読切小説
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Win-Win&Winの正しい関係
今日も自ら書いた原稿を片手に人魔の新聞社を問わず持ち込みに行ったが惨敗だった。人からは『普通過ぎてつまらん』と言われ魔物娘達からは『愛が足りない!』と言われ全く評価されなかった。最高の出来栄えだと思った物が一蹴された瞬間、俺の中の何かが崩れる感じがした。教団領内で書いていた頃はそこそこの人気があったが、中立や新魔の土地で書くと一蹴されて終わる。どうやら俺は天狗になっていたようだ。反魔の土地で売れたからと言ってこちらでも同じように通用するとは限らない。そしていつもと同じように一人寂しく肩を落としながら街の中央にある噴水広場のベンチに腰を下ろした。

「今日もダメだったかぁ・・・。愛が足りない・・・普通すぎる・・か。どうせ俺は独身だし愛も何もわかんねぇよ」

一人ぼやきながら街行く人を眺める。眺めていれば何か良いネタが見つかるかもしれない。ネタとは常に日常に有りだ。ぼんやりと道行く人を眺めていると隣に誰かが座ったようだが俺は気にせずに人の流れを見続けた。何も変わらない日常を眺めていると隣から軽く突付かれる。

「な、・・・なぁ、兄ちゃん。悪いんやけど何か紐みたいなもん持ってへんか?」

いつから居たのか刑部狸が俺の肘を突付いている。

「すまんけど兄ちゃん、なんか太めの紐持ってへんか?」

「太い紐?持ってないが今すぐ必要なのか?」

「下駄の鼻緒が切れてもうてなー…、なんとかして結ばんと帰れんわ〜」

足元を見れば下駄の鼻緒が根本から綺麗に千切れていた。

「下駄か・・、確か家にそれに良く似た新品の下駄があったと思うが・・。どうせ俺が使う事は無いだろうから使っていくか?」

「ほんまにええんか?後で金寄こせとか言わんやろな?」

「流石に刑部狸は疑り深いな。ま、いくら疑った所で金は要らん。ほら、乗れよ」

俺は刑部狸の前にしゃがみ早く背に乗れ、と合図する。背中にゆっくりとおぶさってくる刑部狸。俺はゆっくりと立ち上がり家へと案内する。

「なぁなぁ兄ちゃん、あんたの名はなんていうんや?」

「あ?フランド=ノールだ、売れない小説家やってる貧乏人だ」

「へー、兄ちゃん小説書いてるんか。うちは椿や、よろしゅうな」

噴水広場から10分ほど歩くと俺のぼろ屋が見えてきた。

「あれが兄ちゃんのウチかいな・・。ごっついボロやな」

「・・・ぼろ言うなよ。あれでも我が家なんだからな」

情けないもんだ。初めて家に招いた女性(魔物娘だが)にボロと言われ何も言い返せない自分が本当に情けない。ぼろのドアを開け自分のベットに刑部狸を下ろすと隣の部屋へと入り小さな箱を探し出す。箱には少しばかり埃が被っていたが拭けば綺麗になった。そして隣の自室に戻り刑部狸に差し出した。

「これを持っていけよ。あんたなら似合うだろうし」

「ほんまにええんか?返せ言うても返さへんで?」

椿が無造作に箱を開けようしたが手が止まる。

「兄ちゃん、これ・・どこで手に入れたんや?」

「どこって、・・小説のネタにしようと思って友人に送ってもらったんだが放置したまま忘れかけてた・・。あれはいつだったかなー・・?」

「この箱に付いてる紋はジパングでも一、二を競う老舗の家紋や・・、こっちで言うとサイクロプスの銘を刻んだ武器みたいなもんや」

「ふーん?」

「ふーん?ちゃうわ!アンタこれめっちゃ高いやつやで!」

よくわからないが高価な品らしい。だが俺には興味が無かった。女性の下駄なんて持っていても履けないしな。

「良くわからんが持っていけよ。と、いうか履いていけよ」

俺が箱の蓋を開けて中を覗くと寒椿の絵が塗られた綺麗な下駄が入っていた。

「これは寒椿か。お前の名前にぴったりだな」

「にいちゃん詳しいんやな」

「これでも小説書いてるからな。覚えておいて損は無いと思ってる」

そっと下駄を摘み椿の前に揃えて置く。それにゆっくりと足を通していく椿。

「ふわぁぁ〜・・・。最高の履き心地やわぁ〜・・・」

俺はジパング人じゃないから下駄の履き心地はさっぱりわからんが椿の顔を見るとよほど気持ちいいんだろう。

「これで帰れるな。そうだ、さっきまで履いてた下駄をこの箱に入れていけよ」

「兄ちゃんありがとうな、これで帰れるわ。せや、兄ちゃん、アンタの小説ちょっとだけ読ませてくれへんか?」

俺は今日持ちこんだ小説を椿に手渡す。

「ふんふん・・、ん〜、あー・・なんちゅうたらええんかな。これじゃ売れんわなー。堅苦しいちゅうか・・面白味が無いちゅうたらええんか・・」

厳しい一言だ。素人相手にここまで言われるとは思っても無かった。普通過ぎる、愛が足りないの次は堅苦しくて面白くないと来た。流石にここまでストレートに言われるとへこむ気力も湧いてこない。

「兄ちゃんの小説、真面目に考えすぎやわ。…そやな、下駄の礼にウチがちょい手助けしたるわ。ウチがなんとかしたるさかい一週間待ちやー」

カランコロンと音を立てながら椿は出ていった。静かになった所で俺は小説を書き始める。売れないのはわかっているがこれしか能が無い俺にはどうしようもない。しかし、一週間待てとは何だろうな。




一週間後の朝、ハーピー便で荷が送られてきた。差出人は椿だ。送られてきた荷は筒一つと手紙だけ。とりあえず筒は放っておいて手紙を読む。

『兄ちゃん久しぶりやな。約束通り兄ちゃんの手助けしたるわ。一緒に送った筒を領主に見せてみ、まずはそれからや』

手紙の内容通りに領主様の館に行く事にした。でもなるべくなら領主様に会いたくない。ここの領主様は厳格なヴァンパイアだから粗相をしようもんならどんな目に遭わされるかわかったもんじゃない。

