読切小説
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不純の幻影幽霊と遅めのハロウィン
さあ今年もハロウィンの季節がやって来た

例えハロウィンの時期が過ぎてもボクの頭の中では今でもハロウィンだから大丈夫

見よ、この紫色の空、点々と輝く橙色の光

そして、個性的な格好をする女性達

ほら、みんなもハロウィンの気分になってきただろう?

改めてここはお菓子をくれないと性的な悪戯をされる街

主人公ははるばるジパングからやって来た侍

しかしその侍は住人に配るためのお菓子を持っていない

周囲を見ればお菓子をあげられなかったばかりに少女や女性から性的な悪戯をされる男たちで溢れかえる

彼も様々な仮装をした嫁たちから悪戯をされるのも時間の問題


「別に悪戯されてもいいぞ、そもそも俺の周りにいる男達は全員分身薬で生み出した俺の分し…パクパク」

配役をお忘れですか?台本にない設定は控えてください

「そうだった……確かに俺の身が危ないかもな。お菓子はどこだ?お菓子は?おかし……はぁはぁ、まだ誰ともエロしてない嫁はどこにいる?」

だんだん主役が待ちきれないようだね

仕方がない、予定より早いけど次の場面に移ろう、出てきて


「こんばんわ」
「こんばんは」


セクシーな黒のボンテージを纏った悪魔と美しい白のキャミソールを着た天使が二人の前に現れた

二人とも狐色の髪に、頭から狐を模した耳、そしてお尻から九本のもふもふした尻尾が生えているのが特徴的だ

「悪魔の貢ぎ物にお菓子をくれなきゃ悪戯するわよ?」
「天使へのお供え物としてお菓子をお恵みください…」

悪魔は色っぽく、天使は礼儀正しくお菓子を要求をする

「ごめんよ、お菓子を持っていないんだ」

おや、悪魔の瞳が鋭くなったようだ、獲物を誘惑し堕落させる魔性の瞳、王すらも誘惑し堕落させる傾国の悪魔

「あらまぁ、お菓子をくれないなら悪戯しちゃおう、と」

傾国の悪魔があっという間に主役に抱きつき

「ん。ちゅっ」

綺麗な生足を絡ませながらキスをする

彼の唾液の甘さに蕩けているのか九本の狐尾がぶるんと大回転

「仕方がありません」

夫に人一倍の愛情を注ぐ天使も悪魔の所業を黙って見過ごす訳にはいかないようだ

「お菓子の代わりにこの純潔の身体を捧げましょう」

愛情の天使はそういいながら胸元のキャミソールを脱いで真っ白な膨らみをさらけ出し

「ほら天使の純潔の身体ですよ、抱く機会は一生に一度あるか無いかですよ?」

天使とは思えない露骨な誘惑をしてきたぞ

おや、その誘惑に心を惑わされたのか、悪魔に絡まれながらも手を伸ばし

ムニュ 「んっ」

ムニュン 「あっ」

ムニュウ 「あはん」

優しい手つきで天使の胸を揉む、彼女も狐尾を九本ゆさゆさと振っているようだ

「うふ、カタくなってきたじゃない?」
「ええ、服の上からでもわかりますよ」

悪魔と天使が主役の下腹部からそそり立つモノが気になっている

「ほら見せなさい」
「見せてください」

ボロン

「あら、立派なモノね」
「とても太くて長い…」

悪魔は大きく笑い、天使は口元を緩めているね

「悪魔の悪戯を味わってね」
「天使の悪戯を披露します」

悪魔はソレを強く握り、天使もソレを優しく握る

「あははは」 シコシコシコ
「くすくす」 シュッシュッ

悪魔は激しく、天使はゆっくりとしごいているね

「欲望のままに出しなさい」
「命の源を注いでください」

ビュウウドクドク!

