連載小説
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いざ帰宅だ
それから目を覚ますと、馬車の時間三十分前だった

和也「寝過ごした!!」

てんやわんやで何とか着替えて朝食を買い馬車に乗る

ジュン「危なかった」

瑞希『ですね…』

楓『寝過ごすところでした…』

雫『まさか起こされるなんて…』

瑠璃『まあ、そう言うこともあるよ…』

そのまま馬車のなかで買ってきたパンを食べる

和也「収穫ある旅行だったかな…?」

楓『まあ、そうですよね』

ジュン「そう言えば」

和也「??」

ジュン「あいつが脱走した場合どうなるか聞いてきた」

和也「というと?」

ジュン「真っ暗でなにもないだだっ広い空間に出るらしい、五感で言えば視覚と音が響かないから聴覚もほとんど、匂いもないから嗅覚も、なにもないから味覚も意味をなさない空間らしい」

和也「なるほど」

雫『地味に怖いですねそれ』

和也「もしかして動くのに連動して地面も動いてどこまで行こうが進みもしない空間だったりして」

ジュン「あり得るな」

和也「まあ、何をやろうと二万年は消滅さえ出来ないらしいからな、どうせなら発狂防止の道具とかあるなら使えば良かったのに」

瑠璃『生き地獄?』

和也「いや、もう死んでる」

ジュン「確かに」

瑞希『そう言うもんだいですかそれ』

和也「まあな」

それから途中で休憩がてらに止まった町で昼食を買う

和也「これにするかな」

そのままみんな昼食と飲み物を買いまた馬車に乗る

和也「ん、これなかなかだな」

楓『こんなのもあるんですね』

和也「人も魔物も旨いものを食いたい、それは同じなんだな」

雫『確かに』

瑠璃『今も昔も変わらないね、食べるものとかが変わっただけで』

ジュン「そういえば、封印されてただけで本来そっちの時代に生まれてたんだったな…」

楓『えぇ』

和也「まあ、生まれも育ちもよっぽどの事でない限りどうでもいい」

雫『まあ、そうですよね…』

和也「大事なのは自分と回りに危害を加えるか否かだ」

瑠璃『間違ってないけど極論…』

ジュン「なら、なにか失うまで悠長にしているか?」

瑞希『経験者は語る、ですね』

ジュン「本来攻撃と言うのはやり過ぎない限りは反撃が来る、それを考えるべきだと思う」

瑠璃『だから徹底的にやるわけね…』

ジュン「そうそう、相手のこころを完全にへし折れば反撃が来る可能性は大きく下げられるからな」

瑞希『1番手っ取り早いのが…』

和也「再起不能か死」

雫『そうならないように変わっていけば良いですね…』

和也「そうだな…」

そう話しているとジュンさんたちの家の前についた

ジュン「なら、また」

瑞希『ではまた』

和也「ああ、また。」

瑠璃『じゃあね』

雫『はい』

楓『では…』

それから少しして、俺たちの家に着いた

和也「帰ってきたな」

瑠璃『うん』

雫『ですね』

楓『はい』

結局その日はそのまま眠ってしまった

いざ帰宅 おわり

20/07/24 03:48更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです

今回の話はいかがだったでしょうか?

御意見、御感想等ありましたらよろしくお願いします

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