ある人との出会い
冬の学校からの帰り道、日はとうの昔に沈んでしまい
私は猫一匹すらいない暗くて寂しい路地を
一人深いため息をつきながら歩いていた
「どうしてなんだろうか？」
私は恋をしていた
それも中学の頃の元同級生の
全くファッションセンスも髪型のセンスもない木原ショウタにだ。
そいつになぜか私はどうしてか恋をしてしまった
初めは何気なくあいつのことを考えてしまうくらいだったが
徐々にそれが悪化していき
今では授業、会話中に限らずあいつのことで頭がいっぱいになり
音が耳から耳へと通り過ぎてしまう
そのせいで何度か注意されたこともあった
私はそれが恋だと気づくのにあまり時間はかからなかった
それからというものあいつを思う時間は少しずつ増えていき
あいつに会う時間も自然と増えていった
今では学校から帰るとき自然とあいつの乗る時刻の電車にあわせ
降りた後偶然を装って早歩きに近付き
おっす、またあったね などと声をかけ、
二人だけの時間を楽しむ
それが徐々に私の日々の幸せ、生きる意味になりつつあった
しかしいつになってもそれ以上の展開がなかった
あるときは携帯のメアドを露骨にきいてみたり
あるときは露骨におごってあげたり
あるときは告られたけど断っちゃった、など露骨な主張をしてみたりと
結構露骨なアピールを続けていたが
彼はきっと･･･いや全く気にかけていないのだろう
へぇ〜 そうかぁ〜 しか答えてくれない あの朴念仁め
だが私もあいつのことをとやかく言えないだろう
アピールなどとオブラートに包んだ間接的に思いを伝えるよりも
あいつと向かい合って 好き、と直球に思いを伝えればいいのだ
・・・・・伝えられればいいのだが
はぁ･･････
さっきよりも深いため息が出る
どうしても
どうしてもあいつに告白したとき嫌われたらどうしようという不安が
私の僅かな勇気をかき消してしまう
誰かに相談して後押ししてもらいたかったが
友達に相談したらきっとからかわれるのがオチだし
親にはあまりこういう話題を出したくないので
一人でこの思いをふさぎこんでいる状態にいた
もしも他に恋心を押してくれるような存在
たとえば・・・・
「恋のキューピットとかがいたらなぁ･･･」
そんな非現実的なことを呟いた
いきなりそんなものが出てくるなんて、
なんて私の頭の中はお花畑なのだろうと一人苦笑いしてしまう
まさか、天使だの神だの今の神秘性の全くと言っていいほどない
この現代にいるわけがない
そんなことを考えていると
「あらあらぁ〜そんな難しい顔しちゃってぇ♪
モテるものもモテないわよお♪」
「・・・・・・・・」
突然前から現れた女性にそんな指摘をされた
その人は
茶色で全体的に軽めのカールがかかっている髪
慈母のようなどこかやさしく、整ったきれいな顔
なでらかな線を描くようなスタイル
今着ている薄緑のワンピースがぴったりと合う
付き合ってくださいと言われれば異性どころか同性までもが
OKしてしまいそうなくらい美しい女性であった
誰だこの人？
馴れ馴れしく声はかけられたものの私の身内にこんな人はいない
それどころか私の記憶にこんな美人にあった覚えがない
しかもこの人何かおかしいと思ったら
この寒空の下で、薄着のワンピースだけというの寒そうな格好をしていた
もしかして変人さんなのかもしれない
「そんな身がまえなくていいのよぉ〜私はあなたの味方なんだから♪」
「・・・・・・・？」
私の味方？
何を言ってるんだこの人は？、そんな風に思っていると
「好きな人に告白できないでいるんでしょ〜？」
「ッ/////!!!」
彼女はクスッ、と笑いながら私にそう聞いてきた
しまった、恥ずかしさのあまり、顔がまるで熱湯をかけられたように熱くなる
どうやらさっきの恥ずかしい独り言が聞こえてしまったらしい
「恋のキューピッド、私が引き受けてもいいわよぉ〜♪」
「・・・・・・・・・」
「私なら恋のお悩みなんて一発解決・・・ってあれ？どこいっちゃうの〜？」
これ以上話が飛躍して厄介なことにならないうちに
早くこの場から立ちさっと方が良い、そう判断し
彼女には悪い気がしたが足早に彼女から離れようとした
しかし
シュ＿＿＿＿＿バシィ！！
「キャッ！！」
目の前の彼女を振り切ろうとしたとき
突然何かひものようなものに引っ掛かり、無様にも前のめりに転んでしまった
「あらぁ〜大丈夫〜？どこかけがしてなぁい〜？」
そういうと私が無視したにも関わらず
彼女が親切にも私に手を差し伸べてくれた
