連載小説
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君と付き合う(仮)

「ファ〜ばあちゃんおはよ」

「おはようございます、幸人さま」

ビクン「え、エアリスさん。おはようございます」

 な、なんでエアリスさんがここに?いやばあちゃんの手伝いしてるっていてたからこの時間にいても不思議ではないけども、昨日の事を…

「どうかなさいました?」

気にしてなさそうだな、じゃあ僕も昨日の事はなかったように接すればいいか

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「いただきます」ソワソワ

とりあえずご飯を食べよう、そうすればきっと落ち着くはず…



うん全然落ち着かないね

「ごちそうさまでした」ソワソワ

「こちら、かたずけてもいいですか?幸人さま」

「あ、はい。いいですよ」

できない、どうしても昨日の事が頭によぎる、エアリスさんはどうともしてないし魔物だったらあれが普通なのか?確かに学校でヤってる魔物はいたけどそれと同じなのかなぁ?

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  数時間前

「覚悟を決めなければいけませんね」

昨日のあれだけの醜態をさらしてしまった私。ですが今日も幸子さまの所へお手伝いに行かなければいけません。ほぼ確実に幸人さまに出会います、しかしまずは平穏を貫いてから謝罪。このルートで行きましょう。

「そうと決まれば頑張るしかないですね、えいえいオーです。私」

エアリスは自分の部屋で決意を固めたのであった

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時間は戻り朝食後

「あの、幸人さま」

ビクッ「ど、どうかしました?」

「あの…その…昨日の事なのですが」

ついに来た、どう返せばいいんだ?こうゆうのは慣れてますな感じか?いやいやそれとも覚えてませんか?ああもうどうすればいいんだ…

「ごめんなさい、詩織お姉さまの術があったとはいえあのような事に…」

「いえいえ、僕もあんまり覚えて無いんで」

覚えて無い?つまり私のあの醜態は全部忘却されている…つまりある程度は私の都合のいいように改ざんできるのでは?

「そうなのですね…あの時はあそこまで私を求めてくださったのに…悲しいです…」

え?え?求める?何それ初めて聞いたよ。どうしよう、絶対気絶した後の事だよどうしよう。

「あの、昨日僕が何をしていたか覚えて無いんで昨日もし僕が何か言っても無かったことには…できませんか?」

「なかったことにですか…残念です沢山好きっていって貰えてうれしかったのですが…それなら仕方ないですね」

え?え?噓でしょ?俺そんなこと言ってたの?どうしよう、後に引けなくなってしまったのでは?

「あの、僕たちまだそうゆう関係は早いと思うんです」

「そうゆう関係とは?」

「付き合うとか…だからまずはお友達から…」

これで何とかお友達から始めることに出来たら…

お友達から始める…安パイならそこに収めるのがいいでしょう。でも今の私は無敵の空白時間で脅すができます、ここで攻めるが吉です。

「嫌です」

え?え?なんで嫌なのなんで

「正直に言います、私は幸人さまが好きです。それに魔物相手にあそこまでしておいてお預けなんてできません」

なにやってんだぁぁ気絶中の俺、どうする?どうすればいいんだ?

「ですが私たちがまだ出会なのは確か、なのでこれからの一週間は仮期間としませんか?」

「仮期間?」

「はい、一週間の間カップルになって気に入ったらそのまま私と幸せになりましょう」

確かにそれなら…いやダメだ、確か学校でそうしたカップルの付き合い続けた率は100%って校内新聞に書いてあた気がする。

「ちょっとそれは「幸人さまは私にあんなことやこんなことをして逃げるような人ではないですよね」

はい、完全に逃げ場を失いました、対戦ありがとうございました

「これから一週間よろしくお願いします」

「はい、よろしくお願いしますね。幸人さま♡」

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「ちなみに気絶してる間の俺ってどんなだったんですか?」

「秘密です」
22/07/08 00:40更新 / photon
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■作者メッセージ
遂にエアリスと幸人が付き合い始めました。魔物相手に恋人(仮)してもどうせ本気で付き合い始めるに決まってんだろみたいなツッコミはなしにしてください

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