読切小説
[TOP]
誕生日おめでとうなのじゃ!!!
ふふふふふ、なんとかあやつの誕生日に間に合わせる事ができたの

大量の虜の果実を、ホルスタウルスの乳、ハニービーの蜂蜜、ウンディーネの汚染水、人魚の血と一緒にイグニスの炎でじっくり6日ほど煮込み、仕上げにサキュバスの魔力の結晶とケセランパサランの粉を混ぜて完成させた惚れ薬

名付けて『虜の秘薬』じゃ!!!

効果が十分に発揮できた暁には商品化でもしてみようかの

これを飲ませてやればあやつもわしにメロメロじゃ!!!

さっそく行ってみるかの








さて、あやつの部屋の前についたの

うー、なんだかドキドキしてきたのじゃ……

もし失敗して嫌われてしまったらどうしよう……

えぇい女は度胸じゃ!!!


コンコン


 「入っていいですよ〜」


よし、第一関門は突破じゃな、これであとは飲ますだけじゃ


 「なら遠慮なく入らせてもらうぞ」


薬の入った小瓶を片手に部屋に入ると目的の人物が困った表情を浮かべていた

部屋の端には丁寧に包装されたプレゼントが大量に積んであった


 「軍師さんじゃないですか、何か御用でしたか?」


 「何、大した用じゃないのじゃがの、ってどうしたのじゃ?その大量のプレゼントは」


誕生日をあまり祝ってもらえないタイプの人がいたらショックで頑丈な縄を探し始めてしまいそうな量だ


 「なんか今日、俺の誕生日なんですけどそれのプレゼントって色んな人から貰ったんですよ、一介の小隊長なんかがこんなにもらって大丈夫なんでしょうか……」


 「良いではないか、それだけおぬしが色んな人に好かれておるってことなのじゃからな、素直に喜ぶとよい」


結構色んなやつから人気があるって言うのは知っておったがここまでとは……

じゃが、わしの勝ちじゃな

こういうのは強引にでも攻めたものこそが勝者となるのじゃ


 「まぁかくいうわしもおぬしにプレゼントを持ってきたのじゃ」


 「えぇ!軍師さんにもらうなんて畏れ多いですよ!」


ふふふ、こういう控えめなところも好む奴も多いのじゃろうなぁ……


 「ん?ならわしはおぬしを将軍にでも昇進させれば問題無かろう」


 「いやいや冗談でもそれはマズイですよ……」


冗談はあまり通じないやつじゃが、そこもまたいいのぉ


 「いや、おぬしにはそれほどの資格はあると思うぞ、経験さえ積めばそこら辺はなんとかなるじゃろうし」


 「それにおぬしには現在でも小隊長というには異常なぐらいにがんばってもらっておるからのぅ、そのことの感謝の意味含んでおる」


 「誕生日おめでとうなのじゃ」


そういってわしは手に持っていた小瓶をあやつの手に握らせる


 「わし特製の疲労回復薬じゃ、即効性のあるものじゃからさっそく飲むと良い」


 「ありがとうございます、やっぱりこうやって祝ってもらえるなんて嬉しいです、さっそくいただきます」


そう言ってあやつは小瓶の中身を一気に飲み干す

……そういえば薄めるのを忘れていたのぅ

まぁなんとでもなるじゃろ!

薬を飲み終わると同時にあやつの様子が変わっていくのが目で見て分かるほどに変化した

いつもののほほんとした表情は発情により蕩けた顔になり、股間はズボンを破かんばかりに膨張している

……ちょっとこれは大きくなりすぎじゃないかの

いくら魔物補正があるとはいえ、これを挿入するとなると少々厳しそうである


 「軍師さん………」


わしが動揺している間にあやつの顔が目の前に迫っていた

……なんだかわしも我慢できなくなってきた

わしはあやつの頭を両手で抱きしめ、キスを

しようと思ったらあやつの方からしてきた

それもキスというよりも口を貪っているという表現が正しいと思うぐらいのだ


 「んふっ、ふっ、ちゅばっ、れろっ」


 「……こういうときは名前で呼ぶものじゃぞ」


わしがそう言い終わると同時にまたキスをされる

あぁ、あやつの舌が入ってきておる……

あやつはわしとキスをしたままの状態でわしの体を持ち上げ、ベッドまで運んだ

ふふふ、これであやつはわしのものじゃ

あやつがわしの服を脱がそうと手をかけたその時


 「そこまでよ!!!」


大きな音をたててドアが開かれる

そこに立っていたのはあやつの同僚のサキュバス

たしかあやつの幼馴染だというのを聞いたことがあるな

うぅ、もうすこしじゃったのに……


 「ちょっと待ちなさい」


更にそいつを突き飛ばして入ってきたのがわしの同僚のエキドナ

この城の城主ならしっかり仕事をこなしておればいいのに……

こんなタイミングでライバルが着てしまうじゃと

もしかしてこれはマズイことになってしまったかもしれん……

惚れ薬の材料として使った虜の果実の効果が現れてきてるのかもしれん

もしそうだとしたらこの城に住んでいるあやつを好いている者が全員着てしまうのじゃないか

そうこうしているうちにまた新しい侵入者

こんどはあやつの小隊に所属しているマンティスとサハギン

いつもの通り無言ではあるがわずかに頬が赤く染まっている


 「繁殖するぞ、隊長」


 「…………隊長と子供作りする」


そしてその二人の後ろには、ドラゴン、ヴァンパイア、ダークスライム、アヌビス、etc…

あの薬は惚れ薬というよりも虜の果実の効果を倍増させて更に発情の効果を付与したものだったようじゃ……

うーむ、これなら部下の魔女に実験をしてもらうべきだった……

しかしもう考えても遅い















『虜の秘薬』

とあるバフォメットが開発した薬である

そのラベルには大きくこういう風に書いてあった

千倍に薄めて使用してください、絶対に原液のままで使用しないでください、後悔することになります

この薬の売り上げは凄く良かったそうだが、原液のまま使用してしまい大変な事になった事件が多かったらしい
11/03/21 22:31更新 / 錆鐚鎌足

■作者メッセージ
惚れ薬を作ったと思ったら虜の果実DXがが完成したでゴザルの巻き

魔界で栽培される果物などは食べてみたいと思います

効果はともかく味はおいしそうですし

サ「果物を食べた後は私達を食べるんですね分かります」

バ「おぬしってよくワケの分からないことを言い出すのう、昔は理科の人体の所をみていたら腹が減ってきたらしいしの」

カニバリズムの気は全然ないんですけどね

サ「この間は風呂場でヘッドバンキングしていましたね……大丈夫ですか、色々と」

大丈夫だ、問題ない

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33