連載小説
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その3
「うわっ、グロいな・・・」
国境を越えた後、思わずオレは漏らしてしまった。
見たことのない木や花が道端に咲いてる。
こいつに着いてくるの、早まっただろうか・・・
ちらりと目を向けると非常にゴキゲンでオレの横を歩く親友がいる。
女というか元男というか魔物というか・・・
まぁ国にはそんなに未練はないしな・・・

国境からしばらく歩くと、街を発見した。
遺跡で見つけた黒いローブを羽織って、レオナと街へ向かった。
国境に近い街だからさぞかし警備も厳重だろうと思いきや、オレ達のような亡命者?は割りと多いらしく、魔物連れであることからあっさり街へ入ることができた。門番への言い訳を色々考えていたオレとしては拍子抜けだ。

街の中は活気に満ち溢れていた。
食料品店にはよくわからない果物が売られていたり、売り子が全て魔物だったり、衣料品店にはやたら過激な衣装が多かったり・・・
というか魔物だらけだ・・・当たり前だけど。
時折やたらジロジロとこちらに目を向ける人物が全て魔物であることを除けば、特に普通の旅行と変わらない。

疲れたオレ達は宿を取ることにした。
幸い、オレ達の持っている金は使えるようだ。
宿の主人は下半身が蛇・・・ってことはラミアか?
「あら、いらっしゃい。2人?」
「はい、僕とこのローブの人の2人です。」
「随分美味しそうな匂いするわねぇ・・・。お兄さん、私とイイコトしない?」
「気持ちはわかりますけどダメですよ!ね、ブルート?」
慌ててオレは頷いた。・・・でも気持ちはわかるっていうフレーズが妙に気にかかる・・・

部屋に着いてようやく一息ついた。ここまで安心できる場所なかったからなぁ・・・
とりあえず飯にでも行こうかと宿から出ると、そこでオレ達は信じられないものと遭遇した・・・


「で、で、で、出たーーー!!」
思わず腰が抜けそうになった。
そこにいたのは、あの日、森で会ったサキュバスだった・・・
「あらあなた達。こんな場所で会うなんで奇遇じゃない?
 ・・・どう?新しい体は・・・」
「この体のおかげで国から追われてこんなところまで来る羽目になりましたよ・・・」
何とも言えない表情で答えるレオナ。
「あらそう。で、目的は・・・まだ達成してないみたいね・・・
 魔力もほとんど切れてるみたいだし。」
ん?レオナが顔を真っ赤にしてモジモジしている。なんだ?そういえば目的があるとか・・・
「あなた達これからおでかけ?」
「ちょっと夕飯に。」
ぶっきらぼうに返事をすると、サキュバスは笑った。
「そっちのお嬢さんは夕飯にお出かけする必要ないんじゃな〜い?
 ねぇ、お兄さん。」
「ブルートだ。こいつはレオナ。あんたは?」
「フフフ。私はフィー。ブルート。わからない事だらけでしょう?
 お姉さんが教えて上げようか?」
「・・・信用できると思うか?」
「信用するしかないんじゃないの?騙しても得はないしね〜。」
「それもそうか・・・よし、レオナ、飯は3人だ。いいな?」
「・・・うん・・・」
・・・こいつさっきから顔真っ赤にして黙ったままだ・・・どうしちまったんだ?




サキュバスのフィーと別れた後、オレ達は無言で宿に戻った。
聞いた内容があまりにも衝撃的過ぎて・・・
部屋にある椅子に腰掛けて、さっきから真っ赤になって俯いているレオナに目をやった。はぁ・・・

「で、どうすんだよ。」
「え?あの、ブルートが嫌じゃないんだったら・・・その」
「魔力切れって命に関わるらしいしな・・・いるんだろ?男の精っての」
「うん・・・なんかごめんね?」
「まさかなぁ・・・女に縁がない19年だったけど、その初めての相手が
 元男で魔物とはなぁ・・・」
「ごめんね・・・」
「別に嫌とは言ってないさ。女になったお前、かわいいしな。」
「え、ええっ!?やだ、そんな、もう・・・」
おい、なぜお前は男にかわいいと言われて嬉しそうなんだ?
まさかもう内面まで女になっちまったのか・・・?

