読切小説
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おおかみを従えしものたち、その邂逅
(和馬の視点)

あれから・・・・1ヶ月か。

エイル・ラインズを助けてから・・・。

 両手足毛で覆われて、しっぽありーの、狼の獣耳のもったワーウルフなんだけど、それ以外は至って人間だ。豊満な胸にむっちりなお尻。顔もかわいいとなるとこりゃあのデカブツが娼婦で使いたくなるわけだ。 
 今、心の傷を癒しながら俺の助手をやってもらってる。ただし薬でむりやり発情させてHさせてたから、その後遺症か時々求めてくる。そのときはまさに雌犬の如く・・・・

「こどもこどもこどもこどもごしゅじんさまのこどもつくるよぅぅぅ☆」

と俺に抱きつき、子宮口が見えるくらいにくぱぁと開かせて交尾を求めてくる。それにまんまと付き合ってる俺も俺だけど・・・。

それくらい・・・エイルのこと気になってるんだよなぁ。

ワーウルフは戦いに負けた場合、その勝った人間を主とし、身も心も主人にささげるそうだ。 自分は珍しく戦いをせずに、エイルが心から許したために主従関係になってるようだ。 俺は彼女とは同等な立場だと思ってる。彼女の人生俺で振り回す必要ないし・・・。


そういうエイルが・・・書類を眺めてた俺にこういう話をした。

「あたし・・・やっぱりご主人様といっしょに戦いたい。 何も出来ないのはいや・・・せっかく狼の力もってるんだから、それをご主人様のために使いたいんです・・・。」
「・・・いいのかよ・・俺別に」

彼女は料理がうまい、飯を作るのには彼女に任せている。書類の整理とか、依頼に対する助言とか・・エイルには結構助けてもらっている。いまはそれでいいんだけど・・・・。

「狩とかできればお金の節約にもなるし、 戦いできればご主人様の負担が下がる・・・・。あたしも前線でがんばりたいんです。だって・・・・・ご主人様を守りたいから。」

ブルーの瞳をうるうるさせて俺に詰め寄ってきた・・・・。
ありがたい・・・・けど・・・・

「ワーウルフって、どう戦うか分からんのですけど」

・・・・・the ワールド 発動中・・・・・



「ふうん・・それでワーウルフ使いの人探すつもりなんだ」

そういって、椅子に腰掛けた彼女、両手を羽に覆われ、足は鳥の足を持った「ハーピー」族の情報屋、ウイナスが俺を見つめた。
彼女は俺がこの世界に来たころからの付き合いで、いろいろ情報を俺に提供してくれている。とうぜんそれだけのお金を払うのでもちつもたれつなのだ。

「俺まだ、魔物関係の情報疎いからさ、そういうの分からないんだよね」
「裏の世界出身だからね・・・あそこは人間しかいないからな・・・こういう体験すらでてこないからね。」
「しかもここは魔物は女性だけって・・・むこうの友達にいったらびびるぞ」

魔物って人間界じゃテレビゲームのものだと思っていいた。しかし今目の前でワーウルフとハーピーがいる。しかも2人とも女性という・・・。友人の一人が曰く、それエロゲーの世界じゃんかよ・・・て。

「ワーウルフに勝てるくらいの人間って、そうそういないから。ええと・・・あ、そうそう、彼なら大丈夫かな??」

ウイナスは思い出したようにノートのページをめくった。とある頁でめくるのをやめた。

「”狼を従えし者”と呼ばれる連中だけど、実はワーウルフ2匹いるんだよねぇ・・・・」
「それ、すごいんだ・・・」
「当然だよ、言ったでしょ?ワーウルフに勝てる人間はそうもいないって。しかも素手で勝つなんて、倒したのは1匹だけどもも2匹同時に飼うなんてすごいと思うよ。そうとう化け物クラスだよ。」