「ど、どうも・・・・・ッ！？」
彼女の伸ばした手をつかんだ時
私はある重大なことを気付かされた
改めて確認しよう
ここは神秘性もくそもないそんな時代だったはずだ
天使や悪魔など非現実的だと
しかし
それが本当に現実ではないとするならば私は夢でも見ているのだろうか？
「！！！？？」
彼女はさっき私が見た姿とは全く別な姿へと変化していた
頭に山羊か羊のようなねじれた角に尖った耳
腰からは多分私を転ばせた元凶であろうハート状の黒く長い尻尾と
蝙蝠のような翼が生えてきている
そして服装なのだがさっきの薄緑のワンピースと打って変わり
胸と股間を隠すだけという街を歩いたら真っ先に職務質問されそうな
大胆でエロイ格好になっていた
あまり神話とか詳しくはないのだが
これは世間一般的に言う『悪魔』という存在で間違いないのだらう
悪魔という言葉じたい悪いイメージが自然とわいてくるというのに
その本人が前にいるとなると自分の身がどうなるかわかったもんじゃない
私はここでこの悪魔に何をされるのだろうか？
考えただけでもぞっとしてしまう
必死に彼女の手を振り払おうとするが
私の腕はおろか全身の筋肉が麻痺したかのように動かなかった
「あらぁ〜怖がらなくてもいいのよぉ？」
＿＿＿＿＿シュルルル
彼女の尻尾がまるで蛇のように動き私の体にまとわりついてくる
そしてそのまま私の体を持ち上げ、自身の体に近づけていき
「私はあなたの味方なんだからぁ♪」
「！！！！！」
尻尾の巻き締めを解き、
私に胸を押しつけるようにハグをしてきた
「んんむぅ！んんんんん！！んんんんんんん！！！！」
私の頭は彼女の谷間にすっぽりと埋まってしまった
男性ならばほとんどうらやむような状況だと思うが
女性なのでただ息苦しいだけである
微かに空気は吸えるのだが
そこらへんの香水やお菓子とは違う甘ったるい空気であった
「よいしょお〜♪」
「んん！ぷはぁ！！はぁ・・・はぁ・・・」
私の頭が彼女の頭と同じ高さまで持ち上げられ
やっと胸の谷間から解放されたが
「ん〜？どおしたのぉ？そんなにお顔真っ赤にして息荒げちゃって〜」
今も吸い続けているこの甘ったるい空気のせいか
私の体は変に熱くなってしまい
息は荒くなり、心臓もあいつに会っているときみたいな
鼓動の速さになってしまった
さらに私の頭がボーっとしてきている
「熱いのぉ？くるしいのぉ？」
甘ったるい空気を吸っていると、今の状況がどうでもよくなってきて
私はその質問に素直にコクコクとうなずいてしまった
「じゃあ〜♪」
と彼女はおもむろに顔の目の前に尻尾の先端を持っていく
「おね〜さんとい〜っぱいきもちいぃことしてえ♪
おね〜さんみたいなえっちな悪魔になっちゃおうか〜♪」
そして彼女は尻尾の先端を厭らしそうに舐め
私を誘ってきた
ぼやけていく意識の中で
これは明らかにやばいと脳内で危険信号が出された
多分何らかの方法で私は人間をやめさせられるのだろう
どこぞの吸血鬼みたいに人間なんてそんな簡単にやめられるものじゃない
私はイヤイヤと首を横に振った
しかし
この状況で彼女は犯そうと思えば無理やりにでも犯すことができるだろう
今人が通るような気配はないし、
来たとしてももう手遅れかどうかすらわからない
そんなネガティブな考えが出てきた
私は絶望感からか
「ぐすっ・・・ひぐっ････」
私は声を上げて泣いていた
「あらぁ〜こまったわねぇ･･･そうだ♪」
そういうと彼女は私を無理やり犯すのではなく
＿＿＿ギュ〜ッ
「ふぇっ？」
子供のように泣いている私をやさしく
まるで聖母のように抱きしめてくれた
そして片腕で私の頭をやさしくなで、
さっきの悪魔になる前の表情よりも慈悲とやさしさにあふれた表情で
私にこう告げた
「ふふふ♪私はあなたの味方なのよ？大丈夫・・・それに」
ウフン♪と今度は愛らしい笑顔を浮かべ、
「絶対に彼氏を悩殺できる体にしてあ・げ・る・か・ら♪」
ちゅ♪♪
「んぅ・・・」
そういうと彼女は私にすごく深いキスをしてきた
彼女の舌がねっとりと私の口の中を舐めまわしてくる
ちゅぱ････れろ････んちゅ････
粘っこくていやらしい音があたりに響きわたり
彼女から蜂蜜を濃縮させたような、舌が痺れてしまうくらい甘い唾液が
私の口の中に広がっていく
そして私の体が徐々に火照っていくのを感じた
「それじゃぁ〜はじめようかぁ♪」
「あっ・・・///」
私は彼女に半身の学生服を脱がされ、半裸の状態にされた
「かわいいおっぱいねえ〜♪」
