「今年も寒いなぁ・・・。」

こたつに入りながら外を見て、大学生である橋下　真人（はしもと　まさと）はそう言った。外では雪が降り注いでいる。
今日は冬休みに入っているため一日中こたつの中で過ごそうとしているところである。

「何で冬になるとこんなに寒いのかねぇ〜。」

そう言ってこたつの温もりを全身で浴びようと奥に潜り込む。

「あ〜あったけ〜。もうここから出たくね〜。」

そのままこたつで寝ようとする。その時だった。

「ピンポーン。」

どこかで玄関の呼び鈴が鳴った。
その事に気づいた真人だったが、きっと配達業者の人だろうと思い、先程も言ったようにこたつから出たくないので居留守をすることにした。だが

「ピンポン、ピンポン、ピンポン...。」

時間が経つにつれて呼び鈴を押す間隔が少しずつ狭くなっていた。
そんなに押されてわゆっくり寝る事もできやしないと思った真人は、こたつにずっと入っておきたい気持ちを抑えつつ玄関に向かった。

「誰ですかー？」

真人が玄関にいる何者かに問いかける。

「あのぉ、佐々木祐子ですけど。」

玄関の何者かは真人の同級生であり今年付き合い始めたばかりの、ホルスタウロスの佐々木祐子（ささきゆうこ）であった。
その名前を聞いた瞬間に真人は急いで玄関の扉を開ける。

「おー、祐子！こんな寒い中来てくれたのか！」

祐子が来てくれたことに驚きの表情をする。

「寒かっただろうに！ごめんな、すぐ開けてやらなくて。」

「いえ、別にいいですよぉ。」

寒さで赤くなった顔で笑いながらなだめる。

「さぁ、中に入って。こたつもあるから。」

「こたつ！？こたつがあるんですかぁー！？」

こたつがあるという言葉を聞き、祐子は満面の笑みを浮かべる。

「ああ、あるぞ。さぁ、一緒に暖まろう！」

「はい！」

二人は家の中に入っていった。




二人はこたつに入り、祐子が持ってきたみかんを二人で食べながら隣り合って喋っていた。

「いやー、こたつはやっぱり暖かいですねぇー。」

「そうだろー！何てたってこれはお前のために買った最新型だからな。」

彼の発言の祐子は驚愕の表情をする。

「ええ！最新型ですかぁー！？別に今までのこたつで良かったですよー。」

「いや、前のこたつが壊れちゃってさ。それでこれを気に買い替えたんだよ。」

「へー、そうだったんですかぁ...。」

みかんを食べながら二人は会話を続ける。

「ちなみに、お値段はいくらだったんですか？」

「うーん、詳しくは覚えてないけど、ざっと3、4万ぐらいだったな。」

「ええー！そんなに掛かったんですかー！？」

祐子は真人が言った値段に、驚きを隠せなかった。

「まぁ、お前が喜ぶなら安いものよ。」

「あ、ありがとうございます！真人さん！」

祐子はわざわざこたつから出て、深々とお辞儀をした。

「別に礼なんかいらないって！ほら、寒いから中に入れよ。」

「あ、ありがとうございます。」

そう言って、祐子が座っていた隣の毛布をめくる。祐子申し訳ないと思いながらも、そのめくられた毛布の中に入っていった。




しばらく時間が経ち、食っていたみかんも底を尽き、二人が仲良く寝そべっていた時だった。

「あのぉ...、真人さん。」

不意に祐子が声を掛ける。

「ん？何だい？」

「やっぱりこたつ中に入っていても寒さは防げないんですねぇ...。」

祐子はこたつの中に入っていながらも、寒さで体を震わせていた。

「ああ、そうだな。こたつは暖かいとは言っても、寒さを完全に防げはしないからな。」

「そうですよねぇ...。で、私、もっと暖まる方法を思いつきました！」

そう言うと祐子は真人の体に抱きつき、胸に頬ずりをした。

「え、ちょ！？祐子！？」

「いいじゃあないですかぁ♥これでさらに暖かくなるんですから♥」

さらに抱きついて、もっと暖かくなろうと真人の体に身を預ける。
しかし、真人はとても焦っていた。それは彼女から抱きつかれるのが嫌なわけではなく、彼女のたわわに実った双丘が形を変え、自身の体にぴったりと張り付いているからだ。真人には女との経験がなく、こうして彼女から抱きつかれたのも初めてだったので、とても焦っていたのだ。
そんな真人の心境を尻目に、祐子は目を瞑り、彼の暖かさを全身で感じていた。

「とてもぉ...暖かいです♥」

「あ、ああ、そうだな。祐子の体も、暖かいよ。」

二人はしばらくの間、お互いの暖かさに酔いしれていた。
しかし、あることがきっかけでその時は終わりを告げる。

「あれぇ...？これはなんですかぁ？..,何かとっても暖かいですぅ♪」

祐子は彼の下半身にある、棒状の暖かいモノがあることに気がつき、手で掴む。

「ちょ！祐子！そこはちが...。」

真人が言い終わる前に、祐子はズボンのチャックを開き、それを露わにする。
その棒状の暖かい物は祐子双丘が当たり大きくなった彼の愚息であり、はち切れんばかりに大きくなっていた。

