連載小説
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──ある時は……

「さてと、最近の先輩さんはボクに負けっぱなしだし……撞き方から教え直してあげようか」

ビリヤード。あの一回目以降は、薫の言う通り負けっぱなしだった。
別に俺が下手になった訳じゃない。ただ……薫が上手すぎるだけだった。

「後ろからボクが矯正するから、とりあえず撞きの構えをして欲しいな」

「……拒否権は無いよ」

そして、負けすぎたペナルティと言わんばかりに、指導が始まる。

「……ここ、ちょっと力みすぎかな?腰も曲がりがちだね、背筋からしっかり真っ直ぐしておかないと……お尻ももう少し引き上げた方が安定するかな?こうやって、尾骨を上向けるように……」

初めて遊んだあの時のように、密着されて、細かい所作を丁寧に矯正されたが……背中に圧し当たる柔らかな感触が、じわぁっと染みて、股間にまで響いて

「……ふふっ♡ここも固くしすぎだし、この睾丸も溜め込みすぎだね♡そんなにボクのおっぱいで背中を圧し伸ばされるのが好きかい……?」

「ほら、姿勢はそのまま……♡タマはこちょこちょ〜ってくすぐって、中のおたまじゃくしを外に追い出してあげるから、そのままびゅーびゅー吐き出してしまおう……♡♡」

「ただし、撞きの姿勢はそのまま……♡何事にも動じないことが大事……♡♡」

「ボクに全身を包み込まれて、背中からじわぁ……と熱っぽい支配が広がって……♡匂いにも集中してみようか、ふわり、と感じる匂いはどんな感じかな?パブロフの犬のように、脳に染み付いたその薫りは、ナニを引き起こすかな……♡♡」

「ふふふっ……♡♡姿勢も視線もバッチリだね♡じゃ、このまま脳に焼き付けてしまおうか……♡♡決して忘れられないよう、極上の射精と共に……♡♡」

「はい、びゅー、びゅるるる……♡くふっ……♡♡大事な子種を扱き抜かれてるというのに……撞きの姿勢で微動だにしない、いや、出来ない……♡」

「さて、まだまだ溜まってるみたいだから、どんどん吐き出してしまおう……♡♡その姿勢のまま、びゅー、びゅー……♡この姿勢、しっかり焼き付けようね……♡♡」

その指で、こちょこちょと睾丸をくすぐられつつ、竿から先端までにゅこん、にゅこん……と扱かれ、当然のように射精。
まるで紅茶を嗜むように、ひとコキごとの射精を愉しんでしまって、抵抗するという選択肢すら思い浮かばない。流れるように淫行へといざなわれ、非常識に吞まれてしまう。
その不思議な魅力に、抗えない。

「おっと、このままじゃ、ストレートでの勝利が邪魔されてしまうなぁ」

その後、五ゲーム先取のナインボールで勝負することになり、結局コテンパンにされたものの、何とか1ゲームは取れそうなところで

「……ねぇ、後でイイことしてあげるから、ミスしてくれないかな?そうだね……このおっぱい、ちょっと蒸れて甘い匂いが籠った谷間に思い切り顔を突っ込んでいいからさ……♡♡」

ぷちん、ぷちん、と肌蹴たワイシャツから見せつけられる谷間。その大きなたわわを、ゆさゆさと揺らされ、さらにはI字の深い隙間を指でこじ開けて、甘い甘い匂い漂わされて……
その誘惑に乗ったつもりは無かった。けれども、身体が、その快楽を求めてしまい

「……あははっ♡ホントにミスしてしまうなんて……バカだなぁ♡♡そんな事、毎日、毎晩、堪能させられてるというのに……♡♡」

「わざとじゃない……としても、こんな単純な色仕掛けで揺らいでしまったらダメじゃないか♡あぁやっぱり、もっと厳しいレッスンが必要かな??甘やかしすぎたんだろうね♡♡こんな風に、ぱふ、ぱふ、とされても屈しないよう、きつーいお仕置きしてあげないとなぁ……♡♡」

嘲笑に、甘い感触。谷間の奥でじっとり籠ったミルク臭が脳内に入り込んで、射精欲が弾けて……完全にスイッチが入ってしまった。

「おいおい……ヘコヘコしていいだなんて、ひと言も言ってないのになぁ♡♡あぁ、これはちゃんと躾けてあげないといけないみたいだっ♡♡あははははっ♡♡」

もう、嗤われてるのに、ヘコヘコと腰が止まらなくて、何度も果ててしまって……
その夜は、こっぴどくお仕置きされた。

「限界〜って喚いても止めてあげないさ♡♡ほぉら、これ好きだろう?思いっきり乳を押し付けて、ぐじゅん、ぐじゅん、ってこねくり回すの……♡♡ペニスがデカパイに屈服して、ごめんなさ〜いって媚びながら……はい、びゅーっ、びゅーっ、びゅーっ♡♡何度もこねくり回して、びゅーっ、びゅるるるるっ……♡♡♡」

ねち〜っこいパイズリ搾精で、竿も亀頭をズリズリ擦られて、精液も潮も根こそぎ取られ、文字通り泣くまで……♡
24/02/03 09:29更新 / よね、
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