ピンとこなかった。ワーウルフの戦い方自体しらないから、イメージが沸かない。実際あってみないとわからないようだ。

「まぁエイルちゃんと気が合いそうな狼さんもいそうだから、大丈夫と思うよ。」

え?とエイルが振り向いた。

「私にですか?????」
「まぁ、合ったらはなしてみなよ。きっと気に入ると思うよ。」

ワーウルフ、倒したのは1匹、もう1匹のワーウルフがいる、エイルと気が合いそうな存在・・・・・・興味がわいてきた。ただイメージ沸かず。

「じゃぁ、彼に話しつけてくるよ。向こうも結構傭兵みたいなことやってるからスケジュールがあうかどうかわからないけど・・・・・・で、お駄賃は・・・・と」

ウイナスはひょっと立ち上がるとわざとボタンをあけて胸が見えそうな感じにして俺によってきた。

「特別に・・・・あなたとの交尾でいいよ」
「だだだだだっだだあだだだだだあだだあっだ・・だめ!だめ!! ウイナスさんでも・・・だめですぅ〜!!」

ウイナスは半泣き状態のエイルを見て軽く笑いながら

「冗談よ、冗談。 ま、お金はあとで話しましょ!」




「狼を従えし者」・・・・

リーダーはガラ・レギーアという。狩人・・というより格闘家といったほうが早い。そのガラってひとを支える2匹のワーウルフ、一人はヴァン、そしてもう1匹、ノア・レギーアという子。一番小柄のワーウルフだそうだ。 ウイナスに交渉してもらって、会う機会をもらった。 


「仲良く・・・なれますか・・・あたし・・・」

彼らの住む場所にバイクで移動中、背中につかまってるエイルは不安げに言った。 

「ま、俺がどうにかすっから、がんばってみよーぜ」
「うん、ご主人様がいてくれるから・・・・がんばります・・・」

人間のときは積極的だったらしいエイルは今はちょっと自信喪失気味。ワーウルフになってしまってすべて崩れたんだから仕方ないか・・・・。 今回彼女に積極性を復活させるのも目的の一つではある。




森のを抜けていく・・・そろそろ、つくころだと思うんだけど・・・・

「????」

エイルが何かの気配に気がつく。
同時に俺もそこ気配を察知した、・・・・一人・・二人???
次の瞬間・・・・・

強烈な蹴り・・・

かろうじて交わしたもののバイクのバランスが崩れ転倒してしまった。 

「大丈夫か、エイル!!」
「きゅぅぅぅん・・・大丈夫です」
「じゃその木の後ろ!!隠れてろ!!!」

そそくさ、木陰に隠れるエイル・・・なにかもごもご言ってるみたいだけど聞き取れなかった・・・・・というより。また来た・・・。
やっぱり二人のコンビだ、しかも冗談抜きにに速い。攻撃をかわすので精一杯だ。

「(もしか・・・するけど・・・仕方ない)」

魔銃をとりだす、そして高速に動き回る二人に向けて撃ち出した。

しかし直前でこいつらかわしまくる。動きはやいぜ・・・・。うまく密接して2,3発食らわせないと気絶しないだろう。といってたぶんあいつらより速いサラマンダ使えば殺気だつこいつら・・・焼き殺しかねん。

「ほら、撃ってきたぞ、ノアちゃん、フォロー頼むぜぃ!!」
「うん、ヴァン姉ちゃん、気をつけてね!!」

ヴァン・・・ノア・・・・      って・・・・

「おい!!タンマ!!!」

そういうことばに二人はぴたりと止まった。

目の前に2人の女性・・・というかワーウルフ・・・・・。片方は背が低くまだ幼さが漂う。もう一匹は元気いっぱいなオーラがでまくり・・・・

「ちょっとあんたらに会いに来たんだけど・・・なんで襲うんだ??」

片方のヴァンと思わしきワーウルフは怒り顔で返した。

「・・・あんたら、あたしらを殺しに来たんだろ??だれかに頼まれて。」
「いや・・・・ちがうんだけど・・・今回頼みに来たんだけど・・・」
「うそつくなよ・・・なんであたしらを撃った??」
「それは、いきなり蹴りいれてきたからだよ。こっちだって必死だし」
「ふん、ノアちゃんこいつあたしらを殺そうとしてる。痛い目にあわせようぜ」
「・・・あ・・・うん・・・そうだね」
「って、工藤和馬って名前聞いてないか????」
「しるかそんな名前! いくぞ!!」

