連載小説
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記録1 自信が持てないレッサーサキュバス前編
「すみません、恋愛相談ってここでしてるんですよね」

そこにいたのはツノとしっぽからしてサキュバス...いや、あの紫の体毛はレッサーサキュバスか。

「えっと。多分ポスターかビラを見てここに来てくれたんだよね、悪いけどまだ会長は来てないんだよね。会長来るまで待つ?」

「は、はい」

「だそうだ、春陽、紅茶淹れてやれ」

「なんで俺なんだよ、蓮が淹れてあげればいいじゃん。それにあんまり他の娘の匂いついてると会長が怒って大変な事になるぞ」

うっ、確かに前にもクラスの娘の魔力がどーとかでとんでもないことになったな

「確かにそうだな、春陽、この子の事よろしく、紅茶淹れてくる、お茶請けなんかあったっけ?」

「ルイ先輩がもってきたシフォンケーキがあったはずだけど」

シフォンケーキなんてどこにもないんだけどな、と思ってたらドアの方から物音がしてきた。嫌な予感がする。

「ハロー、れーんくーん、隠れても無駄だぞ。今日こそは私にメロメロのデレデレにしてあげるね〜。およ、この子誰?」

「誰も隠れてません、その子は恋愛相談に来てくれたお客さん第1号です。あとシフォンケーキどこにあるか知りませんか?」

「ちゃんと来てくれたんだ、どれくらい来てくれるかわかんなかったけど一人も来てくれない事故は回避できたね。シフォンケーキは昨日茉莉ちゃんとルイ君と一緒に食べちゃった」

「先輩だけ紅茶無です、そろそろ恋愛相談始めてください、お客さん置いてけぼりになってますよ。あっこれ紅茶です」

先輩がなんか絡んでくるけど無視して紅茶を出そう。

「まあ、気を取り直して。とりあえずあなたの名前とどんな悩みがあるか教えて」

「えっと、私の名前は神崎撫子です、ここに来たのは…私の性格についてで…私の好きな人に告白できないこの性格を変えてほしくて…」

「別に魔物娘なんだし告白しないで付き合うくらいフツーじゃないな」

「確かに春陽君の言った通りだけど告白できない子がいきなり本番は無理でしょう」

「はい、それどころか正面で話すことも…」

「そうねぇ、とりあえず正面で話せるようになるのが先決かねぇ。じゃあその人の事を教えてくれないは」

「はい、名前は檜扇太陽【ひおうぎ たいよう】君で、私と同じクラスです。部活は陸上部です」

ひおうぎ…どっかで聞いたことあるな?

「檜扇太陽ってこの前も表彰されていたあの?」

ああそうだ、最近話題の陸上部の新人エースだったか

「ふむ、狙ってる娘もおおそうね。春陽君」

「はい!2日あったら多少ディープな情報も集められます」

「よろしくね、あと狙ってる娘の大まかな情報も」

「了解っす」

いったい何処でそんな情報を仕入れてるんだか。

「えっと、なんでそんな情報を?」

「他の娘も狙ってるならあなたみたいに自分から絡みに行けない子は埋もれちゃうからね、一回で印象に残って、あっちから話しかけてくるようにしなきゃ」

「えっと、私、話はできて…でも太陽君は私の事をちっちゃい頃からの親友としか思ってなくて…」

「あー、そうゆう感じかぁ。なかなか厄介ねぇ。とりあえず今日と明日で策を考えるから、二日後にまた来てくれる?」

「はい、私の事なのにここまでしてくれてありがとうございます」

「いえいえ、こーゆうことするために始めたんだから」

会長が言い終わると彼女は嬉しそうに帰っていった。

「そろそろ遅くなってきたし私たちも帰ろっか」

「俺はターゲットの情報を集めてきます」

「じゃあ俺は一人で…」

「じゃあ私たちふ た り き り で帰ろっか」

「嫌だー、助けてくれー、春陽ぃー」

「春陽君、情報収集行かなくていいの?(ニッコリ)」

「今すぐ行かせてもらいます」

「あっ、テメェ春陽逃げんなー」

その後ジュリアからのピー(自主規制)やピー(自主規制)をされてしまう蓮でありました

中編へ続く


21/03/15 05:16更新 / オリヴィエ
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■作者メッセージ
こんにちは、オリヴィエです。書きたい事がまとまっていてもそれを文章にするのって難しくて1,500字位の短い小説ですが読んでくれるだけで嬉しいです。
誤字があったら優しく教えてください。それではさようなら。

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