読切小説
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始業式の・・・
「あ、猫だ。
 ねーこねこね・・・
 あー行っちゃったよ。
 何故か猫には嫌われるんだよな。
 ほら、よく居るよね。初対面の猫と仲良くなる人って。何か猫に好かれるオーラとか匂いとか何かが有るのかな。
 鰹節の匂いとか?
 いや、人として駄目だよねそれ。
 猫に限った訳じゃないしなぁ。
 犬にも好かれないよなぁ。
 尻尾振っているからと安心して撫でようとすると噛みつかれたりするもんなぁ。
 人にも好かれたいなぁ。
 これからの三年間、またポッチは嫌だな。
 はぁ。
 あー空が・・・蒼い。
 いやいや。駄目だ駄目だ。こんな事じゃだめだ。何のために下宿までして離れた学校に来たんだ僕っ。
 前向きに行くんだ。前向き・・・
 うわっ。
 前にすごい美人の人がいる。後ろ姿だけど。
 同じ新入生なんだろうな。制服が真新しいもんな。一緒のクラスに成れると良いなぁ。
 流れるような銀の髪。まるで月の光が宿っているかのようだ。シルバーブロンドって言うのかな、プラチナブロンドって言うのかな。腰まで届くような癖のない煌めくような白銀の髪。
 モデル歩きって言うのかな。歩いているのに上半身がブレないよ。その割にむっちりとした腰がふりふり揺れてる。その腰に合わせて白銀の髪が揺れてる。
 ああ、あの髪を撫で撫でしたら気持ち良いんだろうな。スベスベなんだろうなぁ。こう、指を通したらサラサラでするするで滑らかなんだろうなぁ。
 あー撫でてみたいなぁ。なでなでしたいなぁ。なでなでしながらあの髪に顔を埋めてみたいなぁ。きっといい匂いがするんだろうなぁ。
 おや、挨拶してきたのは前の学校のお友達かな、丁重な挨拶だなぁ。
 ああ、後ろ姿で思っていた以上に凄い美人だ。
 すらりとした鼻筋といい、印象的で大きな赤い瞳といい。薄めではあるけれど形の良い桜色の唇。少し病的に感じるほどに白い肌。
 うっはー堪りませんよ。
 それにしても、雪のように白い肌だなぁ。ひょっとして、アルビノなのかな。始めて見た。なんて美しいんだろう。引き込まれそうに美しい赤い瞳もアルビノの所為なのかな。あの赤い瞳で見詰められたらドキドキするだろうなぁ。
 少し薄めだけれどむっちりした唇なんてもう、吸い付いて舐め回して舌を突き入れてチュパチュパしたいよなぁ、出来たら幸せだろうなぁ。
 それにしても美しい顔立ちだなぁ。配置もさることながら、頬から顎への柔らかな線が堪りませんよ。
 肩だけ見ると華奢な印象だというのに、なんて大きな胸なんだろう。いや胸じゃダメだな、オッパイと言うべきだな。うん。胸なんて言い方は似合わない。そう、オッパイだ。
 オッパイ、オッパイ、オッパイ。
 大事な事なので三回言ってみました。
 それにしてもなんて立派なオッパイだろう。大きなオッパイだと重力に屈して垂れちゃうじゃないか。しかし目の前のこのオッパイは重力に屈せずに、ツンツンとプリンプリンとズキューンズキューンとかズゴーンズゴーンとかいう感じでそそり立っているではないですか。二つだけに。
 だというのに片手はおろか両手で包んでさえ全然足りないだろうという戦略核兵器並の威力ですよ。
 きゅっと細いウエストにボリューミーでむっちりなおしり。ヒップと言うよりもおしりという言葉が似合います。
 お・し・り。お・し・り。お・し・り。
 ああ、すごい美人だよなぁ。こんな美人さんを彼女にしたら毎日が十回は幸せだろうなぁ。
 なんでって、そりゃ、腹の底から出しまくるよね。毎日最低でも十回は中に出しちゃうよね! 毎日十回の幸せだよね。
 朝起きたら、おはようフェラで一回でしょ。登校前に玄関で一回。授業が始まる前に一回はしないといけないよね。お昼ともなると、お弁当は君だって襲い掛かり三回くらいするだろうなぁ時間もあるし。放課後はあえてしないっ! ダッシュで家に帰ってベットの上で残弾尽きるまで犯って犯って犯りまくるよね。
「へぇえ。貴方の彼女さんになると大変なのね」
 そんな事無いよ。女の子の一番の幸せって、タップリ、トップリ、熱い物を中出しされ・る・・こと・・・じゃ・・・・ないですか?
 ふと見上げてみると戦略核兵器オッパイ彼女が、激しく鋭い視線で見下ろしているではないですか。
 どうする? 僕。
「戦略核兵器オッパイ彼女って何よ」
 綺麗な女の人がオッパイなんて言うと、なんか興奮するよね。興奮するする。
 いやいやいや、そこじゃない。言うべき事はそこじゃない。
 タユンタユンでプリンプリンでズキューンズキューンでズゴーンズゴーンなオッパイの人が僕の考えている事を読んでいる! エスパーか、エスパーなのかっ!
 うぎゃっ!
 突如、左右両方のコメカミに激痛が走ったー。なんと、両手で包んでさえ包みきれないオッパイの彼女が僕に梅干しをしているではないか。
 あ、なんかふんわりと良い香りがする。痛いけど、すんごく痛いんだけど、この痛みよりもこのままこの香りを嗅いでいたいぞ。くんくん、くんかくんか。ちょっと幸せかも。はぁはぁ。あだ、あだだ、あだだだだだだだだ。痛いです痛いです。なんか割れちゃいそうに痛いです。あががが、けきゃきゃきゃくきゃきゃっ!!!
「変なものに例えないで下さい。エスパーも何もあなた、先刻から頭の中で考えている事が、口からだだ漏れしているわよ?」
 な、なんだって! そんな莫迦な。
「まるで月の光が宿っているかのようだ。って辺りから聞こえていました」
 な、なんだって! −−は、二度目か。周囲に目を走らせれば、同じ新入生であろう男女が僕と彼女を避けるように取り囲んでいるじゃないか。それも汚いものを見た時の視線で。聞かれてたんだ!
「それで、私をどうしたいのですか?」
 かかかかかか。
「か?」
 彼女にしたいです。
「ふぅん?・・・私が、貴方の、彼女に。もしも、私が貴方の彼女に成ったとしたら、貴方は私に何をする積もりなのかしら」
 あ、朝隣で微睡んでいる貴方をキスして起こすと、すかさずおはようフェラです。口の中へちんぽを突っ込みます。グイグイと根本まで突っ込みます。突っ込んで最も奥で朝一番の濃いところを中出しします。喉越し生です。
「まぁ。寝起きに特濃フェラですの? で、その次は」
 いちゃラブしながら朝食を取って登校ですが、貴方の後ろ姿を見たらムラムラするに決まってます。なにしろ十時間以上目にしていない魅惑的なブレザーの制服姿。誘うように揺れるおしり。我慢なんてできるはずないので、玄関前の廊下で押し倒します。ショーツだけ下げてバックから突き入れます。どっぷりと中に出したら、そのままショーツを上げて登校します。垂れようが零れようがそのまま登校します。
「まぁ。中出ししたままショーツを・・・」
 学校についたら、すぐさま空き教室なんかに引っ張り込んで、午前中の分を前払いでシまくります。ブレザーにブラウス、ブラジャーを開けさせ、M字開脚。寝かせても重力に屈しないオッパイを堪能しながらシます。お昼まで困らないように力の限りシます。
 昼休みはお弁当を食べている余裕なんてありません。午前中で溜まった分を出しまくります。昼休みは多少時間があるので、全部脱がして、でもストッキングは履いたままです。この学校、残念ながらニーソではないので仕方ありません。ですが、貴方のストッキング足を堪能して目覚めました。ニーソは良い。だが、ストッキングも良いものである!と! そう言う事で、全裸ストッキング姿で騎乗位一択と言いたい所なのですが、至高の体位である騎乗位と言えども毎日ではマンネリ化は避けられないでしょう。なので、あらん限りの体位を試します。ここで大事なのは、パイズリや手コキ、髪コキ、スマタ、更にマニアックな脇コキや膝コキという選択をしてもブッカケはしないと言う事です。出すなら中です。中出しは正義です。正義の為に一滴残らず中出しです。
 午後の授業のあと放課後ですが、放課後には何もしません。手を絡めながら繋いで速攻で帰ります。廊下や空き教室、屋上みたいな場所でなく、ベットの上で美しい体を貪りたくなっている頃合いです。存分に乱れ合うために速攻で帰るのです!!!
「私に、そういう事をしたいと言うのですね?」
 はい、そうです!
 はわわっ!!
 終わった。
 これからの三年間が今終わった。
 友達もできることなく一人でお弁当食べて過ごすんだ。
「あら、三年間で終わらせるわけ無いでしょう」
 ふぁぃ? と、言われますと?
「今この場で人生を終わりにしてあげます。貴方は、私にそれだけの事を言ったのですよ」
 そ、そんなぁ。
「良いですね? 無論反論は認めませんよ。良いですね? はぁはぁ」
 あれ、なんかすごく頬が上気して息が荒いですよ。それに瞳がぎらぎらしてます。
「ベイルアウトぉ!」
 そう彼女が叫ぶと炸裂音と共に靴とストッキング、ショーツが千切れ飛んで、彼女の下半身が蛇の様な雪のように煌めきを放つ真っ白で長くてむっちりもっちりしたものになった。
 それはそれは美しい鱗。
 なんで彼女の下半身が白い蛇なのだろう?
「頂きます」
 一体何が・・・もがっ。
 彼女の顔が近づいたと思った次の瞬間、僕の口がぬめった柔らかな物に塞がれた。それが口付だと気がついたのは、口を割って舌が入って来たからだった。
「こらこら、こんな所で始めるんじゃない」
「誰ですか、私と旦那様との間に割り込もうというのは」
「一応教師なんでな。忠告などをだな、待て待て。剣呑なものを出すんじゃない。邪魔する気はないが、昇降口の真ん前で始めるなと言っているんだ。周りの連中が当てられて新入生を襲い出しかねないからな。まあ、一部もう遅いみたいだが」
 一旦言葉を区切ると、周りに聞こえないようなひそひそ声で、
「始業式は十時半からだ。遅刻しないと約束できるなら、保健室が空いてる・・・」
 教師と名乗った女性がそこまで言った途端、僕の視界がグルングルンと掻き回された。例えるならば洗濯機の中で掻き回されている衣類が周囲を眺めたらこんな感じだろうか。
 
