読切小説
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妖狐復活
「口惜しや……口惜しや……忌々しい封印石に閉じ込められること一千年……この恨み、晴らさずしてなるものか……」

「あ……あ……」

「(あんりゃ〜! このちっちゃい男の子マジ儂好み! えっ、もしかしてこの子が儂の封印を解いてくれたの? よし決めた! 儂この子の妻になる! そして建国できちゃうくらいいっぱい子作りする! はい決まり!)」

かくして千年の間封印され続けてきた妖狐の恨みは、「たまたま封印を解いてくれた村の少年が自分の好みだった」という理由により、2秒で霧散することとなった。

「ふふふ……よくぞ我の呼び声に応え、封印石をどかしてくれたな人の子よ。儂の名は千花(せんか)。褒美としてこの傾国の九尾と呼ばれし儂の躰を好きに――んん?」

千花はここでようやく、男の子が腰を抜かして怯えていることに気が付いた。

肩から胸元まではだけた着物に包まれた豊満な肉体は、確かに魅力的ではある。

だが、ただでさえ狐の耳や九つの尾が生えた異形である上に、2m近い体格から見下ろされてしまっては、恐怖心が先行してしまうのも無理はない。

「(これではいかん……よし、こうなったら……)」

千花が呪文を呟くと同時に、彼女の体が男の子と変わらないくらいの大きさまで縮んでいく。

神格に近い存在である彼女にとって、肉体年齢の操作など造作もないことである。

「どうじゃ? これなら怖くはないであろう?」

「う、うん……」

自分に近しい年頃の女の子へと変身した千花を見て、男の子は戸惑いつつもこくりと頷いた。

「よしよし、それでは話の続きじゃ。お主があの封印石をどかしてくれたおかげで、儂は実に千年ぶりに娑婆の空気を吸うことが出来るようになった。是非ともお礼をしたいのじゃが、こんなところではなんじゃから、お主の住んでる村にでも案内してくれるか?」

