読切小説
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僕の隣のお姉さん達
冬の訪れを感じさせる、雪の降る日。

とある安アパートの外廊下に、一人の少年が現れた。
彼の名はレシル。次の春からこの地区の中学校に入学する、あどけなく幼い少年だ。

まだ小学校を卒業しているわけではないのでこの時期だと引っ越しには早い。
実家からそう離れていないとはいえ、独り暮らしをするにはやはり幼すぎる。

それでもレシルがここに移り住んだのは、ずっと憧れていた独り暮らしを実現するため。
家事能力は十分あるし、家賃に関しては家族が負担してくれる事になった。
小学校の校区には入っているので、多少遠くはなるが卒業まで通える。

とは言えやはり、離れたところで独り暮らしするには不安が付きもの。
同じアパートの住人達、特に隣部屋の住人が協力してくれるなら心強い。

そういう経緯で、彼は引っ越しの挨拶の為に寒い廊下を渡ろうとしていたのだ。


「うぅっ…寒い…」

白い息を吐きながら、レシルは隣室のチャイムを鳴らした。

「ごめんくださーい」

呼びかけると、奥から聞こえてきたのは若い女性の声だった。

「はーい」
「今行きまーす」

声がしてすぐに、扉が開いた。


出てきたのは、二人組の女性。
イエティとワーシープだった。

この地方ではそれほど魔物も珍しいわけではないが、やはりその容姿は人を惹きつける。
レシルがしばし言葉を紡げずにいると、向こうが先に声を掛けてきた。

「どうしたの、ボク?」
「え? あ…こ、こんにちは。今日から隣に引っ越してきた、レシルです」
「あぁ、引っ越しのご挨拶ね! …パパやママは?」
「えっと…僕、独り暮らしをさせてもらってます」

それを聞いて二人が目を丸くした。
イエティの方がレシルに問いかける。

「独り暮らしって…キミ…じゃなかった、レシル君はいくつ?」
「先月12歳になりました」
「その年で独り暮らしするの!?」
「前々から独り暮らしをしてみたいって思ってて…来年から近くの学校に進むので…」

取りとめのない会話を続けながらも、レシルの瞳はチラチラと二人の肢体に視線を向ける。
何せ二人とも、やや厚着をしている上からでも分かるほどの巨乳なのだ。
思春期に入っているレシルには少々刺激が強い。

褐色の肌をしたイエティの方はやや見た目よりあどけなく、子供っぽい印象だ。
対象的にワーシープは、ワーシープらしく眠たげではあるが大人びた印象も受ける。


「へぇ…うん、分かった。何かあったら力になるわ」
「あ、自己紹介が遅れたね。私はイエティのマルタ」
「ワーシープのメリィだよ。よろしくね、レシルくん」
「あ、はい…よろしくお願いします、マルタさん、メリィさん。後、これを…」

レシルは引っ越し祝いとして持ってきたタオルを差し出した。

「つ、つまらないものですが…」
「あら、ありがとう。結構しっかりしてるのね、レシル君♪」

この寒さにも関わらず、マルタに褒められてレシルの頬は紅潮した。

「で、で…では、僕はこれで失礼します!」
「うふふ。じゃあね」

レシルはその後も、同じ階の部屋を回った。
同じ階にはレシルのいる201号室を含め、全四部屋。
メリィ達と逆側である203号室は空室、204号室は若い夫婦と子供が住んでいた。
部屋の位置関係で言えば、やはり隣のマルタ達との交流が多くなりそうだ。


部屋に戻ったレシルは、荷物の整理を始めた。
それほど多くない荷物だが、片付けには随分時間がかかっている。
レシルの脳裏にずっとマルタとメリィの姿がよぎり、作業が進まないせいだ。

(綺麗なお姉さん達だったなぁ…)

部屋を開けた瞬間に香ってきたいい香り。
優しそうな声色。
引っ越し祝いを渡した時にわずかに振れた柔らかい皮膚の感覚。
なによりその抜群のスタイル。

思春期の彼の心を満たすにはあまりにも充分だった。
しかもその二人は壁一枚を隔てたすぐ隣にいる。

気分が昂ぶらない理由はなかった。



荷物があらかた片付くと、どこからか声が聞こえてきた。
明瞭な声ではないが、聞き覚えのある声だった。

「…お姉さん?」

先程の二人の声だ。
それも、外からではなく隣室の方から直接聞こえてくる。


安アパートとは言え、魔物娘の多いこの地域では防音設備もそれなりに整っているはず。
不思議に思い調べると、どうやら声は壁のある一点から聞こえるようだ。

そこは明らかに、新たな壁紙を上から貼り直していた。
しかもその壁紙の端はめくれかかっている。

「…もしかして…?」

レシルは恐る恐るその壁紙を剥がしていった。

「…………!」

そこにはレシルの予感通り、穴が開いていた。
それも、縦幅30cm、横幅10cmほどの亀裂状のもので、なかなか大きい。

声はやはりここから漏れていたのだ。


「…………」

レシルは魔が差したとでも形容すべき衝動により、その穴を覗き込んだ。
穴が空き声が漏れているとはいえ、壁を貫通しているとは限らない。
貫通しているとしても、向こう側だってふさいでいる可能性は高い。


しかしその穴からははっきりと、マルタとメリィの部屋が見えたのだ。

「あ…」

先程から自らを昂ぶらせていた魔物娘二人。
その部屋を、自らの部屋にいながら伺い知ることが出来る。

彼の興奮も必然だった。
ただし、二人の姿そのものはまだ見えていない。



「メリィー♪」
「ん…いいわよ♪」

まだ声がしたかと思うと、今度ははっきりと聞き取れるうえに艶っぽい声だ。
思わず鳥肌が立つ。

(今の声…?)