ふよふよ････ふにふに････ ちゅぱ････れろぉ･････
彼女が私の乳頭にすいつき、同時に片方の乳房を片手でいじり始めた
「んうぅッ････あふッ･･････ひゃぁッ････」
彼女のあの甘い唾液のせいか、
前よりも感度が良くなっており手でやさしくもまれただけでも
全身に快楽の電気が走ったような気分になる
「んもぅ･･･乳首たてちゃってぇかわいい♪♪」
「そんなあぁッこといわないでぇッくだひゃい！」
「んふふふ〜♪」
はむぅ♪♪
「ひゃぁあああぁ/////」
「あらぁもしかしなくてもイっちゃったのかしらぁ〜？
ほぉんとかわいい娘だわぁ♪」
そういうと彼女は私のスカートに手をかけ、パンツごとおろしていき
私を靴とニーソだけの格好という、
どこか多分マニアックな人が好きそうな姿になった
「あらぁ〜？あらあらぁ〜？もお〜こぉんなにぬれちゃってぇ♪」
「ッ///////」
「ふふふっごめんごめん♪♪」
それじゃぁはじめようかぁ♪ そういうと彼女は
つぷ･･･
「んふぅッ」
じゅぷじゅぷ
「んんんッ」
ぬぽぁ･･･
「んはぁッ」
ゆっくりと尻尾を処女膜を傷つけないように気遣いながらも動かしていった
彼女の尻尾が動くごとにさっきの
脳まで溶けてしまいそうな甘い快楽が感じられる
じゅぼ･･････ぬちゃあ････じゅぼ････ぬちゃ･･･じゅぼ
あたりに私の淫らな水音と
「あぁ♪♪はぁ♪んぅ♪♪♪」
淫らな声が響き渡る
「さぁて♪あなたの敏感なところはどこかなぁ〜♪」
「ぃや！！あぁ！！！んふぅ！！！」
知っててそんなことを言ってるのか
彼女は私の敏感なところを的確に突いてくる
その度にさっきよりも凄まじい快楽が全身を駆け巡りイってしまう
さらに胸までいじってくるので
脳が一度に叩き込まれる膨大な快楽の処理だけをしようとし、
私は次第に何も考えられなくなる
「んッ♪もうっそろそろっでそうッちゃんとうけとってねッ♪」
彼女の口からうれしい報告が告げられ
強めに抱きしめられた
そして私もコクコクとうなずき
彼女を抱きしめ返した
こうして抱きしめあっていると
人間をやめるという行為自体、どうでもよくなってくる
そんな気がした
そして＿＿＿＿
「んはぁあああああああ♪」
「あぁあぁぁぁぁあアァああああああああああああ♪」
ぶにゅう！！びりゅりゅりゅりゅッビュウゥゥゥ♪
私の愛汁がまるでダムが決壊したように勢いよく噴き出し、
入れ替わるように彼女の尻尾から熱湯のように熱いなにかの液体が
そそがれ私の膣に染みわたっていく
びゅッびゅっ・・・・・・ずぽぉお････
尻尾から液体が完全に出終わると彼女は私から尻尾をゆっくり抜いた
「あぁ・・・」
私は尻尾が抜けて物足りなさを感じた
（たりない・・・・・・もっと・・・・もっとぉ･････）
そう思い抱きついている両手のうちの片方の手を使い
自分の陰部に弄ろうとしたとき
「んふふ〜もうそろそろねぇ♪」
「んクッッあァッ！！！！」
突如私の頭が割れるような鈍器なようなもので殴られたような痛みとも
さきほどよりも強烈な快楽ともとれる衝撃
「あぁっ！ああぁッ！」
感じたことのない衝撃は徐々に強くなっていき
未体験の出来事にどうしていいかわからず
おもわず彼女を強く抱きしめていた
すると彼女は
「大丈夫、大丈夫だからねぇ〜♪」
とやさしく頭をなでてくれた
頭の衝撃から痛みが消え快楽だけ感じるようになったとき
「んふぅッ＿＿＿＿ふあぁぁぁあッ♪」
ググにゅう・・・・ニュ♪
私の頭から何か突き出ていく感じと
耳が引っ張られるような感じがする
しかしそれだけでは変化が止まらず
「ひゃあああアアあぁぁぁぁァァァぁぁッ」
続けて背中、腰あたりにも頭の時と似たような衝撃が来た
何かが私の皮膚の中をぐにゅぐにゅと這いまわり
その度に凄まじい快楽と痛みが襲ってくる
「あぁっ！！ふぅッ！！！････くぁぁぁああッ♪」
ギニュギニュ･･････ぶしゅう・・・バサッ！！！
腰から液体を噴き出しながら何かが勢いよく出てきた
ここまでは順調に変化が続いていた＿＿＿＿が、
「あへぇ！？なんれぇ？なんれれてこないのぉ！？」
なぜかまだ一つぐにゅぐにゅと
私の皮膚の中を出てこられずにいる物があった
そのおかげで私はイきそうなのにイけないような
強いもどかしさを感じていた
「あららぁ？おねーさんの魔力たりなかったのかしらぁ？」
ちょっと不満げに彼女はそういうと、そうだ♪と何かひらめいて
「んひゅうッ」
「ほぉら、い〜っぱい飲んでぇ♪」