だめだ、ヴァン思考力ひくそう・・・・ノアもそれに連れられてるし・・・。
そだ、エイルを見せれば多少は分かってくれてる・・・・・

・・・・・・っていないし!!!・・・・・

逃げたのか??いや多分・・だれか呼びにいったんだろうけど・・・・でもこれじゃ間に合わなそう・・・・。
仕方ない・・・こいつら止めないことには先に進めないから・・・・。

「言ってわからないやつは・・・・・ヤケド・・すんぜ」

カードリッジをサラマンダにに切り替える。
このとき俺の服装も若干かわる、炎から生まれたコートに身を包み、魔銃も変形する。

「殺すなよ・・・当分こいつらと付き合うんだから」
「(ふん、俺は手加減できないのはわかってるだろ・・・)」

サラマンダは殺る気マンマン・・・非常にまずい・・・。

「いくぞ、ノアちゃん・・・」
「うん・・・・」

二匹のワーウルフも構える。もはや避けられないか・・・

二人に銃を構えて、引き金を引こうとした・・・・次の瞬間・・・。


ガン!! ガン!!

強烈な音とともに、頭を押さえしゃがみこむ二匹のワーウルフ。その合間に俺に抱きついたワーウルフ・・・・エイルだ。

「はぁ、はぁ、はぁ・・・間に合った・・よかったご主人様・・・」
「おれの方こそ助かった・・・・。サンキュウ・・エイル」

ギリギリセーフ。・・・目の前には頭を抑えてしゃがんだままの2匹のワーウルフ。その後ろに一人の男が立っていた。筋肉のヨロイを着たよなすばらしい体格の男だ。

「お前ら・・・もうすこし相手の話を聞けって」
「でもご主人様、こいつあたしら殺そうと・・・」
「バカ、彼らは今日の依頼人だ。 ケガさせたらしゃれにならんぞ」
「きゅぅぅぅぅぅぅぅぅ」

正座させられしっかり絞られてる・・。さっきまで威勢の良かったヴァンは小さくなっていた。上目づかいで男の顔を見つめている・・・・ノアは顔をしたに向けたまま・・・プルプルと体を震わせていた。

「あ、君が依頼主の工藤和馬君だね。俺はガラ・レギーア、こいつらを束ねているものだ」

ガラさんはちょっと苦笑した表情で握手を求めた。こちらも苦笑い気味に握手をしつつ

「こちらこそよろしくお願いします。工藤和馬、いちを探偵やってます。」
「まぁ、話は家に戻ってするか。 おい、ヴァン、ノア帰るぞ。二人とも説教せないかんなぁ・・。」

頭を抑えつつよろよろ立ち上がり、ガラさんの後をついて行く二匹のワーウルフ。 そのうちの1匹・・ノアがエイルの顔を見つめた。 その瞬間エイルがピクっと反応した。

「・・・・ノア・・・ちゃん???」
「どうした・・・何か彼女のこと・・・・・」
「い、いえ・・・ちょっと気になることがあったんで・・たいしたことないですから・・・」

エイルの表情がちょっと曇りがちに感じた・・彼女に何があるんだろうか。



ガラさんを含めたレギーア家の家。改めて挨拶。
俺に対してまだ不信感があるのか、ヴァンはふてくされて拳骨を食らってた。

「きゅぅぅぅぅん」

こういう反応は見ていて和む。ジロリとにらまれたが、まぁ攻撃はしないからいいや。 ノアはちょっと人見知りしてるのか分からないけど、目を伏せがちに挨拶。・・・まぁ彼女に面と向かって話せるくらいは親しくならないとな。・・・で、そういうクセのあるメンバーでガラさんは大変だろうな。

「ま、これは一種罪滅ぼし・・・・だな。」
「罪滅ぼし・・・ですか・・・・?」
「・・・・」

そこで黙ってしまったんで、今回は突っ込まないでおこうと思った。これは彼らと過ごす間に分かればいいかな・・・と思った。  
そういうことで今度はこちらの自己紹介を・・・・。

