読切小説
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愛して愛されて
「はい、これお弁当だよ。今日も頑張ってね」


「おっ、いつもありがとうねレオナさん」


当たり前のように、俺…大村カイは自分の家のキッチンにいる天使からお弁当を受け取る


「あはっ、お礼なんていらないよ。私にはこれくらいしかできないから」


「いやいや、一人暮らしの学生にとっては大助かりだよ。購買は混んでて大変だからなぁ」


何故家にこの天使…キューピッドのレオナさんがいるのか?それは数ヶ月前の出来事。


天界から人間界に降りてきたばかりのレオナさんが、慣れてない場所に来たせいか転んで足にすり傷を負ってしまったのを俺が偶然通りすがって応急処置をしてあげたのが始まりだった


その時の俺はまさか相手が天使だとは夢にも思わなかった、確かに羽根があったし人並み外れた美貌の持ち主だったが…あと桃色の髪と褐色なのは個人的にポイント高いっす


レオナさんは最初、恩返しにキューピッドの能力で好きな子や気になる子とくっつけるようにしてくれるって言ってくれてたんだけど俺は今のところ学校とかで気になっている女子などはいないからやめにした


まぁそんなことがあり、レオナさんは恩返しの為に俺に好きな人ができるまで身の回りの世話とかをしてくれているのだ


「ふーむ、このまま好きな人ができないとレオナさんは俺の身の回りの世話をし続けるわけだけど…」


それは助かるがレオナさんには大変だろう、レオナさんの気が変わればその心配はないわけだけど…


レオナさんって大人しいけど決めたことはきっちり守る固い意志を持ってるからなぁ


「どうしたのカイ?悩み事かな、私でよかったらなんでも聞くよ」


「あぁ、いや…このままだとレオナさんに負担かけちゃうなぁって思ってさ」


「カイは優しいね、でも大丈夫だよ?カイは人間界に来たばかりで、右も左も分からない怪我をした私を助けてくれたんだもん…こんなんじゃ全然恩返しにならないよ?」


もう十分恩返ししてるんだよなぁ…


事あるごとにこういうことを言うが、レオナさんの意思は変わることがない…


俺はいいけどさ、こんな美人な天使が俺の身の回りの世話とかをしてくれるなんて夢のようなわけだし…


「…まぁ、いいや。それじゃあそろそろ学校だから行くわ」


「あはっ、いってらっしゃい♪」





私はキューピッドのレオナ、愛の女神エロス様に仕える天使


弓で心を射抜いて恋人達の愛の姿を見るのが大好きで、人間界で恋人達を沢山作ってあげようかと思って降りてきたんだけど…


「いたた…転んじゃった」


いざ人間界へ降りたら、慣れてない土地なのでついうっかり転んでしまった


これくらいのすり傷だったらすぐに治るから放っておくんだけど、それをたまたま通りすがった一人の男の子が応急処置をしてくれたの


「大丈夫ですか?俺、いつも絆創膏持ち歩いてるんで…はい、これで大丈夫だと思いますよ」


「ありがとう…私はレオナ、君は?」


「俺ですか?大村カイっていいますけど…」


これが、私とカイの運命の出会いなんだ


私は助けてもらったお礼に、好きな人とくっつけてあげようとしたんだけど…


「天使?キューピッド?あははは、面白いなぁレオナさん!そんなものいるわけないっしょ!」


「ほ、本当なんだってばぁ…私はキューピッドで、人と人をくっつける力があるの」


こんな感じで、最初はまるで信じてくれなかったんだ…まぁ確かに信じられないかもしれなかったけど


でも、ちゃんと説明したら私を信じてくれた


「ほーん、で?天使でキューピッドなのは分かった、けど俺今好きな人とかいないしなぁ…」


「そ、そうなの?君ぐらいの年頃なら好きな人の一人や二人…あっ、別に相手は女の子じゃなくて男の子でも大丈夫だよ?」


「やめろ、その攻撃は俺に効く。やめろ」


「あぅ…」


助けてもらったのに、恩返しが何もできなくて…それで私はカイの好きな人が見つかるまでカイの身の回りの世話をすることにしたの


カイみたいないい人に恋人がいないなんて、そんなのおかしいし…何よりカイには幸せになってほしいんだ





学校が終わり俺は家に直帰する、学校に残っててもやることないし


「レオナさんも家にいるし、早く帰ろっと」


あんな美人な天使がお出迎えしてくれるのはきっと俺の家くらいだろう、俺は自然と家への足取りが早くなっていた


「ただいまー」


「カイ、おかえり。今日もお疲れ様、誰か好きな人できた?」


「いや…」


「そっか、できたら教えてね。」


レオナさんは帰ってきて早々に恋人について聞くがそもそも身近にレオナさんみたいな天使がいたら他の女なんてまず目に入らないし…


って、これじゃ俺がレオナさんのこと好きみたいじゃないか


いや、好きか嫌いかと言われたら好きだけど…多分恋人としてじゃなくて家族的なアレだし


「カイ、ボーッとしてるよ?」


「え?あ、あぁ…ちょっと疲れたかな?」


「そうなの?大丈夫かな…寝室まで運ぼうか?」


レオナさんは俺より頭一つくらい大きい、俺くらいなら持ち運べそうだが遠慮しておく


「流石にそこまでじゃないから」


「そう?じゃあ…えいっ♪」


レオナさんの広げた羽が俺を包みこむ…うわぁ、やばいなこれ…


「カイが元気になるように、元気を分けてあげる」


「れ、レオナさん…」


ぎゅっと背中に手を回されて、抱きつくような感じになる


「元気になぁれ♪元気になぁれ♪」


「ぅあ…レオナさん、あったかいなぁ…」


これは元気になりますわ


「あはっ、疲れてるなら夜ご飯まで時間あるから寝てていいからね」


「ん…あぁ、分かった…」


しまった、レオナさんの抱擁が気持ちよくて離れられないぞ


「あぅ…カイ、寝るならちゃんと部屋じゃないとダメだよ?」


「ん〜…いい匂いもするし、このまま寝ちゃおうかなぁ…」


「わわっ…か、カイ…は、恥ずかしいから匂いなんて嗅がないでよぉ…」


「あー…もうレオナさんもこのまま一緒に寝ようよ」


「そ、そんな…カイ、そういうのは恋人同士じゃなきゃ…」


えー…せっかくいい夢が見られそうなのになぁ


「えー、ダメ?」


「あぅ…」


見た目はクールビューティーなレオナさんだが、優しい性格でお願いされたら断れない


「…あ、あなたがそういうなら…」


「わぁい、ありがとう!流石愛の天使キューピッドだな!」


「えへへ…そ、そんなに褒めちゃ恥ずかしいよ…♪」


ちなみにこうやって褒めたらすぐにご機嫌になる、可愛いなぁレオナさん


「一緒に寝てあげるから、ちゃんと寝室まで行こうね」


「はーい」


「よしよし…ちゃんと言うこと聞けていい子だね」


「思ったんだけど、レオナさんって俺のこと結構子供扱いするよね」


「え?そうかなぁ…カイは立派な男の子だと思うよ?」


(男の子…か、多分意識してないんだろうなぁ…まぁ確かにレオナさんからしたら俺は子供なんだろうけどさ)