乳房を私の口の中に入れた
私が言われるがままに彼女の乳房を吸うと
私の口の中に砂糖をこれでもかと大量に入れて煮詰めたような
とても甘くて濃厚な熱いミルクの味が広がった
しかし甘くてもいくらでも飲めてしまいそうな
癖になってしまうくらいおいしい味であった
んくっんくっんくっ＿＿＿＿＿
「ふふふ、こら♪そんなにがっつかないのぉ♪」
気がつけば一心不乱にミルクを飲んでいた
彼女のミルクは一口飲むたびにその熱さが
口から喉、そして胃から全身へと染みわたっていき
私の中で食欲などとは違う別な喜びに似た感情が
満たされていくのを感じがし
先ほどまで嫌だったあのもどかしい感じも
どこか和らいでいった
「〜♪♪もうそろそろ大丈夫そうねぇ〜♪」
「んぷはぁ・・・」
彼女が私の口から乳房を引き離した
私が名残惜しさを感じていると
「ほぉらリラックスしてぇ・・・すぅ〜・・・はぁ〜・・・」
彼女が私に同じ呼吸をするように指示してきた
「すぅ〜・・・ふあぁ〜・・・すぅ〜・・・・・ッふぁあああぁぁ！！」
グニグニ・・グニッ！・・・ブツ！！・・ジュルン♪
先ほどまで蠢いた何かが私の腰の皮膚を勢いよく突き破ってきた
「ふぇ・・・///」
すべて出し切った解放感からか
私から出た愛汁と彼女から出た汁が水たまりになった
その場でへたりと座り込んでしまった
「はぁい〜、よくたえられましたぁ〜♪」
彼女が前かがみになって私の頭をなでてくれた
彼女に褒められたことがなんとなく小さい頃の母に褒められたような
そんな感じがして
にへらぁと子供みたいにおもわずわらってしまう
ふとここで今自分がどんな姿になっているのか気になってきた
私が所持していたバッグの中から手鏡を取り出そうとしていると
「鏡ならここにあるわよぉ〜」
彼女の横に全身が見渡せるくらい大きなある鏡がいきなり現れた
「ほら、はやくこっちきてみて♪」
どうやって鏡を出したのかは少々疑問だったが
彼女曰く、こまけぇことはいいのよ♪ とのことだったので
あまり気にしないでおこう
鏡の前に立ち、見てみると
いつも見ているのとは違う自分の姿がそこにはあった
頭は小ぶりであるが彼女みたいな山羊の角が生え
耳も私の髪をかきわけるように尖って伸びていた
この頃ちょっと痛んでいた肌やショートカットの黒髪
艶やかでしっとりとしており
顔は表情が自分でも見たことが無いくらい
にぱーっとした惚けた表情をしていた
体の胸、股間、腕、足を隠しようにうっすらと紫色の毛が生えており
手のひらに収まるくらいだった胸が
今では手のひらでは収まりきらないくらい巨乳になっていた
次に振り返って体の後ろを見てみると
なにかの粘液の付いた、小さな羽と先端が逆ハート型の尻尾があった
この二つに触ってみるとくすぐったいような、新しい感覚がし
動かすこともできる
私は彼女と同じ『悪魔』といわれる姿に変化していた
昔の自分がこの姿を見たら
おそらく泣くか、悪ければ発狂していたかもしれない
だが今の自分にとっては
彼女と一緒の姿になれたことを一種の誇りのように感じていた
んふふぅ〜♪、彼女がニコニコと笑いながら私に近付いてきた
「どぉ？彼に押し倒されちゃうくらい"魅力的"でしょお♪」
わたしも押し倒しちゃいたいわぁ♪、と
いいつつ彼女は私の頭を後ろから頬ずりする
彼女に触れられることがどことなくうれしくて
ずっとこの人とこのまま一緒にいれたら、という気持ちはあったが
私には一つ重大な使命があった
「私、彼に告白してきます♪」
私は行かなければならない
私には大好きなあいつがいる
今だったら「好き」とちゃんと伝えられる
「それじゃぁ、私あなたの用事がすんだらまた会いにくるねぇ〜♪」
そういいつつ彼女はどこかに飛び立とうとした
「ま、まってください！」
そういえば聞き忘れたことがあった
「あなたは一体誰なんですか！？」
「私はレイア、あなたの味方で、恋のキューピッドよ♪」
「私は鈴木ユウカっていいます！この度はありがとうございました！」
「ユウカちゃんか・・・ふふっいい名前ね♪」
彼女は またねぇ〜♪ と最後に言い、空の闇にまぎれていった
「・・・・さてと」
彼女のことを見送り、わたし一人になったところで
急いでニーソと靴と人間にないパーツだけという状態を何とかすべく
元の学生服の姿に戻ろうとした
尻尾や羽がちょっと引っかかったが何とか着衣し
「わたしもいきますか♪」
誰もいない路地を通り、大好きなあいつの元へと急いで向かうのであった