「椿を信じてみるか」

領主様が住む屋敷まで来た俺だったが正直なところびびっていた。俺の家とは違い馬鹿でかい屋敷な上に庭園には真紅の薔薇が植えられている。薔薇の庭園の中心には御茶会が開けるように席まで設けてある。どこの貴族だよ、ちくしょう!と思ったがヴァンパイアは元から貴族だ。これぐらいの事は当たり前なんだろう。

「どうすっかなー・・・、本当にこんな筒一つで領主様に会えるんかなー・・」

屋敷の門の前でうろうろしてると不意に声を掛けられる。

「あのぉ〜、そんな所でうろうろされると通報しちゃいますよ〜・・?それとも何か御用でしょうか〜・・?」

門から少し離れた場所にある守衛兼見張り所から声が聞こえてくる。

「領主様に何か御用でしょうか〜・・・ふわぁぁ〜・・・」

めんどくさそうな声が聞こえてきた。やる気のない声だ。

「あ、そっか。守衛に見せればいいんだな」

俺は守衛待機所の前まで行き中を覗きこんだが誰も居なかった。

「あれ?なんで誰も居ないんだ?ここから聞こえてきたはずなんだが?」

「う〜え〜・・。上ですよ〜・・・」

守衛の窓口に頭を突っ込み上を見上げると天井に女性がぶら下がってるのが見えた。

「おおっ、すごいな!腹筋でも鍛えていたのか!」

「ち〜が〜い〜ま〜す〜・・。私はワーバットですよ〜・・ふわぁぁぁ〜・・。眠いので手短にお願いしますよ〜」

「領主様に会いたいんだがお願い出来ますか?」

「ふぁぁ〜〜ぃ・・。それじゃぁ〜そこのハンドベルを振ってからお入りくださ〜い・・。それでは・・おやすみ〜」

守衛のワーバットはぶら下がったまま寝てしまった。こんな守衛で大丈夫か。それはさておき、俺はハンドベルを鳴らし勝手に門を開け屋敷へと歩く。時折、どこからか見られてるような気がする。屋敷の扉まで来た時、背筋に何かが走ったような気がした。

「おお・・こぇぇな。今ゾクッとしたぞ。これは入るな、と言う警告か」

「馬鹿な事を言ってないでさっさと入って来い!」

扉の内側から怒鳴られた。丸聞こえだったようだ。俺はしぶしぶ扉を開け中に入ると一人の女性が仁王立ちしていた。

「全く、こんな朝早くに来るとは・・。私がヴァンパイアだと知っていての仕業か?それとも私が快適に眠れるように血を捧げに来たのか?」

「ヒィ!違います!これを渡すように頼まれただけなんです!」

俺は震える手で領主様に筒を渡した。領主様は筒の蓋を開け中に入っていた数枚の紙に目を通していく。時折、領主様の眉が何かに反応するようにピクピクと動いているが怒ってるわけじゃないよな。怒ってないと思いたい。

「ふむ、わかった。お前の名はなんという?」

「フランド=ノール・・です」

領主様が筒に入っていた紙に俺の名を書き込んでるようだ。

「これで良し。フランドよ、今日からお前の住居はこの紙に書かれている所だ。家財に関しては私の名を使いジャイアントアント達に頼んで運んでもらうといい」

領主様は俺の名を書き込んだ紙を魔術でもう一枚複製させると俺に手渡してきた。どうやら俺は強制引越しのようだ。いまいち理解出来なかったが、今の襤褸よりましになるならいいか、と軽く考えていた。後々に俺の人生を変える出来事になるとは思わなかったが。俺は領主様に礼を陳べて家に戻り近くのジャイアントアント便に荷物の移動を頼んだ。紙に書かれた住所を頼りにジャイアントアント達を誘導していく。そして新しい住居に着いた俺だったが新しい我が家に圧倒されてしまう。俺を他所に次々と荷物を運び込むアント達。

「こ、これが俺の家だと・・?前のぼろの10倍以上の広さじゃないか・・」

俺の目の前には小さな洋館が建っている。小さいと言っても20人ぐらいなら余裕で住める大きさだった。玄関前で俺が呆けているとハーピーが近づいて来た。

「フランドさんですね?御手紙を預かっていましたので受け取りサインの記入を御願いします」

ハーピーの手帳にサインを記入し手紙を受け取る。なんとなくな予感はしてたが差出人は椿だった。封を破ると中から一枚の紙が出てきた。

『これを読んでるっちゅう事は新居におるんやな。そこやったらアンタの書きたいもんが見つかるはずやから頑張りや〜』

短い文だったが刑部狸の事だから何か他にあるんだろう。透かしてみた。何も見えない。炙ってみた。端がちょっと焦げた。濡らしてみた。字が滲んだだけだった。何も変化は無い。

「んー?何も無いな?住めばわかるって事か」

運び終わったアント達に礼を言って新しい我が家に入ってみた。広い!清潔!贅沢な作り!前に住んでた人の余り物もある!きっと要らなくてそのまま置いていったんだろう。なんとも言えない幸福感が俺を包む。今日から此処が俺の家なんだ。食堂に入ってみると10人用のテーブルが置いてある。客間に入ってみる。ふわふわな三人掛けソファーが4つある。調理場を覗く。食器棚には大量の食器がそのままに。二階の部屋も覗いてみた。ダブルベットが設置されていた。

「なんだか初めから計算されたような感じだな・・。椿の事だから全て揃えて置かないと気が済まなかったんかな?」

なんにせよ、これで襤褸とはオサラバだ。あの下駄がこんな洋館に化けるとは思わなかった。俺にもちょっと運が向いてきたかな。一頻り部屋を見て回り満足した俺は居間のソファーで昼寝を始めた。

「おお〜・・。このソファーすっげー気持ちいいな・・」

ゆっくりと瞼を閉じ俺は眠った。





「・・・早く起きて・・。ねぇ、起きてってば・・」

誰だよ、俺が気持ち良く眠ってるのに邪魔するのは。そう思ったがしつこいぐらいに体を揺するので起きてやる。

「もぅ!なんで寝てるのよ!私達の結婚初日に先に寝るなんて何を考えてるのよ!」

俺の目の前で二十歳ぐらいの女性が怒鳴っている。腰まで伸びた金髪にちょっと気が強そうに感じる目付き。口元は怒っているのかヘの字になっている。

「はぁ・・?俺はアンタみたいな美人と出会った事も無いし結婚なんて知らんぞ」

「やだ、美人だなんて・・。当たり前じゃない・・//」

目の前の女性は体をくねらせてもじもじしている。

「って、そうじゃないわよ!・・まさか・・、『リゼッタ、俺にはお前が必要なんだ!俺と一緒に住んでくれ!』って囁いたのは嘘だったの!?もしかして私を騙したの!?それとも他に女性が居るの?居るのね!だから結婚なんて知らないって言うのね!」