そして、二人がレシルの視界に姿を現した。

(お姉さんだ…ッ!)

普通なら気づかれないか心配する所だが、今のレシルの視界は二人に釘付けだった。
自分の存在がバレているかどうかという事は、全く脳裏に浮かぶ余地がない。

現れた二人の頬は紅潮していた。
ちょうど今のレシルも同じような頬をしている。


「今日は…私の番よ♪」
「うん…♪」

マルタの誘いにメリィが応じる。


そして二人は、そのまま服を脱ぎだした。

(…………!?)

突然目の前で繰り広げられた脱衣ショーに、レシルは思わず息を止めた。

二人を覆っていた厚手の服が脱ぎ捨てられ、体毛に包まれた豊満な胸が露わになる。
続いてスカートも外されると、こちらも下着のような体毛に包まれた臀部が姿を現す。

体毛に包まれているということは、つまり裸である。
厚着に見えたが、体毛のおかげか実際は服は一枚しか着ていなかったようだ。

(す…ごい…////)

レシルも思わず喉を鳴らす。


「いいよね…?」
「うん、いいよ…♪」

その会話が終わらないうちに、二人の胸と股間を包んでいた体毛が消え去った。

(ッッッ!?)

今まで見たこともないような質量の胸が目の前でさらけ出される。
しかもその先端部には、綺麗な桃色をした乳首まではっきり見える。
その上、これまで見たことのなかった女性の秘所までくっきりと分かる。

(お姉さんの…おっぱいが…おまたが…ぁぁ…)

それを見て、レシルの肉棒が部屋着の短パンの中で膨張していく。
圧迫されて苦しそうにしている肉棒を、レシルは無意識のうちに短パンから取り出す。
ギンギンに屹立したそれは、皮こそ半分被っており大きくもないが、かつてない硬さだ。


「んちゅ…♪」
「ちゅぅっ…♪」

肉棒をさらけ出したレシルの目に、舌を絡めて口づけをしあう二人の姿が飛び込んできた。
お互いに胸を揉みしだき、股間にも手を伸ばしている。

今まで見たこともないような扇情的な光景に、レシルの興奮は最高潮に達した。

(お姉さんッ…お姉さんッ…お姉さんッ!)

シックスナインの体勢でお互いの陰部を舐めあいだす二人を見て、レシルは肉棒を扱きだす。

「んちゅっ、んぁぁ…ひっ♪」
「ぴちゅっ…んぅぅっ、あぁ…♪」

お互いを責め立てる二人とともに、レシルも自らの肉棒を激しく扱いていく。

(お姉さんッ、お姉さんッ、お姉さんッ!)

既にレシルの肉棒からは先走り汁がトロトロと溢れ出し、絶頂も時間の問題だ。
一方のマルタとメリィも、お互いのクリトリスに吸い付き、絶頂へと陰ちびいていく。

「マルタ…私、もう…ッ♪」
「私もッ…私もイキそう…メリィィィ…♪」
(ああ…出る…出るッ、出るよぉっ、お姉さん!)



「イッ…くぅぅぅぅぅぅ♪」
「んっ、んぅひぃぃぃぃぃ♪」

(あぁぁぁぁ…っ♪)


びゅくっ、どくっ、びゅるるっ…


二人が絶頂するのと同時に、レシルの肉棒から精液が迸った。

「はぁ…はぁ…」

気づかれないように小さく息をしつつ、レシルはしばし絶頂の余韻に浸った。
マルタとメリィはそのままソファーに倒れこんでいる。



落ち着くと、急に罪悪感が芽生え始める。

(やっちゃった…覗きをして…こんなことしちゃった…)

しかも、衝動的な自慰のせいで壁や床には精液が付着している。
レシルはいったん壁紙を貼り直すと、罪悪感に苛まれつつそれを掃除するのだった。






翌日。

昨日の興奮で夜もあまり眠れなかったレシルは、チャイムの音で目を覚ました。
時計を見ると、まだ午前七時を過ぎたぐらいだ。普段のレシルの起床時間より少々早い。

「…誰だろ…まだ朝なのに…?」

レシルはパジャマのまま寝ぼけ眼で玄関へと歩いていく。
先ほどから何度か鳴っているので、ちょっと待たせたかもしれない。

「ごめんなさい、今開けまーす」


扉を開けた瞬間、レシルの動きが止まった。

「おはよ、レシルくん♪」
「起こしちゃった? ゴメンね」

そこに立っていたのは、紛れもなくマルタとメリィだった。

「あっ…え…? お姉…さん…?」

眠気など一瞬で吹き飛んだ。
呆然と立ちつくすレシルを見て、一方の二人は少し申し訳なさそうな表情をする。

「あ、やっぱり起きたてなんだ。ごめんね、こんな朝早くに…」
「え? どうして起きたて…って…………あっ」

メリィの言葉で、レシルは自分が二人の前にパジャマのまま来てしまったことに気づいた。
別段、花柄や動物柄だったりするわけではないが、それでも少々恥ずかしい。
レシルの頬が恥ずかしさで紅くなる。