私は猫一匹すらいない暗くて寂しい路地を
一人深いため息をつきながら歩いていた
「どうしてなんだろうか？」
私は恋をしていた
それも中学の頃の元同級生の
全くファッションセンスも髪型のセンスもない木原ショウタにだ。
そいつになぜか私はどうしてか恋をしてしまった
初めは何気なくあいつのことを考えてしまうくらいだったが
徐々にそれが悪化していき
今では授業、会話中に限らずあいつのことで頭がいっぱいになり
音が耳から耳へと通り過ぎてしまう
そのせいで何度か注意されたこともあった
私はそれが恋だと気づくのにあまり時間はかからなかった
それからというものあいつを思う時間は少しずつ増えていき
あいつに会う時間も自然と増えていった
今では学校から帰るとき自然とあいつの乗る時刻の電車にあわせ
降りた後偶然を装って早歩きに近付き
おっす、またあったね などと声をかけ、
二人だけの時間を楽しむ
それが徐々に私の日々の幸せ、生きる意味になりつつあった
しかしいつになってもそれ以上の展開がなかった
あるときは携帯のメアドを露骨にきいてみたり
あるときは露骨におごってあげたり
あるときは告られたけど断っちゃった、など露骨な主張をしてみたりと
結構露骨なアピールを続けていたが
彼はきっと･･･いや全く気にかけていないのだろう
へぇ〜 そうかぁ〜 しか答えてくれない あの朴念仁め
だが私もあいつのことをとやかく言えないだろう
アピールなどとオブラートに包んだ間接的に思いを伝えるよりも
あいつと向かい合って 好き、と直球に思いを伝えればいいのだ
・・・・・伝えられればいいのだが
はぁ･･････
さっきよりも深いため息が出る
どうしても
どうしてもあいつに告白したとき嫌われたらどうしようという不安が
私の僅かな勇気をかき消してしまう
誰かに相談して後押ししてもらいたかったが
友達に相談したらきっとからかわれるのがオチだし
親にはあまりこういう話題を出したくないので
一人でこの思いをふさぎこんでいる状態にいた
もしも他に恋心を押してくれるような存在
たとえば・・・・
「恋のキューピットとかがいたらなぁ･･･」
そんな非現実的なことを呟いた
いきなりそんなものが出てくるなんて、
なんて私の頭の中はお花畑なのだろうと一人苦笑いしてしまう
まさか、天使だの神だの今の神秘性の全くと言っていいほどない
この現代にいるわけがない
そんなことを考えていると
「あらあらぁ〜そんな難しい顔しちゃってぇ♪
モテるものもモテないわよお♪」
「・・・・・・・・」
突然前から現れた女性にそんな指摘をされた
その人は
茶色で全体的に軽めのカールがかかっている髪
慈母のようなどこかやさしく、整ったきれいな顔
なでらかな線を描くようなスタイル
今着ている薄緑のワンピースがぴったりと合う
付き合ってくださいと言われれば異性どころか同性までもが
OKしてしまいそうなくらい美しい女性であった
誰だこの人？
馴れ馴れしく声はかけられたものの私の身内にこんな人はいない
それどころか私の記憶にこんな美人にあった覚えがない
しかもこの人何かおかしいと思ったら
この寒空の下で、薄着のワンピースだけというの寒そうな格好をしていた
もしかして変人さんなのかもしれない
「そんな身がまえなくていいのよぉ〜私はあなたの味方なんだから♪」
「・・・・・・・？」
私の味方？
何を言ってるんだこの人は？、そんな風に思っていると
「好きな人に告白できないでいるんでしょ〜？」
「ッ/////!!!」
彼女はクスッ、と笑いながら私にそう聞いてきた
しまった、恥ずかしさのあまり、顔がまるで熱湯をかけられたように熱くなる
どうやらさっきの恥ずかしい独り言が聞こえてしまったらしい
「恋のキューピッド、私が引き受けてもいいわよぉ〜♪」
「・・・・・・・・・」
「私なら恋のお悩みなんて一発解決・・・ってあれ？どこいっちゃうの〜？」
これ以上話が飛躍して厄介なことにならないうちに
早くこの場から立ちさっと方が良い、そう判断し
彼女には悪い気がしたが足早に彼女から離れようとした
しかし
シュ＿＿＿＿＿バシィ！！
「キャッ！！」
目の前の彼女を振り切ろうとしたとき
突然何かひものようなものに引っ掛かり、無様にも前のめりに転んでしまった
「あらぁ〜大丈夫〜？どこかけがしてなぁい〜？」
そういうと私が無視したにも関わらず
彼女が親切にも私に手を差し伸べてくれた
「ど、どうも・・・・・ッ！？」
彼女の伸ばした手をつかんだ時