次々と出てくる不穏な言葉。このままだと俺が悪者にされてしまう。

「済まないけど、本当に知らんのだ。リゼッタという名も初めて聞いたし、それに俺は誰とも付き合った事なんてないんだから」

「酷い・・・、結婚前日に処女を捧げたのに・・。どうしてそんな酷い事を言うの・・。私の処女だけが目当てだったの!?貴方ってそんな酷い人だったの・・!?私は・・私は・・貴方が居ないと・・もうダメなの。だから御願い!私を捨てないで!!」

矢継ぎ早にまくしたてると服を脱ぎだすリゼッタ。恥ずかしげも無く俺の目の前に裸体を晒す。

「御願い・・だから。私を捨てないで・・」

そういうと俺に飛び掛かり強引にキスを強請ってくる。初めは抵抗した俺だったがあまりの強引さに負けた俺はリゼッタのやりたいように任せる。

「んっ・・ちゅ、んんっ・・はぁ・・」

蕩けた表情でキスを続けるリゼッタだったが、リゼッタの両手が俺のズボンを掴み下に引き下げていく。下着一枚になった俺の下半身をリゼッタの手が緩やかに撫でていく。

「ちゅ・・んん。ぷはっ・・、ねぇ・・あの晩のように私を安心させてよ・・」

俺は下着を脱ぎ限界まで張った愚息をリゼッタの筋に宛がう。

「あぁ・・、早く・・早くちょうだい!あの時のように一気に貫いて!」

「リゼッタ・・、一気に貫いてやるよ・・・」

俺の愚息がリゼッタの膣に入る瞬間、強い痛みを受け意識が遠のいた。






「・・ハッ!・・寝てたのか。あいたたたた・・・、変な体勢で寝てたから寝違えたのか。しかし、すごい夢だったなぁ・・。そうだ!今の夢をネタにして書いてみるか!これなら多少は売れるかも知れないしな!」

俺は先ほど見た夢を原稿用紙に書き込んでいく。普段の速度とは段違いの速さで原稿用紙に文字が埋まっていった。

「これならいけそうだ・・。書ける、…書けるぞ!」

しかし急に手が止まってしまう。

「くそっ!あの続きが書けない・・。あの痛みで起きなければ夢の続きが見れたのに!」

あまりの悔しさに居間にあったテーブルに拳を打ちつけた。だが返ってくるのは拳に響く痛みだけ。

「くぅぅ〜〜〜っ!いってぇ!・・・しょうがない、続きは今度だ。今日は風呂に入ってさっさと寝ちまおう」

続きが書けない苛立ちを抱えたまま俺は風呂に入りさっさと自室のダブルベットに潜り込む。明日には苛立ちも消えてなんとか続きが書けるかもしれない。そう思いながら俺は眠る。





翌朝、目が覚めると俺の横には知らない少女が寝ていた。15,6歳だろうか、まだあどけない少女がすやすやと眠っている。いつのまに潜り込んできたんだろうか。わけがわからないまま俺は少女を起こす。

「おい、起きろよ。起きろっての・・ほら!」

なかなか起きないので掛け毛布を一気に剥がす。

「んぅ〜〜!・・・まだ眠いょ〜・・・」

…少女は裸だった。小ぶりだが美しく育った胸。無駄な肉が無く若さを主張するような張りのある肌。少女の秘所に至っては綺麗なピンク色をしている。

「おおぃっ!なんで裸なんだよ!!」

俺が大声で叫ぶと少女は眠い目を擦りながら返事してくる。

「も〜・・。フランドお兄ちゃんうるさい〜・・。あ、もうお兄ちゃんじゃないんだよね。おはよ、ア・ナ・タ♪」

「誰が『ア・ナ・タ♪』だ!誰だか知らんが早く家に帰りなさい!両親が心配するぞ!」

「ふぇ・・ふえぇぇぇぇぇぇーーん!フランドお兄ちゃん酷いよーー!」

「おわっ!急に泣きだすなよ!」

「酷いよぉ〜〜〜!エスト・・・頑張って成長したのに酷いよ〜〜・・・」

どうやらこの少女の名はエストと言うみたいだ。

「お兄ちゃんが・・子供の頃に『大きくなったら結婚しような』って言ってくれた約束・・それが叶って嬉しかったのに・・」

これは一体どういう事だ。俺はこんな少女と幼少の頃に約束なんてしていたのか?それにどう見ても俺とは10歳近くは離れている。もし本当に約束していたなら俺は当時15,6歳あたりだろう。目の前に居る少女ぐらいの時に約束していた事になる。そうすると・・、この子は当時5,6歳。ありえない約束だな。

「どこの子か知らないけど早く親のとこに戻りなさい。今日の事は黙っておいてあげるからね」

「ふぇ・・、ふぇぇぇぇぇ・・。お兄ちゃん、エストの事・・嫌いになったんだ・・。エストがまだ子供だからって・・嫌になっちゃったんだ・・。ふぇぇぇっぇっぇぇぇぇぇぇぇーーーーん!!」

「だぁぁぁぁぁぁーーーー!うっせぇぇぇぇーーーー!泣きやんでくれえーーー!」

「ふぇぇぇぇぇぇぇーーん!お兄ちゃんのバカーーーーーーっ!」

一向に泣きやまないエストをなんとかして宥めようと抱き締めてやる。

「頼むから泣かないでくれ、な?」

俺の胸に抱き寄せられたエストは大人しく黙ってくれた。これで安心してくれたのかエストは俺を軽く抱き返してきた。

「ねぇ、お兄ちゃん・・、エストもう子供じゃないんだよ・・?もう子供だって産めるんだから・・。それに、お兄ちゃんのここ・・、これって朝起ちって言うんだよね。エストが子供じゃないって見せてあげる・・・」