決して嫌なわけじゃないんだけど、それはそれでちょっと複雑な気持ちなわけで…


いやなんでそういう気持ちになるんだ、まるで俺がレオナさんのことを意識してるみたいじゃないか


レオナさんは俺のために恋人が見つかるまでいてくれるわけであって…そうか、恋人ができたらレオナさんはいなくなっちゃうんだよな


ずっと一緒にいれたらいいんだけどなぁ





「カイ…寝ちゃったかな」


きっとすごく疲れてるんだろうな、私の腕の中ですぐに寝付いてしまった


「…ふふ、可愛い寝顔…」


可愛いからなでなでしちゃおうかな…あ、でも起こしちゃうかも


「ん〜…zzz」


「普段はあんなにカッコいいのに…寝顔はこんなに可愛いなんて反則だよ…」


…カイが恋人を見つけたら、もうこの可愛い寝顔も見れないんだよね


私がここにいれるのはカイが恋人を見つけるまで…あれ、なんで今ちょっとイヤな気持ちになったんだろう


いや、確かにイヤな気持ちなんだけど、なんだか少しもやもやしてる感じの…よく分からないもの


…恋人同士が愛を育むことはキューピッドにとって最高の喜びのはずなのに


「あぅ…どうしたんだろ、よく分からないけど…なんだか複雑な気持ち」


腕の中ではカイが寝息を立てて寝ている、その姿がやけに愛しくて…


寝ているカイをちょっとだけ、強く抱きしめた


「カイ…」


私は感情を表情に出すのが苦手だ、そのせいで初対面の人には怖がられてしまう時がある


だから、人間界に降りてきた私が怪我をしていた時も人は私を避けていたのだと思う


でもカイはそんなこと気にせずに、私を助けてくれた


「どうして助けてくれたの?」って聞いたら


「誰かが誰かを助けるのに理由なんていらないと思うよ、レオナさんが怪我してたから無我夢中に駆け寄っただけだし」


なんてかっこいいこと言うし


「悲しんでる人が目の前にいるなら、その涙を拭ってやるのに理由なんていらないんじゃないの?」


「あ、あぅ…」


「皆、それをやればいい、それで優しい気持ちになればいいじゃん。レオナさんって愛の天使なんでしょ?…愛ってそういうもんじゃないのか?」


キューピッドの私に愛を説いてくるし


…なんだか私の中でどんどんカイが大きくなってる


カイとずっと一緒にいれたらいいのに…


なんでこんな気持ちになるんだろう、今までこんなことなかったのに


…もしかして私、カイのことが好き…なのかな


そう思った瞬間に、どくんって心臓が跳ねる


身体中がぽかぽかしてきて、心臓がどんどん早くなる


「あぅ…なに、これ…」


確かにカイのことは好き、だけど…でも私はキューピッドで…恋人達を沢山作るための存在で…


私が…カイのことを好きになっちゃダメなのに…


ダメだ…気持ちが抑えきれない…!