白濁液が勢いよく放出し、悪魔と天使の全身に掛かった

「悪魔の漆黒の衣装が白く染まっちゃったわ♥」
「天使の純白の衣装が白く汚れてしまいました」

狐耳や尻尾まで精が付着してるね

「ありがとね、美味しかったわ」
「最高の精、とても美味でした」

悪魔は闇の中へ融けるように、天使は光の中へ消えるように立ち去る

「思ってたより悪くは無かったな…」

おや、悪戯されたのに主役の表情は恐怖の欠片も見当たらない


「あーあーあー」
「うぉーですわ」


今度は死者の仮装をした少女と貴婦人がやって来たようだ

「む、ワイトは二人だけか?確か予定では三人襲ってくる筈だが……」



パカッ 「ショウタイムだよ」



「って言った傍から現れた!」
「ふふ、ずっと前から隠れていたよ、カボチャのセットの中にね」
「シアは相変わらず隠れるのが好き「しー、初対面の演技」悪い悪い」

カボチャから出てきたのは同じく死者の仮装をした男装の麗人

三人とも退廃的な容姿をしながらも美しき容姿、死すらも凌駕した新たな命の息吹を感じるだろう

「ぼくの名はシア、お菓子をくれないと悪戯するけどいいかな?」

男装美女がお菓子を要求してきたね

「あーあークリマおかしほしー」
「がぉーお菓子はこの一番星のイーダが貰いますわ」

他の娘達もお菓子を欲しがっているようだ

「お菓子は無いんだ」

それを聞いた三人は互いに相槌をうち

「じゃあお菓子の代わりに精を貰おうか」
「せいーせいー」
「がぉーお菓子が無いならそれなりのモノをくださいませ」

まるで捕食者のごとく死者達がゆっくりと手を伸ばす、灰色の手が彼の肌に触れると

ギュウウウン「んぉぉ!」ピュービュー「実に美味な精だ」「おいしーおいしー」「ああ…朽ちたに身体が潤いますわ」

驚くことに彼女達の手で触れられただけで射精したようだ

「ふふふふ」
「あははー」
「はぁはぁ」

彼女達も白濁液で全身を汚しながら身体を震わせているよ

「はぁ、はぁ」
「みゃあー」
「ふー!ふー!」

死者達が手を放し座り込む、三人とも精で服がびちょびちょ

「はぁ、はぁ……」

シアはタキシードがはだけて豊かな胸元をさらけ出し

「にゃー」

クリマはお尻をぺたんとついて可愛いパンツが丸見え

「ま、負けませんわ」

そんな二人のあられもない姿を見たイーダは、何故か自分から服を脱いで全裸になったね

「……ゴクリ」

そんな三人のセクシーでキュートで痴女な姿に主役も思わず凝視してしまうようだ

「美味しかったよ」
「ごちそうさまー」
「ごきげんよう」

三人は彼に礼を言って去っていく、一人は全裸のままで

「お菓子をあげなくてもいい気がしてきた」

主役は女性達の悪戯の虜になりつつあるようだね、だって未だに貴婦人のお尻を見ているから


「トリックオアトリートですわ」
「トリックオアトリートだ」
「と、トリックオアトリート…」
「ふわぁ〜トリックオア〜トリ〜ト」


次はローブにストローハットと魔女の格好をした四人の可愛らしい女の子がやって来たぞ

「ん?四人とも顔が同じ…もしかして姉妹?」

「「「「はい、四つ子ですわ」だぜ」ですけど…」ふわぁ〜」

「これはお菓子ならぬ姉妹の詰め合わせ!」

「アオイと申します、このわたくしにお菓子をくださいまし」

青色のローブを着た少女は微笑みながらお菓子をねだる、その微笑みに主役は笑顔で返す

「アカリだ、お菓子くれよ」

赤色のローブを着た少女は強気でお菓子をねだる、その強気な姿に主役はドキッとする

「アキラです、あの、その、お菓子ください」

緑色のローブを着た少女はおどおどしながらお菓子をねだる、その内気な行動に主役はキュンとくる

「ふわぁ〜アリサだよ〜お菓子ちょうだい」

黄色のローブを着た少女は欠伸をしながらお菓子をねだる、その態度に主役は「可愛い!」と叫ぶ


「お菓子ないから悪戯して♪」


「いきますわよ」
「アオイが仕切るな!」
「う、うん」
「ふわぁ〜」

四つ子達が主役に群がって押し倒す

「お菓子をくれない悪い大人はこわーい悪戯をしてあげますわ」
「絶対に後悔させてやるからな」
「ごめんなさい、ここでは悪戯するのが義務ですから」
「ふわぁ〜脱げ〜」

少女達の手で、すっかりビンビンになったよ

「まぁ、立派ですこと」
「すげぇ」
「ぁ…素敵」
「これは欠伸を忘れる程だ」

……おいおい四人とも見とれていないで悪戯しなきゃ

「そうでしたわ」
「ほらよ」
「ど、どうぞ」
「ふわぁ〜悪戯だよ」

ローブをたくしあげ可愛らしいパンツを見せる四つ子達

因みにパンツの柄はローブの色に合わせたストライプ模様

「おおっ、可愛らしいパンツ」

「ただ見せるだけと思いまして?」
「あててやるぜ」
「こすりつけます…」
「ふわぁ〜スマタの悪戯だよ」

四つ子達はパンツを前後左右四方向でソレに宛がい腰を動かしてスマタを始めたよ、四つ子だけに息もピッタリだ

「はぁはぁ、出すよ?出すよ!」

ビュッ!ビュッ!ビュッ!