エストが俺の下着の中に手を入れてくる。柔らかい少女の手が俺の亀頭を撫で、時には陰茎に手を滑らせていく。まだ拙い手付きで俺の愚息の興奮を高めていくエスト。そして俺はエストの手淫に興奮し僅かずつだが精液が上がってくるのを感じた。

「お兄ちゃん、もう出るんだよね・・。エストが受け止めてあげるね」

エストは手淫を止め、俺の愚息を根元まで一気に咥え込んだ。いきなり愚息を咥え込まれた快感に耐えられず一気にエストの口内に放出してしまう。

「んぐっ・・・!んんんっ・・・ふぅ〜・・んっんっ・・・」

俺の精液を口から一滴も溢れさせず飲み込んでいくエスト。俺は呆けたままエストを眺める。勢いを無くし何も出なくなった俺の陰茎を口の中で一舐めするとエストが離れた。

「フランドお兄ちゃん・・・気持ち良かった・・?」

「ああ、最高に良かったぞ・・」

「ね、・・お兄ちゃん。このまま・・・赤ちゃん作っちゃおうよ・・いいでしょ?」

「エスト・・・、エストーーーー!!」







いきなり体が硬直し一瞬の驚きで俺は目を覚ました。

「・・・、夢・・だったのか?すごく生々しい夢だったが・・」

昨日に続き、今朝も妙な夢を見てしまうとは思わなかった。俺はそうとう溜まっているんだろうか。俺みたいな貧乏作家は娼館なんて行けないし溜まって当然だが妄想じみた夢を見るまで溜まっているなんて思ってなかった。

「俺も相当溜まってたんかなぁ。あんな夢を見るようじゃダメだな・・・。・・・・・・!!」

俺はある事に気付き急いで下着の中を確認する。

「・・・、夢精はしてないみたいだな」

良かった、と安堵し俺は服を着替えてなけなしの金で買い物に出掛ける。新しい我が家の厨房は結構な量を保管出来るみたいだから今の内に買い貯めしておこう。昼までにある程度の食材を買い込み厨房の保管庫に仕舞う。これで暫くの間は大丈夫だろう。そして昨日の続きを書くべく、原稿用紙を用意した。今日は気分転換の為に客間で書く事にする。

「・・・今朝の夢を書いてみるのもいいか・・」

昨日のように夢の出来事を書いてみたが、やはり夢の終わりの口内射精で手が止まってしまった。

「何故ここで止まるんだ!何故続きが書けないんだ!」

悔しさと苛立ちが混じり俺は大声で叫ぶ。続きが書けない小説家なんて素人以下だ。俺は必死に続きを妄想しようと考えたが全く頭に浮かんでこない。

「これが俺の限界だというのか!これからどうすればいいんだよ!」

髪をぐしゃぐしゃと掻き乱し椅子に深く腰掛ける。なんとかして心を落ち着けようと俺は瞑想した。だが、瞑想するはずだった俺に次第に眠気が襲い意識が少しずつ落ちていく。




「旦那様・・。旦那様!こんな所で寝ますと体調を崩しますよ?」

そう俺に声を掛けてくる女性。まただ、知らない女性が俺の目の前に居る。どうして知らない女性ばかりに出逢うんだ。まさか俺は白昼夢を見てるのか。それとも現実と妄想もわからなくなっているのか。

「旦那様、もうすぐ御食事の用意を致しますので少々お待ちくださいませ」

女性は厨房へと行ってしまった。俺はこれが白昼夢なのか現実なのか確かめる為に厨房へと入る。

「あら?旦那様、御食事まではもう少し時間が掛かりますので食堂でお待ちくださいな」

「・・・・なぁ、アンタ一体誰なんだ?」

「嫌ですわ、旦那様・・。もう3年にもなるのに悪い冗談はやめてください」

目の前の女性が3年と言った。これはもしかして結婚してから3年経ったという事なんだろうか。じっと女性を観察してみるとエプロンに何か文字が刺繍してある。フィオナ、だろうか。試しに呼んでみる。

「フィオナ・・・」

「はい、何ですか?」

どうやら合っていたようだ。巧く名前が合っていたおかげで俺は安堵の溜息を付く。

「どうかしましたか、旦那様?」

「いや、なんでもない・・」

これは夢なのか現実なのか。それとも俺は本当に結婚していたのか。そんな俺の考えを気にせずフィオナは料理に取り掛かる。俺はフィオナを見つめ続け本当に結婚していたのか思い出してみる。3年前を振りかえってみると確かに結婚した記憶がある。だが何故か納得出来ない。どうしてだろうか。結婚してるはずなのに他人のように感じてしまっている。わからない事だらけだった。

「旦那様?そんなに見つめられると恥ずかしいのですが・・//」

俺に見つめられていた事に気付いたフィオナは軽く腰を振りながら嬉しそうに料理を作る。そんなフィオナを見ていると嗜虐心が湧きあがってくる。俺はフィオナの後ろに立ち右手で乳房を左手は直接下着の中に入れ秘所を弄り始める。

