絶対に精通してはいけないリリム城24時
気が付くと、紫色の光が仄かに満ちる部屋で、ふかふかのベッドの中に埋もれていた。
頭の中に声が響く……。
―――――――――――――――
聞こえるか、人間の子よ……我が名はリア。魔王の娘たる「リリム」の一人。
そしてお前がいるのは魔界の奥地にある我が居城の一室。
どうやら何らかの事故によって時空が歪み、飛ばされてきたようだな。
家に帰りたければ我の部屋に来るがよい。もしもここにいたいなら、そのままそこで寛いでくれてかまわない。
だが気を付けろ。我が城には独り身の男が迷うことが殆ど無い故に、城の魔物娘は隙あらばお前を誘惑してくるはずだ。
射精すら未経験の幼いお前が、魔物娘の誘惑に屈してしまえば、簡単に虜にされてしまうことだろう。
ではまた後で会おう……。
――――――――――――――
頭の中の声が聞こえなくなった。ふかふかの暖かいベッドの中で――。
[A]二度寝した。
[B]部屋の外に出た。
[A]二度寝した。
「本当に部屋から出ないとは。ふふ……私のことを待っていたのか？」
二度寝の心地よい微睡みから覚めると、眼前に絵画でも見たことの無いような美しさを誇る、赤い瞳の女性が、穏やかな笑みを浮かべていた。
「可愛い奴だ……ほら、抱き締めてあげよう」
毛布の中でリアに優しく抱き締められる。体全体を包み込む柔らかな感触と、白い髪からふんわり漂う甘い香りに、体の力が抜けていく。
「よしよし、お前は小さくて抱きやすいな……」
細い指先で頭を撫でられると、不意に体がプルプルと震えてきた。
「……ん？ なんだ、漏らしてしまったのか。子供に淫魔の抱擁は刺激が強かったかな」
夢見心地のまま人の子は精通を迎えてしまい、リアは苦笑しながら額にキスをする。
「ふふ……このままもう一度眠りに堕ちてしまうが良い。目覚めたら、我との甘い一時が待っているぞ……♥」
エンド①：リリムの抱擁
[B]部屋の外に出た。
二度寝の誘惑をはね除け、部屋の外に出た。
――――――――――――――
お城の廊下はまるで迷宮のように入り組んでおり、扉の数も尋常ではなかった。
通路の奥に、コウモリの羽と尻尾を生やしたきれいなメイドが歩いている。
迷子になる前に、彼女にリアの部屋への道順を聞いてみようかと人の子は考えた。
[A]道順を聞いてみる。
[B]自力でどうにかする。
[A]道順を聞いてみる。
「あらあら、これは小さくて可愛らしいお客様ですね。私に何か御用ですか？」
メイドはこちらの存在に気がつくと、優しげな笑みを浮かべて話しかけてきた。
「ふむふむ、なるほど……リア様の部屋に行きたいのですね。それではこちらにどうぞ」
メイドは人の子の手をぎゅっと握りしめて、リアの部屋への案内を始めた。
「んちゅ……ちゅ……ふふふ、騙すようなことしてごめんなさいね……♥」
メイドにいつの間にか廊下の隅っこへと連れ込まれていた。その場で跪いた彼女に濃厚なキスをされながら、シルクの手袋越しにペニスを扱かれる。
「ちゅ、ちゅ……逃げようとしても無駄ですよ。このまま初めて精液、吐き出しちゃいましょうね♪ ほら、ぴゅっぴゅー♥」
押し寄せる快楽の渦から逃れようにも、壁際に追い詰められているせいで腰を引くことすら出来ない。口の中を甘く柔らかい舌でねっとりと舐め回され、すべすべの手袋の感触が、敏感なペニスを不規則な動きで責め立ててくる。そしてとうとう我慢できず、こみ上げてきたものを噴き出してしまった。
「あらぁ♥ うふふ……出ちゃいましたね。気持ちよかったですか？」
ペニスの先端から放たれた白い汁が、メイドの手袋を汚していく。
「あらあら、腰が抜けてしまったようですね……それでは回復するまで、私の部屋で少し休んでいきますか♥」
メイドは淫靡な笑みを浮かべると、精通の衝撃で腰を抜かしてしまった人の子の体を持ち上げて、自分の部屋へと消えていった。
エンド②：サキュバスメイドの手
[B]自力でどうにかする。
なんだか嫌な予感がしたので、メイドに気づかれる前にその場を後にした。
―――――――――――――――
廊下を歩いていくと、どうやら浴室らしき場所を見つけた。
歩き回るのもいい加減疲れてきたので、ここで少し休憩を取ろうと人の子は考えた。
女湯には勿論入れないが、それ以外でどの浴場を使わせてもらおうか……？
[A]「泡の湯」
[B]「子供の湯」
[C]「男湯」
[A]「泡の湯」に入る。
「ありゃ、人間のお客さんなんて珍しいね」
服を脱いで「泡の湯」に入るやいなや、下半身がカニの形の魔物と出くわしてしまった。
「ああ、私はこの浴場の魔物娘たち相手に働いてるんだ。普通ならお金を取るんだけど、君は初めてだろうから、特別にお金はいらないよ。さぁ、体をきれいにしてあげるからこっちにおいで」
見た目は少し恐ろしいが、敵意があるようには見えない。人の子はカニの魔物の言う通りにしておずおずと近づいてみた。
「ほーら、こうやって泡立てて……全身をぴかぴかにしてあげよう！」
彼女の手で体中を念入りに洗われ、あっという間に全身を泡で包み込まれる。
「ふふ、ここは汚れやすいから特に念入りに……♪」
待って、という隙もなく、少女の手は小さなペニスへと伸びていく。
「皮かむりさんだねー。優しく洗ってあげるからじっとしてなね♪」
カニの魔物はペロリと包皮をめくりあげて、敏感なカリ首を柔らかい指先で優しく撫で回してきた。
この刺激にはとても耐えられず、人の子は目を見開いて腰を跳ね上げてしまう。
「うひゃっ！ あ……あーあ。ごめんごめん。ちょっと刺激が強すぎたかな」
桃色の先端からピュッ、ピュッと白濁液が飛び出すのを見た魔物は、苦笑しながら謝ってきた。
