連載小説
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彼らの休日・最終日 2
少し待っていると、特に変わったようすもなく彼女たちは出てきた

和也「?」

瑠璃『ちょっと点検してただけ』

和也「なるほど。」

雫『あとどのくらいありますか?』

和也「あと四、五時間ってところかな」

楓『スイッチいれたら確実に遅れますね…』

和也「だな…」

とりあえずのんびりすごす…

和也「そういえば、買ったもの確認してみるか」

俺は写真立てを見る

瑠璃『現像が楽しみ…❤️』

雫『ふふ…♥️』

楓『はい…💕』

和也「三人は?」

楓『私はさっきも見た通りこの本ですね』

和也「なるほど、これ小説だよな?」

楓『はい、最新のやつが出たんです』

彼女の買ったものは所謂異界の話だった

和也「これジュンさんも読んでるやつだ」

楓『なるほど』

和也「道理で見たことあると思ったら」

楓『ふふ💕』

和也「で、雫は小物入れか」

雫『はい♪』

和也「かわいらしい見た目でも機能性を失ってないやつだな」

雫『ふふ…♥️』

何をいれるんだ?と思ったら言ってくれた

雫『指輪を入れるつもりです♥️』

和也「なるほど…ならこれは要らなかったか?」

俺はチェーンを見せた

和也「これを指輪に通すのがいいかなと」

雫『寝るときとかに使います♥️』

和也「なら良かった」

瑠璃『私のは鉢植えだね』

和也「何か育て主によって変わるとか言うやつだったな」

瑠璃『うん♪』

和也「なにができるかね」

瑠璃『お楽しみ〜♪』

和也「そういや似たようなの貰ったな」

楓『それは?』

和也「話によるとその人への思いを込めるとその花言葉にある花になるってよ」

雫『やってみますか?』

和也「やってみるか」

各自種をとり、思いを込める

楓『出来上がりました…💕』

和也「これは青い薔薇…?」

調べ、数えてみたところ本の青いバラで、この花言葉は…

和也「繋げると、奇跡を逃したくない、ずっと一緒に居てくださいってところか。」

楓『…💕』

少し赤くなりながらも頷く

雫『出来上がりました…♥️』

調べ、見てみたところ紅い薔薇で21本、これは…

和也「簡単だが嬉しく思うな…」

雫『?』

和也「貴方を心から愛します、って言わせる気かよ…」

雫『…♥️』

瑠璃『出来上がったよ❤️』

こっちも紅い薔薇だが本数が違うな、11本か…

和也「最愛の人…」

瑠璃『…❤️』

瑠璃は赤くなりながらも頷く

和也「さて…」

そのまま俺も思いを込める

和也「できたか…これは…」

雫『アイビー、ですね…』

瑠璃『花言葉は…』

楓『永遠の愛…💕』

和也「それが一番強く出たか…良かった」

そして魔力に反応したらしく部屋が黒薔薇だらけになった…

和也「数えるか…」

雫『はい…』

瑠璃『うん…』

楓『そうしましょう』

結果、999本だった。

和也「この本数かつ意味を繋げると…」

瑠璃『本数は生まれ変わっても貴方を愛します、かな❤️』

雫『花本体の意味は?』

楓『多分、貴方は私のもの。これが一番しっくり来ますね…💕』

和也「人によっては重たいかもな、俺個人は平気だけど」

瑠璃『ジュンさんとそこ一緒だね❤️』

和也「鈍いらしいからな、隕石クラスに重たくて真っ直ぐなら分かりやすい」

雫『裏切りはしないからある意味ヤンデレ?っていうのになっても平和かもしれませんね♥️』

和也「間違いなくジュンさんに向けるあの娘の話だったはこれだと思う」

楓『人によっては受け入れにくいと思うけど、さすが貴方達と言うべきね💕』

正直言って彼女達の眼から光が消えるのは基本的に思い切り乱れるときに何度も見ているので慣れている、だからかもしれない

和也「彼女たちにも出会いがあるといいな」

雫『そうですね…』

瑠璃『うん…』

楓『はい…』

そうしているうちに時間が近くなったので俺たちはポートに行くのだった

彼らの休日・最終日 2 おわり
19/09/19 23:23更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです

今回の話はいかがだったでしょうか?

ご意見、ご感想、リクエストありましたらお待ちしております

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