私はある重大なことを気付かされた
改めて確認しよう
ここは神秘性もくそもないそんな時代だったはずだ
天使や悪魔など非現実的だと
しかし
それが本当に現実ではないとするならば私は夢でも見ているのだろうか？
「！！！？？」
彼女はさっき私が見た姿とは全く別な姿へと変化していた
頭に山羊か羊のようなねじれた角に尖った耳
腰からは多分私を転ばせた元凶であろうハート状の黒く長い尻尾と
蝙蝠のような翼が生えてきている
そして服装なのだがさっきの薄緑のワンピースと打って変わり
胸と股間を隠すだけという街を歩いたら真っ先に職務質問されそうな
大胆でエロイ格好になっていた
あまり神話とか詳しくはないのだが
これは世間一般的に言う『悪魔』という存在で間違いないのだらう
悪魔という言葉じたい悪いイメージが自然とわいてくるというのに
その本人が前にいるとなると自分の身がどうなるかわかったもんじゃない
私はここでこの悪魔に何をされるのだろうか？
考えただけでもぞっとしてしまう
必死に彼女の手を振り払おうとするが
私の腕はおろか全身の筋肉が麻痺したかのように動かなかった
「あらぁ〜怖がらなくてもいいのよぉ？」
＿＿＿＿＿シュルルル
彼女の尻尾がまるで蛇のように動き私の体にまとわりついてくる
そしてそのまま私の体を持ち上げ、自身の体に近づけていき
「私はあなたの味方なんだからぁ♪」
「！！！！！」
尻尾の巻き締めを解き、
私に胸を押しつけるようにハグをしてきた
「んんむぅ！んんんんん！！んんんんんんん！！！！」
私の頭は彼女の谷間にすっぽりと埋まってしまった
男性ならばほとんどうらやむような状況だと思うが
女性なのでただ息苦しいだけである
微かに空気は吸えるのだが
そこらへんの香水やお菓子とは違う甘ったるい空気であった
「よいしょお〜♪」
「んん！ぷはぁ！！はぁ・・・はぁ・・・」
私の頭が彼女の頭と同じ高さまで持ち上げられ
やっと胸の谷間から解放されたが
「ん〜？どおしたのぉ？そんなにお顔真っ赤にして息荒げちゃって〜」
今も吸い続けているこの甘ったるい空気のせいか
私の体は変に熱くなってしまい
息は荒くなり、心臓もあいつに会っているときみたいな
鼓動の速さになってしまった
さらに私の頭がボーっとしてきている
「熱いのぉ？くるしいのぉ？」
甘ったるい空気を吸っていると、今の状況がどうでもよくなってきて
私はその質問に素直にコクコクとうなずいてしまった
「じゃあ〜♪」
と彼女はおもむろに顔の目の前に尻尾の先端を持っていく
「おね〜さんとい〜っぱいきもちいぃことしてえ♪
おね〜さんみたいなえっちな悪魔になっちゃおうか〜♪」
そして彼女は尻尾の先端を厭らしそうに舐め
私を誘ってきた
ぼやけていく意識の中で
これは明らかにやばいと脳内で危険信号が出された
多分何らかの方法で私は人間をやめさせられるのだろう
どこぞの吸血鬼みたいに人間なんてそんな簡単にやめられるものじゃない
私はイヤイヤと首を横に振った
しかし
この状況で彼女は犯そうと思えば無理やりにでも犯すことができるだろう
今人が通るような気配はないし、
来たとしてももう手遅れかどうかすらわからない
そんなネガティブな考えが出てきた
私は絶望感からか
「ぐすっ・・・ひぐっ････」
私は声を上げて泣いていた
「あらぁ〜こまったわねぇ･･･そうだ♪」
そういうと彼女は私を無理やり犯すのではなく
＿＿＿ギュ〜ッ
「ふぇっ？」
子供のように泣いている私をやさしく
まるで聖母のように抱きしめてくれた
そして片腕で私の頭をやさしくなで、
さっきの悪魔になる前の表情よりも慈悲とやさしさにあふれた表情で
私にこう告げた
「ふふふ♪私はあなたの味方なのよ？大丈夫・・・それに」
ウフン♪と今度は愛らしい笑顔を浮かべ、
「絶対に彼氏を悩殺できる体にしてあ・げ・る・か・ら♪」
ちゅ♪♪
「んぅ・・・」
そういうと彼女は私にすごく深いキスをしてきた
彼女の舌がねっとりと私の口の中を舐めまわしてくる
ちゅぱ････れろ････んちゅ････
粘っこくていやらしい音があたりに響きわたり
彼女から蜂蜜を濃縮させたような、舌が痺れてしまうくらい甘い唾液が
私の口の中に広がっていく
そして私の体が徐々に火照っていくのを感じた
「それじゃぁ〜はじめようかぁ♪」
「あっ・・・///」
私は彼女に半身の学生服を脱がされ、半裸の状態にされた
「かわいいおっぱいねえ〜♪」
ふよふよ････ふにふに････ ちゅぱ････れろぉ･････