「汚れちゃったね……でも大丈夫！ ちゃんとピカピカになるまで洗ったげるからね♥」
カニの魔物は意地悪な笑みを浮かべながら、射精直後の敏感なペニスのもみ洗いを再開する。
こんなことをされて人の子が射精を我慢できるはずもなく、汚しては洗われ、汚しては洗われが繰り返されるのであった。
エンド③：キャンサーに洗われて
[B]「子供の湯」に入る。
自分は子供なので、こちらに入ろう。人の子はそう考えて服を脱ぎ、「子供の湯」に入る。
「あれー？ 人間の男の子だー！」
なんと、中は青い肌と黒い瞳が特徴的な、魔物娘の子供たちでいっぱいだった。
「ほんとだー！ 人間だー！」
「どこから来たのー？」
「お風呂入りに来たのー？」
「一緒に入ろうよー！」
戸惑っている間に全裸の幼女たちがワラワラと群がってくる。彼女たちに手を引かれて、そのまま浴槽につかされてしまった。
幼女たちは矢継ぎ早に質問を繰り出してくるが、人の子の頭には内容が全然入ってこない。何せ全員産まれたままの姿なので、目のやり場に困るどころの話じゃないのだから。
人の子がもじもじしていることに気がついたデビルたちは、やがて意地悪な行動を始めた。
「ほら見てー！ I字バランス！」
「男の子の乳首かわいー！ わたしの乳首も見て♥」
「わたし最近おっぱい膨らんできたの！ ほら、触ってみて！」
幼女たちのセクハラ攻撃にすっかり魅了されてしまい、いけないと思いつつもペニスが大きくなってしまう。
「あっ！ ちんちんたっちゃてるー！」
「あはは、えっちー！」
「かめさん、ナデナデしてあげるね♥」
お湯の中で勃起したペニスをふにふにと揉まれ、控えめな胸を押し付けられ、耳に息を吹きかけられ、乳首を弄くられ、ツルツルの性器を見せつけられ……不意に人の子の体がブルブルと震えだした。
「あれれ？ なんか白いの出ちゃってるよ？」
「知ってる！ これ『せーえき』っていうんだって！」
「きみ、わたしたちのハダカでエッチになっちゃったんだ……♥」
「のぼせちゃうといけないから、そろそろあがろっか！ みんなで体ふきふきしてあげるね！」
興奮した幼女たちの様子から、彼女たちの体拭きがただ水気を取るだけの行為にはならないことを察する。それでも誘いには抗えず、人の子はふらふらと脱衣所へと向かっていくのだった。
エンド④：デビルの混浴
[C]「男湯」に入る。
「男湯」は広くて誰もおらず、ゆったりとお湯に使って体の疲れを取ることが出来た。
―――――――――――――――
服を着て城内の探索を再開する。
廊下に並ぶドアの一つに、急ごしらえで作ったような看板が掛けられているのを見つけた。
[この部屋、リア様のお部屋への地図あります！]
人の子は見るからに怪しいと感じたが、他に手がかりもないので入ってみることにした。
殺風景な部屋の中央に、宝箱が一つ置いてあった。地図はこの中かと思って開けようとするが、鍵かかっているようだ。
ふと奥の壁を見ると、誰かが蛍光色の文字で文章を書いている事に気がついた。
[宝箱を開けるには、紫色の部分におちんちんを差し込むこと！]
改めて壁をよく見てみると、一部に不自然な紫色に染まった箇所がある。
[A]紫色の部分にペニスを差し込む。
[B]部屋を出る。
[A]紫色の部分にペニスを差し込む。
やむなくズボンを脱いで、紫色の部分にペニスをあてがった。ただの壁のはずなのにずぶずぶと飲み込まれ、生暖かい感触が伝わってくる。
「あはは……！ 引っかかっちゃったー！」
突然、上の方から声が聞こえてきた。見上げると、半透明な紫色の女性の顔がそこにあった。
すぐに壁を押してペニスを引き抜こうとしたが、その腕まで取り込まれるようにして壁の中に沈んでいく。
「んふふ……逃げようとしても無駄だよ？ この壁は私の体を変化させて作った偽物なの！ 観念して初めて精液吐き出しちゃいなさい♥ ほーらにゅるにゅる～♥」
紫色の部分に沈んだペニスを、弾力のあるスライムが蠢く感触が襲う。
快感から逃れようにも、ペニスに粘液がねっとりと絡みつく感触のせいで足には力が入らず、両腕まで封じられているせいでとても逃げ出せそうにない。
いつしか抵抗しようという気力もなくなり、よだれを垂らしながら甘い悲鳴を上げるだけになってしまった。
「あらあら、お子様にはちょっと刺激が強いかな？ それじゃあトドメさしちゃうね♥」
スライムの魔物は淫らな笑みを浮かべると、竿のみならず尿道口や亀頭、カリ首の隅々までいやらしくスライムを這わせて、甘く締め上げた。
ビュルッ、ビュッ、ビュッ……
「はーい精通おめでと～♥ 初めて精子ごちそうさま♥」
スライムの魔物は半透明の粘液の中に、白濁液が吹き出されていくのを眺めながら、うっとりとした表情で笑みを浮かべた。
「よしよしいい子いい子……疲れちゃった？ お姉さんの部屋で休憩しよっか♥」
スライムの魔物は精気を搾り取られてぐったりとなった人の子の体を、壁に擬態した体で柔らかく受け止める。
そのまま人の子の体は壁の中に沈んでいき、トプンという小さな水音を最後に、部屋には静寂が訪れた。
エンド⑤：ダークスライムの罠
[B]部屋を出る。
怪しい雰囲気を感じ取ったので、人の子は地図は諦めることにして部屋を出た。
―――――――――――――――
階段を登り、廊下を進んでいくと、ファンシーな装飾で飾り付けられたドアが目に留まった。
「お客さま？ お部屋の中にどうぞ！」
突然の事態に人の子はギョッとしてしまった。近づいただけでノックもしていないのに、扉が勝手に開いたのだ。
部屋の主は、先程のメイドと同じようなコウモリの羽と尻尾が生えた、幼い少女だった。年齢は人の子と同じかちょっと上くらいだろうか。ピンクを基調とした可愛らしい装飾が部屋中を彩っており、床には女の子向けのおもちゃが転がっている。
