読切小説
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とある休日の出来事
AM7:00

「みーくん、おはよう」

 一緒に暮らしているマーチヘアの女の子、マリアが起こしに来た。

「……おはよう」

 対する俺は、寝惚け眼だ。朝は弱いので、休日ぐらいゆっくり寝かせて欲しい。
 彼女にそう伝えると、マリアはニヤァっと笑い、俺の股間に手を伸ばしてくる。

「でもぉ、ココはもう起きてるよぉ?」

 マリアにさわさわとパジャマ越しに逸物を撫でられ、俺はうっと呻いた。

「朝だからしょうがねえだろ」
「へぇ〜、朝からイヤらしい事考えてたんだ。どんな夢見てたのかなぁ〜?」

 このエッチ、とマリアは俺に囁いてくる。どっちがだよ、と俺は思う。マリアと言うか、マーチヘアという種族は、悪い言い方をすれば四六時中ヤることばかり考えてる変態種族だ。ただ、決して男なら誰でも良いという訳ではなく、一筋に尽くしてくれるのが救いなのだが。

「やぁん♪ 大きなニンジン、いただきま〜す! んっ、じゅるっ」

 マリアはトランクスごと俺のズボンを一気に脱がすと、いきなり俺の逸物を咥え込む。そして、音を立ててジュポジュポと口技を行う。それは最初から俺をイかせるための動きであり、あっという間に俺は射精に追い込まれてしまう。

「んっ、じゅるっ、ごきゅ、ごきゅっ……んはっ! 朝一のミルク、美味しいっ! んちゅっ」

 マリアは口の中に出された精液を何回かに分けて飲み込むと、まだ逸物に微かに残っていた残滓の吸い取る。そして、充分に口技を堪能すると、俺の上に跨ってきた。

「ねぇっ、こっちにもちょうだぁいっ! さっきから涎が止まらない下のお口にもぉ、濃ゆぅいミルク飲ませてぇ!」

 マリアはそう言うと、俺の返事を待たずに一気に腰を落とした。何度も俺のを迎え入れたマリアのソコは、抵抗無く俺のを深々と受け入れる。

「あはぁぁっ、入ってるぅ! 奥まで来てるよぉ!」

 最初からマリアは容赦せず、ハイペースで上下に身体を弾ませ、快感を貪る。結合部からはエッチなお汁がジュブジュブと溢れ、飛び散る。彼女の身体の動きに合わせて、迫力のあるおっぱいがブルンブルンと大きく揺れる。
 俺は彼女の弾むおっぱいに両手を伸ばして掴み、揉み、こね回す。そうすると、彼女が甘くてとても良い声で鳴く。そしてぎゅうぎゅうに締め付けてくるマリアのアソコを、俺は下から強く突き上げた。

「あひぃぃっ! ああんっ、やっ、やあぁぁっ! 気持ちイイっ、気持ちイイよぉ!」

 あまりの快感にマリアは目からぼろぼろ涙を溢し、口の端からは涎を垂れ流している。それでも俺は止める気はない。マリアの方から誘ってきたのだ。止める理由なんて、どこにも無い。
 俺はマリアのくびれを掴んで上下に揺さぶり、重力で下がる彼女の動きに合わせて思いっきり突く。そして、だんだんそのスピードを速くしていく。