彼女が私の乳頭にすいつき、同時に片方の乳房を片手でいじり始めた
「んうぅッ････あふッ･･････ひゃぁッ････」
彼女のあの甘い唾液のせいか、
前よりも感度が良くなっており手でやさしくもまれただけでも
全身に快楽の電気が走ったような気分になる
「んもぅ･･･乳首たてちゃってぇかわいい♪♪」
「そんなあぁッこといわないでぇッくだひゃい！」
「んふふふ〜♪」
はむぅ♪♪
「ひゃぁあああぁ/////」
「あらぁもしかしなくてもイっちゃったのかしらぁ〜？
ほぉんとかわいい娘だわぁ♪」
そういうと彼女は私のスカートに手をかけ、パンツごとおろしていき
私を靴とニーソだけの格好という、
どこか多分マニアックな人が好きそうな姿になった
「あらぁ〜？あらあらぁ〜？もお〜こぉんなにぬれちゃってぇ♪」
「ッ///////」
「ふふふっごめんごめん♪♪」
それじゃぁはじめようかぁ♪ そういうと彼女は
つぷ･･･
「んふぅッ」
じゅぷじゅぷ
「んんんッ」
ぬぽぁ･･･
「んはぁッ」
ゆっくりと尻尾を処女膜を傷つけないように気遣いながらも動かしていった
彼女の尻尾が動くごとにさっきの
脳まで溶けてしまいそうな甘い快楽が感じられる
じゅぼ･･････ぬちゃあ････じゅぼ････ぬちゃ･･･じゅぼ
あたりに私の淫らな水音と
「あぁ♪♪はぁ♪んぅ♪♪♪」
淫らな声が響き渡る
「さぁて♪あなたの敏感なところはどこかなぁ〜♪」
「ぃや！！あぁ！！！んふぅ！！！」
知っててそんなことを言ってるのか
彼女は私の敏感なところを的確に突いてくる
その度にさっきよりも凄まじい快楽が全身を駆け巡りイってしまう
さらに胸までいじってくるので
脳が一度に叩き込まれる膨大な快楽の処理だけをしようとし、
私は次第に何も考えられなくなる
「んッ♪もうっそろそろっでそうッちゃんとうけとってねッ♪」
彼女の口からうれしい報告が告げられ
強めに抱きしめられた
そして私もコクコクとうなずき
彼女を抱きしめ返した
こうして抱きしめあっていると
人間をやめるという行為自体、どうでもよくなってくる
そんな気がした
そして＿＿＿＿
「んはぁあああああああ♪」
「あぁあぁぁぁぁあアァああああああああああああ♪」
ぶにゅう！！びりゅりゅりゅりゅッビュウゥゥゥ♪
私の愛汁がまるでダムが決壊したように勢いよく噴き出し、
入れ替わるように彼女の尻尾から熱湯のように熱いなにかの液体が
そそがれ私の膣に染みわたっていく
びゅッびゅっ・・・・・・ずぽぉお････
尻尾から液体が完全に出終わると彼女は私から尻尾をゆっくり抜いた
「あぁ・・・」
私は尻尾が抜けて物足りなさを感じた
（たりない・・・・・・もっと・・・・もっとぉ･････）
そう思い抱きついている両手のうちの片方の手を使い
自分の陰部に弄ろうとしたとき
「んふふ〜もうそろそろねぇ♪」
「んクッッあァッ！！！！」
突如私の頭が割れるような鈍器なようなもので殴られたような痛みとも
さきほどよりも強烈な快楽ともとれる衝撃
「あぁっ！ああぁッ！」
感じたことのない衝撃は徐々に強くなっていき
未体験の出来事にどうしていいかわからず
おもわず彼女を強く抱きしめていた
すると彼女は
「大丈夫、大丈夫だからねぇ〜♪」
とやさしく頭をなでてくれた
頭の衝撃から痛みが消え快楽だけ感じるようになったとき
「んふぅッ＿＿＿＿ふあぁぁぁあッ♪」
ググにゅう・・・・ニュ♪
私の頭から何か突き出ていく感じと
耳が引っ張られるような感じがする
しかしそれだけでは変化が止まらず
「ひゃあああアアあぁぁぁぁァァァぁぁッ」
続けて背中、腰あたりにも頭の時と似たような衝撃が来た
何かが私の皮膚の中をぐにゅぐにゅと這いまわり
その度に凄まじい快楽と痛みが襲ってくる
「あぁっ！！ふぅッ！！！････くぁぁぁああッ♪」
ギニュギニュ･･････ぶしゅう・・・バサッ！！！
腰から液体を噴き出しながら何かが勢いよく出てきた
ここまでは順調に変化が続いていた＿＿＿＿が、
「あへぇ！？なんれぇ？なんれれてこないのぉ！？」
なぜかまだ一つぐにゅぐにゅと
私の皮膚の中を出てこられずにいる物があった
そのおかげで私はイきそうなのにイけないような
強いもどかしさを感じていた
「あららぁ？おねーさんの魔力たりなかったのかしらぁ？」
ちょっと不満げに彼女はそういうと、そうだ♪と何かひらめいて
「んひゅうッ」
「ほぉら、い〜っぱい飲んでぇ♪」
乳房を私の口の中に入れた
私が言われるがままに彼女の乳房を吸うと
