『兎狩り』
『はぁ・・・』
『可愛いよ、ティエリーさん・・・』
『特に君の笑顔はとても愛しい・・・』
『でも、でも・・・』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
国家『ハーベリア』
主に農業が主流工業となっているこの国家には農家を営む魔物娘が多く、またそれによって、野菜専門販売店に売り込みにくる魔物娘も多かった。
『ティエリー・バーニィ』も、そのひとりであった。
「こんにちわー！」
元気いっぱいな声が野菜専門販売店『ベリーズ・ゲムシェハン』に響いた。
「おや、ティエリーちゃん、おはよう」
「おはようございます！おばさん！」
太陽さえまぶしがるような明るい笑顔が、彼女の売りのひとつだ。
彼女はワーラビットである。
自分の家に畑を持っており、そこで育てた野菜を、このベリーズ家の店に持ってくるのだ。彼女の野菜は味がよく、食べて健康になったように感じると人気だった。
ちなみに、彼女自体も人気のひとつである。ワーラビットの特徴に加え、ショートカットの髪が彼女のアピールポイント。さらに、本人は自覚がないのだが、そこらへんのサキュバスよりも大きいバストは男たちの視線をイヤでも引きつけてしまう。
この店の長男『アルト・ベリーズ』も、彼女の虜のひとりだ。
「じゃ、持ってきた野菜を見せとくれ」
「はい！じゃ、待たせていただいてよろしいですか？」
「もちろんだよ。あと・・・アルト！ティエリーちゃんが来てるよ！挨拶しなーっ！」
店のおばさんが上に向けて叫んだ瞬間。
『・・・ドタン、ドタン！バタン！ガタッ！ガタガタッ！バタバタバタ・・・！』
慌ただしい音が聞こえ、階段を転げ落ちるように青年が下りてきた。
「こっ、こんにちわ！ティエリーさん！」
「あ、こんにちわ！アルトさん！」
にっこりとティエリーが笑うと、アルトは顔を赤らめてはにかんだ。
「アルト。ティエリーさんとお話ししたいだろう？アタシが野菜見てる間におしゃべりしてな」
「なっ！？ちょ、母さん！？」
おばさんがからからと笑いながら店の奥に行くと、ティエリーとアルトがふたり残された。お互いの目が合うと、ふたりとも顔を紅くし、顔を伏せた。
「え、えと、てぃ、ティエリーさん！椅子！椅子どうぞ！」
「あ、ありがとう」
「えーと、えっと、お菓子かなんかあったかな・・・」
「あ、いいですよ、そんなの」
「え？そ、そうですか？えっと、あとはなにか・・・えーと・・・」
オロオロと慌てるアルトを見て、ティエリーが助け舟を出した。
「アルトさん。私とおしゃべりしてくれませんか？」
「え！？ぼ、僕とですか！？」
「うん」
にっこりとティエリーが笑うと、アルトは慌てていた表情を緩ませ、ゆっくり椅子に座った。
「あ、あはは・・・えーと、なにを話しましょう？」
「最近、街でなにかありましたか？私、あんまり頻繁に街に来ないので・・・」
「あっ！それならこの前・・・」
アルトはやっと落ち着いた感じで、ティエリーとのおしゃべりを始めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「・・・そこでラドゥルがですね、思いっきり鍬を振り上げたら、刃の部分が落ちちゃって、振り下ろしたら棒だけが『とすっ』て地面に刺さっちゃったんですよ！」
「あはは！おかしいね！」
「でしょう？それでですね・・・」
「ハイハイ。そこのカップルさんたち？そろそろやめなさい」
ふたりが楽しくおしゃべりしていたのを、おばさんが止めた。
「なんだよ母さん、ちょうどいいとこなのに・・・」
「こんの馬鹿息子。三時間もティエリーちゃんとしゃべってんだよ？いつまでしゃべれば気が済むんだい？」
「えっ！？そんなに！？」