「ぁん!ダメですよ・・旦那様・・。今は・・んっ・・お料理の最中・・なんですから・・」

「別にいいじゃないか。それとも・・、ここでするのは嫌か?」

「ぁっ・・・、旦那様は・・ずるいです・・。断われ・・ないのを知ってる・・んんっ・・くせに・・」

俺はフィオナの乳首を軽く摘み揉み解し、左手ではクリトリスを摘みあげる。

「フィオナは乳首とクリトリスで同時にイクのが好きなんだよな」

「はぃぃ・・だから、・・・もっと摘んでくださいぃぃぃっ!」

乳首とクリトリスを強く摘み指の腹でぐりぐりと捏ねる。強く捏ねれば捏ねるほど左手は愛液でべちゃべちゃになっていく。

「フィオナは本当に・・淫乱だな。乳首とクリトリスを摘むだけでこんなに濡れるなんてな」

「言わないでくださぃ・・、今日の旦那様・・意地悪です・・」

俺は一旦左手の動きを止め下着から抜き出し、手にべっとりとついた愛液をフィオナに見せつけた。

「これは何だ?意地悪と言っておきながらも体は正直だよな」

「そんな・・こと・・、ありません・・」

フィオナが否定した瞬間に右手で乳首を捻った。

「あんんっ・・、そんなに強くしないでください!」

「それじゃぁ、・・こういう時はなんていうんだ?」

「私は・・クリトリスと・・・乳首をつねられて・・・」

「つねられて・・何だ?」

「クリトリスと乳首を乱暴につねられてイっちゃう変態妻です・・・」

「よしよし・・。良く言えたフィオナには御褒美だ」

俺はフィオナのスカートと下着を一気に下ろし猛り狂った愚息をフィオナの股の間に挟みこませる。所謂、素股だ。

「フィオナ、腰を突き出してクリトリスに当たるようにしろよ」

「ふぁぃ・・旦那様、私のクリトリスを旦那様のオチンポで擦ってください・・」

フィオナは俺の愚息がクリトリスに当たって擦れるように少しばかり腰を落とすと尻を突き出してきた。

「あんっ・・、旦那様のオチンポがクリトリスに当たって・・気持ちいいです・・」

「まだ動いてないのに気持ちいいのか?本当に変態だな、フィオナは・・」

俺はゆっくりと腰を動かし亀頭がクリトリスを擦るように抜き差ししていく。俺の亀頭がフィオナのクリトリスに触れるたびに秘所からは愛液が零れていく。

「あっ、あっ・・旦那様・・の・・オチンポが・・、クリトリスに当たるだけで・・イっちゃいそうです・・」

「そうか、それなら速く動くとどうなるかな」

俺は手加減無しに連続で力強く腰を打ちつける。俺の下腹とフィオナの尻がベチベチと激しく音を立ててぶつかり合う。

「んひぃぃーー!激しすぎますぅーーー!クリトリスが痛くて気持ちいいですうううううう!」

「はぁはぁ・・・この変態め!お前のような変態妻には・・ぶっかけるだけで・・・充分だ・・・くっ・・!!」

俺は射精する直前に股から引き抜きフィオナの尻に大量の精液をぶっかけた。

「ふあぁぁぁ・・・、私の・・いやらしいお尻に熱い精液が・・」

「はぁはぁはぁ・・・、満足・・したか・・。変態フィオナ・・」

フィオナは蕩けた顔で振り向き尻に掛けられた精液を手で掬うと嬉しそうに舐めていく。








「んがっ・・!!んんっ・・」

目を覚ますと先ほどまで居た厨房ではなく寝ていた場所と同じ客間だった。そしてなんとなくだが先ほど見た夢を原稿用紙に書いていくと、やはりフィオナの尻にぶっかけた所で手が止まった。

「・・・これはもしかして、またあの場所で眠れば続きが見れるのだろうか?」

だがここで俺は気付いてしまった。もしかしてこの洋館は呪われているんじゃないだろうか、と。ここまで連続して淫夢を見るなんて普通じゃありえないはず。綺麗に残ったソファー、ダブルベット、大量の食器、大人数用のテーブル、それら全てが揃ってるなんて今思えばおかしい事だらけだ。いくら椿でも下駄の御礼にそこまではしないだろうと思う。冷静に考えれば、下駄の御礼が洋館ってのも怪しく感じる。もしかしてこれは・・騙されたのか。だが騙されているとしても、これほどの洋館を簡単に手放したくない。それに、淫夢を見たおかげで俺の創作意欲が上がってきているのも事実だ。もしかすると俺は洋館に魅入られてしまったのだろうか。そんな事を考えていると、甘い欲望が俺を包む。

「少しだけ・・少しだけ居間で寝てみるか・・」

俺はふらふらと誘われるように居間に入り、あの淫夢を見たソファーに腰を下ろす。腰を下ろした途端にいきなり襲ってくる眠気。俺は襲ってくる眠気に抵抗せず意識を落としていく。





誰かが俺の体を揺する。もし予想通りならリゼッタだろう。瞼をそっと開いてぼんやりした視界で目の前の女性を確認する。

「あぁ、リゼッタか。どうしたんだ?」

やはり予想通りにリゼッタが居た。あの時と同じように口をへの字に曲げ怒っている。

「どうしていつも此処で寝てるのかしらね。そんなに私と一緒に寝るのが嫌なの?」

「いや・・、ここで寝ればリゼッタが来てくれるような気がしてさ・・」

「もぅ、・・そんな事言っても許しませんからね」

俺は少しばかりツンとした態度で拗ねているリゼッタをソファーに引っ張りこんで抱き寄せる。

「ひゃっ!もう・・、いきなり何をするのよ」

「リゼッタ、今すぐお前が欲しい・・」

「えっ・・、やだもぅ・・。いきなり何を言い出すかと思えば・・。私はいつでもいいんだから・・」

昨日と同じように俺の前で全裸になるリゼッタ。そして俺もリゼッタの前で一気に服を脱ぐ。御互いに裸になると俺はリゼッタを後ろから抱き締めソファーに倒れ込んだ。

「リゼッタ、・・いきなり挿入してもいいよな・・」

「だ、・・大丈夫よ・・・。私ならいつでも平気だから・・」

その言葉を聞いた俺は猛り狂っている愚息をリゼッタの筋に当てた瞬間、一気に貫いた。

「んぁぁっぁあああ!子宮まで一気に来たぁぁぁぁ・・」

やはりこれは夢だ。いきなり挿入されて平気な女なんて普通は居ないだろう。夢なら何をしてもいいよな。

「リゼッタ!!いきなり出してもいいよな!」

「えっ!そんな!早過ぎるわよ!」

俺が射精する瞬間を想像するとそれに反応するように愚息から一気に精液が溢れだす。

「ふぁぁぁぁぁああぁぁ・・・!いきなり出すなんてーーーっ!」

「うっ・・・ふぅぅ〜・・。これからいくらでも出してやるからな」

精液で滑った膣を俺の愚息が何度も往復する。前戯もせず愛液も出ていない状態で膣に出したというのにリゼッタは痛がるどころか嬉々として受け入れていた。

「あなたぁ〜・・・もっと激しくじゅぽじゅぽしてぇ〜・・」

完全に堕ちた顔でもっと激しく責めて欲しいと懇願するリゼッタ。俺はそれに応えるように何度も精液を子宮に放ち、リゼッタの下腹が精液で限界まで膨らんだ頃、俺は満足し愚息を抜いた。リゼッタの膣から精液が逆流しソファーに零れていく。下腹が膨らむほど子宮に精液を出され続けたせいか、リゼッタの秘所は開きっぱなしのまま精液を垂らしていた。