「マリア、出すよ」
「出してぇ! 私のエッチなおまんこにぃ、いっぱい濃ゆぅいミルクちょうだいっ!」

 我慢できなくなった俺はマリアの身体を引き寄せ、ぐりぐりと奥深くまで逸物を突き込んで、存分に最奥に大量の精液を吐き出した。

「ああアアァァァァーーーっ! イクっ、イクイクイクぅぅぅっ!」

 中に思いっきり出されたマリアは、背筋を伸ばして仰け反るようにして絶叫した。そして、そのままの態勢で固まった後、くたぁっと俺の胸に倒れこんでくる。

「……えへへ。みーくん、ごちそうさまっ♪」

 へにゃっと笑みを溢して、マリアは俺にそっと口付けて来た。これが、俺の休日の始まりである。


AM10:00

「そろそろ買い物行くけど、マリアも一緒に行くか?」
「えっ! もう一回一緒にイってくれるの?」

 俺の言葉を聞き、マリアが目を輝かせて擦り寄ってくる。お前、絶対一部分しか聞いてなかっただろ。さっき出したばかりだというのに、またヤろうとするマリアに俺は呆れる。

「そんなすぐに出来るか!」
「でもぉ、頑張ればその内デキるよぉ? だからぁ……」
「待て、今何の話してるか分かってるか?」
「何って、赤ちゃんの話だよね?」
「いつから子どもの話になったんだ。俺が言ってるのは、買い物に行くかっていう話だ」

 俺はマリアの言葉に脱力する。彼女は都合の良い耳しか持っていないので、いつも話がエロい方向に行ってしまう。それでも俺は、目の前のフワフワした雰囲気の彼女を怒る気にはならない。これも惚れた弱みというやつだろうか。

「ああもう、いいからさっさと行くぞ!」
「やぁん、青姦なんてぇ! でもでもぉ、強引なのも好きぃ……」

 マリアは俺に手を引かれながら、くねくねと身体をくねらせて妄想を繰り広げている。俺はため息をつきながらも、このイヤらしくも可愛い彼女と一緒に外出した。


AM10:30

「なあ。何でさっきから精が付きそうな物ばかり買ってるんだ?」

 近所のスーパーにて、俺とマリアは昼および夕食の買出しに出かけていた。しかし、マリアはさっきから里芋とか手羽先とか生姜やニンニク等を次々と買い物かごに放り込む。挙句の果てにウナギにまで手を出そうとするので、さすがに止めた。そんな高い物を買ったら、家計に響く。っていうか、お前草食だろうが。

「だって、だってぇ……」

 ポッと顔を赤らめ、いやんいやんをするマリア。正直、照れる訳が分からん。周囲の人も、いつものように俺らを温かい目で見ている。家の近くではスーパーはここしかなく、良くも悪くも俺らは馴染みとなっているのだ。

「だって、みーくんといっぱいシたいんだもん! いつもはみーくん、仕事で一緒に居る時間が少ないから……」

 それはそうだ。さすがに何もせずに過ごす訳にはいかない。俺にだって生活がかかってるんだから。

「だからぁ、今日はいっぱい埋め合わせするのぉ」

 そう言って、マリアは俺に甘える。まあ、兎は独りだと寂しくて死ぬとも言われる動物である。さすがにそれは嘘だろうが、マーチヘアであるマリアも寂しがりやなのは事実。いつもはなかなか一緒に居られないので、今日ぐらいは彼女の要求を全部聞いてやろうかと思う。

「ついでに、私のおまんこもみーくんのおっきなニンジンで埋めてくれると嬉しいなぁ♪」
「お前もう黙ってろ」

 やっぱり、全面的に彼女の言う事を受け入れるのは却下。寂しいからって外でもヤりまくられたら、こっちが死ぬ。


PM12:00

「みーくん、お昼出来たよ」
「ああ、美味そうだな」

 マリアが作った料理を見て、俺は素直な感想を述べる。やっぱりと言うべきか、マリアはエロい方向に話を持っていく。

「やあんっ! 美味しそうだなんて、みーくんのエッチ!」

 エッチ、と言いながらもマリアは妙に嬉しそうに身体をくねらせる。その彼女の姿は、いわゆる裸エプロンとかいうやつだった。

「やっぱり、この格好って興奮する?」
「くそぉ、さっきから敢えてツッ込まないようにしてたのに……」
「じゃあ今からぁ、存分におまんこに突っ込んでいいよぉ」

 すぐエロに持っていきたがるから、裸エプロンの話題を避けようとしてたのに、これでは全く意味が無い。そして、知らずに俺は失言をしていた。俺の言葉で、マリアがますますヒートアップする。俺の愚息がとっくに臨戦態勢なのもバレているようだ。