アルトが時計を見ると、ティエリーが来たのが１時ごろだったのに、すでに４時を回っていた。
「もうこんな時間なの？早く帰らないと・・・」
残念そうな声でティエリーが応え、荷物を持つ。
「はい、ティエリーちゃん。これくらいでいいかい？」
ティエリーに手渡されたお金は結構な量であった。
「え、こんなに？ちょっと多すぎる気が・・・」
「いいんだよ。もらっとくれ。いつもありがとうね」
おばさんの厚意にペコペコと頭を下げたあと、ティエリーはアルトに近寄った。
「な、なんですか？」
「あ、あのですね・・・」
ティエリーは頬をほのかに紅く染め、指をもじもじさせながら、上目遣いで言葉を続けた。
「あ、明日、野イチゴを一緒に・・・採りに行きませんか？あの、ジャムを作ろうと思うんですけど・・・」
おもくそ露骨なデートの誘いだった。
「え、も、もちろん、いいですよ」
するとティエリーは顔を明るくしたあと、また顔を紅くしてもじもじしたあと、アルトに飛びついて、耳元でささやいた。
「・・・期待しても、いいですよ？」
それだけ言うと、ティエリーは顔を手で覆い、荷物を持ってぴょんぴょん跳ねていった。
『バシン！』
ぽかーんとするアルトの肩を、おばさんが叩いた。
「こんの馬鹿息子！女の子にお誘いをさせるなんてやらせて！明日は絶ッ対、ティエリーちゃんに恥をかかすんじゃないよ！」
おばさんはぷりぷり怒って、奥へ入って行った。
対する、アルトは・・・
「・・・期待・・・期待、か・・・」
アルトは、笑っていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜。
街から離れたとある一軒家。
すぐ横にそれなりに広い畑が広がるこの家が、ティエリーの自宅である。
「あぅぅ・・・うぅぅっ！////」
ティエリーがベッドで枕に顔をうずめ、足をバタバタさせてベッドをボフボフ鳴らしていた。
顔はもう茹でダコかというほど真っ赤に染まっている。原因は確実にアルトのことだろう。
「明日・・・明日、アルトさんと、野イチゴ摘みに行って・・・ジャムの下ごしらえして・・・それで・・・」
ティエリーの頭に、ピンクい妄想が広がる。
ティエリーがベッドに上向きに寝ている・・・
アルトがティエリーの股を開き・・・
アルトの大きな、固い、熱いアレが近づき・・・
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ！！////」
バタ足のピッチが急速に上がり、ベッドのシーツがくしゃくしゃになる。
恋い焦がれた彼との思いが、明日実ると信じて疑わない、ティエリー。
〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜
・・・彼女は知る由もなかった。
・・・このあと起きる悲劇と絶望を。
〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜
「あ！明日の準備しないと！」
はっとしてティエリーがバスケットや水筒などを用意していると・・・
『ドン、ドン』
二回、玄関の扉を叩く音がした。
「あ、はーい？どなたですかー？」
扉の向こうに声をかけたが、返事がない。
「？？？」
ティエリーは、小首を傾げて玄関に向かう。
小さく、扉を開けると・・・
右目と口の部分だけ穴を開けた袋を被り、顔を隠した男が、にんまりと笑っていた。
「・・・ひぃっ！？」
一瞬、なにを見たのか理解できなかったティエリーだが、すぐに恐怖を抱き、扉を閉めて鍵をかけた。
『ドンドン！ドンドンドン！！』
「ひぃぃぃっ！？」
扉が荒々しく、何度も何度も叩かれる。怯えたティエリーは慌てて扉から離れる。
『ドンドン！ドンドン！ドンドン・・・ドン・・・』