「リゼッタ・・、良かったよ。次にする時は・・・」

俺の意識が急速に消えていく。




気だるい気分で目が覚めた。だが、今見た夢のおかげで昨日の続きが書けそうだ。俺はすぐさま、原稿に取り掛かった。やはり書ける、夢の出来事がはっきりと書ける。曖昧な妄想や想像じゃなく経験したかのようにはっきり書ける。

「こ・・これは・・。これならいけるかも!」

俺は原稿を持って魔物娘達が経営している新聞社に持ちこむ。持ちこんでから僅か10分。僅か10分で採用され、これから月一で連載して欲しいと契約も取れた。持ちこんだ原稿はかなりの額で買われ俺は御機嫌で帰宅した。

「はぁ〜・・。10分で契約されるって・・最短記録だなー。それに契約金も・・うへへ・・」

俺にもやっと春が到来したか。これで貧乏生活とも御別れだ。俺は風呂に入りにやけた顔で体を洗い、次はどんな内容を書こうかと思案する。しかし、思案中に俺は違和感を感じた。

「・・・?俺、今日一日なーんも飯食ってないのに腹減ってないな・・」

今朝起きてから一度も食事を摂っていないのに空腹感が全くこない。

「・・・・寝てばかりだったから腹が減ってないんかな?」

俺はそう結論付けると手早く風呂を上がり自室に戻る。次はエストが出ますように、と願いながらベッドに潜り込んだ。




「おにい・・・、朝だょ・・・。おきて・・」

エストが俺を起こそうと必死に体を揺さぶってくるが、俺は寝た振りをして知らん顔をする。

「お兄ちゃん、起きてるんでしょ!早く起きてってばー!」

俺はしつこく揺さぶってくるエストの腕を掴み、ベッドの中に引きずり込んだ。

「昨日は『ア・ナ・タ♪』とか言ってなかったか〜?ん〜?」

俺はわざと意地悪な質問をする。

エストは顔を赤らめながら俯いたままだ。このまま苛めたい気分だが昨日のように泣かれると困るのでベッドの中で優しく抱き締めてやった。

「エスト、・・・昨日の続きをしないか?」

「えっ?・・・いいの?」

ベッドの中でゆっくりとエストの服を脱がしていくと、若く瑞々しい肌が露になり俺の愚息がエストの腹に当たる。

「お兄ちゃん・・、裸で寝てたんだね」

「当たり前だろ。お前が起こしに来るのを待っていたんだからな」

「ねぇ、お兄ちゃん、・・触ってもいい?」

「昨日のように頼む」

エストは昨日と同じように亀頭から撫でていき、陰茎に指を這わせていく。昨日と同じ拙い手付きで必死に俺の愚息を満足させようとあの手この手で俺を興奮させようとする。

「エスト、裏筋のほうをしごいてくれ。・・うっ・・そうそう・・。亀頭がお留守になってるぞ・・」

「ぅ、うん・・。頑張るね」

まだ慣れない素人手つきで俺の愚息に触れていくエストだったが、突然手が止まった。

「どうした?なんでやめるんだ?」

「うぅっ・・エストが下手だから・・下手だからお兄ちゃん興奮しないんだよね・・」

俺は今にも泣き出しそうなエストの尻を摘んだ。

「やぁん!なんでエストのお尻を掴むの〜」

「エスト、俺の顔に跨れ」

エストは渋々と俺の顔を跨ぐ。俺はエストの腰を掴むと顔を股に埋めエストの秘所を舐め始めた。

「いぁあっぁぁん・・お兄ちゃんが舐めてる〜!」

「んっんん、、ぴちゃ・・じゅる・・エストのマンコ・・甘くて美味いぞ」

「やだぁぁ〜・・・エストのオマンコの味を説明しないでよ〜〜」

「何言ってるんだ?これから・・んぐっ・・ちゅぅ〜・・毎日・・説明してやる・・れろっ・・ぷちゅ・・から・・な」

エストはこれ以上説明されたくないのか必死に腰を振って逃れようとするが、俺の両手がエストの尻を掴んでいるので逃げようにも動けない。

「んぁっ・・そこだめっ!やだやだぁっ・・そんなとこに舌入れないで〜・・。んんんっ!ダメ!ダメェ!いっちゃうーー!」

どうやらエストは軽くイってしまったようだ。だが、俺は全く満足していない。俺はぐったりしているエストを前に倒し四つん這いのような格好にさせた。

「さて、・・今からたっぷり可愛がってやるからな」

「ふぁぁぁ・・、ぅん、・・お兄ちゃんきてぇ〜・・」

エストの桃のような可愛らしい尻を掴み後ろから少しずつ愚息を挿入していく。エストは亀頭が入った時点で軽くイき、全部収まった時も軽く絶頂していた。

「動くぞ、エスト・・」

「ぅん、お兄ちゃんのオチンチンでエストのオマンコ・・ぐちゃぐちゃにしてください」

俺はエストに負担を掛けないようにゆっくり優しく腰を前後させていく。俺の動きに合わせてエストの口からは少女とは思えない喘ぎ声が漏れていく。

「んぅ・・はぁぁ・・ぁん!んふぅ、・・んっんっ・・いいのぉ〜・・奥ぅ〜・・奥が気持ちいいの〜・・」

「んっ・・この・・、あたりか・・?」

「んんっ!そこぉ!そこがいいの〜・・、もっと突いて〜・・。お兄ちゃんのオチンチンで突いて〜・・」

エストのおねだりに応えるように一番気持ちいい場所を何度も愚息で突く。エストが気持ちイイと言った所を何度も突くと秘所から大量の愛液が染み出してきた。

「エストは淫乱だなぁ・・。気持ちイイ所を何度も突かれておもらしするなんてな」

「いやぁ〜〜ん・・、おもらしじゃないもん〜・・」

「それじゃ、これは何かな〜?」

俺はエストの秘所から漏れた愛液を手で掬いエストの前で見せ付ける。俺の手にはかなり粘ついた愛液がテカテカと光りながら付着していた。

「これでも・・おもらしじゃないと言えるのかなぁ〜?」

「やだやだやだぁぁぁーーー!お兄ちゃんのいじわる〜〜!そんなの見せないでよーー!」

自分の愛液を見せつけられ羞恥心からかいきなり膣が締まり出す。

「うぉっ!急に締め付けるな!・・・ぐっ・・出る!」