「もしかしてあなた……人間？ ちょうどよかった。遊び相手が欲しかったの！ わたしと一緒におままごとしてくれる？」
[A]部屋を出る。
[B]おままごとに付き合う。
[A]部屋を出る。
人の子は今は忙しいからと女の子に告げると、ドアノブに手をかける。女の子は露骨に不満げな表情を浮かべると、人の子に背中を向けてしまった。
「……えいっ！」
ドアノブを回そうとした瞬間、女の子の尻尾が足元に絡みつき、転ばせてしまう。
人の子は全く抵抗できずに女の子の近くまで引きずり出されてしまった。
「ケチな男の子は……いじめちゃう！」
女の子は尻尾を器用に動かしてズボンからペニスを取り出すと、幼い陰茎をぐるぐる巻きにして捕らえてしまった。
「わたしご本をいっぱい読むから知ってるよ……？ 男の子って、ここを責められると、大人しくなっちゃうんだよね♥」
女の子は唇の端に笑みを浮かべると、尻尾をうにうにと動かして幼いペニスを扱き上げていく。
人の子はペニスに巻き付くそれをほどこうともがく。
しかし、尻尾を上げているせいで女の子のスカートの裾が捲りあげられて、ピンク色のパンツが見えていることに気がつくと、そちらに目を奪われてしまった。
「あは♥ わたしのおパンツ見たかったんだ♥ えっち♥」
人の子はチラチラと見え隠れする下着にドキドキしながら見入っていた。そして気がついたときには腰のムズムズが限界に達しておりーーそのまま、元気よく弾けてしまった。
「わわっ！ 白いおしっこ出ちゃった……！」
女の子は尻尾の隙間からはみ出していた尿道口から白濁液が飛び出し、自身のスカートを汚していく様子をまじまじと観察する。
「すごい……おしっこ出る時、袋みたいなのがきゅっとなって……それで、固かったおちんちんがふにゃって……」
女の子は子種を搾り取られたペニスを尻尾から解放すると、顔を真赤にした人の子に、鼻先が触れ合う距離まで近づいた。
「ねぇ、もう一度聞くけど……わたしと一緒に『おままごと』、してくれる……？」
精を吐き出して柔らかくなってしまったはずのペニスが、再び固さを取り戻していく。幼い少女には似つかない淫靡な微笑みを前にした人の子は、もはやリアの部屋にはたどり着けないことを察しながらも、コクンと頷いた。
エンド⑥：アリスの不興
[B]おままごとに付き合う。
人の子は女の子のおままごとに付き合うことにした。
「わーい！ ありがとう！ それじゃあわたしがお母さん役であなたはーー」
―――――――――――――――
ーー３０分後。
「あー楽しかった！ 付き合ってくれたお礼に、わたしの知ってることなら何でも教えてあげる！」
人の子はリアの部屋の場所を女の子に聞いた。
「ああ、リアお姉さまの部屋なら、一番上の階まで登って階段の前を右に曲がったところだよ！ すごく大きいトビラだから、すぐに分かると思うよ！」
親切に教えてくれた女の子にお礼を言うと、女の子はにっこり笑って頬にチュッっとキスをした。
「リアお姉さまのご用事を済ませたら、また遊んでね♥」
女の子のあまりの可愛らしさに耳まで真っ赤になりながら、人の子は足早に部屋を後にした。
―――――――――――――――
人の子はとうとうリアの部屋のトビラの前までたどり着いた。
が、ふと横の部屋のドアを見ると、気になる注意書きが書かれた札が目に留まった。
[ジパングからのお客さまがご在室！ 失礼がないようにすること！]
人の子にとってジパングは書物でしか知らない、未知の地域だった。この部屋の中に、本物のジパングから来た誰かがいるのだろうか。
[A]客人用の部屋に入る。
[B]リアの部屋に入る。
[A]客人用の部屋に入る。
人の子は好奇心に逆らえずに客人用の部屋に足を踏み入れた。
「きゃっ！ どなたですの！？」
仄暗い部屋の中で声の主の姿を目の当たりにした人の子は、驚きのあまり言葉を失った。
客人とは、透き通るような白い肌に、真珠のように美しい長髪、そして何より下半身が白い蛇のそれとなっている、妖怪の女性だったのだ。
「よもやよもや……人間の男の子子（おのこご）ですね？ この城には魔物娘と、少数のインキュバスしかいないと聞いておりましたのに……」
人の子は無断で部屋に入ったことを謝りながらドアノブに手をかけるが、鍵が開いているにも関わらずトビラが開かない。
「なんという偶然……これはきっと、縁結びの神が私（わたくし）たちを引き合わせたに違い有りませんわ」
赤い瞳が怪しく輝くと同時に体が浮き上がり、妖怪の方へと勝手に引きつけられていく。
人の子は指一本動かせないまま妖怪の胸の中に飛び込み、あっという間に強靭な蛇の下半身がその体に巻き付いた。
「うふふふふ……貴方様。無理強いはしませんが、この私（わたくし）めを嫁として迎え入れませんか？ 受け入れてくだされば、私めの全てを貴方様に捧げますわ」
妖怪の豊かな胸の谷間に顔を埋められ、火照っていく肌の温度と高鳴る鼓動が直に伝わってくる。何とか視線を上に上げると、魂まで見透かされそうな真紅の瞳に視線を捕らえられ、気がつけば人の子のペニスはムクリと立ち上がっていた。
「まぁ、この感触……合意と判断してよろしいのですね？ それでは早速契りを交わしましょう♥」
妖怪の下半身がズリズリと動いたかと思うと、次の瞬間にはペニスが狭くて温かい穴の中に沈み込んでいた。
「ああ……数百年間守り通したこの操（みさお）……貴方様に捧げるためのものだったのですね……」
妖怪はうっとりとした顔で貞操を捧げられた悦びに酔いしれていたが、人の子の方はそれどころではなかった。
