読切小説
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気の強い女は 〜そんなにタバコ吸いたいなら、私の×××を吸いなさいよ!!〜
「おい下僕、常日頃禁煙しろといっているだ、いい加減成功させろ」
「主よ、そうは言ってもこいういう依存から脱却するってのは難しいんですよ」

下僕のいうことも一理ある、
肥満の人間にやせろというだけでは痩せさせることなどできないのと同じだからだ。

それに下僕は貧民街の出身だ、酒とたばこにしか楽しみを見いだせない環境で育ったのも大きい。
酒に関しては何とか禁酒を成功させたものの、タバコに関してはさっぱりなのである。

「本当に血の味が不味くなるんだ、何とかできないのか」
「そうは言われましてもね〜、自分も酒以外に楽しみっていうこれしかないんですよ。 主だって血を断てって言わてもできないでしょう?」
「それとこれはとは話が違うだろ! 私を誰だと思ってるんだ、吸血鬼だぞ!」

貧民街から拾ってきた下僕と言い争いになる。
何かいい方法は無いものか...。

「そうだ、自分にいい考えがあります」

このような流れでも『いい考え』とは決して名案とは言えないものだが、さて...。


「お口が寂しくなるからタバコを吸っちゃうんじゃないですか?」
「まぁ、そうだな」
「飴もガムもダメだった」
「本当に長続きしなかったアレだな」
「そこでです」
「.........まさか乳首でも吸わせろというんじゃあるまいな?」
「いいえ、違います」

下僕は一息置いた。
とんでもなく嫌な予感がする...。

「前の方は貴族的にアウトなんでしょ? だったらアヌスを吸わせてくださいよ!」

............ハァ!?

「大丈夫かお前、とうとうイカれたか」
「だってこういうのは独力じゃできないことが多いし、これなら主でも協力できるでしょ?」
「それだったら乳首吸わせた方がよっぽどマシだ!!」

それだったら乳首吸わせた方がよっぽどマシだ!!
大事なことだから二回言ったぞ!!

「っていうか、酒の時も今回も、『血が不味くなるから』とか言うだけだったじゃないですか! そんな不条理に人から楽しみを奪うばっかりじゃ不公平ですよ、主も代償を払ってくださいよ! そうしたら自分、今回こそ成功すると思うんです!」

......暴論すぎる。

「あれですか、『気が強い女はアナルが弱い』とか信じてるから怖いんですかァ?」

カチン。
こんの下僕ッ...。
平民の分際で貴族に喧嘩を売るか!!

「いいだろう、お前が禁煙を成功するまで、思う存分主の尻穴をしゃぶりつくすがいいわ!!」

こうなったらヤケだ、どっちが先に折れるか尋常に勝負といこうか!!






1日目/今日

「というわけで主、ファーストコンタクトをよろしくお願いいたします」
「超絶嫌だがしょうがない...」

私の寝室に二人でやってきた。
下半身マッパになると、ベッドにうつ伏せで横たわる。

「くっ、好きにしろ! これも美味なる血のためだ!」
「はーい」

返事をするや否や、尻の谷間に一度顔を埋める下僕。
心なしかハァハァと意気が上がっている...ッ!
しっ、尻穴に下僕の吐息が当たってるッ...!

ペロリ

ひっ、皺を一筋舐められた!!
ひぃぃぃっ!
皺一本一本に唾液を擦り込むがごとく丁寧に嘗め回している...!

閉じたアヌスを嘗め回すだけで今回は終わった...。

「さすが貴族、声もあげませんか」

しっ、死ぬかと思った...。
だが、私は貴族、平民ごときに屈服する道理などないのだよ!!

...など言いつつ、これ本当に禁煙まで持つのかな、とも思わないわけでもないのだった...。






4日目

毎日の執務中の事...。

「主ぃ、もうキッツイです...」
「...今、仕事中なの見てわからないか?」
「でも禁煙に付き合うって約束したでしょ」
「......そうだったな、なら」

私は椅子をどけた。
そうしてドレスの中に手を入れて下着を脱いで机の上に置いた。

「ほら下僕、そこに。 私は立って仕事を続けるから、お前は立膝で尻を嘗め回していろ」
「了解です」

裾を持ち上げたドレスの中へと入ってくる下僕...。
こんなところ誰かに見られても困るので、裾を下ろして、下僕をドレスの中へ完全にいれてしまう。

くっ、今日も何ともねちっこい攻めだ。
唾液で尻穴をふやかして中へ侵入しようとしているかのような......。

って!
本当に中へ舌を突っ込んでくるやつがあるか!!
ああああああああああ!!
直腸内を! 下僕の舌が這いずりまわっている!