 気がつくと何処かのベットの上。カーテンで四方が仕切られ、ベットが一つだけ置かれている。
 この風景には覚えが有る、病院か保健室だ。
 僕はそのベットの上で彼女に覆いかぶさるようにして四つん這いになっていた。って、ベットの上で彼女が裸なのは良いとしよう、だってベットの上だぞ裸で居るべきだろ。なんで僕まで裸? 脱いだ覚えないぞ? 見回せば足元に二人分の制服が畳まれて置いてあるではないですか。いったい何時の間に。
「私を見ないで、一体何を見ているのですか?」
 えーとですね。
 見たいです。
 超絶心底アルティメットウルトラ見たいです。
 しかし、ですね。直視したらなんかこう、後戻りできなくなるような、僕を止める物なんて何も無いぜヒャッハーって成っちゃいそうで。
「それは、イケナイ事なのですか」
 えーと。
 ぜんぜん、イケナイ事では無いです。寧ろイイ事じゃね?
 目の前にはサターンXもかくやって感じにそそり立つツインオッパイ。先端にはアポロ宇宙船まで付いているじゃないですか。再現性高いぜ!
 オッパイ星人曰く、なぜそんなにオッパイが好きなのか、それはそこにオッパイが有るからだ。
 オッパイオッパイオッパイ。オッパイオッパイオッパイ!
 さあいくよ!
 オッパイオッパイオッパイ。オッパイオッパイオッパイ!
 オッパイオッパイオッパイ。オッパイオッパイオッパイ!
 もう一回!
 オッパイオッパイオッパイ。オッパイオッパイオッパイ!
 オッパイオッ