妖怪の肉壷は獲物を捉えた蛇のように未熟なペニスを容赦なく締め付けており、焼け付くような快楽の渦に目を白黒させることしかできない。
「はぁん……良いのですよ。私達は夫婦（めおと）なのですから。遠慮なく中に貴方様の子種を注ぎ込んでください♥」
妖怪が慈しみの心を込めて悶絶する彼の頭を撫でると、人の子はがくがくと体を震わせ、子宮に向かって大量の子種を吐き出した。
「ああ……私の中に、貴方の煮えたぎる愛欲が……素敵です……」
妖怪は舌を突き出しただらしない表情で膣内射精の快楽に酔いしれる。
人の子は激しすぎる精通の快楽に意識が飛びそうになるのを、柔らかな乳房にしがみつくことで耐えていた。
「ん……ふぅ……これで終わりではありませんよ？ もっともっと愛し合いましょう。旦那様♥」
すっかり妖（あやかし）の肉体の虜にされ、赤子のように柔らかな乳房に甘える人の子。
妖怪はその額に接吻をすると、恐ろしくも美しく、それでいて深い慈愛に満ちた笑みを浮かべた。
エンド⑦：白蛇の婚姻
[B]リアの部屋に入る。
人の子は未知への好奇心を振り切ると、この城の主であるリリムの部屋へと繋がる大扉を両手で開いた。
―――――――――――――――
「ほう……男に飢えた魔物娘たちに捕らえられることもなく、我の部屋にたどり着いたというわけか」
人の子と対峙したリアは、玉座の上で不敵な笑みを浮かべる。
「約束通りこのままお前を家に帰してやることも出来るが……実を言うと、この我も独り身なのだ。もしお前が望むのならば、我の婿として迎えるのもやぶさかではないぞ？」
そう告げるとリアは人の子に向かって両手を広げた。
「婚姻を望むのならば、このまま我の胸に飛び込んでくるが良い」
[A]リアの胸に飛び込む。
[B]家に帰ることを望む。
[A]リアの胸に飛び込む。
人の子はリアの艶めかしい肉体にすっかり魅了されてしまった。
あの柔らかそうな胸の中に飛び込み、瑞々しい体に抱きしめられて、優しく弄ばれたいーー。
ふらふらとした足取りでリアの元へと歩み寄り、彼女の豊満な肉体にむしゃぶりつく。
盛りのついた犬のように、勃起したペニスをヘコヘコと擦り付けようとする人の子。彼の頭を、リアは優しくなで上げた。
「ふふふ……婚姻成立だな。さぁ、焦らないで……包み込んであげよう」
リアは人の子のズボンを下ろすと、その魅惑的な秘裂の中に、物欲しげにヒクヒクと脈動する可愛らしい芋虫を飲み込んだ。
「捕まえた……♥ どうだ？ 我の中は天国だろう？」
粘液で濡れそぼった淫魔の膣は、未熟なペニスを桃源郷へと導いていた。柔らかくて温かく、一本一本が別の生き物のように蠢く肉襞が這い回り、膣壁の絶妙な圧迫感と合わせてやわやわと揉みほぐしてくる。人の子はペニスそのものが蕩けて、膣と一体化しているような感覚に襲われていた。
「ん……♥」
リアは人の子の唇を奪い、小さな舌を自身の情欲を込めた舌で絡め取る。薄い胸板にむっちりとした豊乳を押し付けながら、首には腕を、腰には足を絡みつかせて深く結合する様は、正に獲物を捉えた蜘蛛と言った風貌だった。
「んふ……♥」
リアは人の子の唇に吸い付きながらニィと笑みを浮かべた。人の子はペニスが精液と一緒に溶け出して吸われるような恍惚感を味わいながら、淫魔の膣の中で精通を迎えていた。
「遠慮をするな。出し尽くしてしまえ……」
射精中も淫魔の膣はぐちゅぐちゅと音を立ててペニスをしゃぶる。
一滴残らず子種を啜り上げようと、粘液まみれの肉襞をねっとりと絡みつかせて甘やかす。
お尻がフルフルと震え、結合部からは幼子にしては多すぎる量の白濁液が溢れ出していく。
魂まで吸い出されていくような甘く、深い膣内射精の快楽を味わいながら、人の子は意識を手放した。
「おやおや……まぁ、初めての射精が我の中では無理もないか。それではベッドで休んでから、２回戦を始めることにしよう」
愛液と精液が混じった汁に塗れたペニスを蜜壺から引き抜き、母性に満ち溢れた表情で意識を失った人の子の体を抱き上げる。
次の瞬間には、リアと人の子は玉座から姿を消していた。
エンド⑧：リリムの吸精
[B]家に帰ることを望む。
人の子はリアの肉体に惑わされないように目を背けながら、家に帰りたいことを伝えた。
「……そうか……残念だな。致し方あるまい」
リアが残念そうな顔をして指を弾くと、人の子の体は桃色の粒子に包まれ、リアの部屋から跡形もなく消え失せた。
―――――――――――――――
「ああ♥ もっとぉ♥」
「うふふ、気持ち良いでしょ♥」
「はい、お婿さんけってーい！」
自身の住んでいた街へと転送された人の子は、目の前の光景に唖然としていた。反魔物国家の街であるはずなのに、至るところで女性の形をした魔物たちが男性と交わっている。空には赤い月が浮かび、蛍のような幻想的な光が周囲を漂っていた。
「うーん……これは我にとっても予想外だ」
人の子がビクッとして振り返ると、先程別れたばかりのリアが神妙な、それでいて少し楽しげな面持ちで佇んでいた。
「どうやらお前が城に飛ばされた時の時空の歪みが、我の城の魔物娘をお前の故郷に送り込んでしまったらしい。それも、結構な人数だったようだ」
人の子はポリポリと頭を掻くと、リアに対して助言を求める視線を向けた。
「……騒ぎが落ち着くまで、我の城で茶でも飲んでいくか？」
人の子はコクンと頷いた。
「よしよし。それでは我の手を握ると良い。一緒に城まで戻ろう」
言われたとおりにしてリアの手を握る。
こうしてしばらくの間人の子は、彼女の城で過ごすこととなった。
最終的に人の子がどの魔物娘と結ばれたかは、現時点では不明である。
TRUE END：異文化交流