今度は徐々に叩く音が小さくなる。小さくなって、音がしなくなり、ティエリーはホッとした。
しかし。
『バギィッ！』
「ひっ！？」
再び音がした。
しかし、今度は叩く音ではない。
『バギィッ！バキッ、バギィッ！！』
斧だ。
木製のドアが、男の斧でボロボロになっていく。
「ひっ、ひっ！？」
『バギッ！カランカラン・・・』
扉の一部が壊れ、乾いた木が床に落ち、音を立てた。
出来た割れ目の向こうで、男の目が笑った。
「イヤァァァァァァッ！？」
ティエリーは怯え、叫び、すぐさま窓へ駆け寄った。窓から逃げようとしたのだ。
しかし。
『ガシャァン！』
けたたましい音を立て、窓ガラスが割れる。ティエリーは驚きで声すらでなかった。
そして、玄関から覗いていたはずの男が、窓から入ってきた。
「・・・・・・」
男は無言だが、にんまりと笑った口元は、そのままだった。
「やっ、やっ、やぁっ！」
恐怖で腰を抜かしてしまったティエリーは、這いずって玄関を目指す。
男はそれを、足を掴んで引きずり戻す。さらに、どこからか出したロープでティエリーの手首を縛り上げた。
「やっ、やぁぁっ！うむっ！？」
腕をバンザイの形にされ、ティエリーが嫌がると、男はティエリーの口に唇を押し付けてきた。
無理やりのキスにティエリーが応じるはずもなく、きつく目を瞑り、口を一文字にして拒否する。
しかし、男はそれにもかかわらず、ティエリーの口を舌で舐め、さっさと開けろと伝えてくる。
さらに男はティエリーの服を破り、ブラジャーの上から胸をキツく揉んだ。
「んぶっ、いたっ・・・んんんーっ！？」
その痛みに口を開いた瞬間、ティエリーの口内に男の舌が侵入した。
ねちっこくティエリーの口内を舐め回す男の舌。その不快感、そして、悲しみにティエリーは涙さえ流した。
（いやぁ・・・気持ち悪い・・・助けて・・・誰か、助けてぇ・・・）
舌を噛み切るという考えも恐怖により握りつぶされ、口の中を陵辱され、胸も好きなようにされている。
口の端からはどちらのものか分からない涎が流れ、男は好き勝手に胸を揉み、それに柔軟に形を変える。
「んぶっ、んじゅ、じゅずっ・・・」
（早く、早く終わってぇ・・・）
涙を流し、一心に凌辱が終わるのを待つティエリー。
ふと男の顔が離れ、ブラジャーに両手がかかった。
「はぁ、はぁ・・・えっ！？いやっ！やめてっ！！」
『ぶちっ！ぶるんっ！』
ブラジャーが引き裂かれ、ティエリーの巨乳が晒される。
倒れてもなお形を崩さない綺麗な肌の乳房。そのてっぺんには、突起がなく、綺麗なピンクの乳輪があった。
「や、やぁ・・・見ないでぇ・・・」
ティエリーの自分の嫌いなところは、この陥没乳首であった。
両乳を、男が両手で鷲掴む。
先ほどとは違い、今度は責め方が変わる。
片手は優しく、かつ乳輪には触れぬように焦らすように触る。
もう片方では乳輪を重点的に責め、さらに乳首を押し出す様にする。
「あっ、ひっ！やめっ、やめてぇ・・・」
キスの時の涎の跡をひく口で歯を食い縛り、じたばたと暴れるティエリー。
しかし男はあろうことか、乳輪を責めていた方の乳に口を付け、音をたてて吸い上げた。
『ずじゅるるるるっ！』
「あひゃぁぁぁぁぁぁっ！？」
ティエリーは首をそらせ、身体を弓なりにしビクビクと痙攣する。
しかし男はそれに気を良くしたのか、さらにバキュームを強くする。
「ひぃっ！ひぃぎぃぃぃぃぃぃぃっ！」
ティエリーは目を見開き、ガクガクと震える。
このとき、引っ込んでた乳首が強いバキュームによって、男の口の中に出てきていた。
男は見計らったように、その乳首を舐め、吸い、甘噛みをした。
「ひぎゃっ！ひぎぃっ！ひにぁぁぁぁっ！乳首らめぇぇぇぇぇっ！」
その乳首が性感帯だったのか。ティエリーは舌を突き出して悶えた。小刻みに腰を震わせ、足をピンと突っ張った。
