読切小説
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良いおっぱい・悪いおっぱい
ヴァルキリー「どうして私が怒っているのか、分かっていますよね?」

勇者「はい……僕がダークヴァルキリーの討伐に失敗したからです……」

ヴァルキリー「実力では貴方の方が遥かに上回っていたはず。何故組み伏せられていたのですか? 私の横槍がなければあのまま犯されていたかも知れません」

勇者「お……『おっぱいを触らせてあげるから許して♥』と言われ……つい……触りたくなってしまい……」

ヴァルキリー「全く! 勇者ともあろう人が魔物のおっぱいなどに惑わされるなど!」

ダークヴァルキリー「ちょっとぉ。そんな言い方は無いんじゃないかしら?」

勇者「ええっ!? あの時の!?」

ヴァルキリー「な、何を普通に入ってきてるのですか!」

ダークヴァルキリー「大体貴女にも随分と立派なおっぱいがついているじゃない。むしろ貴女のおっぱいの方が勇者くんを惑わせているんじゃないかしら? おっぱいに惑わされるのが良くないんなら、貴女が勇者くんと同じベッドで寝たり、一緒にお風呂に入ったりするのも良くないんじゃないのぉ?」

ヴァルキリー「そ、それは……私のおっぱいは『良いおっぱい』だから問題ないのです!!」

勇者「良いおっぱい!?」

ヴァルキリー「そう! さぁ自分の手で触って確かめるのです!(ブルン」

勇者「ちょ……!」

ヴァルキリー「ふんわりとした柔らかさと程よい弾力、適度な引き締まりを併せ持った、天界の戦士に相応しいおっぱい……! これぞ、貴女の様な勇者が嗜むべきおっぱいではないですか!」

勇者「は、はい……」

ヴァルキリー「さぁ遠慮なさらず、谷間に顔を埋め、香りも味わうのです!(ぱふっ」

勇者「あ……すごくその……包み込まれて……天国みたい……安心します……」

ダークヴァルキリー「あら、それなら私の『悪いおっぱい』の感触も確かめてみたら?(ブルン」

勇者「ええっ!!」

ダークヴァルキリー「大きさならそこのヴァルキリーより勝る自信があるわよ。それに手のひらに吸い付くようなしっとりとしたこの感触……どこまでも吸い込まれていくようなこのおっぱいを、自分のものにしたくない?」

勇者「う、うぅ……」

ダークヴァルキリー「ほら、私もぱふぱふしてあげるわ。感想を言ってみて……♥」

勇者「う……すごく甘い匂い……腰のあたりがムズムズして……」

ヴァルキリー「むぐぐ……! 良いおっぱいが悪いおっぱいに負けるはずがーー」

バァン!!

エンジェル「そこまでです!!」

ヴァルキリー「な……え、エンジェル!?」

エンジェル「さっきから聞いてれば良いだの悪いだの……私からすれば貴女たちのおっぱいなど、ムダに大きいだけの『はしたなおっぱい』です!」

勇者「はしたなおっぱい!?」

エンジェル「良いですか勇者様! 貴女が嗜むべきおっぱいはあのような脂肪の塊ではなく、私のような『洗練されたおっぱい』です!(プルン」

勇者「(何でみんな僕におっぱい触らせようとしてくんの……言われるままに触る僕もダメダメだけど……)」

エンジェル「どうですかこのすべすべとした質感に、手のひらの中に収まる丁度よい大きさ! 薄い桃色の乳首はあらゆる生命の始まり、強いては主神様そのものを象徴していると言われています!(適当)」

勇者「そ、そうなの……?」

エンジェル「勿論ぱふぱふだって可能ですよ! さぁ存分に味わいなさい!」

勇者「あ……すごい……肌触りが凄く滑らかで……心音がトクトクするのが聞こえやすくて……こっちまでドキドキしてしまいます……」

ヴァルキリー「くそぅ……このままでは埒が明かない! 何とかして私のおっぱいこそが至高であること勇者様に示さなければ……!」

ダークヴァルキリー「あら、それならこうしたらどう? 3日間で全員分のおっぱいを勇者くんにあらゆる形で味あわせて、勇者くんに『至高のおっぱい』を決めてもらえばいいのよ」

エンジェル「その勝負、乗りました! もう勝ったも同然です!(フンス」

ヴァルキリー「な……! くっ、致し方有りません! 天界の戦士の誇りをかけて、その勝負受けて立ちます!」

ダークヴァルキリー「それじゃあ決まりね。勇者くんこれから3日間貴方の生活、私たちのおっぱいまみれになるから、採点よろしくね♥」

勇者「う、うそぉ……」

ーー3日後、全員堕落して魔物になりました。

おしまい。
20/12/01 19:22更新 / SHAR!P

■作者メッセージ
仕事中に考えたネタを形にしてみました(仕事しろ)。

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