「ご、ごめんなさい、こんな、格好…」
「うぅん、いいのいいの、こっちこそごめんね、いきなり…」
「い…いえ、そのことは構いません! …あっ、良かったらどうぞ、中に」

扉を開けっ放しだと寒いので、レシルは二人を玄関まで迎え入れた。

「ありがと♪ …あ、レシルくんも寒かったよね、ごめんね?」
「い、いえ、いいんです…あの、ところでご用件は?」


「そうそう、それなんだけど…お昼頃、私達の部屋に来ない?」
「…………へ?」

マルタの提案に、レシルは一瞬思考が停止してしまった。

「…僕が…お姉さんたちの…お部屋に…?」
「うん」
「いいん…ですか…?」

思考が明瞭になると、思わず驚きとも歓喜ともつかない声を上げる。

「レシル君も一人で大変でしょ? だから、お昼ごはんを一緒にどうかなって思って…」
「えっ、あっ、あの…本当に…?」
「いいのいいの♪ そうだ、クッキーも試しに作るんだけど、どうかしら?」
「は…はいっ、是非!」

レシルの顔は歓喜に満ち溢れていた。
昨日会って一目で憧れた二人の家に、向こうから招待してくれる。願ってもないことだ。

「じゃぁ、お昼ごろ。準備して待ってるからね♪」
「はい!」
「えへへ、私たちも楽しみにしてるね。それじゃ、朝早くにごめんね」

マルタの言葉で、二人はレシルの部屋を後にした。



(お姉さんたちに…お呼ばれしちゃった…♪)

レシルは喜びのあまり小躍りしながら部屋の奥へと戻る。
そこでまず目についたのは、例の壁紙だった。

(…あ…そういえば…どうしよう、昨日あんなことしちゃって…)

その時レシルは改めて罪悪感を抱いた。
秘め事を覗き見て自慰までしてしまった二人に、昨日以上に申し訳ない気持ちが募る。

しかもその二人にわざわざ部屋まで呼んでもらったのだ。
後ろめたさでレシルは後ろ髪を引かれる。

(バレてたら…怒られて、嫌われちゃう…でも…バレてない…よね…?)

バレていたら、先程の訪問で怒りもせず、にこやかに招待してくれるものだろうか。
考えた結果、レシルは昨日のことを無かったままでごまかすことにした。
もちろん覗きは今後一切自粛するつもりだ。



そして約束の時間。
レシルは緊張しながら隣の部屋に向かった。

深呼吸して、玄関のチャイムを鳴らす。


程なくして、マルタが扉を開けた。

「待ってたよ、レシルくん♪」
「お、おじゃまします…」

緊張と寒さで軽く身震いしつつ、レシルは二人の部屋に足を踏み入れた。

「いらっしゃい、レシル君」
「こ、こんにちは、メリィお姉さん」

暖房のよく効いた部屋ではメリィがテーブルに昼食を並べていた。
美味しそうな匂いがレシルの鼻をくすぐる。

「うわぁ…!」
「うふふ、ちょっと張り切っちゃったわ♪」
「さぁ、早速座って座って。クッキーももうすぐ焼きあがるからね♪」

レシルはまだ緊張の残る面持ちで席につく。

「じゃあ、召し上がれ♪」
「はい、いただきます!」



二人の作る昼食はとても美味しいものだった。
レシルの母親にも負けず劣らずの腕前で、二人と談笑もしながらの楽しい食事になった。

その後焼きあがったクッキーも、試しに、とは言いながらも市販品と遜色ない出来栄え。
一人で暮らすようになってこんな食事が取れるとは思ってもみなかった。

「ご飯も、クッキーも、とっても…とっても美味しかったです!」
「本当? 良かった♪」
「じゃあ、もっとお話ししましょ♪ レシルくんが元いたところのお話も聞きたいな♪」
「は、はい!」

食事の後も、レシルの実家の話で盛り上がる。
二人とも面白がって聞いてくれるので、ついつい話も弾む。

ただ、談笑しつつもレシルには一つ気になることがあった。


二人の部屋の壁に一瞬目を向けても、昨日見た穴らしきものが見当たらないのだ。

(昨日の内に張り替えたのかな…? …もしかして、昨日のこと…)