そこへ

「ご主人様ァー、さっき注文した紅茶持ってきたぜー」

グールのメイドが下僕が来る前に持ってこさせるよう頼んだ紅茶を持ってきた...!

「あぁ、そこへ置いておいてくれ...」
「あえっ? いつもなら紅茶とスコーンをテーブルの上に広げるのに?」

コイツ意外と細かいところで覚えているんだな!
舐めていたよ! 今(尻穴を)舐められているだけにな!
舐められているどころか、穴に舌が入ってるけどな!

「いっ、いや...今日は、そういう気分なんだ...」
「...そうかぃ了解で〜す」

メイドが部屋を出ていこうとしたとき、

ちゅぽん!

「ひっ!?」
「!?」

下僕が尻から舌を引っこ抜いた!
思わず悲鳴を上げてしまい、メイドにそれを聞かれた!

「......大丈夫ですか、体調悪いなら医者でも呼んできますけど」
「あぁいや大丈夫だからここは行ってくれ頼むから」

早くこの場から去ってくれ...
それとお前、敬語使えたんだな!

「ぁぁ、わかりました...本当にヤバイ時は...」
「ああわかってるから!」


パタンとドアを閉めメイドが居なくなると、思わず下僕を蹴っ飛ばして転がした。

「お・ま・え〜ッ!! あんなタイミングで舌を抜くやつがいるか!! 気づかれたらどうするつもりだったんだ!!」
「でもスリル満点だったでしょ?」
「あんなスリルいらんのだよ!!」

呆れて下僕に往復ビンタをお見舞いする!
首の皮一枚で繋がったけど、今日でまだ6日目だぞ......
これよりひどいのがあるってか...






2週間目

「あ“−、主のお尻はおいしいですぅ...」
「だまれ」

寝室にて、吸血のあとに一服したくなったからいいですか? などと宣った下僕に一往復ビンタをしてから下を脱いで下僕に尻を差し出した。

下僕の血は禁煙が順調なのか多少はマシになっていた。
加えて、体を健康にする食品を重点的に摂らせているからかもしれない。

「そうです、主。 そろそろ指入れてもいいですか」
「......タバコは口で吸うものだから嫌々舐めさせているのだけど?」

つっこまれてたまるか!
執務中、人が来そうなタイミングで入れている舌を引き抜いたり、逆に突っ込んだりしている下僕に、いい加減にしろと声を荒げる。

「いや〜、辛いな〜、今回も禁煙失敗しちゃいそうだな〜...」
「......」

しかしゴネる下僕。
...............。

「...今回だけだぞ」
「さっすが主、話がわかるぅ!」
「だまれ」

いつものように尻穴を嘗め回してほぐしにかかった下僕。
気のせいか、いつもより尻の内外を濡らす唾液が多い。

1時間かけて尻を嘗め回していた下僕は

「これだけほぐせば大丈夫そうですね」

そういって、肛門に人差し指を当てる...

「痛いなら痛いって言ってくださいね?」
「...わかってるならやru...アーッ!!」

この野郎、人が返答し終える前に!!

「おおっ、かなりあっさり根元まで飲み込んじゃいましたよ!」

グリグリと穴を拡張しようと直腸内を暴れまわる下僕の指。
その動きを私の脳は繊細に把握していた。
そのすべてを快楽として...。

「もう一本いけそうですね...」

えっ今なんて...

「ア“ーッ!!!」

私は貴族であることを感じさせない声をあげて絶頂した、してしまった。

血の貴族たるヴァンパイアが、尻穴を弄ばれて、獣のような嬌声を上げる......。
私は、貴族なのだ...貴族なのだぞ...。

心まで尻に飲まれまい、心に誓った瞬間だった...。








一カ月半後

「すっごいですよ、もう指が五本入りますよ」
「...だまれ」

口とは裏腹に、私の尻は下僕の指を『快楽を与えてくれるもの』と認識していた。
すっかり柔軟になってしまった尻穴は、今や下僕の指を5本も軽々飲み込む、ブラックホールと化していた...。

「主よ、折り入って相談があります」
「おい」

本当に嫌な予感しかしない前置きをするやつだな。

「主のお尻で卒業したいのですがッ!!」
「断るッ!!」
「なぜですか!!」
「なぜも寄席もないだろう!!」

私はヴァンパイアだ、ヴァンパイアは魔物娘だ。
魔物娘は人間の男とのバベルの塔での快感には勝てない...。

これを尻...いや、知ってしまうと、後戻りできない気がした。

「もう一カ月半も禁煙できているのです! 加えて日々の暮らしまで改めたから、主もおいしい血液を飲めるようになったのでしょう!?」
「.........」

......まぁ、酒もタバコも絶つように言ったのは私だ。
その私の命令に従った下僕は、見事タバコも酒も絶ち、食生活も改めた。
おかげで私は、上質な下僕の血液を堪能できるようになったわけだが...。
............。
...もうなるようになれ!!