「わ、分かりました!」

男の子が快諾する陰で、千花はこっそりと舌なめずりをしていた。

――――――――――

「ぎゅ〜♥ ふふふっ、千年ぶりの人の温もりじゃ……♥ 」

男の子を村の納屋に連れ込むことに成功した千花は、その小さな体を思う存分抱き締めることで、彼の体の温かさを堪能していた。

「あっ、あの……」

「んん、どうした? 苦しいのか?」

「そうじゃなくて、その……おっぱいが……」

そう言って顔を赤らめ、恥ずかしそうに顔を背ける男の子。

今の千花が纏っている白い着物は胸元がゆるゆるであり、隙間から桜色の乳首が見え隠れしているのだ。

「ふふ……遠慮するでない。気になるならいくらでも触ってくれて良いのじゃぞ?」

千花はそう言って男の子の手を取ると、胸元の隙間に手のひらを突っ込ませる。

「その代わり……お主のここも触らせるのじゃ♥」

男の子の股間に幼い姿の妖狐の手が伸び、白い指先が小さな陰茎の形を服の上からなぞっていく。

「あっ、あぁ……」

股間に走る電流のような未知の刺激に、男の子は千花の乳首を摘まみながら可愛らしい喘ぎ声をあげた。

「んっ、んん……いいぞ……もっと儂の乳首を弄ぶのじゃ……」

狐耳を楽しそうに尾を揺らし、興奮して口の端から熱い吐息を漏らす。


千花は男の子の袴から器用に勃起した陰茎を取り出すと、優しく上下にしごき始めた。

薄暗い納屋の中で、男の子と妖狐の矯声が響き渡る。

お互いの敏感な部分を弄くり回す二人の興奮はじわじわと高まっていき、それに伴い喘ぎ声も湿っぽい熱を帯びていった。

「あっ、狐さん……何か……来る……!」

「おやおや。もう限界か……力を抜いて、気持ち良さに身を任せるのじゃ」

「んっ、くぅ……」

興奮が限界に達した男の子の陰嚢がきゅっとすぼまり、真っ赤になった顔がぶるぶると震え始める。

射精の前兆を察した千花はすかさず男の子の亀頭をちゅるんと口内に咥え込んだ。

「あっ、あぁ……」

男の子は恍惚の表情で脱力して、妖狐の口内に精を注ぎ込んでいく。

千花は狐耳をピコピコ揺らしつつ、彼が最後まで心地よく精液を吐き出せるように、指で優しくしごきながら口をすぼめて吸い出していった。

「んくんっ……ふふふ……まだまだ元気いっぱいじゃのう」

口内の精液を嚥下した千花は、男の子の陰茎が元気よく上を向いているのを見て、嬉しそうに舌なめずりをした。

「それじゃあ次はお主の童貞を喰らうとするか♥」

そう言うと袴をはだけさせて、無毛の秘所を惜しげもなく男の子に見せつける。

少年が躊躇う猶予もなく、発情した妖狐は相手の躯に覆い被さると、恥ずかしがる彼の眼を見つめながらその小さなペニスを咥えこんでいった。

「ああっ……固いのう……儂の中で嬉しそうに震えておるわ……」

千花は九つの尻尾を満開の花冠の如く大きく開いて膨らませると、ゆさゆさと腰を振り始める。

「ああっ……すごいよ……これ……」

未経験の快楽に切なそうな喘ぎ声を上げて浸っていく男の子を見て、千花は背筋にゾクゾクとした感覚を覚えた。

「気持ちよさそうな顔をしおって……ほれほれ」

「あっ、だめぇ……」

嗜虐心をくすぐられた千花が膣口を締め付けながら小刻みに腰を揺らすと、男の子は甘えた悲鳴を漏らしながら小さな手をばたつかせて可愛らしい抵抗を始める。

妖狐は意地悪な少女の笑みを浮かべると男の子の手のひらをぎゅっと握り、じっくりといたぶるような腰の動きで快楽の底なし沼に引きずり込んでいく。

「き、狐さん……そんなに激しくしたら……」

「なんじゃもう限界か? もうちょっと辛抱せんか♥」

男の子の限界が近いことを察した千花は、腰の動きを前後に搾り上げていくようなものにしながら少しずつ体を前に倒して、お互いの吐息がかかる距離まで顔を近づけた。

「仕方がないのう……儂の唇を吸いながらたっぷりと中で果ててしまえ♥」

柔らかくて弾けるような接吻が、彼の我慢を優しく食い破る。千花に唇を奪われた男の子は目を白黒させながら、びゅびゅっと彼女の温かい子宮の中に精を吐き出した。

「はぁ……ああん……」

男の子は自身の陰茎がびくびくと震えて精を注ぎ込んでいくのと同時に、自分の小さな心臓のとくんとくんという鼓動のリズムを感じていた。