頭の中に声が響く……。
―――――――――――――――
聞こえるか、人間の子よ……我が名はリア。魔王の娘たる「リリム」の一人。
そしてお前がいるのは魔界の奥地にある我が居城の一室。
どうやら何らかの事故によって時空が歪み、飛ばされてきたようだな。
家に帰りたければ我の部屋に来るがよい。もしもここにいたいなら、そのままそこで寛いでくれてかまわない。
だが気を付けろ。我が城には独り身の男が迷うことが殆ど無い故に、城の魔物娘は隙あらばお前を誘惑してくるはずだ。
射精すら未経験の幼いお前が、魔物娘の誘惑に屈してしまえば、簡単に虜にされてしまうことだろう。
ではまた後で会おう……。
――――――――――――――
頭の中の声が聞こえなくなった。ふかふかの暖かいベッドの中で――。
[A]二度寝した。
[B]部屋の外に出た。
[A]二度寝した。
「本当に部屋から出ないとは。ふふ……私のことを待っていたのか？」
二度寝の心地よい微睡みから覚めると、眼前に絵画でも見たことの無いような美しさを誇る、赤い瞳の女性が、穏やかな笑みを浮かべていた。
「可愛い奴だ……ほら、抱き締めてあげよう」
毛布の中でリアに優しく抱き締められる。体全体を包み込む柔らかな感触と、白い髪からふんわり漂う甘い香りに、体の力が抜けていく。
「よしよし、お前は小さくて抱きやすいな……」
細い指先で頭を撫でられると、不意に体がプルプルと震えてきた。
「……ん？ なんだ、漏らしてしまったのか。子供に淫魔の抱擁は刺激が強かったかな」
夢見心地のまま人の子は精通を迎えてしまい、リアは苦笑しながら額にキスをする。
「ふふ……このままもう一度眠りに堕ちてしまうが良い。目覚めたら、我との甘い一時が待っているぞ……♥」
エンド①：リリムの抱擁
[B]部屋の外に出た。
二度寝の誘惑をはね除け、部屋の外に出た。
――――――――――――――
お城の廊下はまるで迷宮のように入り組んでおり、扉の数も尋常ではなかった。
通路の奥に、コウモリの羽と尻尾を生やしたきれいなメイドが歩いている。
迷子になる前に、彼女にリアの部屋への道順を聞いてみようかと人の子は考えた。
[A]道順を聞いてみる。
[B]自力でどうにかする。
[A]道順を聞いてみる。
「あらあら、これは小さくて可愛らしいお客様ですね。私に何か御用ですか？」
メイドはこちらの存在に気がつくと、優しげな笑みを浮かべて話しかけてきた。
「ふむふむ、なるほど……リア様の部屋に行きたいのですね。それではこちらにどうぞ」
メイドは人の子の手をぎゅっと握りしめて、リアの部屋への案内を始めた。
「んちゅ……ちゅ……ふふふ、騙すようなことしてごめんなさいね……♥」
メイドにいつの間にか廊下の隅っこへと連れ込まれていた。その場で跪いた彼女に濃厚なキスをされながら、シルクの手袋越しにペニスを扱かれる。
「ちゅ、ちゅ……逃げようとしても無駄ですよ。このまま初めて精液、吐き出しちゃいましょうね♪ ほら、ぴゅっぴゅー♥」
押し寄せる快楽の渦から逃れようにも、壁際に追い詰められているせいで腰を引くことすら出来ない。口の中を甘く柔らかい舌でねっとりと舐め回され、すべすべの手袋の感触が、敏感なペニスを不規則な動きで責め立ててくる。そしてとうとう我慢できず、こみ上げてきたものを噴き出してしまった。
「あらぁ♥ うふふ……出ちゃいましたね。気持ちよかったですか？」
ペニスの先端から放たれた白い汁が、メイドの手袋を汚していく。
「あらあら、腰が抜けてしまったようですね……それでは回復するまで、私の部屋で少し休んでいきますか♥」
メイドは淫靡な笑みを浮かべると、精通の衝撃で腰を抜かしてしまった人の子の体を持ち上げて、自分の部屋へと消えていった。
エンド②：サキュバスメイドの手
[B]自力でどうにかする。
なんだか嫌な予感がしたので、メイドに気づかれる前にその場を後にした。
―――――――――――――――
廊下を歩いていくと、どうやら浴室らしき場所を見つけた。
歩き回るのもいい加減疲れてきたので、ここで少し休憩を取ろうと人の子は考えた。
女湯には勿論入れないが、それ以外でどの浴場を使わせてもらおうか……？
[A]「泡の湯」
[B]「子供の湯」
[C]「男湯」
[A]「泡の湯」に入る。
「ありゃ、人間のお客さんなんて珍しいね」
服を脱いで「泡の湯」に入るやいなや、下半身がカニの形の魔物と出くわしてしまった。
「ああ、私はこの浴場の魔物娘たち相手に働いてるんだ。普通ならお金を取るんだけど、君は初めてだろうから、特別にお金はいらないよ。さぁ、体をきれいにしてあげるからこっちにおいで」
見た目は少し恐ろしいが、敵意があるようには見えない。人の子はカニの魔物の言う通りにしておずおずと近づいてみた。
「ほーら、こうやって泡立てて……全身をぴかぴかにしてあげよう！」
彼女の手で体中を念入りに洗われ、あっという間に全身を泡で包み込まれる。
「ふふ、ここは汚れやすいから特に念入りに……♪」
待って、という隙もなく、少女の手は小さなペニスへと伸びていく。
「皮かむりさんだねー。優しく洗ってあげるからじっとしてなね♪」
カニの魔物はペロリと包皮をめくりあげて、敏感なカリ首を柔らかい指先で優しく撫で回してきた。
この刺激にはとても耐えられず、人の子は目を見開いて腰を跳ね上げてしまう。
「うひゃっ！ あ……あーあ。ごめんごめん。ちょっと刺激が強すぎたかな」
桃色の先端からピュッ、ピュッと白濁液が飛び出すのを見た魔物は、苦笑しながら謝ってきた。
「汚れちゃったね……でも大丈夫！ ちゃんとピカピカになるまで洗ったげるからね♥」