「超絶不本意だが......お前の禁酒禁煙は成功を迎えつつある...ここいらで褒美をくれてやるのもいいのかもしれない...」
「さっすが主!! そこに痺れる憧れるゥ!!」
「だまれ、本当に調子のいいやつだな...」

いつものようにベッドにうつ伏せに横たわ......らない。
今日は尻を持ち上げ、後輩位の体勢になる。

「指を5本も飲み込める主ならイケますよー、大丈夫ですよー」
「いいからもう一思いにやってくれ...」

菊門にペニスを宛がった下僕は私を落ち着かせると、その腰をゆっくりと前へ突き出した。

ズッッブゥ...

!!!!???
なんだこれ、この感覚はッ...!!

下僕に調教されて柔軟性を得た尻穴は、やすやすと下僕のペニスを根元まで飲み込んだ。

「動きますね...」

下僕が動き出した...。

下僕が出入りするたびに穴の淵が逃がすまいと追随する。
私はもう快楽で悲鳴を上げるしかできず、下僕のされるがままとなっていた。

「あ”〜、イグッ、ケツの穴気持ちィ“ィ“ィ“!!」
「そろそろ出しますねっ...」
「貴族なのにッ!! 平民チンポでウィグゥゥゥ!!!」

びゅるるるるっ


奥へ奥へと送り込まれてくる精子を、私の腸は蠕動して一滴も逃すまいと飲み込んでいく。
さきほどの危惧は当たっていた。
もうこの快楽を知る前には戻れなかった...。






3カ月後

「もう休ませてくださいよぉ!!」
「ダメだ、お前が禁煙にかこつけて尻を調教し、平民チンポの味を教え込むのは勝手だ。 だがそうなった場合、代償として何が発生すると思う?」
「......」
「常にアナルセックスだ。 お前だって今回の件で私に負い目を感じてるはずだ。 だからお前がやらなければ私から尻を犯させるだろう。 そして、人間のままのお前ではアナル以上の快楽をもたらす『本番』はできない。 すなわち、お前は償いのアナル責めをするしかない」

あれ以来、私はアヌスに下僕の平民チンポが入っていないと落ち着かなくなってしまった。
なので。
執務中は椅子にまず下僕を座らせ、その上にノーパンの私がアナルにペニスを入れながら座り。
外出する際は技術者に作らせた、セグ〇ェイごとく2輪だけで動く無人かつ柄のない人力車状の椅子に座ったまま入れたまま移動することで対処している。

「ご主人様、にしても常にアナルセックスしながら出歩くてよっぽどですね......」
「それもこれも下僕が悪い」

執務中のお茶を持ってきたグールのメイドに呆れられる。
そしてそれの功罪を、私は下僕になすりつけた。




気の強い女はアナルが弱い、確かに事実かもしれない。
昔の人間はよくも語呂のよい表現でいらぬ情報を残してくれたものだ...。

ですが、昔の人間はこうも言っている。
『好奇心は猫をも殺す』と...。
フッフッフ...♥
19/05/16 01:16更新 / 妖怪人間ボム

■作者メッセージ
ドーモ、妖怪人間ボムです。

今回は自分が夢で見た話が原作です。
ヴァルキリーさんのアナルを開発したら、堕天してDヴァルさんとなったことで立場が入れ替わり、やり返される夢...でした。
なんですけど、あんまりにも夢を見た原因であろうエロ漫画まんますぎるために、一旦投稿したそれを引っ込め。
ヴァルキリー→ヴァンパイア
勇者 → 下僕
にシフトし、主と下僕の根競べへと仕立て直しました。

魔物娘はアナルではなく『本番』に価値を見出す種族なのは重々承知しておりますが、どうしても書きたくなってしまいまして...。
その辺はどうかご了承ください...。

次回は未定です、マジです。
ですが、お世話になることがありましたら、そのたびもよろしくお願いします!



P.S.
ボムさんは寝る直前まで見ていた本や映画などがよく夢に出てきます。
そのせいでカオスすぎる夢を見ては寝た気がしないのが日常茶飯事で...。
誰か夢を見ないで眠れる方法を教えてください。

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