「心の準備とかあるだろうし、最初は口にするか?」
「うん、お願い。僕に任せて。どうしてかわからないけど・・・
 どうすればいいのかはわかるから・・・」

テーブルの下に潜り込んで、オレのズボンに手をかける親友。
なぜかものすごく嬉しそうだ・・・これも魔物化の影響だろうか・・・
と窓の外を眺めていると、股間に快感が走った。

「ちゅぷ・・・れろ・・・・ちゅぷ・・・」
「おいおい、なんつーえろい顔してんだよ・・・すぐ出ちまいそうだ・・・」
「うん♥いっぱいだしてぇ・・・僕に飲ませて・・・ちゅぷっ
 親友のちんぽなめて喜んでるいやらしい僕にいっぱいちょうらい・・・
 じゅぷっ、じゅぷっ」
「おい、そんなに深くまで・・・苦しくないか?」
「うん・・・らいりょーぶ・・ちゅぷ・・とってもおいひい・・・」
なんだこれ!始まって3分も経ってないのにもういっちまいそうだ・・・
このえろい生き物の視覚的にグッとくる・・・
胸は小さいものの腕や足や腰は細いくせに尻周りは妙にむっちりしてるし・・・
「えろい体しやがって・・・」
「ちゅぱちゅぱ・・・え?そう?でもブルートはもっと胸大きいほうが・・・れろれろれろ・・・」
「まぁ。そりゃあ、な。でも十分えろいさ・・・うう、そこ気持ちいいな・・・」
「えへへ、嬉しい・・・♥」


「おい、レオナ、そろそろ・・・」
「じゅぷっ・・じゅぷっ・・早く早くぅ〜♥」
しっぽまで振って本当に幸せそうだな。っつーかもう出る!
「くっ・・・出るぞ!!」
ビュッビュッビュルル〜〜!!
「うん!!!んむうぅぅぅ・・・!!!ゴクン・・・はぁ、はぁ・・・えへへ、いっぱいでたぁ〜♥」
「久しぶりだからな・・・溜まってんだよ。」
「ね、ね。もう一回、いいでしょ?」
「数には限りがあるからな・・・でもまぁ3〜4回くらいなら・・・」
「やったぁ!・・・ちゅぷちゅぷ・・・れろ・・・あぁ・・・ほんとにおいひい・・・ちゅうううう・・・れろれろ・・・さっきの残りおいひい・・・」
「くっ・・・あんまり強く吸うな・・・良すぎてすぐいっちまう・・・」

・・・こうして3〜4回どころか6回も搾り取られたのだった・・・




次の日・・・約束していた酒場でサキュバスのフィーと会った。
「単刀直入に言おう。オレ達はここで暮らそうと思うんだが
 住む場所と仕事をどう探せばいいのかわからん。できれば紹介してくれ。
 こうなった原因はあんたにあるんだしそのくらいしてほしいんだが!」
「あら?私と交渉するつもり?・・・でもまぁ言い分はわかるわ。
 いいでしょう。仕事と住む場所紹介してア・ゲ・ル♥」
「オレは力仕事ならなんでもいける。レオナは器用で頭もいいけど力はあんまり期待できない。その辺り汲んでよろしく頼む。」
「わかったわ・・・それと、コレあげる。腕にでもつけておいて?」
「なんだこりゃ・・・?」
「ここはもう魔界だからいるだけで人間は魔物化しちゃうの。
 あなたまだ人間やめるつもりないんでしょ?」
「まだってなんだよ・・・でもいいのか?こんなものもらって」
「まぁ巻き込んじゃったしね〜。それに、その腕輪、ここにくる人間の行商人なんかもつけてるくらいの品だからそこまで貴重ってわけでもないのよ?
 もっと魔界の中心に行けば役に立たないけどこのくらい辺境なら問題ないわ。」
「ありがたくもらっておくよ。」