「ん…あ、れ?…レオナさん、どうかしたの?」


「あぅ…カイぃ…」


私の異変に気付いてか、カイが目を覚ます


「ごめん…ごめんね、カイ…!」


「え?」


私はカイに…矢を突き立てた





何か変な感じだったから起きてみたら、いきなりレオナさんに矢を突き立てられた件


「うわー!痛…くない、あれ?」


それに、なんだこれ…レオナさんのことが頭いっぱいに…


「ごめんね…カイ、私…もう気持ちを抑えきれないの…!」


突き刺さった矢を介して、レオナさんの気持ちが流れ込んでくる


大好き、愛している、離れたくない…そんな俺に向けての「愛」が伝わってきた


「私は、キューピッドで…カイが恋人を作ることを応援しなきゃいけないのに…でもそうしたらカイと一緒にいられなくて…!」


ごめんね、ごめんねって謝る気持ちまでこっちに伝わってくる…あぁもう、なんで謝ってるんだこの天使さんは


「あのさぁ…好きに生きればいいじゃん、愛している誰かがいるなら、愛せばいいじゃん。神様は何も禁止なんかしてないでしょ」


「あぅ…でも、私…キューピッドなのにカイが恋人を作るってなるとイヤな気持ちになるし…そんなのキューピッド失格だよ…」


「レオナさんが俺の事そんなに想ってくれてるってことでしょ?それはすごく嬉しい、死ぬ程嬉しい。」


あぁ認めるよ、俺もレオナさんが好きだ


今まではレオナさんという選択肢が無かったから、気持ちを無意識に抑えていたけど…


俺だってレオナさんから離れるのはいやだ


やっぱりそれは…レオナさんのことが好きってこと


「だからさ、お願いだからそんな自分を卑下しないで…俺の好きな女の事を、そんなに悪く言わないでくれよ…な?」


「え…そ、それって…」


「あぁ、俺もレオナさんが好きだよ。本当に好きな人の悪口言われるとさ…言われた本人より、その人を好きになった人の方がツラいって…知ってる?」


「ぁ、うぁ…か、カイ…!」


「これで相思相愛だよね、レオナさんは俺の自慢の彼女ってわけだ。だからさ、俺の誇りを悪く言うのは、やめてくれないかな…?」


あぁ、こんなクサいセリフ吐けたんだなぁ俺…言ってて恥ずかしいわ


「あぅ…カイ…嬉しい、嬉しいよっ…ありがとう…!」


「ん…それを言うのは俺の方だよ。本当、ありがとう、こんな、甲斐性無しで取り柄も無いガキに惚れてくれてさ…」


「あぅ…カイったら…めっ、だよ…?」


「え?」


「カイ、自分の言った事も忘れちゃったの…?」


「?」


何か忘れてるだろうか


「大好きな人の悪口は…聞いてる私の方がツラいんだよ…?」


「あ…」


そっか、そうだよなぁ…俺としたことが自分で言ったことなのにこうなるとは


「ね、カイ…?」


「ん?」


「カイは、なんで私の事好きなの…?」


「…なんで、って…そりゃあ、恥ずかしいなぁ…」


「き、聞く方も恥ずかしいよ…?」


んじゃ聞かないでくれよ…


「んー…そうだなー…レオナさんが美人なのは当然だし、スタイルもいいし、性格もいいし家事も万能だし…」


「ぁぅ…」


「さっそく撃沈されてんじゃん」


ぼしゅぅ、と真っ赤になるレオナさん


あまり見た目に表情が出ないレオナさんには珍しい光景だ


「だ、だってだって、いつもはそんな事言わないしぃ…!」


