連載小説
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記録0 恋愛相談始めました
「先輩、セクハラです。訴えますよ」

少々諦めの混じった脅しをかけつつも白木 蓮は作業を続けている。

「ぶぅー、もっとイチャイチャしたいー。ついでにパコパコしたいー。早く結婚しようよー」

この乙女とは思えない発言をしているのが生徒会長のジュリア先輩、こんなのでも成績優秀、容姿端麗と本性を知らない人だったら即一目惚れ楽勝な彼女だが。そんな彼女の本性は後輩だろうと好きな人はどこでも犯そうとする変態だ。魔物だからとかじゃなくてホントにそこだけ理性のタガが外れている。

「茉莉先輩からも言ってくださいよ、俺より付き合い長いでしょ」

そう言うと同じく作業をしている柊 茉莉先輩に助け舟を求めた。

「んもぉーこんなとこでしちゃダメじゃない、エッチしたいなら奥の部屋でしてねぇ」

「茉莉先輩、訂正してください。エッチなんてしてませんしする気もありません。第一俺たち付き合ってすらいません」

そう、俺とジュリア先輩は付き合ってはいない。ジュリア先輩が魔力を俺に染み込ませているのか、無駄に広い交友関係を使っているのか、何故か付き合っているとゆうフェイクニュースが周知の物になってしまっている。

「あっ、そうだ。この前議題になってた生徒会の新しい企画、持ってきてくれましたか?」

とにかく今はこの話題から話を逸らすのが先決なのでちょうどよく思い出した企画の話を振ろう。

「私は結局出てこなかったなぁ」

「その事について1つていあーん、恋愛相談とかどう?」

「おぉ、恋愛相談かぁ。確か会長の義務の一つに生徒を正しい方に導くとかあったしいいんじゃないかなぁ」

「そこらへんはルイ先輩と春陽の意見も聞かなきゃですけどじゃあ今のところ反対意見無しでいいですね」

「はーい」「もっちろーん」

「こんちわー、誰いますかー」

この間の抜けた声は

「お、噂をしたら春陽じゃないか。今企画の話してたんだが。今のところ恋愛相談になりそうなんだが意見あるか?あとルイ先輩の行方」

「別に反対意見も別のアイデアも無いぜ。ルイ先輩は知らん」

「りょーかい、じゃあ後は先輩待ちってことで」

「その事なんだけどねぇ、ルイ君も賛成だって」

いつの間にか茉莉先輩がスマホを出している、一応校則違反なんだけどなぁ。

「じゃあ全員賛成ってことで早速資料作って、春陽に行かせるか」

「蓮も手伝うんだよ、この学校馬鹿みたいに広いし」

うっ、それは嫌だ。実はここ花山高校は敷地がものっすごい広い、施設は上げていったらキリが無いし、図書館に関しては市立のよりデカい。正直やりたくない。

「まあまあ、蓮君は疲れたら私の膝枕で休んでもいーよ」

もうこれに関しては無視しようそうしよう。

「付き合ってやらんこともないがジュース奢れよ」
「勿論、コンビニでも寄るか」

数日後

「とりあえず資料は学校全体に貼れたけど人、あるいは魔物は来てくれるかねかね」

「まあ気長に待ってたら一人くらい来るんじゃないか?」

そんなことを話しているとゆっくりとドアが開き消え入りそうな声がきこえた。

「すみません、恋愛相談ってここでしてるんですよね」

記録2に続く
21/03/11 04:07更新 / オリヴィエ
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■作者メッセージ
こんにちは。初投稿のオリヴィエと申します、書きたい物がある程度まとまったので重い腰を上げて書いてみました。誤字や文法のミスがあったら感想の欄で優しく教えてくれたらうれしいです。それではこれからもよろしくお願いします。

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