連載小説
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8章 『エロな奴ら?』
「ん…んん……///」
「はぁ…はぁ……!」
「あっ…やん…もうフレンたら……あん♪」
「はぁ…はぁ…ぐっ……!」
「いい…いいよフレン……///」
「はっ…はっ…はっ……!」
「あ…あ…やっ…激し…! フレン…もっと…///」
「フィロ…俺、もう……!」
「や…まだ…ダメ……フレン…やなの…」
「ぐっ…フィロ……!」
「フレン…フレン……!」
「あぐ……! うっ…はぁ…はぁ…」
「あ…フレン…こんなに……///」
「フィロ…ごめん…俺…」
「いいのフレン…ん…フレン…こんなに…頑張ってくれたんだから…///」

フィロはとろけそうな顔をしている。

「凄く…気持ち良かったよ………フレンのマッサージ!」
「あぁ。 あんまり慣れてないんだけど、喜んでもらえて嬉しいよ」
「他のみんなにもマッサージしてあげたんでしょ? 疲れてるのにごめんね〜」
「いやイイんだ。 フィロにだけやらないのは不公平だし。 手がちょっと痛くて長くできなかったのが申し訳ないけど…」
「ん〜ん、気にしないで! それにしても、やっぱりフレンは優しいなぁ〜♪」
「や、やめろよフィロ…照れくさいなぁ……」
「あはは♪ 照れてるフレン可愛い〜♪」
「か、からかうなよ!」

アイリがマッサージをしろと言ったのがキッカケ。
俺のマッサージは好評だったらしく、アイリに続きエルザ→ティータ→メイの順に奉仕させられた。
遅く帰宅してきたフィロにも同じようにマッサージをしてあげた。
さすがに腕が痛い…。

「どうやら終わったようじゃの?」
「すっごく気持ち良かったよ〜!」
「これだけの腕前なら、お店を開いて営業できるのではないでしょうか?」
「同感だな」
「………(コクコク)」
「いやいや、そんなに甘くないだろ」

にしても、そんなに上手かったのか?
自分ではよくわからない。

「隠れた才能、というやつだな」
「才能と呼べるのか、コレ」

褒められてるのにあんまり嬉しくない。

「また明日も頼むぞい♪」
「え…?」
「才能を無駄にするのは宜しくないからな」
「ティータにもお願いします。 明日も是非アヘらせてください」
「え、ちょ、いや…」
「フレンさえ良ければアタシもマッサージしてほしいなぁ〜♪」
「………(♪♪)」
「え、え〜〜・д・;」

地獄の御奉仕週間が始まってしまった瞬間でした。












「夏祭りですか?」
「うん、近くの公立公園であるんだ」
「いまさら夏祭りか…少し遅くはないか?」
「最近は涼しくなってきたしのう…」
「まぁ言いたいことはわかるけど」
「でもお祭りがあるなら行きたいな〜♪」
「………(コクコク!)」
「もし行くのであれば、ワシは東方の浴衣とやらを着てみたいのう♪」
「まな板ビッチが浴衣だと?」
「な、なんじゃ?」
「………フッ」
「なっ!?」

浴衣かぁ。
どうせならみんなに着てほしいなぁ。

「は、鼻で笑うとは失礼じゃぞ!?」
「いやすまん。 想像しただけで…クス……」
「ぬぬぬぬぬ…!」
「浴衣というのはアレですか? 帯を引いて『あ〜れ〜』という…」
「当たらづしも遠からずだな」
「へぇ〜♪ アタシも着てみたいかも♪」
「………(クイクイ)」
「ん、メイも着たいのか?」
「………(コクリ!)」
「ん〜…じゃぁ呉服店に行ってみるかな」
「ゴフクテン〜?」
「ジパング地方から文化を伝えにきた、東洋の人が切り盛りしてるお店があるんだよ」
「ティータも見たことがあります。 ここからそう離れてはいないかと」
「着物の類なんじゃろ? ならば相当な値になるのではないか?」
「確かに5人分を買うとなると苦しいよ。 でも貸衣装として借りれるって書いてあったから、買うよりはずっと安いんじゃないかな」
「ほう? なかなか気の利いた商売をしているな」
「なら決まりじゃ! 早速浴衣を借りに行くのじゃ!」
「さんせ〜♪」
「………(♪)」