「恥ずかしいって言ってるじゃん、それに今まではそういうこと聞かれてないし…」


「ご、ごめんなさぃ…」


「いや…なんで謝る…ま、いいか、次レオナさんな」


「あぅ」


「さぁ」


「えぇっ…」


「さぁ!」


「ぅ…言わないとダメぇ…?」


「ダメです」


「あ、あなたが…そういうなら…」


レオナさんがか細い声で呟くように言う


「…全部…」


「…は?」


「全部好きだよぉ…!」


「え…あ、全部ね、はい、うん」


あまりにもストレートすぎてびっくりしちゃったよ


「あー…俺も全部って言っときゃよかったなぁ…あぁ、でも嫌いなトコが無いから全部好きって事になるか」


「あぅ…」


「これくらいで照れないでよ…かわいいけどさ」


ぎゅっとレオナさんを抱き寄せる


「あぅあぅ…」


「あっはっは、何こっぱずかしい事やってんだろうなー」


なんかもう笑えてきた、恥ずかしすぎて


「カイが恥ずかしいこというからぁ…!」


「でも、始めたのはレオナさんだよね?」


「あぅ…」


「…ちゅっ」


戸惑うレオナさんに不意打ちのキッス


「っ!?」


(かわいいなぁ…)


そして恥ずかしいなぁ


「か、カイ…私、すっごいドキドキしてるよ…」


レオナさんが俺の手をふにっとした豊満な胸に当てる


「ぅあ…柔らか…!」


「えへへ、カイもドキドキしてるね…」


「こんなんドキドキしないほうがおかしいから…」


「あぅ、カイ…ここ、大きくなってる…」


いつの間にか大きくなっていた俺の股間を、レオナさんが優しく撫でる


「っ…ちょっ、れ、レオナさん…?」


「…ねぇ、しよっか…?」


紅潮した顔のレオナさんにこんなこと言われたら逆らえるわけないじゃん…


「れ、レオナさんがそういうなら…」


「あはっ、私の真似だね…。うん、あなたがそういうなら…私、頑張るねっ♪」


レオナさんが俺のズボンに手をかけ引き下ろす、そのまま下着も脱がされ大きくそびえ勃つ男根が解放される


「わっ…凄い、こんなに大きくなるの…?」


「あ、あんまりじろじろ見られると恥ずかしいから…」


「あはっ、恥ずかしがってるカイもかわいいよ…ちゅっ♪」


「うぁっ…!?」


レオナさんが俺のモノに軽い口づけをする、それだけで震え上がるような快感が昇ってくる


「れろ…んっ、ちゅっ、ちぅ…ちゅくっ…じゅる…」


「くっ…う、ぐぉ…っ!」


「ぶるぶる震えてる…カイ、気持ちいい…かな?」


「あ、あぁ…気持ち良すぎで、やばい…」


「じゃあ、もっとしてあげるからね…じゅぷ、れろ…ぢゅうぅぅぅぅぅっ!」


レオナさんが大きく咥え込むと、俺のモノを物凄い吸い上げてくる


「じゅうぅぅぅぅ…!じゅるるるっ!ちぅぅぅぅぅぅぅっ…!」


「あっ、ああぁっ!やばっ、で、出るっ!」


「んぶぅっ!?んんんん〜っ!」


あまりの快感に、レオナさんの頭を掴み更に奥へ押し込み物凄い勢いで出してしまう


通常ではあり得ないような量の精液がレオナさんの口内で溢れる


「んんっ…ごくっ、ごくっ…ふぁぁ…」


「ご、ごめんレオナさん!だ、大丈夫!?」


「だ、大丈夫だよ…ほら、ちゃんと全部飲んだから…♪」


そういって口を見せつけるように開けるレオナさん、うねるような舌がいやらしくて…


(さっきまで、この中に俺のが…)