加速する四つ子達の腰使いに彼は勢いよく射精、四つ子達の細い首、小ぶりの胸、小さなお腹、ぷにっとした膝、そして幼い顔立ち、幼女のフルコースが白い液体でトッピングされる

ビクン! 「やんっ」
ドクン! 「あうっ」
ピクピク 「きゃっ」
ブルブル 「ふわっ」

脈打つソレの刺激に反応したのか、四つ子達も絶頂して倒れこむ、四人ともパンツがうっすらと濡れているようだ、これは洗濯が大変だぞ

「ありがとうございます」
「ホントとんでもないモノだぜ」
「凄すぎて、涙が出ちゃった…」
「ふわぁ〜身体中ベトベトだ〜」

一礼してお別れをする四つ子達を見送りながら呟く

「なんて今日はいい日なんだ」

ふふ、とても満足しているようだね

「ああ、満足だよ」

それは良かった

「何だかどこからか声が聞こえてくるぞ…」

でもボクのほうは満足していないんだ

「そうなのか、だったら満足させてあげるよ」

ならボクもそろそろ語り部の役目を終えて舞台に立とう

「もしかして君が俺の頭の中に語りかけていたのかい?」

その通り

「あれだけ悪戯されたのにまだコレが欲求不満なんだ」

ならボクが悪戯してあげるよ、とボクは主役の前に現れる

「美しい、語り部に相応しい姿だ」

もうお菓子関係しに悪戯してもいいよね

「当然さ」

主役は着物を全部脱ぎ全裸となる、既にビンビンになったソレをボクの口の中へ押し込もうとするけど

「あれ?すり抜けた」

焦らないでよ、ボクは実体の無いゴースト属、でも自分の意思で実体になれるのさ、こんな風にね

「ああ、ふにふにして、ぬるぬるしてる…」

今、唇と舌だけを実体化させているよ

「不思議と硬い感じがしない」

歯は実体じゃないからね、純粋に口内の感触だけを味わうことが出来る

「なら躊躇なく腰を動かせるな」

いい、その強引な攻め、さっきまで悪戯されていただけの侍とは思えない腰使いだ、そのまま喉の奥まで押し込んでくれ

「いいのかな?」

気管に入って吐き気がするなんてあり得ないさ、ましてソレのほうが吐くかもね、白いやつを

「で、出そう…」

我慢しなくていい、遠慮なく自分が早ろ

ドクドク…

語る最中に漏らすなんて、それ程までに出したかったのかい?

「そうだよ」

正直なところも素敵だ、次はボクのお腹、お臍にねじ込むように入れてほしいね、それはもう

「まるで妊娠したかのようにお腹を膨らせたい、だろ?」

もう、ボクが言いたかったことを先に言うなんて

「ファンファとは、妄想の感覚が共有できるからね」

だから今は役を演じてよ、いい加減にしないと放置プレイする妄想に切り換えるよ

「すまん」

ふふ冗談さ、気を取り直して続きといこう

主役は射精したばかりなのにまだビンビンしているソレをボクのお腹へ宛がう

それは自ら悪戯をしたがる甘いお菓子の棒のように、実体の無いお腹へと入れ込んでゆく

「おお、魔女の細い膣よりもキツイぞ」

お臍だからね、射精しながらでいいからそのまま下に向かってねじ込んでよ

「わかった」

ドクッ、ドクッ

いいよ、肉棒が精液を吐き出しながらもズブズブ進んでゆく、待って右にずれてる、左に向かって肉棒一本分ずらせば

「コリコリしてるぞ?これはまるで」

そう、ボクの子宮の中だよ

「おおっ、何だか新鮮な感じがする」

普段なら嫁の肉壺の感触を味わいながら子宮口に向かうからね、お腹の肉という未知の感覚が味わえるだろ?

ドクドクドク!

ふふ、返事の代わりに子宮が精液で満たされるのがわかるよ、もしこれで妊娠出来たらお腹の娘がどんな娘に育つのか新たな妄想が出来そうだ…



さて、そろそろボクの語りはこれで終わりにして、一人のメスのように交わるだけの妄想に振り回されよう



それだけボクの頭は愛する者の愛でいっぱいなのだから…



the end
16/11/13 22:31更新 / ドリルモール

■作者メッセージ
ドリルモールです。

 ハロウィンに投稿する予定が気づけばハロウィンを過ぎてしまいました…

 でもファントムの妄想なら、一年中ハロウィン気分になれる!そう信じて書き続けました。

 因みにワイトのシアの「ショウタイムだよ」はロック少佐様のネタを借用しています。

 ここまで読んで頂き誠にありがとうございます。

 キャラクター紹介、今回はファントムのファンファです。



キャラクター紹介
【名前】ファンファ
【性別】女
【ファントム歴】ワイトのクリマとイーダの間
【種族】ゴースト→ファントム
【容姿】図鑑と同様の姿
【一人称】ボク
【呼称】夫:主役 嫁:ファン
【口調・口癖】語り部風
【能力・特技】語り部による妄想の具現化
【概要】
 柴ハーレムのファントム
 元々はゴーストであったが度重なる夫の交わりでファントムへと変化した

 ハロウィンが大好きで、ハロウィンが始まる時期はハロウィンをテーマにした演劇を構想するが、演出や出演者に拘りすぎて演劇を始める頃には時期が過ぎていることは少なくはない、しかしそれもファントム特有の強い妄想によってどんなに時期が過ぎてもハロウィン気分を味わうことが可能

 その強い妄想力は夫に留まらず同じ夫を持つ嫁との妄想も深く、彼女の妄想によって嫁たちは普段とは違った夫への交わりが体験できるので、それがきっかけで彼女のファンとなる嫁も多く、ファンクラブが存在する程

【補足事項】
 ファンと睦むため定期的に会合を開いている

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