そんな不安も頭をよぎったが、二人の表情からはそれらしき様子は読み取れなかった。


そうこうしているうちに、夕方近くになっていた。

「今日は本当に楽しかったです、ありがとうございました!」
「ううん、こちらこそ♪」

そしてレシルは一礼して玄関へと向かった。

「あ、レシルくん」
「はい?」

そのとき、メリィが帰ろうとするレシルを引きとめるようにして肩に手を置いた。





















「…覗いてたんでしょ?」

耳元で突然囁かれたその言葉に、レシルの頭は真っ白になった。

「…………え…?」
「昨日、あの穴から…見てたんでしょ…?」

バラバラになった思考をまとめていくにつれ、レシルの顔から血の気が引いた。


バレていた。
やはり昨日の事はバレていたのだ。

「あ…あぁ…あっ、ご…ごめんなさ…」
「ううん…そういうことじゃないの…そうじゃないのよ…♪」
「え…?」


すると突然、メリィはレシルの股間のズボンの上からさすり始めた。

「ッ!?」
「どうしたのかしらねぇ、これ? どうしてこんなに大きくなってるのかしら?」

あまりのことに言葉を紡げないレシルは、自分の股間に目を落とした。

すると、レシルの肉棒は自分でも気付かないうちに、ズボン越しに分かるほど勃起していた。
その一目でわかるほど膨らんだ股間を、メリィの手がスリスリと撫でる。

「なにかしらねぇ、これ…♪」

そう言うとメリィは、ズボンの中に手をゆっくりと差し込んでいく。

「あぁっ…お姉さ…ッ!?」
「うふふ…一体ナニがこんなに大きくなってるのかしらね…?」

メリィの手が下着の中に入り込み、ゆっくりと近づいていく。

「これね♪」
「…っひぃぃぃぃ!?」

指先が触れた途端、メリィはレシルの肉棒をギュッと掴んだ。
驚きのあまり、レシルは抵抗出来ない。

「ホントだ、大きいねぇ♪」
「ッ!?」

気づくと、いつの間にかマルタも目の前に来ており、股間に目を落としている。

「どうなってるのかなぁ…♪」

そう言うとマルタは、レシルのズボンに手をかける。

「!? あぁっ、だめっ、やめてくださ…」
「えいっ♪」

そして、下着ごと一気にズボンをずり下ろした。

「あぁぁぁぁ…っ!」
「きゃーっ♪」

ギンギンに勃起し、先走り汁まで漏れているレシルの肉棒が、二人の眼前に曝け出された。

「あら…可愛い…♪」
「大きいねぇ…♪」

二人は面白がって肉棒を指でつつく。

「ひんっ…!」
「うふふ、ビクビクしてる…♪」

つい一分前までは普通に、にこやかに談笑していた二人に、肉棒を弄られる。
レシルはもはやまともな思考が出来なくなっていた。

マルタの視線が、勃起してもまだ皮を被ったレシルの肉棒に注がれる。

「ねぇねぇ、皮被ってるよ?」
「剥いちゃいましょうか♪」
「へ…? や、やだやだ、やめ…」
「ていっ♪」
「っあぁぁ!」

マルタは肉棒の包皮に手をかけると、一気に剥いてレシルの亀頭を完全に露出させた。
羞恥心とほんの少しの痛みで、レシルが悲鳴とも嬌声ともつかない声を上げる。

「レシルくんったら可愛い♪」
「ふふ、ちょっと痛かったかしら?」

今まで背後にいたメリィは、腰をおろしてレシルの肉棒の至近距離に顔を持ってきた。
メリィの吐息が、殆ど露出したことのないカリ部分にかかって刺激する。

「うふふ…こんなに白いので汚れてる…♪ ここを弄られるのって初めてよね♪」

<ちろちろっ♪>

「ひぃぃぃっ!?」
「やっぱり…凄くびくびくしてる…♪ お姉さんがお掃除してあげるからね…♪」

メリィはレシルのカリに舌を這わせ、恥垢まで舐め取っていく。
自分ではカリを弄ったことすらないレシルは、服の裾を掴んで耐えるのが精一杯だった。

んっ、き…汚いですよぉ…そんな…ひんっ、とこ…」
「大丈夫…大丈夫よ…♪」

<ちろちろっ、れろれろっ、ぺろっ…♪>

「あっ、あぁ、だめ、だめぇ…」
「すっごい…熱いわ…♪」

瞬く間に恥垢は舐め取られ、レシルの肉棒は限界寸前だった。

(イッちゃう…イクイクッ、イッちゃうよぉぉぉ!)