そしていつの間にか、千花の紅潮した、愛欲と母性に溢れる表情から目を離せなくなっていたことに気が付いた。

「き、狐さん……」

「ふふっ、すっかり儂の虜になってしまったか♥」

千花は白濁液に満たされた自身の秘所からぬるりと陰茎を引き抜く。

そして二連続で子種を絞り出され、疲れ気味の彼を労うために添い寝すると、頭をぎゅっと抱きしめてあやすように優しく撫で上げていった。



「さて……お次はこちらの体で可愛がってやるわ」

そういうと千花の体はみるみる内に大きさを増していき、やがて封印を解かれた直後と同じ、豊満で妖艶な妖狐の姿へと変貌する。

「儂の胸でたっぷりと挟んでやろう。すぐにお漏らしするでないぞ♥」

小さな陰茎は巨大な双球の谷間へすっぽりと収まってしまい、驚きと心地よさの入り交じった悲鳴を聞いた千花はコロコロと楽しげな笑い声を漏らす。

「可愛い声を出しよって……我慢できなくなったら、乳の中で思う存分出してしまうが良い」

千花は悪戯っぽく眼を細めると、乳を支えていた両手をグリグリと動かして、谷間に捉えられた陰茎を弄び始める。

ムニムニとした甘い感触が陰茎を容赦なく可愛がり、男の子の躯は快楽に耐えきれずふるふると震えていた。

「やっ、やわらかいよぉ……!」

「そうかそうか……好きなだけ声をだしてよがるが良い」

あられもなく悲鳴をあげる男の子の姿に、千花の欲情もますます昂っていく。秘所はいやらしい蜜で潤い、双球の動きも確実に子種を搾り取るものへと変わっていく。

「谷間の中でお主の可愛いモノがひくついておるぞ……もう限界のようじゃな」

暴力的な程の柔らかさを誇る乳の谷間で震える陰茎を、押さえ込むように強く挟み込む。

その動きが止めとなり、男の子の躯からふっと力みが抜けていった。

「あ……」

唇の端からみっともなく涎を垂らして、男の子は千花の魅惑的な乳の中に活きの良い子種をドプドプと捧げていく。

3回目の射精だというのにその量に衰えはなく、谷間から収まりきらない精子がピュルッと滲み出るほどだった。

「こんなに出しよって……儂の胸の中はそんなに気持ちよかったか?」

「うぅ……恥ずかしい……」

自ら放った子種で真っ白に染まり、糸を引く豊乳の谷間を見せつけられて、男の子は思わず顔を真っ赤に染めて目を背けてしまう。

行動とは裏腹に元気よく勃ちあがっている陰茎を見た千花は淫猥極まる微笑みを浮かべると、彼の躯を飲み込むような勢いで覆い被さった。

「それじゃあ次はこの肉体で交わることにしよう。ふふっ、何分持つかのう?」

未経験の肉体にたっぷりと快楽を刻み込まれた男の子が今更抗うことなどできるはずもなく、敏感で未熟な陰茎はねっとりと温かい膣の中へと飲み込まれていく。

妖狐の膣壁は待ってましたと言わんばかりに襞を絡み付かせて、子種を吸い取りにかかる。

「そらそら……腰を振ってやるぞ♥」

千花が腰を上下する度に胸元から溢れ落ちそうな勢いで、豊満な胸がゆさゆさと揺れる。

いやらしい光景に見とれるうちに、男の子は腰の辺りに心地よい電流が走っていることに気がついた。

「あひっ! あっ……」

「うむっ? おやおや。これは……」

男の子が素っ頓狂な悲鳴を上げると同時に、子宮に熱いものが迸るのを感じる。

既に三回も搾り取られた陰茎は、抵抗力を失って緩くなっており、これまでとは異なる包み込む様な快楽にあっさり屈してしまったのだ。

「暴発してしまったか。興奮しすぎではないか?」

「ご、ごめんなさい……」

顔を真っ赤にしながらピュッピュッと可愛らしい射精を続ける男の子を見下ろし、千花はクスクスと目を細めて笑みを浮かべる。

「仕方がないのう……でも、まだ出せるじゃろう?」

そう言って陰茎を引き抜くと、今度は四つん這いになって大きな尻をふりふりと突き出す千花。

「後ろから突っ込みたくはないか? 犬の様な交尾をしようではないか♥」

九つの尻尾を揺らめかせ、秘所から白い筋を垂らして淫猥な誘惑する妖狐の姿に、男の子の陰茎はみるみる固さを取り戻していく。

「お……お姉さん!」

「これこれ、がっつくでない♥」

獣の勢いで背中にしがみつき、闇雲に尻肉に陰茎を押し当てる男の子。その姿に愉悦と興奮を交えた笑みを浮かべつつ、きちんと繋がれるように位置を調整する。

