああああ〜〜〜〜〜〜!!!」」」」」

1匹が俺に気づくと、それに連鎖するかのように全てゾンビが俺に詰め寄ってきた。
暗闇と相まって無茶苦茶怖いんですけど!
ていうかこれ……まさかの死亡フラグ!?



ゾンビの群れが現れた!



コンディションチェンジ発生!

・脚部負傷(素早さが大幅に低下、足技不能状態で戦闘を開始)
・暗闇(戦闘中、命中率が大幅に低下)





・・・・・・・・・・・・



ロイは身を守っている!

ゾンビの攻撃!
ロイは6のダメージ!(HP100)

ゾンビの攻撃!
ロイは7のダメージ!(HP93)

ゾンビの攻撃!
ロイは6のダメージ!(HP87)

ゾンビの攻撃!
ロイは8のダメージ!(HP79)

ゾンビの攻撃!
ロイは6のダメージ!(HP73)

ゾンビの攻撃!
ロイは7のダメージ!(HP66)

ゾンビの攻撃!
ロイは8のダメージ!(HP58)

ゾンビの攻撃!
ロイは7のダメージ!(HP51)

ゾンビの攻撃!
ロイは8のダメージ!(HP43)

ゾンビの攻撃!
ロイは6のダメージ!(HP37)

ゾンビの攻撃!
ロイは7のダメージ!(HP30)

ゾンビの攻撃!
ロイは6のダメージ!(HP24) 固有特製『不撓不屈』発動!

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP23)

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP22)

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP21)

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP20)

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP19)

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP18)

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP17)

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP16)

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP15)

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP14)

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP13)

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP12)

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP11)

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP10)

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP9)

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP8)

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP7)

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP6)

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP5)

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP4)

「ちょ、ちょっと!? なにこの『ずっとオレのターン』的な展開!? てか何匹いんの!?」

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP3)

「ぐはっ!?」

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP2)

「ごふっ!?」

ゾンビの攻撃!
ロイは1のダメージ!(HP1)

「がはっ……こ、ここ…までか……」

???はグラビディストームを唱えた!
重力の嵐がゾンビ達を押し潰す!
ゾンビ達は平均35のダメージ!

「こ、これは……」
「ねぇ君、大丈夫〜?」
「!?」
「ちょ〜っと待っててね〜? 残りもすぐに片付けちゃうから〜」

???はイビルスフィアを唱えた!
空間の歪みがゾンビ達を飲み込む!
ゾンビ達は平均46のダメージ!
ゾンビ達を倒した!



魔物の群れを倒した!

ロイはLvが12に上がった!





「はい、終わったよ〜♪」
「………」
「ん〜? どうしたの〜?」
「へ? ぁ、ああえっと……助けてくれて、ありがとうございます」
「うふふ♪ どういたしまして〜♪」

助けてくれた人が近くにいるのはわかるんだけど…声しか聞こえない。、
にしても、あれだけのゾンビを一瞬で殲滅させてしまった。
きっと相当な魔力の保有者に違いない。

「ゾンビ達が騒がしいから来てみれば〜、原因はあなただったのね〜?」
「は、はぁ」
「まぁそれはそれとして〜……あなた、廃校舎へは何をしに来たの〜? 普通なら〜学生は絶対に立ち入らないような場所なんだけど〜?」

あ、そういえば何をしにここへ来たんだっけ?
……あぁそうだ!

「えっと…俺は理事長の頼みで、廃校舎にいる『サークル専属主任』を探しにきたんです」
「………」
「ぇえと、助けてもらったばかりで図々しいんですけど…その人がどこにいるか、ご存知ないですか?」

俺は虚空にむかい、姿無き恩人に語りかける。

「う〜ん、知ってると言えば知ってるわよ〜?」
「ほ、本当ですか!?」
「というかそれ〜、わたしのことだし〜」
「……は?」

次の瞬間、俺の目の前に突如女性の顔が出現した。

「んぬわ!?」
「あはは〜♪ 驚かせてゴメンね〜?」

声の正体が明らかになった。
彼女は……

「わたし、『マリアベル』っていうの〜。見ての通り『ゴースト』やってま〜す♪」
「………」

ゴーストだから姿が見えなかったのか……納得。

「あ、俺はロイって言います。それで、マリアベルさんは……」
「マリアベルさん、なんて堅苦しいな〜? ここは親しみを込めて、マリィって呼んでね♪」
「わ、わかりまし……」
「敬語も禁止〜!」
「……わかったよ、マリィ」
「うふふ♪ ロイ君、よろしく〜♪」

ゴーストな彼女と普通に握手。
……これ、どうなってるんだ?