「ねえ早くぅ。貴方のおっきくて固ぁいニンジンさんを、私のエッチなお口にあ〜んさせてぇ!」

 そう言ってマリアは俺にお尻を向けて挿入をねだる。よし、そこまで言うなら、存分にヤってやる。俺はマリアにカウンターに手をつかせた。そしてまずは背後から覆い被さるようにして抱きつき、エプロンの上から豊満な胸を揉みこねる。そして、エプロンの脇から手を差し込んで直に胸に触れた。

「やあん、そんなにされたらぁ……」

 マリアは好き放題に胸を揉まれても、決して嫌そうなそぶりを見せず、むしろ俺の手を抱きかかえるようにして自身の胸に押し付けた。しばらく俺は、弾力がありつつも柔らかい胸の感触を楽しんだ。
 俺はマリアの胸から手を抜き取ると、ベルトを外してトランクスごと自身のズボンを下げ、マリアのくびれを後ろから掴むと自身のアレを押し付け、後ろから一気にぶち込んだ。そして、快感に震える彼女の兎耳をはむはむと甘噛みしたり、毛に覆われていない白くて綺麗な背中に吸いつき、あるいは舐めたりして存分に味わった。

「ああん! 私ぃ、ニンジン食べながらぁ、みーくんに食べられてるぅ!」

 マリアは媚を含んだ声で叫び、背筋を反らして快感をアピールする。

「あはぁっ! みーくんっ、みーくぅんっ! もっと……もっと私を、味わってぇ!」

 奥を突かれる度にあんあん喘ぎながら、彼女はお尻をふりふり快感を要求する。その要求に応える為、俺はさらに激しく腰を打ち付ける。水音がだんだん大きくなり、結合部からは絶えずエッチなお汁がボタボタと流れ落ち、床に水溜りを作っている。
 俺はグリグリと膣奥に押し付けながら、今度は右手を兎尻尾に持っていき、フニフニと弄る。そこは彼女の最も敏感な場所であり、俺が触れると膣がギュウッと強く締め付けてくる。それを押し分けるようにして俺は強くズンッと一突きし、欲望のままに射精した。

「あいいいぃぃぃぃぃぃっ! 来てるっ、来てるぅぅぅぅっっっ!」

 同時にマリアも大きく仰け反ったままビクンビクンっと盛大に身体を震わせ、やがてカウンターに突っ伏してしまった。これが、昼食時のひと時。


PM15:00

「みーくん、あ〜んっ♪」

 そして午後三時。俺はマリアが作ってくれた御菓子を食べている。彼女が差し出したクッキーをはむっと食べると、目の前で彼女がとても嬉しそうな顔をする。俺とマリアは今、対面座位の状態で繋がっていた。

「みーくん、美味しい?」
「ああ。滅茶苦茶美味い」

 俺は正直に『御菓子』の感想を述べる。しかし、マリアはそれを違った解釈でとらえる。

「あはっ、嬉しいっ。私の身体、そんなにおいしいんだぁ♪」

 マリアは嬉しそうに笑うと、ゆさゆさと腰を揺り動かす。その刺激に、俺はうっと呻く。
 もはや文脈が滅茶苦茶だが、何回も行われたやりとりなので今更驚く事ではない。しかし、普通に考えれば『美味しい』の対象は御菓子だろうに。自分でクッキーを食べさせといて、何でエロい方向になるのか分からない。まあ彼女の身体は最高に気持ち良いのは事実だが。

「ああ。クッキーもマリアも、滅茶苦茶美味くて、たまんねえ」

 むにゅっと押し付けられる大きなおっぱいとか、きゅっとくびれて肌触りの良い腰とか、毛皮でふかふかした足とか、俺を虜にする要素が大量にある。俺はマリアの身体中を撫で回し、その感触を存分に味わう。