 ずごん。
 とても良い脳天チョップを頂きました。
 おかげで一人桃源郷山岳部から無理やり視線を剥がす事ができました。
 扇型に乱れ広げられた銀の髪はこの世の物とは思えない程に美しく、そして彼女の顔を彩っている。華奢な肩もスラリとした両の腕。魅惑的な指先。あの指でちんぽを扱いてもらったら気持ち良いのだろうなぁ。手コキ髪コキも忘れちゃいけないよね。
 そして彼女の七大神秘の一つ、ウエスト。だって、戦略核兵器オッパイを2つも支えているのにこんなに細くて良いの? 一体普段何を食べているの? まさか点滴? って感じに細いウエスト。
 対してオッパイに負けないおしり。むっちりズゴンでプリップリ。
 でも太股は・・・
「ごめんなさい。種族柄M字開脚は出来ませんの」
 ズギューン!
 クリティカルヒット! 恥らう姿とのコンボで僕の下半身に65535の未知のパワーが漲った!
 もう我慢ならん。
 もともと我慢する気もな無かったけどね!
 すこしだけ躊躇していたけど。
 
 この後、先ほどの教師に入学式会場まで引きずられてイくまでヤりまくってました。
 
 
 僕と彼女は、入学式の前に卒業してしまいましたとさ。
 
 終わり。
 
 
 
 
 
 
 
 
 一つ聞きたい事があるのですが。
「はいどうぞ」
 少し前に、僕の人生を終わりにするって、言っていたと思うんだけど。なんて言うか、その、ナントカは人生の墓場って言うらしいけど、そういう事なのかな。
「いいえ、その意味では有りません。貴方の人生は終わってますよ。何しろ、既にインキュバスですもの」
 インキュバス? えーと、男の魔物だっけ?
「はい。そうです」
 そうなの? 全く実感無いんだけどな。
「裸でいても恥ずかしく無いのはインキュバスの証拠です」
 な・ん・だっ・て!
 彼女は何時の間にか制服を着ていたから、僕も着ている物だと思ってたよ。上履きしか身につけてないよ。
 挙句亀さんを彼女の尻尾でナデナデされているし。妙に気持ちが良かったのはそのせいなのか。
 
 超恥ずかしいよ!」
15/04/12 01:03更新 / 夜蛇

■作者メッセージ
良くある出来事。だといいなぁ・・・・

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