「わぁ…まだ大きいんだね、じゃあ今度は…」


レオナさんが俺の上に跨るように乗る


「私、初めてだから…うまくできるかわからないけど…」


「俺だって初めてだし…」


「じゃ、お姉さんの私が…リードしてあげないとだめだよね…ここに、挿れるよ…?」


上に跨ったレオナさんが指で恥部をくぱぁっと、こちらに見せつけるように開く


褐色の肌の中に桜色のコントラスト、綺麗で思わず見惚れてしまう


「…もう、濡れてるんだね…レオナさんって結構えっちなの?」


「か、カイがえっちだからだよぉ…わ、私はそんなことないもん…!」


「あーそうだよ、俺はえっちな男さ。だからこうしちゃうもんね!」


にぎゅっとレオナさんの胸を揉みしだく


「ふぁっ…か、カイぃ…いきなりこんなっ…!」


「おおぅ、更に愛液が溢れてきたよ?やっぱりえっちなんじゃん」


「ら、らめぇ…い、挿れるのに集中できないよぉ…」


レオナさんの恥部がせつなそうにひくひくしているので、一旦愛撫はやめる


「んっ…じゃ、挿れる…よ?」


「は、はい…」


「…くっ、ふぅ…っ、ぁ…!」


ゆっくりと、レオナさんの膣内に俺の肉棒が飲み込まれていく


そして少し挿入ったところで、何か壁のようなものにぶつかる


「くあぁ…っ、か、カイ…?こ、これが…処女膜だよっ…い、今から…破るからねっ…♪」


「む、無理しないで大丈夫だからねレオナさん…」


「大丈夫…今、私…すっごく幸せなんだ…♪」


レオナさんが一気に腰を下ろす、感じていた抵抗も貫き完全に俺たちは一体となる


「はあぁぁぁぁっ…!は、入ったぁ…♪」


「れ、レオナさん…」


「カイの…入ったよぉ…き、気持ちいい…ね♪」


上のレオナさんが優しく微笑む、恥部からは少量ながらも破瓜の血が出ているがレオナさんはその痛みより快楽の方が上らしい


「…あー、もう…なんでそんなに可愛い反応するんだレオナさんは…!」


レオナさんを抱き寄せ、お互いに背中に手を回し抱き合う


今レオナさんの顔見たら、恥ずかしくて死ぬ


俺の顔見せても、恥ずかしくて死ぬ


死ぬほど恥ずかしいのに、顔は勝手に緩んでしまう


こんなだらしない顔、みっともなくて見せられないって…


「か、カイ…動いていい…?」


「そ、それは男のセリフだよ…いいけど」


「うん…頑張る♪」


レオナさんがゆっくり腰を上げて下ろす


「あぁぁぁぁっ!」


何度も何度も腰を上げて下ろす、それがだんだんと早くなっていく


「あんっ♪ああっ、き、気持ちいいよっ…カイ♪もっと、もっとちょうだいっ…♪あぅ…ぁぁぁぁっ♪」


「くっ、れ、レオナさん…激しいって…!」


「あぅ…な、膣内でびくびくしてるよ…あぁん♪も、もうイキそうなのっ?わ、私も、もうイっちゃうっ♪きて、膣内にちょうだいっ♪」


「わ、わかった…このまま出すよっ…!」


下半身に快感が滾り、それがレオナさんの膣内で爆発する


レオナさんの膣内から溢れ出す勢いの精液が放出されていく


「あっ、あっああぁぁぁぁっ♪カイの、あったかいのがいっぱいにぃ♪子宮…いっぱい、幸せだよぉ…♪」


「はぁ…はぁ…!うわ…レオナさん、エロい…」


「え、えっちじゃないもん…あぅ、溢れてきちゃう…♪」


いや、めちゃくちゃエロいと思いますけど


「…レオナさん、そんなの見せられたら…」


「まだまだ元気みたいだね…うん、いっぱいしようね♪」





結局ヤりにヤりまくり、気がつけば日も沈み完全に夜になってしまっていた


「あはは…ちょっと、やりすぎちゃったみたい…」


「…うん、もう夜だねレオナさん…おぉ…腰が痛ぇ…っ!」


「あぅ…大丈夫?」


「だ、大丈夫じゃないかも…レオナさんは大丈夫?」


「私は別に大丈夫だけど…」


体の造りが違うのか単純にレオナさんが頑丈なのかは分からないが、レオナさんは特に問題なさそうだった


「と、とりあえずご飯作っちゃうから休んでてね」


「お、お願いします…」


そして、しばらくしてレオナさんが作ってくれたご飯を食べてから、また2人で布団に入る


