連載小説
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──ある時は

「今日はポーカーするけど……単に運任せで勝ち負け決めるのもどうかと思ってね、だから……チップを払う代わりに、負けた方はお酒を飲むことにしようか」

「酔い潰れるか、10回飲んでしまった方の負けということで……いいかな?」

「……くくくっ♡♡おいおい、そんな顔をしなくてもいいじゃないか……♡♡せっかくだからと思って、君の大好きな甘いカクテル……ロイヤルミルクをたっぷり用意してあげたというのに……♡♡」

あぁ、あの時は酷かった。
ポーカーでの勝負ならワンチャンスあるかもしれない、と思っていたのに、卓上に置かれた甘ったるいカクテルを前にしただけで、負けを感じ取ってしまった。
そして異様なほど強い彼女を相手に連敗し、甘ったるいミルクが、紅茶のリキュールと混じり合って、ふわりと浮いて、びゅくびゅくと快楽に侵されつつ、意識も浮いて……

「あはははっ……♡♡目がとろんとして……くくくっ……♡まだ四杯目だというのに、完全に潰れてしまったようだ……♡」

「さてと、敗者の君には罰ゲームだね……♡まずは残ったコレを……うん、よしよし、上手に飲めたね……♡♡」

「……ふふっ、どうやら効いてきたみたいだ……♡♡それじゃ舞台まで抱っこして運んであげよう……♡♡」

「おおっと、ボクの胸に甘えたいのかい?いいよ、好きなだけ甘えさせてあげよう……♡♡罰ゲームが始まるまでは、吸っても、揉んでも、何してもいいよ……♡♡」

何故か、意識が幼げになって、心なしか身体も軽く、小さくなったような心地がしたが……柔らかくて、好きな匂いがするソレに顔を埋めたら、全てがどうでも良くなってしまった。
そして、まどろんだ意識を溶かしてしまい……

「おっと、起きてしまったようだね、そのまま寝てた方が幸せだったかもしれないのに……♡♡」

「さて、ここで問題、先輩さんは今どこに居るか分かるかな?」

気が付いたら、暗闇の中にいた。
背中側は抑え込まれていて、何かに抱き付いている体勢。その空間な粘度の高い熱気に包まれていて、頭は丸くて柔らかいモノに丸ごと挟まれているようで……脳が疼く。
そのモノが揺れる度に、杉が花粉を飛ばすように甘い匂いが振りまかれっ……♡♡これ、かおるのっ……♡♡

「むれっむれの匂いが立ち込めて、全身がぴっちりと閉じ込められている……♡♡特に頭は柔らかいモノに挟まれて、ぱふ、ぱふ……とされる度にじくじく疼いて……はい、びゅー、びゅるる……♡♡」

「ふふっ、正解はね……ボクの服の中さ……♡♡前に見せた燕尾服、あの中に閉じ込めてしまった……♡♡」

「噓だと思うかい?でも本当さ、特殊なお薬を使って、君を幼く小さくしたから……こんな芸当も可能にしてしまった……♡♡」

有り得ない、と思うものの……全身が知覚する情報は、まさに薫の言う通りで、ただ呼吸するだけで射精感がまた湧き上がる。
あの服の中に閉じ込められてるなんて……♡感じてるのが全部かおるの素肌だなんてっ……♡♡想像しただけで、もうっ、おかしくっ……♡♡

「あははっ♡♡逃げ出すのは無理だよ、その姿じゃ力で勝てる訳ないし……それに、コルセットで一緒に巻いているからね。むしろ下手に動いたら、可愛くなったペニスがボクのお腹に押し立てられて……」

「はい、びゅー、びゅー……♡♡お洋服に閉じ込められて、赤ちゃんのようにお漏らしすることしか出来ない……♡♡あま〜ったるいフェロモンの牢獄に閉じ込められて、ちんぽを疼かせてマゾイキすることしか許されない……♡♡♡」

「くくくっ……♡♡ま、このままじゃ可哀そうだから、抜け出す条件でも与えてあげようか」

「そうだね……この状態でお漏らしを一時間、我慢出来たら解放してあげよう……♡♡」

「我慢できずに射精したらリセット、また一からやり直し。我慢できなかったら、何時間も、何十時間も、ずぅ〜っとこのままさ……♡♡♡」

「あはっ♡♡モジモジしながら息を荒くして……もうイきそうなのがバレバレだなぁ……♡♡」

「あとそうそう、ボクも手慰みに遊ぶことがあるから気を付けてね。こんな風にお尻をカリカリ引っ搔いたり、おっぱいをぎゅぅ〜……って寄せたり……♡♡」

「はい、びゅー、びゅるるっ……♡あーあ、またやり直し……♡♡」

「ほら、早いとこ抜け出さないと身も心もお洋服赤ちゃんにされてしまうよ?フェロモン牢獄に閉じ込められて、脳内にボクの匂いが染み付いてしまうね……♡♡」

「キノコの胞子が根を張るように、ボクのおっぱいフェロモンが君の脳を侵略して、甘えん坊マゾに仕立てあげてしまうから……♡♡我慢しないとダメさ、だぁめ……♡♡」

「お尻をカリカリ搔かれてもモジモジしない、蒸れた匂いに負けておっぱいに甘えたらダメさ……♡♡だめ、だめだめ、マゾ赤ちゃんとして育てられたらダメ……♡♡ボクのお洋服から逃げられなくなって、ザーメンタンクにされてしまうよっ……♡♡♡」

「うぅ〜……♡♡マゾイキ我慢、お漏らし我慢、がまんっ……♡♡だめだめ、まけちゃぅ〜……♡♡くくくっ……♡♡」

「はい、よく我慢できたね、ご褒美にデカパイでプレスしてあげよう……♡♡ぎゅぅぅ……♡♡」

「……おっぱい漬けになりながらイけっ♡♡♡」

びゅーっっ♡♡♡
びゅるるるるっ♡♡びゅーっっ♡♡♡びゅーっっ♡♡♡

「あははははっ♡♡♡あぁ、また我慢出来なかった……♡♡でも大丈夫、何度でもやり直せるし……」

「……ホントに赤ちゃんになっても、ボクがみっちりお世話をしてあげるからね」

「あはっ♡♡また出して……世話ないなぁ……♡♡」

あの時は、もうずっと服の中に閉じ込められて……あぁダメだ。
思い出すだけで、また、なりたくなってしまう。お洋服赤ちゃんに、薫の服の中でモジモジするだけの赤ちゃんにっ……♡

「……また、この中に入ってみたいのかな?」

だから、その反応すら目敏く察せられて、そんな風に問われたら、ニッコリとした笑顔で提案されたら、もう……♡
24/02/03 09:30更新 / よね、
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