「ふぅ・・・ふぅ・・・」
荒く息を吐くティエリーを見てニヤリと笑う男。ティエリーの引っ込んでいたもう片方の乳首も勃起し、乳輪を押し上げていた。
すると、力の抜けたティエリーの腰に手をかけ、パンツをずらした。
「ふぇ・・・ひっ！？」
股が涼しくなって、ティエリーがそっちを見ると、男の肉棒がすでにそそり立っており、アソコに擦りつけられようとしていた。
「お、お願い・・・それだけは・・・やっ！」
肉棒がティエリーのワレメに押しつけられ、スマタが始まる。が、最初の音に男は怪しい笑みを、ティエリーは戸惑いを浮かべた。
『にちゃっ』
「え、え？な、なんで？なんで？」
すでにティエリーのワレメは濡れており、愛液を垂らして挿入準備が整っていた。
男は腰を構え直した。
「いやっ！違う！違うの！やっ、やめてぇ！アルトさん！助けてぇ！！」
そして。
『ずぷん』
「はひっ！？」
肉棒が勢いよく、ティエリーの膣内に入り込み、余韻を味わおうともせず、抽送を始めた。
『じゅぶん！じゅぱん！じゅぱん！！』
「やっ！あぁっ！激しい！激しいぃ！やだっ、やめてぇぇぇっ！」
ティエリーは泣き叫びながら顔を振るが、その頬は紅く染まりはじめ、愛液の量もみるみる増えていく。
男は荒い呼吸と腰振りをくりかえしていたが、唐突に勃起した乳首に吸い付き、ティエリーへの責めをより激しいものにした。
「あぁっ！やぁっ！だめっ！乳首だめぇっ！はひっ！おひっ！あぁっ！甘噛みはらめぇっ！ひぃぃっ！？吸うのはもっとらめへぇっ！」
激しい乳責めに、ティエリーは昂ぶってゆき・・・そして。
『ぷしっ！ぷしゃあぁぁっ！』
「あひぃっ！？お、おっぱい、おっぱいミルクぅっ！？なんれ？なんっ・・・あぁっ、きもひいぃ・・・」
白い母乳を放った。
男は一瞬戸惑ったものの、その乳に吸い付き、喉を鳴らして飲みはじめた。
「あひゃあぁぁっ！！らめっ、それぇっ、あかちゃんのおっぱい！あなたのじゃ、なひぃぃぃっ！！」
乳吸いによる興奮か、はたまた射乳による昂りか。
感じまくるティエリーに男は腰をより一層振るうだけでなく、菊穴に手を伸ばした。
「ひっ！？そ、そこはお尻のあ、なはぁっ！？」
指にはティエリーの愛液が塗りたくられていて、すんなりと中に入ってしまった。一本しか入っていないのだが、ティエリーは苦しそうな顔をする。
「や、やめっ・・・ひぐぅ・・・あぁ、押さないでぇっ！おちんちんの入ってる方に、指、押さないでぇ・・・っ！」
しかし、苦しさでさえ、乳、秘裂からの快楽を取り込み、じょじょに和らいでゆく。
その時、男の限界が近づいたのか、全ての責めが加速した。
右手は乳を強く、少々乱暴にいじくり。
口はもうひとつの乳を吸って母乳を飲み。
腰はスパートをあげて秘裂の奥を乱打し。
左手は指を増やして菊穴を掘る。
ティエリーの頭はすぐに許容量をオーバーし、目を見開き、舌を出し、びくびく震えながら快楽に溺れ始める。
「あひっ！？はひぃっ！！はげひっ、らめっ、こわれりゅ！あらひ、こわれりゅぅぅぅ！ばかんなる！ばかになりゅぅぅぅっ！あるとさんん！ごめんなひゃい・・・あらひ、みずしらずのひろにレイプされへ、あらひ、あらひっ・・・」
そして。
男はティエリーを抱きしめて。
欲望を吐き出した。
「いっぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ！♪♪♪」
『ドブッ！ドグン！ドグン！！』
男の射精量はすさまじく、ティエリーの腹が膨らみ、さらにわずかにアソコから愛液と混ざり合って漏れ出した。
男はティエリーを離して腰を引くと、抜いた瞬間にティエリーの穴から精液が噴出した。
「あへ、あへ・・・♪」
そしてティエリーは、幸せそうな顔をしていた。
『可愛いよ、ティエリーさん・・・』