「うあぁっ!」

「んふうっ♥」

4回の射精を経てもなお男の子の若い陰茎は固さを失っておらず、貪欲に子種を求めて火照る秘所を貫かれた千花は、甘ったるい悲鳴を上げた。

「お姉さん、お姉さん……!」

「(あぁっ、激しい……! いかん、子宮が降りてきてしまうではないか……♥)」

加減というものを知らない男の子の元気なピストンに、余裕を保っていた千花の唇からもはしたない声が漏れ出す。

「んんっ……胸も触ってくれ……」

妖狐のおねだりに応じて男の子は、腰の動きに合わせてふるふると揺れる両胸を懸命に揉み始める。

「はあぁっ……良いぞぉ……もっとぉ……♥」

本能に任せた動物のように激しい交尾に、千花は甘い吐息を吐き出し、結合部から白く泡立った愛液を溢れ出させる。

納屋の中は発情した二人の獣から立ち上る淫猥な香りで満たされ、それがまた二人の劣情を、激しいものへとたか上らせていく。

「うう……狐のお姉さん……ぼくっ、もう……!」

「千花と呼ぶのじゃ……んむっ……ちゅ……」

千花は甘く蕩けた表情で首を後ろに回し、男の子の唇をねっとり味わいながら膣をぎゅっと締め上げる。

結果として未熟な陰茎の裏筋が、複雑な襞を念入りに擦り上げる形になり、下半身がどろどろに溶けていくような快感を味合わされる。

間もなく男の子は、女の様な声をあげて腰をビクビクと振るわせた。

「あっ……うっ……」

千花の背中にもたれかかる形でぶるぶると躯を震わせ、温かい膣内の奥にどくどくと子種を注ぎ込んでいく。

まるで陰茎から魂を吸われている様な有り様だったが、その表情は桃源郷を味合わされている者のそれだった。

「ふふ……儂の中でびくびくしながら精を吐き出しておる……孕ませようと必死じゃのう……♥」

千花は男の子が射精する最中でも構わず九つの尾で下半身を包み込み、幼い陰茎を膣壁で締め上げることで、若い子種を一滴残らず絞り出していく。

その表情は正に淫猥で魔性の妖狐そのものである。

「……はう……」

やがて幸福な射精の時間を終えた男の子は、しがみついていた千花の背中から力無く剥がれ落ちる。

「いかんいかん……つい本気で吸ってしもうたわ……」

慌てて様子を確認する千花だったが、当の男の子は精を出し尽くしただけであり、幸福感で蕩けた顔ですやすやと寝息を立てていた。

「全く、幸せそうな顔をしおって……♥」

そう言うと千花は苦笑しながら夫と決めた彼の額に軽く接吻をし、白濁液と愛液でどろどろの陰茎を口内に含み、優しく掃除する。

固さを失い、可愛らしく縮んだモノをれろりと舐め上げられた男の子の口からは、甘い呻きが漏れていた。

――――――――――

「んむむ……そういえば儂はどうして封印されていたのじゃろうか……」

ことを終えて冷静になった千花は、自分が千年間も封印されることになった原因について思いをはせていた。流石の妖狐も千年も前のこととなると、記憶が朧げになってくる。

そこでふと自分の胸の中に顔を埋めて寝息を立てている男の子の顔を見てみると、脳内に突然記憶の残滓が浮かび上がってきた。

「思い出した! 確かあの時の儂は少年性愛を拗らせる余り、世界中の美少年と淫魔を寄せ集めて、ショタコン国家を造ろうとしてた! それで人間にも魔物にもドン引きされて、双方から攻撃を受けて……!」

もう一度、自身の谷間で心地よい眠りを享受する男の子の表情を覗き込む。

「ようし……封印が解けて、こんなかわゆい旦那も手に入れたことじゃし、この子といっぱい子作りして、千年前は叶わなかった、男の子の喘ぎ声が止まぬ国を造るとするか♪」

自分のそれとほぼ変わらない内容の野望を、新たな魔王が既に実現しかけていることに千花が気づくのは、それから少し経ってからのことであった。

--FIN.
19/11/24 22:00更新 / SHAR!P

■作者メッセージ
拙者、「強大な力を持つ魔物が一般ショタをとろとろに甘やかすシチュ」大好き侍!

ちなみに当初はロリ妖狐とおね妖狐は姉妹という設定でしたが、書きづらくなりそうなので一人の変身形態ということでまとめました。人外おねショタはこういうところが便利でよき。

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