「あらぁ...？これは...。」

「ゆ、祐子！早くそれをズボンの中へ戻して...あふぅ！」

祐子は真人の言うことを無視し、おもむろにそれを優しい手つきでそれを掴む。

「うわぁっ...！」

真人は、女性に触られたことがない部分を触られ、快感のあまり声を漏らす。

「すごい♥ドクドクって脈を打ってます♥」

そう言い、祐子は彼の愚息をリズミカルに手を上下させる。
上下させられている間、彼の愚息はビクビクと震え、彼自身は切なそうな顔でその快感を享受している。

「うくぅ...。うぁ...。」

「どうですかぁ？気持ち良いですかぁ？」

そう言うと、少しずつ上下していた手を早くしていく。
そのことを女性にやられたことがない真人にとって、これ以上のない快感であり、その動きだけでもう出そうになっていった。

「うぁぁ...。祐子...、出る...。」

真人は限界に達し、溜め込んでいるものを吐き出そうとした。
しかし、吐き出す直前で祐子は手を止める。

「祐子...？何で...。」

苦しそうに顔をしかめながら、祐子に訴えかける。

「真人さぁん...♥出すなら私のここにしてください♥」

祐子は立ち上がり、スカートを脱ぎ、下着を脱いで、自分の秘所を手を掛け、広げてゆく。そこはピンク色に色づいていて、奥の方から愛液がしたたり落ちていた。

「どうですかぁ...？私のお○んこ。とっても綺麗でしょぉ...？」

「ああ、とっても綺麗だよ...。」

彼の言葉を聞いた後、見せつける事をやめ、彼の愚息を優しい手つきで掴む。

「一つに...なりましょう...」♥

そして祐子は、彼の愚息の向きを整え、ゆっくり腰を下ろす。

「んん...！」

「うわぁ...！」

彼の愚息の先端が祐子の秘所に滑り込み、そのあまりの快感に声を上げる。
しかし、これではまだ駄目だと祐子は思い、一気に腰を下ろす。

「んああああああああぁぁぁ♥♥♥」

「うああああ！！」

根本まで飲み込み、彼の愚息のが入り込んだことと、彼の愚息の熱さに喘いだ。
真人も彼女の秘所の未知なる感触と、あまりの熱さに喘いでいた。

そして、祐子は腰を振っていく。
何も考えず、欲望に身を任せただ一心不乱に振っていく。

「はっ！はっ！真人さん！気持ち良いですかっ！？」

「ああ！祐子！気持ち良いよ！」

もっと快感を味わいたいと、互いに腰を振り合っていく。
その姿はまさに獣そのものだった。

「ゆ、祐子！もう出る！！」

彼の愚息が精を排出させようと彼女の中で大きくなっていった。

「はい！真人さぁん！！私の中に出してくださいぃぃぃーーー！！」

そう言われた瞬間、真人は欲望のまま精液を彼女の中に出した。

「はあああああぁぁぁぁん♥♥♥」

とても長い長い射精だった。祐子の秘所は彼の愚息を締め付け、排出された精液を一つも逃がすことなく子宮に享受していく。
数分経ち、やっと射精が終わった。そして祐子はそのまま彼に体を預ける。

「はぁ...。はぁ...。気持ち...良かったです...か...？」

「あ、ああ...。とっても...気持ち...良かったよ...。」

そして二人は深い眠りに落ちていった。




「いやーとっても暖かいですねぇ♥」

起きた二人はさっき行った行為の後片付けをし、終わった後、またさっきと同じように祐子は彼に身を預け、一緒に寝ていた。

「ああ、暖かいな♥」

自分に身を預けている祐子の頭を撫でながらそう言う。

「でも、いやじゃ無かったですか？私に無理矢理襲われて...。」

祐子は無理矢理襲ったことを心配するように、真人の顔色を伺う。
そして、伺った瞬間、真人が顔まで近づき唇を奪った。

「ん！？んん...ん...♥」

一瞬何をされたか分からなかったが、キスをされていることに気づき目を閉じ、唇に意識を向けていく。

「ん・・・。ぷはぁ！」

しばらくすると、真人の方から離れていき、二人の間には銀のアーチが出来ていた。

「馬鹿だな。そんなことで嫌う訳がないじゃないか。」

「真人さん...♥」

二人は見つめ合い、また唇と唇を触れあわせるとそのまま二人とも寝っ転がった。

二人の夜はまだ始まったばっかりだった。

■作者メッセージ
今日雨が降り、寒くて寒くてたまらなくなり、こんな時魔物娘だったらどんな方法で暖めてくれるのだろうかと思い、官能表現の練習がてら書きました。
え？次回の小説は遅れるんじゃ無かったって？すまん、ありゃあ、嘘だった。やっぱり暖めてくれるのならホルスタウロスだと、僕は思います。
やはり官能表現は難しいですなぁ...。
次回の小説では官能描写を増やしていきたいと思います。
後、誤字脱字等ありましたらご連絡お願いします。