「えへへ…カイ、あったかいね♪」


「レオナさんもあったかいよ…大きくて包み込まれてる感じ…」


「あはっ、カイ…赤ちゃんみたい…よしよし♪」


「…今、なんかもう、言葉にならないくらいレオナさんへの愛がやばい…」


「ほら…ぎゅー」


「ん…」


ただ抱き締めてるだけだけど、でも、それだけで十分だ


アレだけヤったわけだ、今日はもうへとへとだし…明日に差し支えなければいいんだけど





「カイ、朝だよ…起きて」


「ん〜…地球の危機が来て、伝説の勇者である俺の力が必要になったら起こしてくれ…」


「あぅ…この平和な人間界じゃそんなこと起きないよぉ…カイってば、起きないと遅刻しちゃうよ?」


どうやら朝のようだ、レオナさんが必死に起こしてくれる


「…じゃ、おはようのちゅーをしてくれたら起きる」


「えぇっ!?わ、わかった…あ、あなたがそういうなら…ちゅっ…」


行ってみるもんだ、本当におはようのちゅーをしてもらえた


「よっしゃあ!元気100倍だぜ!」


「はい、これお昼ご飯のお弁当だよ。もう朝ご飯出来てるから、食べよう」


「わーい」


レオナさんとテーブルにつく、今までは対面にレオナさんが座っていたのだが今日は隣に座っている


「…♪」


しかもかなり密着した状態だ、レオナさんはご機嫌なようで俺の方に身体を少し預けるようにしている


見つめ合うとちょっと上目遣いになるのが尋常じゃなくかわいい


「…どうしたの?何かついてるかな」


「…レオナさん可愛いなぁって思ってたところよ」


「えぇっ!?そ、そんなこと…ないよ…?」


「…いや、明らかに人並み外れた美人さんだから…何言ってんのさ」


「そ、そんな…私なんか、可愛くなんて…背も大きいし、無愛想ってよく言われるし…美人じゃないよ…」


「とりあえずこーゆー時は、にっこり笑って、ありがとう。って言えばいいんだよ?その成りで、美人だとかかわいいって言われてイヤがってちゃ、レオナさんがただのヤな女になるよ?」


ただでさえ美人なんだから。


「そ、そんなつもりは…!」


「…なら、素直に褒められなよ。レオナさんだって、俺に褒められるのが嫌ってワケじゃないでしょ?」


「…うん…嬉しいよ」


「…なら、素直に喜べ。な?」


「あぅ…あ、あなたがそういうなら…」


「ん。わかったならそれでいいよ♪」


レオナさんの肩を抱き、ぽむぽむと頭を撫でてやる。


「…〜っ」


「…ってやばい、そろそろ俺も出ないと…レオナさん、行ってくるよ」


「ぇ、ぁ…うん…」


「…ぁー…」


なんでここで寂しそうな表情しちゃうかね?レオナさんは


「…はいはい、こーゆー時はコレしかありませんな」


「?」


「ん」


ちゅ


「!」


行ってら の ちぅ。


「…行ってきます、レオナさん」


「…ぇ、あ、うん!行ってらっしゃい!」


ぱぁぁ、と一気に元気になったレオナさん


逆にこっちが恥ずかしいわ、朝から何やってんだよ


まぁ、ようやくレオナさんと結ばれたわけだから…これくらいはね?


恋人を見つけるっていう恩返しの件も解決したし、これからもっとレオナさんと親交を深めていこうかな


(愛してるよ、レオナさん…なんて心で言っても分からないよね)


帰ってきたら、直接言ってあげよう


「さー、今日も頑張るぞ!」
15/06/11 20:52更新 / ミドリマメ

■作者メッセージ
ドーモ、ミドリマメです
キューピッドさんのお話を書いてみましたがいかがだったでしょうか?個人的にキューピッドさんがどストライクだったので勢いで書いてしまいました


キューピッドさんのキャラクター性がよくわからなかったので、趣味丸出しになってしまいましたがこういうキューピッドさんも素敵だと思うんです。


キューピッドさんと、とことんいちゃいちゃさせたかったんですがどうでしょうか?皆様のお口に合えば幸いです!

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