読切小説
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わんこのしつけ
・コボルドちゃんの場合
「おいで」 「わんわんっ」
「お手」 「わんっ」
「おかわり」 「わうんっ」
「お座り」 「わふぅ」
「ジャンプ」 「わぉんっ」ドゴォ
「がふっ!?」ゴロゴロ
「……くぉお、み、鳩尾にいいのが入った……」 「ご、ごしゅじんさま!? ごめんなさい、だいじょうぶですか?」
「こ、今度は加減して飛びつこうな」 「わうぅ、きをつけます」
「よしよし、いい子いい子」 「わん♡」ブンブン








・クー・シーちゃんの場合
「おいで」 「わふん」
「お手」 「わふん」
「おかわり」 「わふん」
「お座り」 「わふん」
「ちんちん」 「ないです」 
「……あのさ、せっかくなりきってるんだから、そこで真剣に答えちゃダメでしょ」 「あうぅ、ごめんなさい。でも――」
「でも?」 「こうしてご主人さまとお話できるようになったのが嬉しくて、つい……」
「…………」ナデナデ 「わふん♡」フリフリ








・キキーモラさんの場合
「おいで」 「かしこまりました」
「お手」 「はい」
「お座り」 「……はい」
「伏せ」 「……あの、ご主人様」
「何?」 「先ほどまでの命令は一体どういう意図で行われているのですか?」
「うーん……しつけ?」 「そこで私に聞かれても困ります、何考えてるんですか」
「何も考えてませんでした。ごめんなさい」 「まったく仕方のない人です」
「それじゃあ続きを――」 「え、今の流れで続けるんですか?」
「とってこい」 「……かしこまりました。いつもの茶葉で、お茶請けはクッキーでよろしいですか?」
「うん。二人分ね」 「分かりました。……そうですね、今日は暖かいのでテラスでお待ちください」
「え、外でシたいの?」 「……はい♡」








・ワーウルフさんの場合
「おいで」 「あー?」
「お手」 「やだよ」
「お座り」 「なんでだよ」
「伏せ」 「いやだから、なんでだって聞いてんだけど」
「しつけの一環、ってことでどう?」 「どうもこうもねーよ。誇り高い狼がそんなことする訳ないだろ」
「……そっか」スチャ 「……おい待て、どこからどもなく取り出した縄を構えてどうするつもりだ」
「言う事聞かないわんこへのお仕置きです」 「は? お前、何言って――離せ! 何するんだよ! 離せってば!」















・ワーウルフさんの場合 その2
「おいで」 「わんわんっ♡」
「お手」 「わんっ♡」
「おかわり」 「わうんっ♡」
「お座り」 「わふぅ♡」
「ちんちん」ボロンッ 「!! わんわんわんっ♡」パタパタ
「待て」 「!?」
「待て」 「……くぅん」
「ダメ」 「…………」
「……うん、よし」 「わんっ! わんわんわん♡」パタパタ
「よしよし、いい子いい子。美味しい?」 「はふっ、あむっ……ちゅぱっ……ぐぽっ、じゅるる……」
「聞いてないや。すっかり夢中になっちゃってまあ」ビュルッ 「んぐっ、んっ、ん〜〜♡」ゴクゴク















・ヘルハウンドさんの場合
「おいで」 「わんわんっ」
「お手」 「わんっ」
「おかわり」 「わうんっ」
「お座り」 「わふぅ」
「ちんちん」 「わんわんっ」
「ほーれほーれ」グリグリ 「わんっ! わんわんわんっ!」
「うりうり、まだ我慢しろよ〜?」グリグリ 「わんっ! ……わ、わぉんっ!」ビュルッ
「あーあー、我慢しろっつたのにこんなに出しやがって、躾のなってない犬だな」 「わ、わん……」
「仕方ねぇな。もう一度我慢の仕方を教えてやるか」 「わ、わぅん、くぅん……」
「あ゛ー? そんな声出しても駄目だぜ? ほら、そこに横になれよ。体で覚えるまできっちり搾り取ってやるからな♡」 「わぉん……」
18/06/05 22:33更新 / ナナシ

■作者メッセージ
しつけって大変ですね

Q キキーモラさんは?
A 私の趣味です

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