「うふふ。じゃあ、もっと食べさせてあげるね」

 マリアは今度はクッキーを口に咥えると、俺に顔を近付けた。そして、それを俺の口に押し付けてくる。
 俺はその差し出されたクッキーを食べる。反対側からマリアもそのクッキーをかじり、当然俺はマリアとキスをする形になる。そのまま彼女はうっとりとした表情で俺に抱きついてきて、俺の口を貪る。お互いにクッキーの味がするキスを味わった後、ちゅぱっと口を離して見つめ合う。

「マリア……」
「今、飲み物を飲ませてあげるっ!」

 口の中がクッキーでパサパサしてきたから、飲み物が欲しくなる。俺が言おうとしている事を読み取り、マリアは傍に置いていたティーカップを手に取り、中身を口に含む。そしてそのまま、彼女は俺に口付けをしてきた。彼女、いつでもどこでもエロエロだが、このように色んな事に気が付く。だから、俺はマリアが好きだ。
 しかし、マリアに紅茶を口移しで飲まされ、頭の中がぼうっとしてくる。そこで俺はある事を思い出した。マーチヘアという種族は、発情効果が高い物を好み、水の代わりに媚薬を飲むという事を。おそらく、紅茶の中に媚薬でも仕込んでいたのだろう。
 ただでさえ愛おしさが勝っているのに、媚薬まで盛られては、もう止まりそうにない。俺はマリアの身体を抱き寄せ、思いっきり突き上げた。

「あはぁぁんっ♪」

 最奥を抉られ、マリアは艶っぽい声で盛大に鳴く。その声が聞きたくて、俺はマリアを引き寄せつつ、ガンガンと奥を突き続ける。

「ああん! みーくん、みーくんっ! あっ、そこ、そこぉ! いいよぉ……あひぃっ!」

 そしてマリアは俺に突かれる度、甘い声をあげてギュッとしがみ付く力を強めてくる。そのマリアの様子に、俺は無我夢中になっていく。

「マリア、可愛い。その声、もっと聞かせてくれ」

 俺はマリアを抱き締めたまま立ち上がり、思いっきり身体を大きく揺さぶった。マリアの全体重が秘所にかかり、彼女は一層大きな声で鳴き出す。

「ああん、やあん! おまんこぉ、奥ぅっ、グリグリされてぇ……あひぃぃぃっっ!」

 コアラのように全身でぎゅうっとしがみ付きながら、マリアはよがり声をあげ、身を震わせる。そんなマリアが可愛くて、俺はこれ以上無いほど強く抱き締め、奥の奥まで逸物を突き込んだ。

「あぅぅっ! あんっ、あんっ……あっ、あひぃっ! イ、イくぅっ! あーイくっ! お、おまんこでイくぅぅぅぅーーーっっ!」
「マリア、俺もイくぞっ!」

 俺はマリアを強く揺さぶりながら最奥まで無理矢理ねじ込み、盛大に射精した。

「ああアァァァーーっ! 出てるぅ! いっぱい出てるよぉぉぉぉっ!」

 マリアは歓喜の涙を流しながら悶え、やがてくたぁっと全身の力を抜いて、俺にしがみ付いたまま失神した。


PM19:30

 俺は今、風呂に入っている。今日のほとんどはマリアとヤりまくってたから、身体中がべとべとだ。とりあえず、しっかり身体を洗おうとしたのだが、手を伸ばした先に石鹸が無かった。
 ヤベっ、確認するの忘れてた。俺がこう思ったとき、マリアが扉の外から声をかけてきた。