こうして俺達は呉服店へと向かうことになった。
浴衣に興味を持つなんて、みんな女の子らしいところあるんだなぁ〜と久しぶりに思った。












「む、フレン…胸のあたりが苦しいぞ?」
「エルザは胸が少し大きいから仕方ないよ。 我慢してくれ」
「アタシも少しだけ苦しいかなぁ」
「………(上に同じ)」
「ティータも少しばかり…」
「お主は平気じゃろうが!」

借りたついでに着用。
このまま夏祭りに向かうことにした。

「どいつもこいつもワシを小馬鹿にしおって……!」
「まぁまぁアイリ…;」
「慰めなどいらぬわ! どうせワシなんて…」
「凄く似合ってるよ」
「………!」
「イイじゃないか、アイリはアイリだよ。 周りと比べる必要ないと思うぞ?」
「む、むぅ……///」
「ん〜? アイちゃん顔赤いよ〜?」
「あ、赤くなどなっておらぬわ!!」

みんな予想以上に似合っている。
日頃こういった格好をしないから余計に新鮮だ。

「メイちゃんとエルザのポニー可愛いね〜♪」
「あぁ、ほんとにな」
「………(ポッ)」
「私は、店の奴に無理やり…///」
「ふん! 雌トカゲも『少し』は女らしくなったのう?」
「あぁ、少なくとも『貴様より』はな!」
「なんじゃと!?」
「やるか!?」
「フレンさん、ティータの『強姦ヘアー』は似合っていますか?」
「意味がわからん!」

髪がナチュラルにボサついていたのはそのせいだったのか…。












「これ、な〜に?」
「それはチョコバナナ。 バナナにチョコかけたやつ」
「まんまじゃな」
「ふむ、組み合わせはシンプルだが旨そうだ」
「………(クイクイ)」
「ん、メイ食べたいのか?」
「………(コクコク)」
「じゃぁ買ってあげるよ」
「ワシもじゃ!/私もだ/アタシも〜!/ティータもです」
「お前らコレが狙いだったな?」

まぁイイか。
俺も久しぶりに食べたかったし。

「おじさん、6本ちょうだい」
「お!フレンの坊主か! 今年は例の女の子達とお楽しみか?」
「お楽しみとゆうか、みんな行きたいって言うからさぁ」

屋台のおじさん。俺の近所の顔馴染み。
魔物のあいつらと暮らしていることを知っているのは、おじさんを含めた近所の住民のみ。
この祭りはそんな近所の集まりなので、何か問題が起きることはない。

「そうかそうか! よし! オメェの顔を立てて、半額にしてやるとするか!」
「え、いいの?」
「遠慮すんなって! オメェは俺の〜…いや、俺達の息子みてぇなもんだからな!」
「おじさん……」
「ご両親には世話になったからな。 あの2人の代わりに、次は俺達が恩を返す番だ」
「………」
「だからオメェも、あの娘達をしっかり守ってやれ。いいな?」
「…うん。 ありがとう、おじさん」
「いいってことよ! ほれ、6本お待ちどーさん!」

チョコバナナを受け取り屋台を後にする。
他の屋台にも顔を出しておこうかな。












「あ…ん…チュル…レロ…」
「………」

祭りを回る俺の隣で、見せ付けるかのようにチョコバナナを卑猥な声と共に食べるティータ。

「チュポチュポ…んぐ…あぁ…んむ…」
「………」
「あむ…チュ…チュル…ん……フレンさんの…大きいです……///」
「ちょっと待て! なんで俺の名前が出てくる!?」
「将来訪れるであろう、フレンさんの強制イラマチオ耐性訓練です」
「来ない! たぶん一生こない!!」

またくだらないことを…。

「フレンの…」←フィロ
「強制…」←エルザ
「イラマチオ…」←アイリ
「………(ポッ)」
「おいそこ4人、なんで顔を赤くする?」

その後。
俺の周囲でチョコバナナを使ったイラマチオ耐性訓練が延々と続いた。
勘弁してくれ………







〜おまけ〜

「次はフレンさんのタマタマを美味しくいただく訓練です」
「タマタマ? なんだそれは?」
「○玉のことですよエルザさん」
「………///」
「お稲荷さんでも使う?」
「色と形も似ておるしのう」
「いえ、ここはリンゴ飴を使いましょう」
「「「でか!!!???」」」
「………(ポッ)」






10/12/05 14:15更新 / HERO
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■作者メッセージ
少し間を空けてしまいました。
どうもすみません。

試験等で少々時間を持っていかれますので、今後はさらにスピードが落ちます。
どうかご理解をorz

感想が欲しかもしれないかもしれません

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