連載小説
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古代種の気まぐれ
マイが来て数日、俺たちは買い出しに来ていた。

和也「これでおわりか?」

雫『はい、おわりですね』

瑠璃『どこかでお茶でも飲んでく?』

和也「そうするか。」

帰り道にあるカフェに入る、すると案内された席から少し離れたところに人間の男女が居た、カップルか?

和也「ショートケーキとダージリンティーで頼みます」

雫『モンブランとカモミールティーをお願いします』

瑠璃『チーズケーキとアッサムティーのミルクを入れてください』

店員は注文を聞くと去っていき、しばらくして茶とケーキが来た

和也「いただきます」

雫『いただきます』

瑠璃『いただきます』

さっそく茶を飲む、あの値段でこの味なら確かに人気にもなる…

瑠璃『美味しい…♪』

ケーキの方も同じらしい。

和也「…」

雫『口にクリーム着いてますよ♥️』

そのまま瑠璃は俺の口角についたクリームを舐めとる

瑠璃『そっちの美味しい?』

和也「ほら。」

一部を渡すと瑠璃は自分のチーズケーキをフォークで切りそれを刺して口に運ぶと口移しで食べさせてきた

瑠璃『ん…❤️』

和也「!」

離れた席にいる二人は顔を真っ赤にしている…

和也「…」

なんとか食べおわり、支払いを済ませるとカップルの女の子の方が話しかけてきた。

???「あの…」

和也「?」

???「どうしたらそんなに…」

雫『心身ともに強い繋がりと愛をもつことですよ…♪』

雫は諭すように、しかし少し悪戯っぽく言う

和也「…?」

???「実は…」

彼女が言うには自分はすでに覚悟も準備もできているのに彼の方が来てくれず言い出すこともできないという状態だった

瑠璃『なら、魔物になる?』

和也「おい、急すぎないか?」

雫『でも、確かにそれは良いかもしれません』

和也「君たちはここにどうやって?」

???「旅行が福引きで当たりました、明後日まで魔界に居ます」

和也「なら明日、魔物になる気があるならここにまた来てくれ。」

???「了解です。」

彼女は梓と名乗った。
















翌日、梓は彼とともにカフェの前に居た。

和也「覚悟は本物か。」

梓「はい、覚悟完了です」

???「魔物になって大丈夫かな…」

和也「そう言えば、君は?」

???「信一といいます、梓をよろしくお願いします…」

和也「大丈夫、魔物になってもデメリットは人間に戻れないことぐらいしかない」

信一「わかりました…」

その後屋敷に俺たちは行く

和也「なら、ここに入ると良い」

また増えた大きな花が花びらを開く

梓「はい…」

信一「どのぐらい、かかりますか?」

和也「一日もあれば魔物化が完了する」

信一「わかりました、なら…」

和也「泊まっていくと良い、未婚の男が魔界をうろついて無事でいられるほど君は自分が特別か運が良いと思うか?」

信一「…ありがとうございます。」

それから夜が明け、朝になった。

和也「早いな」

部屋から出ると信一はそこにいた

信一「寝れませんよ、心配だし声が漏れてきてたし…」

和也「なら、行くか?」

信一「…はい。」

和也「どんな魔物になったかは見てみないとわからない、それでも良いな?」

信一「聞いてます。」

彼の覚悟を確かめ中庭に移動する

和也「さて」

雫『…』

彼女が手をかざすと梓の入っていた花が降りてきて開く…

信一「梓、なのか…?」

そこには手足、耳が獣のようなかたちになり腰からは尻尾が生え身長が10センチほど縮んだ魔物として生まれ変わった梓の姿があった。

和也「この傾向になるのは固定だな、これで」

雫『そうですね。』

そして体格には不釣り合いなまるでスイカを服の内側に入れたのではないかと言うほどの胸、またロリ巨乳になった、これまでの成果を見てもこの花に入って魔物になった人間の女は種族こそランダムでもみんなロリ巨乳になるということがわかった

信一「大丈夫か?」

梓『うん…❤️』

そして彼女の目には迷いのない強い愛情と欲望が宿り雫と瑠璃程ではないにしろフェロモンが出ているのを俺は感じた。

信一「よかった…」

信一は梓の頭を抱き抱えている…

和也「あの部屋使って良いから後は仲良くな。」

そういうとともに俺は雫建ちにひっぱられていくのだった。
20/07/25 00:19更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです。

今回の話は如何だったでしょうか?

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