「それにしても、魔法使いに見えないいでたちだな・・・。それに魔法の杖ではなく・・・・その武器か・・・・。」

ガラさんの言うとおり、魔法使いとは程遠い格好をしているわけだけど、まぁこれが探偵のトレンディな姿だと言っておいた。それでも理解したとは思えないけど、まだまだ俺も半人前・・・ハーフボイルドだからね(汗)
そして、エイルの自己紹介にうつった。

「私、エイル・ラインズ申します。いまご主人様の助手やっていまして今回ワーウルフの戦い方を学びにやってきました。今後ともよろしくお願いします。」

ちょっと、びっくりした表情のヴァン。

「え?あんた、ワーウルフの戦い方をしらないの??? 普通は母親から学んでいくんだよ。まるでノアちゃんといっしょじゃんか」
「そうですね。ヴァンさんは純粋なワーウルフでしたね。・・・・私は・・以前この世に絶望して、身を男達に売っていた身ですから」

そこまで言わなくていい・・・とかるく口を出したが、エイルは話を続けた。

「ここで、言ってもなにも・・・と思いますけど、私・・昔・・・人間で、分け合ってワーウルフになったんです。そしてそのことで自暴自棄になって・・・・。」

・・・言っちゃった・・・・周りが暗いどんよりとした空気になってる。

が、それだけじゃなかった、ガラさんとノアの反応がちょっと変わった。 

「いい、苦しかったら言わなくていい。 お前の気持ちは分かるつもりだ。すまない、ここまでよくがんばってきたな・・・・。」
「ご主人様のおかげです。私生きる力を与えてくれました。あの・・お気になさらずに」

と言っても・・動揺がモロに見えた子が一人、体を震わせながら

「・・・あ、う・・・・エイルさん・・・・。」
「・・ノアちゃん・・・」

やば・・・一気に暗い雰囲気だ・・・・ここは・・・・。

「ガラさん・・・・ちょっと1対1で話していいですか?」
「あ、ああ、かまわんさ。 ノア、ヴァン、エイルさんを部屋に案内してやってくれ。お互い話しあうのもいいだろう。」

こうして人間、ワーウルフ同士に分かれて話すことになった。


「ガラさん・・・ノアちゃんってまさか・・・」
「ああ、お前のエイルさんと同様だ。俺の妹、人間だった子だ・・・」

ガラさんと二人・・・おそらく食事をする場所で、ノアの話をしていた。

「では、だれかに襲われて・・・・」
「いや、噛んだのはヴァン・・・だがそうすることしかノアは救われなかったんだ・・・気がつかなかった俺のせいで・・・」

言葉に詰まるガラさん。 ノアが「レギーア」を名乗ったのはガラさんの実の妹、つまり下は人間だったそうだ。 早くから両親を亡くし、ガラさんは一人でノアを育てていた、しかし運命は残酷に妹の前に影を落とし、彼女は病に倒れ、その病気を治す費用を稼ぐため、ガラさんは今にもまして働いた。でも、そのことでノアは自分のせいだと思い込み、さらに病状を悪化させた。 確かに、ここであのヴァンの機転を利かせてくれなければ救えなかった命だった。けど、それは運命であり、ガラさんのせいではないんだ・・・。

「前・・・・ノアは魔物の姿故に殺されかけたんだ・・・・「化け物」なんて呼ばれてな・・・。あんな心優しい子にそんな言葉投げられて・・・・・苦しかっただろうに悔しかっただろうに・・・。」
「ガラさん・・・」

沈黙が・・・・・支配する。



(エイル視点)
ここはノアちゃんの寝室。それとヴァンさんのベットもある。そして窓際に1枚の絵? そこにはガラさんと思われる人ともうひとり女の子・・その姿は人間だけど・・・・たぶん・・・・。