っでまぁ住む場所と仕事が決まった。
住む場所は割りと街の中心から近い場所。3LDKで中々広い。
2人で住むにはちょっと広いけど格安・・・フィーのコネなのか・・・?
仕事はオレが配達夫、レオナが本屋の店員だと。
まぁそんなもんかな。


あれから1ヶ月・・・
「ただいま〜。あ、ブルート早かったんだね。」
「おう、ちょっと待ってろ、今飯にするからな」
「んん〜。やっぱりブルートの作ったご飯おいしいなぁ♪」
「宿舎で飯当番させられたからな。明日はお前だぞ?」
「うん♪あと、あの・・・ご飯終わったら・・・その・・・」
「はいよ。強精剤飲んでおくよ。」
「えへへ・・・♥」
とレオナとも相変わらずルームメイト?やってる。
まぁこいつの魔力維持のために性的な関係が始まったわけだが・・・
オレは未だに童貞を貫いている。
こいつは男だ・・・男なんだ・・・
もし犯したりして泣き叫ばれたら・・・おお、恐ろしい・・・


「あんっ・・・ちゅっちゅっちゅっ・・・れろ・・・今日もおいひい・・・♥」
「それはいいんだけど・・・最近頻度増えてないか?前は4日に1回だったのが最近は2日に1回・・・」
「じゅぷじゅぷ・・・ん〜?・・・じゅぷ・・・そうだっけ?れろれろ・・・」
フェラのついでに会話しやがって・・・
「しかし・・・一段とえろい体になったなぁ・・・・」
恍惚とした表情でチンポをしゃぶるレオナをまじまじを見つめてみた。
段々元男とは思えなくなってきたなぁ・・・
髪は元々短いほうじゃなかったけど女っぽい長さに伸びてきたし。
服装もいかにもサキュバスっぽい、やたら露出の多い格好を好んでするし。
前より尻周りがムッチリしてきたし。
何より・・・胸が・・・ここに来た時とは段違いにでかくなってやがる!
たまに太ももを擦り合わせたり、片手が太ももの間に消えて、水っぽい音が聞こえてくるのはきのせいだ!
オレの理性よ・・・頼む、持ってくれ・・・

「れろっれろっちゅぱ・・・んふふ・・・ブルートが興奮してくれるなら嬉しい・・・ぺろっ」
くっ、かわいいこといいやがる。悪戯してやるか。
「あっ・・・」
オレの股間から離されたレオナが寂しそうな顔をしたが無視無視。
後ろ向きに抱きかかえて後背位座位にしてやる。
「ちょっと・・・何するんだよ〜・・・」
「うるせぇ。自分ばっかり楽しみやがって。」
「たのし・・・ちがっ・・・これは魔力補充のためで・・・」
「あんなに嬉しそうにしてるくせに?おいしいおいしいってしゃぶってるくせに??」
「・・・」
顔を真っ赤にして黙りこむレオナ。憂い奴め。こうしてくれる。
「!!!ひゃあっ・・・だめ・・・」
羽交い絞めにするような格好で最近すっかり育った胸をやさしく揉みしだいてやる。恥ずかしさでジタバタするレオナだが、すっかり力が入っていない。
おっぱい好きにはたまらないシチュエーションの一つだなぁ・・・
「こんなにでっかくなりやがって・・・この前は手のひらサイズだったくせに・・・」
「ひゃあっ・・・あんっ、だめ、そんなにしたら・・・だって、ブルートが毎回揉むから・・・」
「んじゃ今日もたっぷり揉んで、もっとでかくしてやるよ!」
「あああぁん、んうっ、だめぇ・・・もっといやらしい体にされちゃう・・・」

もう元男でもいい気がしてきた・・・
・・・でもこいつは・・・オレのことを親友だと思ってるんだよなぁ・・・
我慢我慢・・・


すっかりこの街にも、親友との新しい関係にも慣れてしまったのだった・・・
12/04/26 05:21更新 / もょもと
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