カニの魔物は意地悪な笑みを浮かべながら、射精直後の敏感なペニスのもみ洗いを再開する。
こんなことをされて人の子が射精を我慢できるはずもなく、汚しては洗われ、汚しては洗われが繰り返されるのであった。
エンド③：キャンサーに洗われて
[B]「子供の湯」に入る。
自分は子供なので、こちらに入ろう。人の子はそう考えて服を脱ぎ、「子供の湯」に入る。
「あれー？ 人間の男の子だー！」
なんと、中は青い肌と黒い瞳が特徴的な、魔物娘の子供たちでいっぱいだった。
「ほんとだー！ 人間だー！」
「どこから来たのー？」
「お風呂入りに来たのー？」
「一緒に入ろうよー！」
戸惑っている間に全裸の幼女たちがワラワラと群がってくる。彼女たちに手を引かれて、そのまま浴槽につかされてしまった。
幼女たちは矢継ぎ早に質問を繰り出してくるが、人の子の頭には内容が全然入ってこない。何せ全員産まれたままの姿なので、目のやり場に困るどころの話じゃないのだから。
人の子がもじもじしていることに気がついたデビルたちは、やがて意地悪な行動を始めた。
「ほら見てー！ I字バランス！」
「男の子の乳首かわいー！ わたしの乳首も見て♥」
「わたし最近おっぱい膨らんできたの！ ほら、触ってみて！」
幼女たちのセクハラ攻撃にすっかり魅了されてしまい、いけないと思いつつもペニスが大きくなってしまう。
「あっ！ ちんちんたっちゃてるー！」
「あはは、えっちー！」
「かめさん、ナデナデしてあげるね♥」
お湯の中で勃起したペニスをふにふにと揉まれ、控えめな胸を押し付けられ、耳に息を吹きかけられ、乳首を弄くられ、ツルツルの性器を見せつけられ……不意に人の子の体がブルブルと震えだした。
「あれれ？ なんか白いの出ちゃってるよ？」
「知ってる！ これ『せーえき』っていうんだって！」
「きみ、わたしたちのハダカでエッチになっちゃったんだ……♥」
「のぼせちゃうといけないから、そろそろあがろっか！ みんなで体ふきふきしてあげるね！」
興奮した幼女たちの様子から、彼女たちの体拭きがただ水気を取るだけの行為にはならないことを察する。それでも誘いには抗えず、人の子はふらふらと脱衣所へと向かっていくのだった。
エンド④：デビルの混浴
[C]「男湯」に入る。
「男湯」は広くて誰もおらず、ゆったりとお湯に使って体の疲れを取ることが出来た。
―――――――――――――――
服を着て城内の探索を再開する。
廊下に並ぶドアの一つに、急ごしらえで作ったような看板が掛けられているのを見つけた。
[この部屋、リア様のお部屋への地図あります！]
人の子は見るからに怪しいと感じたが、他に手がかりもないので入ってみることにした。
殺風景な部屋の中央に、宝箱が一つ置いてあった。地図はこの中かと思って開けようとするが、鍵かかっているようだ。
ふと奥の壁を見ると、誰かが蛍光色の文字で文章を書いている事に気がついた。
[宝箱を開けるには、紫色の部分におちんちんを差し込むこと！]
改めて壁をよく見てみると、一部に不自然な紫色に染まった箇所がある。
[A]紫色の部分にペニスを差し込む。
[B]部屋を出る。
[A]紫色の部分にペニスを差し込む。
やむなくズボンを脱いで、紫色の部分にペニスをあてがった。ただの壁のはずなのにずぶずぶと飲み込まれ、生暖かい感触が伝わってくる。
「あはは……！ 引っかかっちゃったー！」
突然、上の方から声が聞こえてきた。見上げると、半透明な紫色の女性の顔がそこにあった。
すぐに壁を押してペニスを引き抜こうとしたが、その腕まで取り込まれるようにして壁の中に沈んでいく。
「んふふ……逃げようとしても無駄だよ？ この壁は私の体を変化させて作った偽物なの！ 観念して初めて精液吐き出しちゃいなさい♥ ほーらにゅるにゅる～♥」
紫色の部分に沈んだペニスを、弾力のあるスライムが蠢く感触が襲う。
快感から逃れようにも、ペニスに粘液がねっとりと絡みつく感触のせいで足には力が入らず、両腕まで封じられているせいでとても逃げ出せそうにない。
いつしか抵抗しようという気力もなくなり、よだれを垂らしながら甘い悲鳴を上げるだけになってしまった。
「あらあら、お子様にはちょっと刺激が強いかな？ それじゃあトドメさしちゃうね♥」
スライムの魔物は淫らな笑みを浮かべると、竿のみならず尿道口や亀頭、カリ首の隅々までいやらしくスライムを這わせて、甘く締め上げた。
ビュルッ、ビュッ、ビュッ……
「はーい精通おめでと～♥ 初めて精子ごちそうさま♥」
スライムの魔物は半透明の粘液の中に、白濁液が吹き出されていくのを眺めながら、うっとりとした表情で笑みを浮かべた。
「よしよしいい子いい子……疲れちゃった？ お姉さんの部屋で休憩しよっか♥」
スライムの魔物は精気を搾り取られてぐったりとなった人の子の体を、壁に擬態した体で柔らかく受け止める。
そのまま人の子の体は壁の中に沈んでいき、トプンという小さな水音を最後に、部屋には静寂が訪れた。
エンド⑤：ダークスライムの罠
[B]部屋を出る。
怪しい雰囲気を感じ取ったので、人の子は地図は諦めることにして部屋を出た。
―――――――――――――――
階段を登り、廊下を進んでいくと、ファンシーな装飾で飾り付けられたドアが目に留まった。
「お客さま？ お部屋の中にどうぞ！」
突然の事態に人の子はギョッとしてしまった。近づいただけでノックもしていないのに、扉が勝手に開いたのだ。
部屋の主は、先程のメイドと同じようなコウモリの羽と尻尾が生えた、幼い少女だった。年齢は人の子と同じかちょっと上くらいだろうか。ピンクを基調とした可愛らしい装飾が部屋中を彩っており、床には女の子向けのおもちゃが転がっている。