「ごめんなさい、ノアちゃん・・・私いけないこと言ったかな・・・」

ノアちゃんがあわてて否定する。

「い・・・いえいえ、気にしていません。ごめんなさい余計な気をつかわせちゃって・・・」

ちょっとした沈黙の後ノアちゃんのほうから口を開いた・・・。

「正直驚きました・・・・私みたいにもともと人間だったワーウルフに会うとは思いにもしなかったので・・・・。」
「やっぱり・・・そうだったんだね・・・・・ノアちゃん私と同じ”におい”がしたからもしかするとそうじゃないかと思ったんだけど・・・。実は私も同じようなワーウルフに会うのは初めてなんだ。」
「私も初めてです・・・」

そういって苦笑するノアちゃん・・・瞳は光が薄く・・なにか重いものを抱えてるようなそんな感じがした。

「それで・・・自分が嫌になって・・・家を飛び出してね・・・。いろいろあって自分の体売るようになったんだ・・・ワーウルフってね”名器”が多いって前の主が言ってたんだ。それで毎晩毎晩犯され続けたの。そのときは気持ちよくて嫌なこと忘れられたから・・・・。でも・・・そういう自分がいやになって・・・。」
「和馬さんに助けられたんですね」
「うん、ご主人様は私に生きる力と希望を与えてくれてるの。生活はまだまだ安定しないけど幸せなんだ・・て常々ね。」

あ・・自分だけ話しても仕方ないから話をノアちゃんにふる。

「私、ヴァン姉ちゃんがいなかったら、もうここにいなかったかも・・・思い病気にかかっちゃって、お兄ちゃん、ずっと一生懸命働いてくれた。父さんも母さんも早く死んじゃって、お兄ちゃんばかり苦労させちゃって・・・自分さえいなければ・・・お兄ちゃんが苦しまなくて済むのに・・て思うこともあった。でもお兄ちゃんがヴァン姉ちゃん連れて、そしてね、自分が動けるようになるなら恩返しできると思ったから・・・・。」
「自分からワーウルフに・・・」

この展開は予想はしていなかった。まさか自らワーウルフになるなんて。でも気持ちは分かる。大事な人に恩返しするのは人として当然だと思うから。

「あの・・・・エイルさん」
「なにか、あったの?」

ちょっとの間のあとノアちゃんの口が開く

「人間と魔物って生きてるだけじゃ分かり合えないんでしょうか」
「・・・・それは・・・・・」

ノアちゃんの声が震えている、体も震えている、笑顔・・でもその笑顔は絶望の笑顔・・・

「私・・・言われたんですよ・・・「化け物」って・・・・変じゃないですかちょっと変わった身なりしてるのに・・・・。私・・・もう人間じゃないんだって・・・魔物だって・・・化け物だって・・・ふふふふ・・・」

差別・・・。そう、私もそうだった。そして逃げるように身を堕としていった。 涙があふれながら・・・笑いながら話すノアちゃん・・だめだ・・これじゃ。
思わず手を握ってノアちゃんを顔を上げさせた。

「駄目!!」
「え?」
「堕ちちゃ駄目!!私みたいになっちゃ駄目!!」
「エイルさん・・・」

沈黙・・・お互い何を切りだせばいいか分からなかった・・・・。
ご主人様ならそのときどう言うんだろう・・・そこまで気が回らない自分に苛立ちを感じた。 

その沈黙を切り裂いて・・・ヴァンさん。私達の間に身をのりだして

「だぁ〜!!イライラすんなぁ〜、そんなしけったはなし聞きたくないっつうの!!! ・・・大体・・・あたしら「生きてる」んだろ???・・・そんなもんでいいじゃないかぁ!!」

二人の頭をもってごっちんこ、結構痛いけどお互いが近づく。そこにヴァンさんも割り込み、3人の顔が密接した・・・・。

「でさ、今思いついたんだけどさ・・・」
「ヴァンさん・・・何を?」「お姉ちゃん・・・」

自慢げな表情のヴァンさん、その口からついたのは・・・・。

「あたしら姉妹になればいいんだよ!!」

ナンダッテー・・・・・



(和馬視点)
「ここに来る前は、向こうの世界で魔法の勉強していました。そこの先生がこういったんですよ。”おまえ一人でも依頼者の味方になれ”・・・今はそれで十分だと思います。俺も協力します・・・・。ノアちゃんが立派なパートナーに会えるまでがんばっていきましょう。」
「・・・すまんな和馬・・・」
「いえいえ、これも運命的なものだし、お互いに絆を深めるいい機会だと思います。味方は多ければ多いほどいいですし。」