「石鹸切らしてたよね。今補充するね」

 マリアは風呂の扉を開けて中に入ってきた。一糸纏わぬ姿で。

「背中流してあげる」

 マリアはそう言うと、俺の背に石鹸をつけて泡立てると、背後から抱きつき、馬鹿デカい胸を擦りつけてきた。

「ちょっ、マリア! そ、それ……」
「え、なぁに? 『それ、もっとシてくれ』って? そんなに私のおっぱいスポンジ気持ちイイんだぁ♪」

 マリアはいっそう強くしがみ付き、その柔らかな弾力をめいいっぱい押し付けてくる。くそっ、こうなるのが分かってたから一人で風呂に入っていたのに。
 マリアは身体を揺らしながら前に回した手を俺の身体に這わせ、マッサージをするように弄り回す。その手がだんだん下がっていき、遂に俺の逸物を捉えた。

「マリアっ、そこは自分で……」
「『そこは自分でスルより気持ちイイ』でしょぉ? 私が念入りにしっかりねっとり洗ってあげるぅ」

 俺の言葉を遮るようにて言うと、マリアは既に屹立していた俺の逸物を扱きたてる。その手つきは滅茶苦茶いやらしく、また俺の弱点を的確に責めてくるので、俺はすぐにイきそうになる。

「あんっ、ダメぇ! 外に出したら勿体無いよぉ!」

 俺がイく寸前で、マリアは愛撫の手を止めてしまった。マリアは素早く俺の前に回ってくると、俺を押し倒して跨ってくる。そして、俺の逸物を握り、自身の秘所にあてがった。

「マリア。さすがにもう、無理……」
「『もう我慢するのは無理、早く入れてくれ』って? 良いよぉ。いっぱい愛し合お?」

 今日一日あれほどヤりまくったから、もう無理。俺はそう言おうとしたのだが、例によってマリアは態と聞き違え、腰を沈めて俺の逸物をズブリと呑み込んでしまった。

「ああんっ! 私のおまんこぉ、いっぱいいっぱいになってるぅ!」

 最奥まで深々と受け入れ、マリアは歓喜の声をあげる。一方俺は、もう息も絶え絶えだった。もう無理だと言っていたにも関わらず、徐々にではあるがまたもや射精感が沸き起こってくるのを感じた。

「あはぁん! みーくん、しゅきぃっ。愛してりゅぅ♪」

 マリアはすっかり快楽の虜となっているようだった。俺を見つめる瞳は、既にハートマークの形になっている。彼女は俺の胸に両手をつくと、腰をクイックイッと前後に動かす。そして、その動きをだんだん速めていった。本気汁というやつだろうか、彼女の秘所からは白濁した液が溢れ、俺の逸物にぬろぉっと絡みつき始めている。
 俺はマリアの腰を引っ掴み、無理矢理上下に揺さぶる。そして、マリアの腰が落ちると同時に、ズンッと強く突き上げた。

「はぁぁっ! あひぃぃぃっ! ぁっ、ぁっ……ああっ! ああアアァァァァーーーっ!」

 マリアは焦点の合っていない目で涙を撒き散らし、開いた口からはみっともなく涎が落ちる。それでも俺は、ぞんなマリアの表情を可愛いと思った。彼女が俺だけに見せてくれる、俺だけが知っている、最高に可愛い顔を。
 俺はマリアが最高に愛おしくなり、彼女の腰を思いっきり引き寄せて、奥まで欲望を放出した。それは最初に比べると勢いこそ衰えていたが、マリアを歓喜させるには充分だった。

「あうぅぅぅっ! お、おまんこぉ! おまんこでイクゥゥゥゥーーーっ!」

 浴室どころか隣近所にまで“確実に”響き渡る声で、マリアは盛大にイく。失禁してマリアの秘所からちょろちょろとあふれ出た小水が、俺の下腹部を濡らした。


PM21:30

「はぅぅっ! あっ、あひぃぃっ! みーくん、もっと、もっとぉ!」

 ベッドの中、俺はまたマリアとエッチをしている。あれほど出しまくったのに、彼女を抱かずにはいられないのだ。
 俺はマリアの太股をしっかりと抱え、パンパンッと大きな音がなるくらい激しく彼女を責め立てた。マリアも嬉々として受け止め、それどころか自らも腰を浮かせて奥深くまで迎え入れる。