「もしかしてあなた……人間？ ちょうどよかった。遊び相手が欲しかったの！ わたしと一緒におままごとしてくれる？」
[A]部屋を出る。
[B]おままごとに付き合う。
[A]部屋を出る。
人の子は今は忙しいからと女の子に告げると、ドアノブに手をかける。女の子は露骨に不満げな表情を浮かべると、人の子に背中を向けてしまった。
「……えいっ！」
ドアノブを回そうとした瞬間、女の子の尻尾が足元に絡みつき、転ばせてしまう。
人の子は全く抵抗できずに女の子の近くまで引きずり出されてしまった。
「ケチな男の子は……いじめちゃう！」
女の子は尻尾を器用に動かしてズボンからペニスを取り出すと、幼い陰茎をぐるぐる巻きにして捕らえてしまった。
「わたしご本をいっぱい読むから知ってるよ……？ 男の子って、ここを責められると、大人しくなっちゃうんだよね♥」
女の子は唇の端に笑みを浮かべると、尻尾をうにうにと動かして幼いペニスを扱き上げていく。
人の子はペニスに巻き付くそれをほどこうともがく。
しかし、尻尾を上げているせいで女の子のスカートの裾が捲りあげられて、ピンク色のパンツが見えていることに気がつくと、そちらに目を奪われてしまった。
「あは♥ わたしのおパンツ見たかったんだ♥ えっち♥」
人の子はチラチラと見え隠れする下着にドキドキしながら見入っていた。そして気がついたときには腰のムズムズが限界に達しておりーーそのまま、元気よく弾けてしまった。
「わわっ！ 白いおしっこ出ちゃった……！」
女の子は尻尾の隙間からはみ出していた尿道口から白濁液が飛び出し、自身のスカートを汚していく様子をまじまじと観察する。
「すごい……おしっこ出る時、袋みたいなのがきゅっとなって……それで、固かったおちんちんがふにゃって……」
女の子は子種を搾り取られたペニスを尻尾から解放すると、顔を真赤にした人の子に、鼻先が触れ合う距離まで近づいた。
「ねぇ、もう一度聞くけど……わたしと一緒に『おままごと』、してくれる……？」
精を吐き出して柔らかくなってしまったはずのペニスが、再び固さを取り戻していく。幼い少女には似つかない淫靡な微笑みを前にした人の子は、もはやリアの部屋にはたどり着けないことを察しながらも、コクンと頷いた。
エンド⑥：アリスの不興
[B]おままごとに付き合う。
人の子は女の子のおままごとに付き合うことにした。
「わーい！ ありがとう！ それじゃあわたしがお母さん役であなたはーー」
―――――――――――――――
ーー３０分後。
「あー楽しかった！ 付き合ってくれたお礼に、わたしの知ってることなら何でも教えてあげる！」
人の子はリアの部屋の場所を女の子に聞いた。
「ああ、リアお姉さまの部屋なら、一番上の階まで登って階段の前を右に曲がったところだよ！ すごく大きいトビラだから、すぐに分かると思うよ！」
親切に教えてくれた女の子にお礼を言うと、女の子はにっこり笑って頬にチュッっとキスをした。
「リアお姉さまのご用事を済ませたら、また遊んでね♥」
女の子のあまりの可愛らしさに耳まで真っ赤になりながら、人の子は足早に部屋を後にした。
―――――――――――――――
人の子はとうとうリアの部屋のトビラの前までたどり着いた。
が、ふと横の部屋のドアを見ると、気になる注意書きが書かれた札が目に留まった。
[ジパングからのお客さまがご在室！ 失礼がないようにすること！]
人の子にとってジパングは書物でしか知らない、未知の地域だった。この部屋の中に、本物のジパングから来た誰かがいるのだろうか。
[A]客人用の部屋に入る。
[B]リアの部屋に入る。
[A]客人用の部屋に入る。
人の子は好奇心に逆らえずに客人用の部屋に足を踏み入れた。
「きゃっ！ どなたですの！？」
仄暗い部屋の中で声の主の姿を目の当たりにした人の子は、驚きのあまり言葉を失った。
客人とは、透き通るような白い肌に、真珠のように美しい長髪、そして何より下半身が白い蛇のそれとなっている、妖怪の女性だったのだ。
「よもやよもや……人間の男の子子（おのこご）ですね？ この城には魔物娘と、少数のインキュバスしかいないと聞いておりましたのに……」
人の子は無断で部屋に入ったことを謝りながらドアノブに手をかけるが、鍵が開いているにも関わらずトビラが開かない。
「なんという偶然……これはきっと、縁結びの神が私（わたくし）たちを引き合わせたに違い有りませんわ」
赤い瞳が怪しく輝くと同時に体が浮き上がり、妖怪の方へと勝手に引きつけられていく。
人の子は指一本動かせないまま妖怪の胸の中に飛び込み、あっという間に強靭な蛇の下半身がその体に巻き付いた。
「うふふふふ……貴方様。無理強いはしませんが、この私（わたくし）めを嫁として迎え入れませんか？ 受け入れてくだされば、私めの全てを貴方様に捧げますわ」
妖怪の豊かな胸の谷間に顔を埋められ、火照っていく肌の温度と高鳴る鼓動が直に伝わってくる。何とか視線を上に上げると、魂まで見透かされそうな真紅の瞳に視線を捕らえられ、気がつけば人の子のペニスはムクリと立ち上がっていた。
「まぁ、この感触……合意と判断してよろしいのですね？ それでは早速契りを交わしましょう♥」
妖怪の下半身がズリズリと動いたかと思うと、次の瞬間にはペニスが狭くて温かい穴の中に沈み込んでいた。
「ああ……数百年間守り通したこの操（みさお）……貴方様に捧げるためのものだったのですね……」
妖怪はうっとりとした顔で貞操を捧げられた悦びに酔いしれていたが、人の子の方はそれどころではなかった。
妖怪の肉壷は獲物を捉えた蛇のように未熟なペニスを容赦なく締め付けており、焼け付くような快楽の渦に目を白黒させることしかできない。