ガラさんはノアちゃんのことで心を痛めていた・・・もしかすると、それを救えっていうことなのか・・・今回は自分が依頼主なんだけど・・・暗黙にガラさんが俺に助けを求めたかも・・・・同じ元人間のワーウルフを持つものとして互いに支えていくしかない。いまはそこまでしか考えが行かない・・・でもいつかは・・・・・。

人間、魔物・・・その狭間・・・・でも彼女たちはTVゲームのようなモンスターではない。魔物の形をした立派な「ヒト」なのではないか・・・。そういう存在も守っていかないといけない・・・探偵として・というよりヒトとして。そのためにはエイルも俺もスキルアップがアップが必要だ。ガラさん、しばらくの間よろしく頼むぜ。


そうしてる間にワーウルフ3人入ってきた。
そして・・・・・。

「長女、ヴァン!」「次女・エイル!」「ええ・・と末っ子のノアです」
「あ〜ノアぁ、かっこよく名乗ろうよ・・・ということで」

「我ら!!」
「美獣オオカミ!!」
「3姉妹!!」

・・・・どっかの戦隊もののポーズ・・・ああ、美少女戦士のポーズだ。
・・・ってどこから仕入れた、そのポーズ・・・・。

まぁ・・・彼女達は彼女達なりに仲良くなったみたいだ・・・。
よし・・・明日からは色々トレーニングを組み立てて、訓練するぞ。俺達は成長するんだ。 自身のために・・・そしてみんなのために


・・・この世界は分からないことが多い・・・
でも、エイルとレギーア一家と・・・どんどん繋がっていく予感がする。 
だから・・・この世界は面白い。やみつきになるぜ。





後日談
「あ・・・・もうそろそろなんだ・・・・・。」
ガラさんが思い出したように、俺に切り出した・・・・。
「なんですか・・・そろそろってちょっと話した・・”お前足腰大丈夫か”っていうアレですか・・・・。」

この世界の魔物のうち、獣系の魔物によくある時期・・・・

そう、「発情期」

それがもうきてもいい時期だと・・・。3匹相手はたしかにつらい。こちらも二人だけど・・・今回は・・・エイルいるからシチュエーションつけてきそう。こっちの性欲が増すように・・・・。


3匹がテーブルの前で・・・・
全裸で・・・
大また開いて待っていた・・・・。
ピンピン勃ちまくった乳首・・・うつろな目、だらしなくたれさがる舌、涎がつうっと口から流れてる。パックリひらき子宮口すら見えそうなお○○○。そこからとめどなく流れている液体は床をもひたしていた。

「なぁ・・・もうがまんできねぇよ・・エイル。」
「もう少しよ。ヴァン姉さん、こうやってご主人様の性欲を上げていくから。そうすればいつもより気持ちよくなりますよ・・・・さ、ノアちゃん・・・ご主人様二人に・・・・・・おねだりしてあげて☆」
「あ・・・あん・・・おにいちゃん・・・あたしたち・・・もう・・限界なの・・おにいちゃんので・・いっぱい、いっぱい・・・○○○○してください!!」

 あ〜あ、やっぱりあいつノアに言わせやがった・・・

この先は発情のまんま淫語連発なんだろうな・・・・ごめんなノア。

エイルのやつ・・・しらふにもどったらしっかり説教してやる・・・

ていうか腰が持つか心配だ・・・・。






10/01/17 22:51更新 / Gすと・くま

■作者メッセージ
1話で終わらせる予定が・・・・2つに分けることにしました。
設定が読みきりなんで、次もそんな感じです。

まだ、戦わせる要素があるので、それとちょっとしたエピソードも入れたいので。


今回ワーウルフということで、レギーア一家をお借りいたしました。
この一家は自分にとって「原点」というべきキャラなので自分なりに描いたのですが・・・・マキナさん素敵なキャラありがとうございました。

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