『特に君の笑顔はとても愛しい・・・』
『でも、でも・・・』
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国家『ハーベリア』
主に農業が主流工業となっているこの国家には農家を営む魔物娘が多く、またそれによって、野菜専門販売店に売り込みにくる魔物娘も多かった。
『ティエリー・バーニィ』も、そのひとりであった。
「こんにちわー！」
元気いっぱいな声が野菜専門販売店『ベリーズ・ゲムシェハン』に響いた。
「おや、ティエリーちゃん、おはよう」
「おはようございます！おばさん！」
太陽さえまぶしがるような明るい笑顔が、彼女の売りのひとつだ。
彼女はワーラビットである。
自分の家に畑を持っており、そこで育てた野菜を、このベリーズ家の店に持ってくるのだ。彼女の野菜は味がよく、食べて健康になったように感じると人気だった。
ちなみに、彼女自体も人気のひとつである。ワーラビットの特徴に加え、ショートカットの髪が彼女のアピールポイント。さらに、本人は自覚がないのだが、そこらへんのサキュバスよりも大きいバストは男たちの視線をイヤでも引きつけてしまう。
この店の長男『アルト・ベリーズ』も、彼女の虜のひとりだ。
「じゃ、持ってきた野菜を見せとくれ」
「はい！じゃ、待たせていただいてよろしいですか？」
「もちろんだよ。あと・・・アルト！ティエリーちゃんが来てるよ！挨拶しなーっ！」
店のおばさんが上に向けて叫んだ瞬間。
『・・・ドタン、ドタン！バタン！ガタッ！ガタガタッ！バタバタバタ・・・！』
慌ただしい音が聞こえ、階段を転げ落ちるように青年が下りてきた。
「こっ、こんにちわ！ティエリーさん！」
「あ、こんにちわ！アルトさん！」
にっこりとティエリーが笑うと、アルトは顔を赤らめてはにかんだ。
「アルト。ティエリーさんとお話ししたいだろう？アタシが野菜見てる間におしゃべりしてな」
「なっ！？ちょ、母さん！？」
おばさんがからからと笑いながら店の奥に行くと、ティエリーとアルトがふたり残された。お互いの目が合うと、ふたりとも顔を紅くし、顔を伏せた。
「え、えと、てぃ、ティエリーさん！椅子！椅子どうぞ！」
「あ、ありがとう」
「えーと、えっと、お菓子かなんかあったかな・・・」
「あ、いいですよ、そんなの」
「え？そ、そうですか？えっと、あとはなにか・・・えーと・・・」
オロオロと慌てるアルトを見て、ティエリーが助け舟を出した。
「アルトさん。私とおしゃべりしてくれませんか？」
「え！？ぼ、僕とですか！？」
「うん」
にっこりとティエリーが笑うと、アルトは慌てていた表情を緩ませ、ゆっくり椅子に座った。
「あ、あはは・・・えーと、なにを話しましょう？」
「最近、街でなにかありましたか？私、あんまり頻繁に街に来ないので・・・」
「あっ！それならこの前・・・」
アルトはやっと落ち着いた感じで、ティエリーとのおしゃべりを始めた。
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「・・・そこでラドゥルがですね、思いっきり鍬を振り上げたら、刃の部分が落ちちゃって、振り下ろしたら棒だけが『とすっ』て地面に刺さっちゃったんですよ！」
「あはは！おかしいね！」
「でしょう？それでですね・・・」
「ハイハイ。そこのカップルさんたち？そろそろやめなさい」
ふたりが楽しくおしゃべりしていたのを、おばさんが止めた。
「なんだよ母さん、ちょうどいいとこなのに・・・」
「こんの馬鹿息子。三時間もティエリーちゃんとしゃべってんだよ？いつまでしゃべれば気が済むんだい？」
「えっ！？そんなに！？」
アルトが時計を見ると、ティエリーが来たのが１時ごろだったのに、すでに４時を回っていた。