「それでマリィ、君が専属主任ってホント?」
「うん、ホントよ〜?」
「仕事、ちゃんとしてる?」
「仕事〜? ん〜〜〜……そういえば、わたしの仕事ってなんだったかしら〜?」
「いや、俺に聞かれても……」

あ〜なるほど。
サボリというよりは、自分の肩書きだけ覚えていて成すべきことを忘れているだけか。
まぁ、それも十分問題なんだが……。

「その事で理事長が凄く怒ってるんだ。報告のために、すぐ来てくれないかな?」
「え〜〜〜? わざわざ怒られに行くなんて〜、わたし嫌よ〜?」
「いやまぁ、気持ちはわかるけど……」

自業自得という他ないのだが……一応彼女には恩がある。

「理事長には俺から弁明するから。もちろん、君に助けられたことと一緒に色を付けてね」
「ホントに〜?」
「あぁ。君は、命の恩人だから」
「あ…ありがと〜ロイく〜ん!!」
「うわっ……て、アレ?」

マリィに勢い良く抱きつかれたかと思ったら、そのまま彼女の姿が見えなくなってしまった。

「? マリィ、どこ行ったんだ?」
『ロイく〜ん』
「え、どこから話しかけてるんだ?」
『ここよ〜ここ〜』
「ここって、どこ?」
『ロイ君の体の中〜』
「はあああ!?」
『ゴメンね〜? 勢い余って憑依しちゃったみたいなの〜』
「憑依って…ん? なんか、力が、抜けていくような……」
『わたしが憑依した相手はね〜、わたしにドンドン精気を吸い取られちゃうのよ〜』
「あーそうなんだー……って早く出てけよ!?」
『え〜〜〜? ロイ君の中、すっごく居心地イイのに〜』
「いやいやいや! んなこと言ってる間に俺の精魂が尽きるわ!」
『何と言われようと嫌〜! もし追い出すって言うなら〜、理事長のところに行ってあげないんだから〜!』
「き、きたねえ!?」
『あん♪ ロイ君の精、凄く美味しいよ〜♪』
「や、やめ、ろ……!」
『ぜ〜んぶ食べちゃえ〜〜〜!』
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」

バタッ……



その後、駆けつけたレイラとコヨミさんにより、俺(ゴースト付き)は廃校舎から脱出。
無事に専属主任を理事長の下へ送り届けた。
詳細は不明だが、マリィが理事長にきつ〜いお仕置きを受けたとか受けなかったとか。
まぁ俺にした事を考えれば当然の報いだな、うん。



マリアベルが仲間になった!








〜ステータス〜

ロイ:L12(人間)
戦闘スタイル:モンク
固有特性:不撓不屈(瀕死時、敵から受ける全てのダメージを10分の1に抑える)
       人の子(状態異常にかかりやすい)
追記:固有特性『不撓不屈』が優秀。防御系の特技と相性が良いため、ボス戦を含めたあらゆる場面での活躍が期待できる。ステータスが平均的に高く、その中でも攻撃力と防御力の成長が早い。戦闘中に特技を編み出すなどトリッキーな行動も特徴。

HP 114
MP 70



レイラ:Lv12(ドラゴン)
戦闘スタイル:バーサーカー
固有特製:竜王の威厳(戦闘不能になっても1度だけ最大HPの半分の状態で復活)
       火に愛されし者(敵から受ける火属性ダメージ全てを無効化)
追記:全種族中トップクラスのHP量を誇る。全体攻撃の息系がレベルと比例して強力になっていく。渾身の一撃が出やすく敵のHPを削る優秀なアタッカーとして活躍できる。固有特性『竜王の威厳』の性能が高いが、意識的に使うことができないので意外と使いづらい?

HP 133
MP 40



コヨミ:Lv13(龍)
戦闘スタイル:侍
固有特性:先制(ターン始めに一定確率で最初に行動する)
       水神(敵から受ける全ての水・氷属性ダメージを無効化。また味方への水・氷属性
       ダメージを半減)
追記:攻撃力が群を抜いて高い反面、防御力の伸びが非常に悪い。自己強化や即死攻撃など使いやすい特技が揃っているが、MPがそれほど多くないため連用ができない。先制が地味に便利。     

HP 104
MP 52



マリアベル:Lv15(ゴースト)
戦闘スタイル:トリックオアトリート
固有特性:霊体(全ての物理攻撃を無効化。アンデッド種からの物理攻撃は受ける)
       死者(戦闘不能になった際、数ターン経つとHP全快で復活することがある)
追記:固有特性『霊体』が便利すぎる。魔法への耐性も高く、仮に死んでも自力で復活することができるので、HPの低さがそれほど気にならない。MP量も豊富で、開幕から威力の高い魔法を連発することができ非常に使いやすい。ただ欠点を挙げるとすれば、レベルが上がってもHPがほとんど伸びないということ。

HP 64
MP 154







12/02/17 12:46更新 / HERO
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■作者メッセージ
ようやく加入した回復要因

これで戦闘の幅もグッと広がりました(o`・ω・)ゞ

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