読切小説
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春の愚か者
・マインドフレイアさんのエイプリルフール
マイフレ「海の中にも都はありますわ。地上のものとは比べ物にならないほど冷たく巨大な都ですわ」
男「霧が深いな…………ああ、今日はエイプリルフールか。お前の場合冗談には聞こえなくてな」
マイフレ「まあ……海の中には都なんてありませんわよ。あるのはただのしんで」
男「おっと、それ以上はこの霧が晴れてからだな」
※海の中にも都は〜:平家物語より


・リビングアーマーさんのエイプリルフール
リビアマ「実は私は……ヒミツだ」
男「ヒミツ!?」
リビアマ「かつてはお前のような戦士だったのだが、真理の扉に色々持っていかれてな」
男「鋼の某か!」
リビアマ「……防具は装備しないと意味がないぞ。私がお前を護る盾とならん。アーマーだが」
男「……正直、あんまりうまくない」
リビアマ「……私の名はベイゴマックス」
男「色々とギリギリだな」
リビアマ「あなたの貞操を奪います」
男「え、あ、ちょ、そこは……アッー!」
※二人は幸せな超融合をして終了


・刑部狸さんのエイプリルフール
狸「ッシシシ……なあなあ、今日は何の日か知っとるか?」
男「……? 何の日って、エイプリルフールだろ?」
狸「ああそっかーエイプリルフールかー
実はウチ、オスの狸が化けとったんや」
男「ブフォッ!」
狸「嘘や」
男「くそっ、あまりに衝撃的すぎて分かっていても吹き出してしまった……」
狸「それとな、アンタがFXで運用してた小遣いな……キレイに溶けてたで」
男「……ハハ、一瞬ドキッとしたけど、今度は騙されないぞ」
狸「ちょっとFXで有り金全部溶かした顔みしてや」
男「……嘘だろ承太郎」
狸「……FXで有り金全部溶かした顔みしてや」
男「嘘だとイってよバァァァニィィィィ!」
※嘘でした


・白蛇さんのエイプリルフール
白蛇「エイプリルフールと言われても嘘をつくのが苦手で……あ、あなたが隠していたエロ本を昨日捨てておきました。あとでお仕置きとして搾り取りますから覚悟してくださいね」
男「……机の引き出しの二重底に仕込んだ夜神さん式の隠蔽工作してたのになぜバレたし」
白蛇「ああなるほど、そのような仕掛けだったのですね……では、派手にやりましょうか」
男「やめて!」

白蛇「…………エロ本はフェイク、本当は指輪なんて……素敵ですね」
男「エイプリルフールだからな」
白蛇「エイプリルフールじゃあ仕方がありませんね」


・バフォさまの4月1日
バフォ「話が違うではないか!」
男「…………」
バフォ「4月1日のエイプリルフールは嘘をついても許されると。ならばワシが命からがら逃げ出さざるを得なかった理由は何じゃ!?」
男「エイプリルフールは……午前だけです」
バフォ「もういい!ワシアイドルやめる!」
16/04/03 21:23更新 / ウマノホネ

■作者メッセージ
全然遅いじゃん!
言ったよね!エイプリルフールは4月1日の午前だけだって!今は何日の何時!
「4月2日、夕方です」
もういい!アタシ……アイドルやめる!

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