と、その時。
急にメリィが肉棒から舌を離した。

「…え…?」
「ねぇ、どうして私達がレシル君が覗いてるのに気付いたか分かる?」
「…へっ?」

いきなりの思いもよらぬ問いが、快楽にとろけかかっていたレシルの頭を混乱させる。

「うふふ、自分じゃ気付いてなかったかもしれないけど、凄く息が荒くなってたのよ?」
「そうそう、ハァハァハァハァ…ってね♪」

マルタも、先程まで肉棒を弄っていた時とは明らかに違った態度で話しかける。
レシルの肉棒に宿っていた爆発寸前の熱気は、勃起し続けているにせよ冷めていった。

「それまではあんな穴、私たちも気付いてなかったんだけどねぇ」
「え…? 結構、大きな穴だったはずじゃ…?」
「…………やっぱり、本当に覗いてたんだ」
「…あ…っ!」

もう殆ど自白していたようなものだったが、これで完全に立証されてしまった。

「うふふ…それで? 私達のお部屋を覗いて、どうしたのかしらね?」
「…………ぁ…あの…それは…」
「オナニーしたんだよね?」

言うが早いか、マルタが出し抜けにレシルの肉棒をそのフカフカした手で握った。

「ひゃぁぁ!?」
「こんなふうに、かなぁ? それとも、こんな感じ? ふふふ♪」

順手で逆手で、マルタはレシルの肉棒を上下に扱いていく。

「ひっ、ひんっ、やめっ、だめです、そんなにしちゃ、ぁ、ああっ!」
「あはは、可愛い声♪」

一時静まりかけた射精欲がまた沸々と高まり始め、肉棒が脈打ち出す。
マルタはなおも、無邪気そうな笑みを浮かべて肉棒を扱きまくる。

「それそれそれぇっ♪」
「いっ、あぁっ、ひぃっ、も、もう…もうぼく…ぼくっ…!」

肉棒からは先走り汁がドバドバと溢れだし、マルタの手をヌルヌルに汚していく。
再び絶頂間近になり、まくり上げた裾に顔を埋めるようにしてビクビクと震える。

しかし、またしてもすんでのところで、マルタは肉棒から手を離してしまった。

「そういえばさぁ」
「んぅっ…!?」
「そのまま来たってことは、昨日の事はずっと隠しとこうとしたの?」
「え、あ、そ、その…ごめんなさい…」

マルタの唐突な質問に答え、射精欲が収まっていくのを感じ、レシルは確信した。

(お姉さんたち…ボクをイカせないようにしてる…ボク、おもちゃにされてるんだ…)

そもそも悪いのは自分なのだ。
それでも、射精出来ないまま延々と責められ続けるのは、この上なく辛い。
或いはこれこそが、覗きに対する罰なのかもしれない。

メリィが話を続ける。

「私が何も言わなかったら、このまま何事もなかったかのように帰ったのかしら?」
「そ、その…っ、はい。で、でも…! もう二度と覗かないって決めて…!」
「…ふぅん♪」

するとメリィはいきなり胸部の毛皮を消し去り、乳房をレシルの眼前へ露わにした。

「!?」
「イケない子には…おしおき、ってね♪」

そしてレシルの肉棒を、その豊満な胸で挟み込んでしまった。
既に先走り汁でヌルヌルの肉棒は容易に入り込み、完全に埋もれている。

「んぁぁぁぁぁ♪」
「あはっ♪ 可愛い声になってる♪」

パイズリも無論初めての経験であるレシルは、快楽のあまり嬌声を上げた。
メリィは乳房をゆさゆさと上下に揺すり、レシルの肉棒を扱いていく。

「あ、あぁっ…こんな、こんなの…っ♪」
「こんなの初めて、かしら? うふふ♪」

次は左右の乳房を互い違いに擦り合わせてレシルの肉棒を責める。
レシルの方も、三度目の射精感が沸き上がってくる。

(気持ちいい…イッちゃう…すぐにイッちゃいそうだよぉ…)
「うふふ…真っ赤になってる…♪」
(で、でも…このまんまじゃまた止められちゃう…もう止められるの…イヤ…ッ)

気付くと、レシルは自分から腰を振り始めていた。
止められる前に自分から射精してしまおうという魂胆だ。

(イキたい、イキたい、イキたいよぉぉっ…!)
「あら、自分から…♪ うふふ、でもね…♪」

レシルの射精感が限界に近づく一歩手前で、メリィはまたも責める手を止めた。
しかも、レシルの肉棒も胸から抜いてしまう。

「あぁっ…」
「レシル君…」

困惑するような不満そうな、絶望にも似たような表情のレシルに、メリィが問いかける。

「自分から腰なんか振って…何をしようとしたのかしらねぇ?」
「え…あ…それは…」
「お姉さんのおっぱい、ピュッピュッて汚すつもりだったのかしら?」
「あ…うぅ…」
「覗くだけじゃなくて、精液までかけようとしたの?」

意地悪そうな笑みを浮かべて畳みかけるメリィに、レシルは俯いたまま黙ってしまった。
肉棒を責められているのは自分だが、このまま射精するとメリィを汚してしまう。
それに気付き、罪悪感を覚えたレシルに、反論することはできなかった。