私の口の中に砂糖をこれでもかと大量に入れて煮詰めたような
とても甘くて濃厚な熱いミルクの味が広がった
しかし甘くてもいくらでも飲めてしまいそうな
癖になってしまうくらいおいしい味であった
んくっんくっんくっ＿＿＿＿＿
「ふふふ、こら♪そんなにがっつかないのぉ♪」
気がつけば一心不乱にミルクを飲んでいた
彼女のミルクは一口飲むたびにその熱さが
口から喉、そして胃から全身へと染みわたっていき
私の中で食欲などとは違う別な喜びに似た感情が
満たされていくのを感じがし
先ほどまで嫌だったあのもどかしい感じも
どこか和らいでいった
「〜♪♪もうそろそろ大丈夫そうねぇ〜♪」
「んぷはぁ・・・」
彼女が私の口から乳房を引き離した
私が名残惜しさを感じていると
「ほぉらリラックスしてぇ・・・すぅ〜・・・はぁ〜・・・」
彼女が私に同じ呼吸をするように指示してきた
「すぅ〜・・・ふあぁ〜・・・すぅ〜・・・・・ッふぁあああぁぁ！！」
グニグニ・・グニッ！・・・ブツ！！・・ジュルン♪
先ほどまで蠢いた何かが私の腰の皮膚を勢いよく突き破ってきた
「ふぇ・・・///」
すべて出し切った解放感からか
私から出た愛汁と彼女から出た汁が水たまりになった
その場でへたりと座り込んでしまった
「はぁい〜、よくたえられましたぁ〜♪」
彼女が前かがみになって私の頭をなでてくれた
彼女に褒められたことがなんとなく小さい頃の母に褒められたような
そんな感じがして
にへらぁと子供みたいにおもわずわらってしまう
ふとここで今自分がどんな姿になっているのか気になってきた
私が所持していたバッグの中から手鏡を取り出そうとしていると
「鏡ならここにあるわよぉ〜」
彼女の横に全身が見渡せるくらい大きなある鏡がいきなり現れた
「ほら、はやくこっちきてみて♪」
どうやって鏡を出したのかは少々疑問だったが
彼女曰く、こまけぇことはいいのよ♪ とのことだったので
あまり気にしないでおこう
鏡の前に立ち、見てみると
いつも見ているのとは違う自分の姿がそこにはあった
頭は小ぶりであるが彼女みたいな山羊の角が生え
耳も私の髪をかきわけるように尖って伸びていた
この頃ちょっと痛んでいた肌やショートカットの黒髪
艶やかでしっとりとしており
顔は表情が自分でも見たことが無いくらい
にぱーっとした惚けた表情をしていた
体の胸、股間、腕、足を隠しようにうっすらと紫色の毛が生えており
手のひらに収まるくらいだった胸が
今では手のひらでは収まりきらないくらい巨乳になっていた
次に振り返って体の後ろを見てみると
なにかの粘液の付いた、小さな羽と先端が逆ハート型の尻尾があった
この二つに触ってみるとくすぐったいような、新しい感覚がし
動かすこともできる
私は彼女と同じ『悪魔』といわれる姿に変化していた
昔の自分がこの姿を見たら
おそらく泣くか、悪ければ発狂していたかもしれない
だが今の自分にとっては
彼女と一緒の姿になれたことを一種の誇りのように感じていた
んふふぅ〜♪、彼女がニコニコと笑いながら私に近付いてきた
「どぉ？彼に押し倒されちゃうくらい"魅力的"でしょお♪」
わたしも押し倒しちゃいたいわぁ♪、と
いいつつ彼女は私の頭を後ろから頬ずりする
彼女に触れられることがどことなくうれしくて
ずっとこの人とこのまま一緒にいれたら、という気持ちはあったが
私には一つ重大な使命があった
「私、彼に告白してきます♪」
私は行かなければならない
私には大好きなあいつがいる
今だったら「好き」とちゃんと伝えられる
「それじゃぁ、私あなたの用事がすんだらまた会いにくるねぇ〜♪」
そういいつつ彼女はどこかに飛び立とうとした
「ま、まってください！」
そういえば聞き忘れたことがあった
「あなたは一体誰なんですか！？」
「私はレイア、あなたの味方で、恋のキューピッドよ♪」
「私は鈴木ユウカっていいます！この度はありがとうございました！」
「ユウカちゃんか・・・ふふっいい名前ね♪」
彼女は またねぇ〜♪ と最後に言い、空の闇にまぎれていった
「・・・・さてと」
彼女のことを見送り、わたし一人になったところで
急いでニーソと靴と人間にないパーツだけという状態を何とかすべく
元の学生服の姿に戻ろうとした
尻尾や羽がちょっと引っかかったが何とか着衣し
「わたしもいきますか♪」
誰もいない路地を通り、大好きなあいつの元へと急いで向かうのであった
12/03/27 18:34更新 / だんちょー
戻る
次へ