「もうこんな時間なの？早く帰らないと・・・」
残念そうな声でティエリーが応え、荷物を持つ。
「はい、ティエリーちゃん。これくらいでいいかい？」
ティエリーに手渡されたお金は結構な量であった。
「え、こんなに？ちょっと多すぎる気が・・・」
「いいんだよ。もらっとくれ。いつもありがとうね」
おばさんの厚意にペコペコと頭を下げたあと、ティエリーはアルトに近寄った。
「な、なんですか？」
「あ、あのですね・・・」
ティエリーは頬をほのかに紅く染め、指をもじもじさせながら、上目遣いで言葉を続けた。
「あ、明日、野イチゴを一緒に・・・採りに行きませんか？あの、ジャムを作ろうと思うんですけど・・・」
おもくそ露骨なデートの誘いだった。
「え、も、もちろん、いいですよ」
するとティエリーは顔を明るくしたあと、また顔を紅くしてもじもじしたあと、アルトに飛びついて、耳元でささやいた。
「・・・期待しても、いいですよ？」
それだけ言うと、ティエリーは顔を手で覆い、荷物を持ってぴょんぴょん跳ねていった。
『バシン！』
ぽかーんとするアルトの肩を、おばさんが叩いた。
「こんの馬鹿息子！女の子にお誘いをさせるなんてやらせて！明日は絶ッ対、ティエリーちゃんに恥をかかすんじゃないよ！」
おばさんはぷりぷり怒って、奥へ入って行った。
対する、アルトは・・・
「・・・期待・・・期待、か・・・」
アルトは、笑っていた。
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夜。
街から離れたとある一軒家。
すぐ横にそれなりに広い畑が広がるこの家が、ティエリーの自宅である。
「あぅぅ・・・うぅぅっ！////」
ティエリーがベッドで枕に顔をうずめ、足をバタバタさせてベッドをボフボフ鳴らしていた。
顔はもう茹でダコかというほど真っ赤に染まっている。原因は確実にアルトのことだろう。
「明日・・・明日、アルトさんと、野イチゴ摘みに行って・・・ジャムの下ごしらえして・・・それで・・・」
ティエリーの頭に、ピンクい妄想が広がる。
ティエリーがベッドに上向きに寝ている・・・
アルトがティエリーの股を開き・・・
アルトの大きな、固い、熱いアレが近づき・・・
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ！！////」
バタ足のピッチが急速に上がり、ベッドのシーツがくしゃくしゃになる。
恋い焦がれた彼との思いが、明日実ると信じて疑わない、ティエリー。
〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜
・・・彼女は知る由もなかった。
・・・このあと起きる悲劇と絶望を。
〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜
「あ！明日の準備しないと！」
はっとしてティエリーがバスケットや水筒などを用意していると・・・
『ドン、ドン』
二回、玄関の扉を叩く音がした。
「あ、はーい？どなたですかー？」
扉の向こうに声をかけたが、返事がない。
「？？？」
ティエリーは、小首を傾げて玄関に向かう。
小さく、扉を開けると・・・
右目と口の部分だけ穴を開けた袋を被り、顔を隠した男が、にんまりと笑っていた。
「・・・ひぃっ！？」
一瞬、なにを見たのか理解できなかったティエリーだが、すぐに恐怖を抱き、扉を閉めて鍵をかけた。
『ドンドン！ドンドンドン！！』
「ひぃぃぃっ！？」
扉が荒々しく、何度も何度も叩かれる。怯えたティエリーは慌てて扉から離れる。
『ドンドン！ドンドン！ドンドン・・・ドン・・・』
今度は徐々に叩く音が小さくなる。小さくなって、音がしなくなり、ティエリーはホッとした。