「あひぃっ、はひぃっ! 来てるっ! 赤ちゃんの部屋まで、響いてるぅ!」

 彼女はうっとりとした目で俺を見つめ、両腕を伸ばしてくる。

「みーくん、来てぇ! ぎゅってしてぇ!」

 俺はマリアの要求通りに、彼女の身体に覆い被さった。マリアは俺の身体をぎゅうっと抱き締め、全身で俺の重みを受け入れる。彼女の弾力を湛えた柔らかい肌の感触が、とてつもなく気持ち良かった。

「みーくんっ、みーくぅんっ!」

 甘えた口調で、マリアは俺の名を呼び続ける。俺はそのマリアの口を、自身のそれで塞いだ。そしてそのまま、彼女のナカをグリグリと抉り続ける。すると、彼女の腰がビクンビクンっと跳ね上がった。

「んむっ、んちゅっ! ふぅんっ、んんンンンーーーーーっ!」

 マリアはくぐもった声で鳴く。しかし、決して口を離そうとはしない。息の続く限り、俺の口中を貪り、唾液を啜り、飲み込む。しかし、俺が容赦なくガンガンと奥を突き続けると、堪らなくなって口を離して大声で喘いだ。

「ああーっ、ああーっ! やあぁっ、い、イイっ! イイのぉっ!」
「……マリア、出すぞっ!」

 俺はそう宣言すると、腰の動きを速めて一気に絶頂まで駆け上がる。もう全身に気だるさを感じており、おそらくこれが本日最後になるだろう。
 マリアは俺の腰に足を絡ませ、奥まで咥え込もうとする。跳躍に優れた兎の足は見た目よりも発達している為、俺の力では振りほどけない。元々振りほどくつもりも無かった俺は、本日最後の中出しでフィニッシュした。

「あはぁぁーーーっ、イグぅっ! イグイグイグイグ、イッグぅぅぅぅぅーーーーーっ!」

 いわゆる『だいしゅきホールド』で俺にしがみ付いたまま、マリアは盛大に身体を震わせてイった。


(ふぁぁっ、もう打ち止め……)

 かなり疲労が激しい。明日も休みとはいえ、さすがにもう寝ないとしんどい。俺は身体を起こそうとした。しかし、マリアが強くしがみ付いているため、それは出来ない。

「やだぁ……ずっとこうして居たいよぉ……」

 マリアは強く抱きつき、俺に密着する。

「マリア、さすがにもう寝ないと……」
「離れちゃヤダぁ! みーくんっ、ずっと傍に居てぇ!」
「あーもう分かった分かった」

 マリアは片時も離れたくないと、俺の胸に顔を埋める。あまりにも子どもっぽい仕草に唖然とするが、そのマリアの様子を見て、ふと俺はある事を思い出す。

(そういえば俺、マリアに好きって言ったっけ?)

 思い返せば、はっきりと言葉にして伝えていなかったと思う。マーチヘアは好色である一方で、寂しがりやな生き物である。きっとマリアは、俺が好きを口にしない事で不安を感じてたのだろう。そういえば、今日はいつも以上に中出しに拘っていたような気がする。きっと“既成事実”を作る事で、俺を繋ぎとめたかったのかもしれない。

「……マリア、好きだ」
「ふぇ?」

 唐突な俺の言葉に、マリアは驚いて俺の顔を見上げる。そんな彼女に、俺はきっぱりと想いを打ち明ける。

「マリア、お前が好きだ。俺と結婚して欲しい」
「みーくん……みーくんっ!」

 マリアはボロボロと涙を流してしがみ付いてくる。俺は彼女の頭を優しく撫で続けた。
14/04/17 01:53更新 / 香炉 夢幻

■作者メッセージ
 マーチヘアの投稿数が少ないので、書いてみた。何でもかんでも卑猥語にするのって、やはり難しい。「こんなのマーチヘアじゃねえ!」と思うかもしれないが、まあ大目に見てくれればありがたい。

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