読切小説
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スペースラジオ 
(トップページから最速でくるとあらすじを読めないため再掲。)
遥か未来、地球の上空で、謎の集団が現れた!
踊り団と称する人々は、地球の人々を次々さらっていく。
そんな中、取材を敢行する、ラジオ放送局のグループ。
現地より、緊急生中継です!

…またパロディです、ごめんなさい。ピンとこなかったら読まないほうがいいです。


(以下本文)

遥か未来のおはなしです。
はるか先、魔物による世界征服が終わった、さらにその先。
…そう、人間側に偉大な聖人が現れてから、だいたい2500年ぐらい後のお話。
そんな未来、魔界と呼ばれていた星のとあるお城、
そこには怪しい笑いをするひとりのバフォメットがいました。
「にゃーはっは!これで我の計画は完成だ!お前ら、準備はいいな?」
「がってんしょうちー!」

次の日、かつて世界と呼ばれていた星の遥か上空で、大量の人がさらわれるという事件が起きたのです。
運良く逃げたものの報告によると、さらう前に踊らされていたという報告がありました。
警察のみなさんがさらわれた人々を捜索中ですけど、行方は全くわかりません。

数日後、命知らずのジャーナリストの集団が、事件がおきている場所に乗り込んでいく、今回はそんなおはなしです。



こちらビート、男の人間です。謎の軍団が暴れている、地球上空にいます。
リポートをここから開始します。前情報通り、たくさんの人が踊らされています。

魔女です、魔女が人を踊らせています、犯人でしょうか。インタビュー開始します。
「あー、あなた、もしかしてあのビートさん?いい人を見つけたわぁ
 サインちょうだい!あと私についてきてくれないかな?」
君がこの事件の首謀者ということでいいかな。なら地球人を返してくれないかい?
サインならいくらでもしてあげるから。
「じゃあ、私の動きを記憶して、そっくりそのまま返せますか?
あまりに下手なら特別レッスンですよ、その気がなくても、踊りで勝負!」
"UP! UP! UP!"突然魔女が踊り始めました。両手に魔力がこもっていて、(UP! UP! UP!)
"DOUW! DOWN! DOWN!"とりあえず魔女のとおりに踊るしかなさそうです。(DOUW! DOWN! DOWN!)
♪〜
「なかなかうまいわね。その調子なら人を返してあげてもいいわよ?」
大変結構な話だな。ところで、君はどこのサバトの出身だい?
「それは秘密。うーん、しいて名乗るなら、『踊り団』ですかね。
さて、ビートさんみたいに踊りの上手い人にプレゼントがあるよ、展望台に来てね。」
む、魔女が消えた。展望台に追います!
Dun touch the Dial!

(CM中…。)

こちらビート、展望台に到着しました。ゴーレムです、ゴーレムが3体います。
あと先程の魔女もいるようです。
後ろに写っているのは…バフォメットでしょうか。
「それでは団長、ごゆっくりどうぞ〜」
お前が今回の黒幕か?
「にゃはは。大いなる計画のために、ワシらに付き合ってもらうよ、ジャガーとやら。」
人間を返すんだ!どんな勝負でも、受けて立つ。
「それはいい。我が名はジャズ、銀河の全てを踊らせてやる!」
お前の好きにはさせんぞ!
「意外と素敵に踊るね。」
「なかなかいいぞ、その調子!」(ディレクター入ってくんな。)
♪〜
ゴーレム、停止しました。
「お楽しみあこれからさ。」
パージが消えました。今回の踊っている人が解放されています!
以上、スペースシップから、ラジオ・ジェットのビートがお送りしました。
10/12/29 09:10更新 / ミッキー

■作者メッセージ
最終リポートのネタはあるのに、そこまで繋ぐ方法を思いつかない。
繋ぐ方法を思いついたら続編を製作します。連載にまとめるかも。

…そう、配信記念です。確か11年春にするらしいですよ。
セイレーンを見たら、なんかあの子を思い出して…。

あと、この世界では最初に存在した「魔界」という場所は、別の星、としています。
その星のような状態が地球に広まった、その部分が新たな魔界。いくつかの方法で魔界と地球を行き来できるようです。

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