しかし。
『バギィッ！』
「ひっ！？」
再び音がした。
しかし、今度は叩く音ではない。
『バギィッ！バキッ、バギィッ！！』
斧だ。
木製のドアが、男の斧でボロボロになっていく。
「ひっ、ひっ！？」
『バギッ！カランカラン・・・』
扉の一部が壊れ、乾いた木が床に落ち、音を立てた。
出来た割れ目の向こうで、男の目が笑った。
「イヤァァァァァァッ！？」
ティエリーは怯え、叫び、すぐさま窓へ駆け寄った。窓から逃げようとしたのだ。
しかし。
『ガシャァン！』
けたたましい音を立て、窓ガラスが割れる。ティエリーは驚きで声すらでなかった。
そして、玄関から覗いていたはずの男が、窓から入ってきた。
「・・・・・・」
男は無言だが、にんまりと笑った口元は、そのままだった。
「やっ、やっ、やぁっ！」
恐怖で腰を抜かしてしまったティエリーは、這いずって玄関を目指す。
男はそれを、足を掴んで引きずり戻す。さらに、どこからか出したロープでティエリーの手首を縛り上げた。
「やっ、やぁぁっ！うむっ！？」
腕をバンザイの形にされ、ティエリーが嫌がると、男はティエリーの口に唇を押し付けてきた。
無理やりのキスにティエリーが応じるはずもなく、きつく目を瞑り、口を一文字にして拒否する。
しかし、男はそれにもかかわらず、ティエリーの口を舌で舐め、さっさと開けろと伝えてくる。
さらに男はティエリーの服を破り、ブラジャーの上から胸をキツく揉んだ。
「んぶっ、いたっ・・・んんんーっ！？」
その痛みに口を開いた瞬間、ティエリーの口内に男の舌が侵入した。
ねちっこくティエリーの口内を舐め回す男の舌。その不快感、そして、悲しみにティエリーは涙さえ流した。
（いやぁ・・・気持ち悪い・・・助けて・・・誰か、助けてぇ・・・）
舌を噛み切るという考えも恐怖により握りつぶされ、口の中を陵辱され、胸も好きなようにされている。
口の端からはどちらのものか分からない涎が流れ、男は好き勝手に胸を揉み、それに柔軟に形を変える。
「んぶっ、んじゅ、じゅずっ・・・」
（早く、早く終わってぇ・・・）
涙を流し、一心に凌辱が終わるのを待つティエリー。
ふと男の顔が離れ、ブラジャーに両手がかかった。
「はぁ、はぁ・・・えっ！？いやっ！やめてっ！！」
『ぶちっ！ぶるんっ！』
ブラジャーが引き裂かれ、ティエリーの巨乳が晒される。
倒れてもなお形を崩さない綺麗な肌の乳房。そのてっぺんには、突起がなく、綺麗なピンクの乳輪があった。
「や、やぁ・・・見ないでぇ・・・」
ティエリーの自分の嫌いなところは、この陥没乳首であった。
両乳を、男が両手で鷲掴む。
先ほどとは違い、今度は責め方が変わる。
片手は優しく、かつ乳輪には触れぬように焦らすように触る。
もう片方では乳輪を重点的に責め、さらに乳首を押し出す様にする。
「あっ、ひっ！やめっ、やめてぇ・・・」
キスの時の涎の跡をひく口で歯を食い縛り、じたばたと暴れるティエリー。
しかし男はあろうことか、乳輪を責めていた方の乳に口を付け、音をたてて吸い上げた。
『ずじゅるるるるっ！』
「あひゃぁぁぁぁぁぁっ！？」
ティエリーは首をそらせ、身体を弓なりにしビクビクと痙攣する。
しかし男はそれに気を良くしたのか、さらにバキュームを強くする。
「ひぃっ！ひぃぎぃぃぃぃぃぃぃっ！」
ティエリーは目を見開き、ガクガクと震える。
このとき、引っ込んでた乳首が強いバキュームによって、男の口の中に出てきていた。
男は見計らったように、その乳首を舐め、吸い、甘噛みをした。
「ひぎゃっ！ひぎぃっ！ひにぁぁぁぁっ！乳首らめぇぇぇぇぇっ！」
その乳首が性感帯だったのか。ティエリーは舌を突き出して悶えた。小刻みに腰を震わせ、足をピンと突っ張った。
「ふぅ・・・ふぅ・・・」
