連載小説
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ある魔物からの紹介状
ハロウィンも終わり、日時を過ごしていたある日の事…

和也「客か…?」

そのまま玄関に向かうと、おそらくバフォメットが二人と一人の女性が居た

和也「何か用か?」

一人のバフォメットは口を開く

バフォメット『紹介状を送ったはずだが…』

端末を確認すると確かにあった、が…

和也「一人のはずでは?」

バフォメット『いろいろありもう一人追加となったのだ』

和也「まあ、払うもの払ってもらえれば構わないが」

バフォメット『うむ』

それから自己紹介をしてきたが彼女はサバトの総本部長のバフォメットだった

和也「大物が動くとは…」

バフォメット『上のものが動くのが不思議か?』

和也「少なくとも、俺の居た世界では稀だ」

バフォメット『なるほど…』

和也「で、そっちの彼女は?」

バフォメット『彼女は幼少期から成人するまで親の人形だったようだ』

和也「子は生まれる先を選べんとはいえ…」

バフォメット『と言うわけで子この二人を頼みたい』

和也「で、そっちのバフォメットはどういう用で?」

???『私はアイシスと言う』

和也「俺は和也だ」

アイシス『私は…』

和也「その前に、それなら彼女にたいしてのことは貴女方の方が向いてると思うんだが…」

バフォメット『確かに、な…だが…』

和也「だが?」

バフォメット『お主のところで変化した魔物は皆幸せになっておるだろう?』

和也「まあ、今のところは」

バフォメット『記憶の変換は我らに任せてくれ、肉体の変化だけを頼みたい』

和也「わかった、なら一応言うが…」

バフォメット『大丈夫だ、人々の求めるものが変わるなら我々もそれに応じて需要に答えねばならん』

和也「ニーズに答えてより多くの客層を捉える、か」

バフォメット『そうだ。それに、ロリ巨乳もロリではあるだろう?』

和也「そちらからの方向はイコールで、逆からはイコールではないと言う形だとは思うが」

バフォメット『と言うわけで彼女もそういう望みがあったようなので連れてきた』

和也「なるほど、みんな繋がった。引き受けよう」

バフォメット『なら、彼女の変化が終わったら連絡を寄越してくれ。』

和也「了解。」

総本部長は帰っていった

和也「さてと、で、お前さんは?」

???「私は、愛莉と言います」

和也「そうか…」

愛莉「今までの過去を糧に…」

和也「…なるほど」

愛莉「?」

和也「逃げずにそれを糧にしようとするか、気に入った。」

そのまま総本部長から送られてきたデータを閲覧しながら彼女達を植物の中庭に案内する

愛莉「これは…?」

和也「人間を魔物に変える花だ、何故かロリ巨乳ばっかりできる」

アイシス『まさか…』

彼女は花に近づく

和也「???」

アイシス『そのからくりがわかった』

和也「と言うと?」

アイシス『お主の妻は古代種の魔物だったな?』

楓『そうですね』

雫『私たちは彼に助けられて』

瑠璃『お嫁さんになったんだよ❤️』

アイシス『見せつけるな見せつけるな、全く妬ましい…』

和也「で、それがどうかしたか?」

アイシス『この花は、マルーネ・サバトにある植物に良く似ている』

和也「確か、総本部長が言うには農業系のサバトだったか?」

アイシス『そうだ、そこの面子達も小柄な体格に巨大な乳と言うバランスだ。』

和也「なるほど」

アイシス『おそらくだが、この植物はそのサバトにある植物の古代種をお主の妻たちが遺伝子を書き換えて作ったものだと私は推測した』

和也「タイプとしては古いんだけど種類としては新しい、ってことか」

アイシス『そう言うことになる、尤も私の推論が正しいと仮定してのことだが』

和也「なら、愛莉。」

愛莉「はい」

花がしたに降りてくる

和也「ここにはいるといい、その花がお前さんを魔物にしてくれる」

アイシス『見事なものだ…流石古代種の魔物か…』

和也「何かやってみたらできたっていってたな」

雫『魔界植物の種に少し魔力を込めたら変質したのよ』

アイシス『なるほど…』

和也「さて、後天的な豊胸だったな」

アイシス『う、うむ…』

和也「一応言うが魔力で調整はできても永続的なものだ、本当にそれでいいか?」

アイシス『少し、考えたい』

和也「そうするといい。」

彼女は泊まり、翌日の昼になった。

和也「さて、また新しい魔物の誕生だな」

アイシス『ある種の神秘だ、見せてもらっても?』

和也「もちろん」

花が開くと、愛莉の身体は確かに変化していた。

和也「これは…」

アイシス『2本の角に長く先が筆のようになった尻尾、そして白い髪に所々に黒が混じっているならこれはホルスタウロスだ。』

和也「確か、ミノタウロスの仲間だっけか?」

アイシス『そうだ、そして小柄な体格に釣り合わぬ巨大な乳…確かにこれは見事だ』

和也「なら、はいよ。」

早速例の果実を渡す

アイシス『これは?』

和也「この木の実を食べると変化する、最後の決定は君が出すんだ」

アイシス『うむ…』

アイシスは連絡用の端末を借りた、旦那を呼んだらしい。

和也「さて、俺も総本部長に連絡しないと」

そのまま連絡すると、しばらくしてほぼ同時に彼らは来た

和也「さて、後は頼む」

バフォメット『任せておけ。』

俺の今回でやれる仕事は、終わった。

ある魔物からの紹介状 おわり



19/10/22 00:46更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです。

今回の話はいかがだったでしょうか?

ご意見、御感想、リクエストありましたらよろしくお願いします

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