まだ少女とも言える幼い膣に溢れるほどの精液を俺は出してしまった。

「はぁはぁはぁ・・はぁぁ〜・・・。いきなり締め付けるから出してしまったじゃないか・・」

「ふぅーーっ・・・ふぅーーっ・・んん・・。お兄ちゃん・・、赤ちゃん出来ちゃうよぉ・・・・」

「エストの赤ちゃんなら・・さぞかし可愛い子が産まれるだろうな・・」

俺はエストの髪を優しく撫で、覆い被さるようにして抱きしめる。

「疲れただろ?おやすみ・・」

「ぅん、・・ちょっとだけ、寝ちゃうね・・・」





「ふぁぁぁぁあああ〜〜〜〜〜、良く寝たなぁ・・」

朝起きて開口一番に出てきたのは大あくびだった。やはり夢だったらしくベッドには俺一人しか居ない。俺の他に誰かが居た形跡も無い。

「この洋館が呪われていようが・・俺の小説のネタになってくれるならいいか」

俺は厨房に行き保管庫からパンとミルクを取り出しのんびり食べる。昨日あれほど平気だった空腹感が今頃になって襲ってきた。どうやら昨日は寝すぎたせいでわからなかったんだな。そして今日も昨日と同じく夢の出来事を原稿に書こう。もちろん、原稿を書く場所は客間だ。客間に行けばフィオナに出会えるはずだからな。俺は確信していた。居間ではリゼッタ、自室ではエスト、客間で寝ればフィオナに会えるだろう、と。例え夢の中にしか現れなくても俺は充分に満足していた。彼女達のおかげで原稿は進み生活が潤っていくのだから。

「さぁ、書くか!」

俺はエストとの情事を原稿に書き込んでいく。今までの俺とは違う速さで文字がどんどん埋まっていく。昨日より速い。確実に速く誤字も無く正確に手が動く。此処に来るまでは原稿用紙一枚埋めるのに一日以上も掛かった日もあった。酷い時は一週間以上も真っ白のままの時もあった。だが今は違う。天才にでも生まれ変わったかのように筆が進んでいく。今更だが、椿はこれがわかってて俺に洋館をくれたのだろうか。それならそれで感謝したい。もう一度会える事があったら、俺の渾身の作品を読んでもらおう。心の中で椿に感謝しつつも筆は進んでいく。

「………。よっしゃあああ!完成!」

俺は原稿を紙袋に仕舞い客間のソファーに身を投げた。

「さぁ、・・フィオナに会おう・・」




「旦那様、起きてくださいな」

「んんんっ・・、おはようフィオナ」

フィオナは俺の横に座ると珈琲を差し出してくる。

「【私達の】原稿を書くのも宜しいのですが・・体を大事にしてくださいね?」

「ああ、わかっているよ」

俺が珈琲を一口啜るとフィオナが嬉しそうにこちらを眺めてくる。

「どうしたんだ?俺の顔に何か付いているのか?」

「いえ、・・・私が淹れた珈琲を旦那様が美味しそうに飲んでくれていると・・、それだけで嬉しいのです」

薄く頬を染めながら嬉しそうに語るフィオナ。俺はその言葉を聞いただけで心の中に充足感が広がっていくのがわかった。フィオナみたいなのを良妻賢母と言うんだな。俺は珈琲を飲み終えた後、急に甘い物が欲しくなってきた。

「フィオナ、少しばかり甘い物が欲しいんだが」

「甘いものですか・・?」

「ああ、出来れば極上の物が今すぐ欲しい」

フィオナは必死に回りを見渡すが客間には甘い物など置いていない。

「んー、それでは厨房を見てきますね」

俺は立ち上がろうとしたフィオナの腕を掴み、御互いが密着するほどに引き寄せ抱き締めた。

「あの、旦那様?甘い物が欲しいのですよね?」

「あぁ、だから今すぐ貰うぞ」

俺はいきなりフィオナの唇を奪い、舌をフィオナの口内に入れ蹂躙していく。

「んんふぅ・・・んむぅ・・。んっんん・・んむぅぅぅ〜・・・・」

フィオナも気付いてくれたのか、俺の舌に自分の舌を絡ませてくる。

「んぐ、・・ふぅふぅ・・・んちゅ、じゅる・・ん、ぷはぁ・・」

御互いにどちらから動いたのかわからないタイミングで離れると唇と唇の間に透明に輝くアーチが作られる。透明に輝くアーチは淫靡さを醸し出し、そのアーチがぷつりと切れるとフィオナは目を細め、そして妖艶な笑顔を見せる。その目はこれからの事を期待している目だった。

「旦那様、私からは期待通りの甘さは出ないかもしれませんよ?」

「今のでも充分甘かったぞ。それに、・・・まだまだ甘い所はあるだろう?」

俺はそう言い放ちスカート越しにフィオナの尻を揉んだ。フィオナのスカートはこれからされるであろう事を待っていたかのように薄く濡れていた。

「フィオナの尻は本当に堪え性が無い変態尻だな。触る前から濡れているなんてどれだけ節操が無いんだ・・」

「申し訳ありません、旦那様・・、久しぶりに抱いてもらえると思うと・・それだけで我慢が出来なく・・」

「我慢が足りないフィオナには御仕置きが必要だな。ほら、ソファーに寝転がれ」

俺はフィオナをソファーに寝転がすとスカートを脱がし下着を一気に破り捨てる。今のフィオナはまんぐり返しの状態だ。

「ほら、きちんと自分の両足を掴んでおけ。何があっても手を離すなよ?」

俺がフィオナの秘所に顔を近づけるとフィオナは何かを期待するような目で俺を見つめる。これから行われる御仕置きを期待してかフィオナの秘所は何もしていないのに既に濡れそぼっていた。

「一度でも手を離したら御褒美は無しだ、いいな」

「はぃぃ・・、誠心誠意頑張ります・・」

俺はフィオナの秘所に舌を這わせ僅かに溢れていた愛液を舐め取った。そして次に直接膣の中に舌を這わせ愛液を啜っていく。必死に我慢してるのか声を押し殺し体を震わせながらもフィオナは耐えている。必死に耐えているフィオナを見ているといたずら心が湧き出す。俺は秘所を舐めながら右手をそっと尻に近づけると一指し指をアナルに一気に突き入れた。