荒く息を吐くティエリーを見てニヤリと笑う男。ティエリーの引っ込んでいたもう片方の乳首も勃起し、乳輪を押し上げていた。
すると、力の抜けたティエリーの腰に手をかけ、パンツをずらした。
「ふぇ・・・ひっ！？」
股が涼しくなって、ティエリーがそっちを見ると、男の肉棒がすでにそそり立っており、アソコに擦りつけられようとしていた。
「お、お願い・・・それだけは・・・やっ！」
肉棒がティエリーのワレメに押しつけられ、スマタが始まる。が、最初の音に男は怪しい笑みを、ティエリーは戸惑いを浮かべた。
『にちゃっ』
「え、え？な、なんで？なんで？」
すでにティエリーのワレメは濡れており、愛液を垂らして挿入準備が整っていた。
男は腰を構え直した。
「いやっ！違う！違うの！やっ、やめてぇ！アルトさん！助けてぇ！！」
そして。
『ずぷん』
「はひっ！？」
肉棒が勢いよく、ティエリーの膣内に入り込み、余韻を味わおうともせず、抽送を始めた。
『じゅぶん！じゅぱん！じゅぱん！！』
「やっ！あぁっ！激しい！激しいぃ！やだっ、やめてぇぇぇっ！」
ティエリーは泣き叫びながら顔を振るが、その頬は紅く染まりはじめ、愛液の量もみるみる増えていく。
男は荒い呼吸と腰振りをくりかえしていたが、唐突に勃起した乳首に吸い付き、ティエリーへの責めをより激しいものにした。
「あぁっ！やぁっ！だめっ！乳首だめぇっ！はひっ！おひっ！あぁっ！甘噛みはらめぇっ！ひぃぃっ！？吸うのはもっとらめへぇっ！」
激しい乳責めに、ティエリーは昂ぶってゆき・・・そして。
『ぷしっ！ぷしゃあぁぁっ！』
「あひぃっ！？お、おっぱい、おっぱいミルクぅっ！？なんれ？なんっ・・・あぁっ、きもひいぃ・・・」
白い母乳を放った。
男は一瞬戸惑ったものの、その乳に吸い付き、喉を鳴らして飲みはじめた。
「あひゃあぁぁっ！！らめっ、それぇっ、あかちゃんのおっぱい！あなたのじゃ、なひぃぃぃっ！！」
乳吸いによる興奮か、はたまた射乳による昂りか。
感じまくるティエリーに男は腰をより一層振るうだけでなく、菊穴に手を伸ばした。
「ひっ！？そ、そこはお尻のあ、なはぁっ！？」
指にはティエリーの愛液が塗りたくられていて、すんなりと中に入ってしまった。一本しか入っていないのだが、ティエリーは苦しそうな顔をする。
「や、やめっ・・・ひぐぅ・・・あぁ、押さないでぇっ！おちんちんの入ってる方に、指、押さないでぇ・・・っ！」
しかし、苦しさでさえ、乳、秘裂からの快楽を取り込み、じょじょに和らいでゆく。
その時、男の限界が近づいたのか、全ての責めが加速した。
右手は乳を強く、少々乱暴にいじくり。
口はもうひとつの乳を吸って母乳を飲み。
腰はスパートをあげて秘裂の奥を乱打し。
左手は指を増やして菊穴を掘る。
ティエリーの頭はすぐに許容量をオーバーし、目を見開き、舌を出し、びくびく震えながら快楽に溺れ始める。
「あひっ！？はひぃっ！！はげひっ、らめっ、こわれりゅ！あらひ、こわれりゅぅぅぅ！ばかんなる！ばかになりゅぅぅぅっ！あるとさんん！ごめんなひゃい・・・あらひ、みずしらずのひろにレイプされへ、あらひ、あらひっ・・・」
そして。
男はティエリーを抱きしめて。
欲望を吐き出した。
「いっぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ！♪♪♪」
『ドブッ！ドグン！ドグン！！』
男の射精量はすさまじく、ティエリーの腹が膨らみ、さらにわずかにアソコから愛液と混ざり合って漏れ出した。
男はティエリーを離して腰を引くと、抜いた瞬間にティエリーの穴から精液が噴出した。
「あへ、あへ・・・♪」
そしてティエリーは、幸せそうな顔をしていた。
11/09/24 04:33更新 / ganota_Mk2