「ご…めん…なさい…」
「うふふ…♪」

笑みを浮かべると、メリィは立ち上がって部屋の奥へと去ろうとする。

「…もう夕方ねぇ。あんまり遅くなっても悪いから、そろそろお開きにしましょう?」
「えっ…?」
「もうお帰り、レシル君」

その言葉はつまり、これ以上の責めを止めるということだ。
だが三回も射精を阻止されたレシルは、解放された気持ちより不満の方が大きい。

「そん…なの…」
「…次からも、覗いてもいいのよ?」
「ッ!」

覗いたことを怒られるどころか、許可までしてくれる。
普通に考えればこれ以上ない妥協点であり、レシルにそれを拒む理由はない。


しかし、レシルは既に知ってしまったのだ。
憧れていた二人そのものに直接責められる快感を。

「…………」

俯いたレシルの目に、まだ曝け出され、硬さも喪っていない自分の肉棒が映る。

指でつつかれ、メリィに恥垢まで舐め取られた感触。
マルタのそのモコモコした手で激しく扱かれた感触。
メリィの豊満な胸に挟まれ、埋もれた柔らかな感触。

その全てが、まだ鮮明に残っていた。


「いや…だ…」
「どうしたの、レシルくん?」

マルタが心配するような口ぶりで、しかし意地悪そうな笑みで背後から近づく。



―出したい。


―イキたい。


―射精してしまいたい。


―憧れているお姉さん達へ。



「いや…だ…」
「え…?」

その瞬間、レシルは背後にいたマルタを押し倒した。









「いやだああああああああ」
「きゃぁっ!?」
「おねえさんにだしたいいいいいっ」

理性を崩壊させたレシルは、絶叫してマルタの股間に肉棒を夢中で擦りつけた。
突然の事に、マルタはおろかメリィもその場に立ち尽くしたまま動かない。

「レシル…くん…っ!?」
「だすのおおおおっ! おねえさんにだすのおおおっ!」

夢中で擦りつけた肉棒は、あっという間に射精へと誘われる。

「だすよおおっ! おねえさんおねえさんおねえさんっ!」
「あっ、ま、待っ…」


ごびゅるるるっ、びゅるるっ、ぶちゅるるうっ!


今まで溜まっていた大量の精液が、マルタの褐色の胴体にぶちまけられた。
毛皮に覆われた陰部が、腹部が、胸が、白濁に汚される。

「あ…はぁっ…はぁぁっ…」

射精し終わったレシルは、虚ろな目で荒い息を漏らす。
満足感がレシルの頭を埋め尽くし、強烈な快楽に酔いしれていた。


「…レシル君?」
「…………っ…!?」

いつの間にか背後に来ていたメリィの声で、レシルはその酔いから引き戻された。
そして、自分が欲望をぶちまけたせいで、涙目になったマルタの姿が目に映る。

「あ…あぁぁぁぁぁっ…!」
「うぅ…レシル…くん…」

レシルの思考は取り返しのつかないことをしてしまった後悔と罪悪感に支配される。
たちまち身体は震えだし、真っ白になっていく思考に硬直した。

「ごめん…なさい…ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…っ」
「まさか…こんなことするなんて…ねぇ…レシル君?」

メリィは固まったままのレシルに声をかけつつ、マルタの身体の精液を舐め取っていく。

「ボク…ボク…こんなこと…こんなことに…」
「…仕方…ないわねぇ…」

言いながら、メリィは舐め取った精液を口移しでマルタに飲ませる。
そして再び背後に回って囁いた。


「悪い子には…うふふ…きつーいお仕置き…しちゃうわよ♪」
「あ…ぇ…?」

怒られる、と一瞬肩を竦めたが、すぐその違和感に気付いた。
その声の調子は、レシルを責めているようなものではない。
むしろ、期待を込めた嗜虐心のようなものが感じ取れる。



「レシルくん」
「は、はい…………んぅっ!?」

声をかけてきたマルタは、いきなりレシルを逆に押し倒した。

「我慢してたのになぁ…♪」
「え…?」
「抱きつかれて精液までかけられちゃったら、もうやるしかないもんね…♪」

次の瞬間、マルタの股間を覆っていた毛皮が消え去り、陰部が露わになった。

「!?」
「レシルくんの初めて…奪っちゃうから♪」

そう言って肉棒を掴むと、亀頭を自分の膣口にあてがう。

「お姉さ…っ」
「よい…しょっ♪」


<ずぶぶぶっ>


「あぁぁぁぁぁっ…♪」
「えへへ…全部入っちゃった♪」

マルタの膣に根元まで肉棒を呑み込まれたレシルは、思わず嬌声を上げた。
体温の高いイエティの膣が、肉棒にじんわりと熱を沁みこませる。

「あ…あぁっ…♪♪」
「えへへ、どう? あったかいでしょー♪」

一体どうなっているのだろうか。
覗きを許されたと思ったら責められ。
責められていると思ったら寸止めされ。
我慢できずに襲ってしまったら、向こうから本番を迫ってきて…