「んひぃぃぃぃぃぃーー!そこは違いますーーー!」

「何を・・ぴちゃ・・言ってるんだ・・?んんっ、じゅるる・・誰も・・ぢゅ・・マンコだけとは・・・ちゅぅ〜・・言ってないだろう?」

「そ、そんなぁ〜・・・。酷いですぅ・・旦那様〜・・」

恨めがましい目で俺を見てくるが、そんな事はお構いなしにフィオナのアナルに指を出し入れする。

「んあっ・・、だめ・・です。そんな所に指を・・入れないで」

「止めてもいいが、今止めたら御褒美は無しだ」

「ふんんんっ・・いやっ・・。御願いですから・・止めないでください・・」

フィオナの了承を得た俺は更に激しく指を出し入れする。アナルを掻き回されてる恥ずかしさからかフィオナの顔は真っ赤だ。だが、俺は容赦無くアナルを弄り回す。

「ふぁっ!ああん・・、もう・・もぅ・・だめで・・・す・・」

「何がだめなんだ?」

「お尻で・・お尻でイッちゃいます〜〜〜!!」

フィオナが叫ぶと同時にアナルが急に強く締まった。俺の指に痛いほどの圧力が掛かる。

「はぁ・・はぁ・・。旦那・・さま。お尻だなんて・・酷いですぅ・・」

「ふふ・・、良く頑張ったな。頑張った御褒美だ、受け取れよ」

俺はアナルから指を抜き、代わりに愚息を宛がう。

「・・・ぇ・・。まさか・・旦那様・・・。そこは!そこは違います!御願いですから・・・・ひゃあああああん!!」

フィオナが全てを言う前に愚息をアナルに突き入れた。根元まで咥え込んだアナルがひくひくと痙攣している。

「いやぁ・・いやぁぁ〜・・、酷いです〜・・」

「嘆いている暇は無いぞ。ああ、それと・・もちろん両足は掴んだままにしておけよ?」

自分で両足を掴んでいるせいかフィオナの腰は自然と宙に浮きアナルに入れやすい体勢になっている。俺が腰を突き出すたびにぷるぷると尻が揺れる。アナルを犯されているフィオナは両手両足を動かせず成す術も無くただ突かれるだけ。それでもフィオナは黙って耐えていた。

「結構我慢するんだな・・。それじゃ、こうするとどうなるかな〜?」

俺はアナルに愚息を出し入れしながらクリトリスを摘んだ。

「ふひぃぃっ!!そこだめええええええ!」

「何が・・ダメなんだ・・」

「ぁん、あん・・。だめぇ〜・・、ふん〜〜んん・・そこぉ・・摘んじゃだめぇ〜・・」

「そこじゃ・・わからん・・なぁ・・はぁはぁはぁ・・・」

「ク・・、クリトリスですぅーー!お尻ぢゅぽぢゅぽしながら摘んじゃだめですーー!」

「はい、・・良く言えました・・。はっきり言えたフィオナに・・御褒美だ・・・くうぅうっ・・・!!」

「いやぁっぁっぁん!お尻に熱いのが出てますーーー!」

満足するほど腸内射精をした俺はアナルから愚息を抜くと開ききったフィオナのアナルから大量の精液が漏れだしてきた。

「フィオナ、・・良かったよ・・」

「あぁぁぁぁ・・・、旦那様の精液がお腹の奥に・・」

俺は出しすぎた疲れからかフィオナにもたれかかるように身を預け眠ってしまう。











目を覚ますと、俺は客間じゃなくベッドで寝ていた。本来なら客間で目を覚ますはずが今はベッドに居る。どういう事かわからない。俺はベッドから跳ね起き急いで着替え居間に入る。

「あら?おはようアナタ♪」

「おにいちゃん、おっはよ〜〜」

「おはようございます、旦那様」

居間のソファーには夢で会った三人が座っていた。現実に居るはずの無い三人が揃って朝の挨拶をしてくる。そして俺は無意識のうちに右手に拳を作り自分の頬を殴った。

「いてぇぇーーー!まじいてぇぇょーー!」

夢でも妄想でもなく、目の前に居る三人。

「ほらぁ・・、バカな事してないで食事にするわよ」

「フランドお兄ちゃん・・大丈夫?」

「あ、あの・・。旦那様、今すぐ頬を冷やしますね」

フィオナが濡れたタオルを持って近寄ってきた途端、俺は大声で叫び気絶してしまった。

「あちゃ〜・・、私達に免疫無かったんだ〜・・」

「お兄ちゃん!お兄ちゃん!しっかりして!」

「旦那様!しっかりしてください!」

俺が気絶した理由は一つ。三人揃って足が無く床から僅かに浮いていたからだ。俺はこのショックで3日間ほど寝込んだが三人がゴーストである事を聞いて納得し一緒に住む事にした。それから俺は三人との睦み合いを小説にして月一連載している。評判も良く月一連載だというのにファンレターが自宅に何百枚も届く。今は【淫獄の館シリーズ・堕ちた若妻はアナル好き】という小説を書いている。これも中々好評だ。三人のおかげで俺の新しい人生が始ったのは言うまでもない。それに、もう一人・・・感謝しないといけない人が居る。



















ウチはのんびり手紙を読む。差出人はフランド=ノール。あの貧乏たれな兄ちゃんや。どうやら兄ちゃんに贈った家の住人とは上手くいってるみたいやな。

「・・・・・・・」

「ふぅ〜ん・・、あの兄ちゃん見事に出世しよったなぁ・・」

「ふんふん、・・・あの時の礼に淫税・・やない・・。印税の一部をうちにくれるってか・・。うちは下駄だけでも充分やったんやけどなー。ま、貰えるもんはもろうとこか」

うちは手紙を懐に納めのんびり歩き出す。

「あの兄ちゃんも有名になったし、洋館におったゴースト達もダンナ見つけたし、うちもただで銭が入ってくる・・。ほんまええこっちゃ」

フランドから貰った下駄をカランカランと小気味良く鳴らしながら椿はどこかへ消えていった。



13/07/26 03:14更新 / ぷいぷい

■作者メッセージ
たいして上手くも無い癖に長文を書いてしまったPuiPuiです。

無謀な馬鹿と罵ってください・・。罵られると筆者は喜んで興奮します

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