「はぁん……良いのですよ。私達は夫婦（めおと）なのですから。遠慮なく中に貴方様の子種を注ぎ込んでください♥」
妖怪が慈しみの心を込めて悶絶する彼の頭を撫でると、人の子はがくがくと体を震わせ、子宮に向かって大量の子種を吐き出した。
「ああ……私の中に、貴方の煮えたぎる愛欲が……素敵です……」
妖怪は舌を突き出しただらしない表情で膣内射精の快楽に酔いしれる。
人の子は激しすぎる精通の快楽に意識が飛びそうになるのを、柔らかな乳房にしがみつくことで耐えていた。
「ん……ふぅ……これで終わりではありませんよ？ もっともっと愛し合いましょう。旦那様♥」
すっかり妖（あやかし）の肉体の虜にされ、赤子のように柔らかな乳房に甘える人の子。
妖怪はその額に接吻をすると、恐ろしくも美しく、それでいて深い慈愛に満ちた笑みを浮かべた。
エンド⑦：白蛇の婚姻
[B]リアの部屋に入る。
人の子は未知への好奇心を振り切ると、この城の主であるリリムの部屋へと繋がる大扉を両手で開いた。
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「ほう……男に飢えた魔物娘たちに捕らえられることもなく、我の部屋にたどり着いたというわけか」
人の子と対峙したリアは、玉座の上で不敵な笑みを浮かべる。
「約束通りこのままお前を家に帰してやることも出来るが……実を言うと、この我も独り身なのだ。もしお前が望むのならば、我の婿として迎えるのもやぶさかではないぞ？」
そう告げるとリアは人の子に向かって両手を広げた。
「婚姻を望むのならば、このまま我の胸に飛び込んでくるが良い」
[A]リアの胸に飛び込む。
[B]家に帰ることを望む。
[A]リアの胸に飛び込む。
人の子はリアの艶めかしい肉体にすっかり魅了されてしまった。
あの柔らかそうな胸の中に飛び込み、瑞々しい体に抱きしめられて、優しく弄ばれたいーー。
ふらふらとした足取りでリアの元へと歩み寄り、彼女の豊満な肉体にむしゃぶりつく。
盛りのついた犬のように、勃起したペニスをヘコヘコと擦り付けようとする人の子。彼の頭を、リアは優しくなで上げた。
「ふふふ……婚姻成立だな。さぁ、焦らないで……包み込んであげよう」
リアは人の子のズボンを下ろすと、その魅惑的な秘裂の中に、物欲しげにヒクヒクと脈動する可愛らしい芋虫を飲み込んだ。
「捕まえた……♥ どうだ？ 我の中は天国だろう？」
粘液で濡れそぼった淫魔の膣は、未熟なペニスを桃源郷へと導いていた。柔らかくて温かく、一本一本が別の生き物のように蠢く肉襞が這い回り、膣壁の絶妙な圧迫感と合わせてやわやわと揉みほぐしてくる。人の子はペニスそのものが蕩けて、膣と一体化しているような感覚に襲われていた。
「ん……♥」
リアは人の子の唇を奪い、小さな舌を自身の情欲を込めた舌で絡め取る。薄い胸板にむっちりとした豊乳を押し付けながら、首には腕を、腰には足を絡みつかせて深く結合する様は、正に獲物を捉えた蜘蛛と言った風貌だった。
「んふ……♥」
リアは人の子の唇に吸い付きながらニィと笑みを浮かべた。人の子はペニスが精液と一緒に溶け出して吸われるような恍惚感を味わいながら、淫魔の膣の中で精通を迎えていた。
「遠慮をするな。出し尽くしてしまえ……」
射精中も淫魔の膣はぐちゅぐちゅと音を立ててペニスをしゃぶる。
一滴残らず子種を啜り上げようと、粘液まみれの肉襞をねっとりと絡みつかせて甘やかす。
お尻がフルフルと震え、結合部からは幼子にしては多すぎる量の白濁液が溢れ出していく。
魂まで吸い出されていくような甘く、深い膣内射精の快楽を味わいながら、人の子は意識を手放した。
「おやおや……まぁ、初めての射精が我の中では無理もないか。それではベッドで休んでから、２回戦を始めることにしよう」
愛液と精液が混じった汁に塗れたペニスを蜜壺から引き抜き、母性に満ち溢れた表情で意識を失った人の子の体を抱き上げる。
次の瞬間には、リアと人の子は玉座から姿を消していた。
エンド⑧：リリムの吸精
[B]家に帰ることを望む。
人の子はリアの肉体に惑わされないように目を背けながら、家に帰りたいことを伝えた。
「……そうか……残念だな。致し方あるまい」
リアが残念そうな顔をして指を弾くと、人の子の体は桃色の粒子に包まれ、リアの部屋から跡形もなく消え失せた。
―――――――――――――――
「ああ♥ もっとぉ♥」
「うふふ、気持ち良いでしょ♥」
「はい、お婿さんけってーい！」
自身の住んでいた街へと転送された人の子は、目の前の光景に唖然としていた。反魔物国家の街であるはずなのに、至るところで女性の形をした魔物たちが男性と交わっている。空には赤い月が浮かび、蛍のような幻想的な光が周囲を漂っていた。
「うーん……これは我にとっても予想外だ」
人の子がビクッとして振り返ると、先程別れたばかりのリアが神妙な、それでいて少し楽しげな面持ちで佇んでいた。
「どうやらお前が城に飛ばされた時の時空の歪みが、我の城の魔物娘をお前の故郷に送り込んでしまったらしい。それも、結構な人数だったようだ」
人の子はポリポリと頭を掻くと、リアに対して助言を求める視線を向けた。
「……騒ぎが落ち着くまで、我の城で茶でも飲んでいくか？」
人の子はコクンと頷いた。
「よしよし。それでは我の手を握ると良い。一緒に城まで戻ろう」
言われたとおりにしてリアの手を握る。
こうしてしばらくの間人の子は、彼女の城で過ごすこととなった。
最終的に人の子がどの魔物娘と結ばれたかは、現時点では不明である。
TRUE END：異文化交流
20/11/23 17:28更新 / SHAR!P