そして今、マルタは自分の肉棒に跨って腰を振っている。

「私のナカ、気持ちいい?」
「は、はいっ、きもちい…ぅあぁっ♪」

状況を理解するよりも、快楽の方が勝ってしまう。
トロトロの膣肉に肉棒を揉みほぐされ、レシルはすっかり腰砕けになっていた。

マルタが腰を落とすたび、膣肉が肉棒を包み込み。
引き上げられるたび、撫で上げるように肉棒を舐っていく。

射精したばかりだというのに、もう肉棒の固さは元以上。
二度目の射精も秒読みに入っていた。

「マルタお姉さん…っ♪ ボク…ボク、もう…っ♪」
「いいよっ♪ もうガマンしなくていいよっ♪ いっぱいぴゅーぴゅーしてっ♪」

その言葉で、レシルの理性は崩れ落ちた。

「あぅ、あ、あ、ああぁぁぁぁぁぁぁっ♪」


びゅくっ、びゅるるるるっ♪ ごびゅるぅっ♪


レシルは腰を浮き上がらせながら絶頂し、マルタの子宮に向かって精液をぶちまけた。
射精のあまりの勢いに、マルタの身体まで持ち上がる。

「ひゃうぅぅぅぅっ♪ レシルくんの、あついの、でてるぅっ♪」
「あ…うあああ…っ♪」

マルタも同時に絶頂し、レシルにそのまま覆い被さる。
どちらからともなく唇を重ね、舌を絡めあった。

「んちゅ…♥」
「んむ…♥」



寝転んで絡み合う二人の頭上から、メリィの声が響く。

「マルタばっかりずるいー! 私もレシルくんとえっちしたい!」
「んあ、ごめんごめん」

マルタは名残惜しそうにレシルから離れる。
それと交代に、メリィがレシルを抱き起こした。

「今度はお姉さんとえっちしよ? ね?」
「あ…う…は、はい…」
「ほら、ココも…まだまだ、元気だし♪」

見ると、肉棒はまだ固さを失っていない。
既に二度も、大量に射精してしまった後にも関わらず。

恐らくは先ほどの食事やクッキーに精力剤や媚薬でも仕込まれていたのだろう。
帰ろうとしたときに知らず知らず勃起させられていたのも、恐らくはそのせいだ。


「ねぇ、今度はレシル君が挿れて…♪ さあ、ココに…♪」
「あ…っ」

メリィは仰向けに寝転がると、足を開いてレシルに秘所を見せつけた。
自ら指で開いた膣口は、先程の光景を見て既にビショビショに濡れている。

レシルは恐る恐る、亀頭を膣口に近付けていく。
膣口では愛液が糸を引き、肉棒を心待ちにしている。

「い…いき、ます」
「うん…♪」

少年は、ゆっくりと腰を進めた。

粘膜と粘膜が触れ合う水音。
更に進めると、温かな肉の感触。
そして同時に快感がやってくる。

「っ…あ…♪」
「はいってきてる…♪ さあ…そのまま、奥まで…♪」

先程の、包み込むようなマルタの膣とは違った感触。
ワーシープらしく眠そうなメリィの雰囲気に反した、狭くキツい膣内。
愛液でぬめる膣壁を、亀頭で少しずつ押し広げ、掘り進めていく。

そして肉棒の根元に、膣口に滴る愛液の感触が。
とうとう、自分からメリィの膣の一番奥まで肉棒を挿入してしまった。

「はいっ…たぁ♪ どう…きもちいい?」
「は、はい…♪ とっても…いい、です、メリィお姉さん…っ♪」
「よかったぁ♪ じゃあ…うごいていいよ…♪」

レシルは腰を前後に動かし始める。
肉棒が出入りするたび、膣肉が吸い付くように肉棒を愛撫していく。
ぎこちない腰使いでも、双方にとって十分すぎるほどの快楽が届いた。

快楽が蓄積されるに伴って、レシルの腰使いもだんだんと速くなる。
腰が打ち付けられるパンパンという湿り気を帯びた音が、徐々に大きくなっていく。

媚薬なり精力剤なりを与えられて。
我慢させられた後に、これほどの快楽に浸されて。
そうなれば、三度目の絶頂がまだまだ先だなどと、どうして言えようか。

「あ…ぅ…お、お姉さんっ…ボク、また、もう…あっ♪」
「イキそうなの? いいよ…遠慮しないで、一番奥にぴゅーってして♪」
「はいっ…♪ うぅっ、も、もう出ますっ♪ あ、あぁぁ…♪」

レシルが、肉棒をメリィの最奥部に押し込んだ。
同時に、三度目の絶頂が訪れる。


どびゅっ、びゅるっ、どくどくどくっ…♪


激しく噴き出す、というよりも、湧き出すように。
ぶちまける、というよりも、注ぎ込むように。
静かな、しかし濃い射精が、メリィの子宮内を満たしていった。

「あうぅ…ああ…っ♪」
「あ…すごい…濃いの…っ♪」

レシルは快楽で足が震え、そのままメリィの身体に倒れ込む。
柔らかな胸に受け止められ、メリィの腕に抱きしめられた。

「はぁ…はぁ…♥」
「よかったよ…レシル君…♥」

メリィが優しく頭を撫でる。
レシルはこのまま甘えて、自分の部屋に帰りたくなくなってきた。



今度は背後からマルタが声をかける。

「ねえ、いっそ今日は泊っていかない? レシル君」
「え…い、いいんですか…?」
「うん。私も賛成♪」

マルタがレシルを抱き起こす。

「だから…♥」
「…ほら、ね♥」

マルタはそのまま、メリィに覆い被さった。
レシルの視点からは、重なり合う二人の秘所がよく見える。

「「好きなだけ、いっぱいしよっ♥」」
「あ…♥」











その日、レシルは一体何度射精しただろう。

回数はもうとっくに覚えていないが、二人の膣口からは大量の精液が流れている。
逆流して太ももや下腹部、背中まで汚した二人の姿を見ると、数えるのも無粋だ。

三人はそのまま眠ってしまっていた。



レシルが起きたのは、次の日の昼になってからだった。
初めてのセックスを半日ぶっ通しで行えば無理もない。

「おはよう、レシル君♪ もうお昼だけど」
「あ…お、おはようございます…って、もうお昼ですか!? ご、ごめんなさい!」
「いいのいいの」

メリィに起こされ、部屋を見回したレシルは、違和感に気付いた。
昨日見たこの部屋と、何かが違うような…

「…………扉?」

レシルの部屋があるはずの方角の壁に、見覚えのない扉がついていた。
昨日まではなかったはず。

「レシル君が寝てる間に、扉、つけちゃった♪」
「え…えぇぇ!?」

驚いていると、その扉を開けてマルタが入ってきた。

「うん。こっち側からもちゃんと開くよ♪」
「よかった♪ ほら、お隣とは言え寒い中で行き来するのは大変でしょ?」
「え、え、でも、そんな、いいん、ですか?」

あまりのことに、まともな日本語にならない。
いきなり自分の部屋と、彼女たちの部屋が一続きになってしまうなんて。

「大家さんにも許可はとってるから大丈夫♪」
「知り合いのドワーフが一晩…いや、朝のうちにやってくれました!」
「これで行き来もラクチンね♪ …もしかして、迷惑だった?」

レシルからすれば、いきなり自分の部屋の壁に穴を開けられたようなものだ。
それも、相談もなしに。

しかし。
彼女たちと、とても熱い一夜を過ごして。
その彼女たちと、一続きの部屋になって。
嫌だ、迷惑だ、などと、どうして思えるだろう。

「いえ…あ、ありがとう…ございます」
「よかったぁ♪」
「これで、覗きなんかしなくても、直接逢いに来て、えっちできるね♪」
「あ、ぅ、そ、それは…………は、はい」
「よければ、毎日来てくれてもいいんだよ?」
「ぜ…ぜひ!」

レシルは元気よく返事をした。

「うれしい♪」
「じゃあ、お布団もプレゼント! モコモコの毛皮で頭をナデナデする機能つき♪」
「今なら更に、フワフワの抱き枕もつけちゃうよっ♪ あったかいの!」
「え、その、それって…」
「あったかいよ?」
「…………は、はい。ありがたく、いただきます!」











〜〜〜

お母さんへ

ここに引っこしてから、なんとかやっていけてます。

おとなりのお姉さんがやさしくて、お布団とまくらをプレゼントしてくれました。

さむい毎日が続いてますけど、夜はとってもあったかくねむれてます。

しんぱいしないで大丈夫です。

次のお正月はそっちに帰るつもりです。

     レシルより

〜〜〜



寒い冬の夜。
あたたかな毛皮と、もっとあたたかな二つの愛情に包まれて眠る少年の姿があった。
16/11/07 22:22更新 / 第四アルカ騎士団

■作者メッセージ
このSSは、もともと拙作『ボクの隣のお姉ちゃん』の次に構想・執筆を開始しました。
背徳おねショタシリーズの第二作目として。

ええ、『ボクの隣のお姉ちゃん』(2011年10月投稿)のすぐ後に。

読切一本で完成まで5年強かかったのは間違いなく私の最長記録です。
構想開始後、長らくSSから離れていて、復帰したのは今年の8月。
「冬が舞台だからもう少しとっておこう」とした結果、5年を超えてしまいました。
ちなみに三作目予定だったのが、今年8月の復帰作『プールサイドの〜』です。
『路地裏の〜』と合わせて背徳おねショタシリーズの構想四作分が完結です。
後ろの三作は現代モノシリーズでもあります。順番は入れ替わりましたけど。

構想期間が長かったせいで13854文字とかいう「SSとは一体…」レベルの長さに。
多少は推敲しましたが文体も恐らく揺れてます。
例のごとく途中で賢者モード入ったし。

登場人物に名前があるのもその名残です。
残した理由としては個人名をつける方がいいか否かの実験でもあります。
途中で名前を変えたので、もし変更前の名前が残っていたらご指摘頂けると助かります。
メインの登場人物が3人いると逆に種族名の方が分かりやすかった説。

最初はホルスタウロスとワーシープのコンビでした。
しかし執筆停止中にシチュ的により合うイエティが登場したので現在の形に変更。
ホルさんのおねショタ適正の高さは惜しかったので『やわらか〜』の方に回しました。
ワーシープさんがあんまり眠そうじゃないのはショタに逢って興奮したからです。
そう思っておいてください(懇願)

こう色々書いてみると、五年って長い時間ですねえ…

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