読切小説
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復讐鬼
まったく、あの忌々しい事件からもう5年もたったのか

組織はまだまだ小さいし、表の方の会員は少ないし、裏の戦力もまだまだ足りてねぇ、まだまだ先は長そうだな


俺の名前はヌル=シンク

この国では『魔触の復讐鬼』って言った方が有名だがな

5年前に自分の住んでいた村と愛する魔物を殺された

それから色々あってスタックって言う名前の街で、表向きは魔物を愛するだけだが、裏では反教会な組織をボスをやっている

一人の冒険者が20万人の教会の人間を殲滅したっていう話を聞いたらそれは俺だと思ってくれ

で、少し離れた反魔物派の街を襲撃した帰りに、別の街で教会のクソッタレどもに襲撃されたサバトの人達を保護したら、魔女たちが『バフォ様が私たちを
庇って教会に捕まったんです、助けてください』といってきたのでそのバフォメットを助けにその街に来ている

本隊は既に教会に襲撃をかけているので、俺は一人のゴーレムと共にあいつらにばれないように裏手にまわって来ている


 「ここら辺か?」


 「はい、確かに目標を救出するルートはここからが最短のルートになります」


よし、じゃあ俺が20万人のやつらを殲滅できた要因の一つを見せてやる


 「衝撃の増強、硬度の増強、速度の増強、破壊力の増強」


そう呟いてから教会の壁を素手で殴る

本来なら腕が痛いだけだがそうはならない

俺の腕が当たると同時にものすごい音をたてて壁が吹き飛ぶ

ちょっと強くしすぎたか

俺は目に『見えないものを上げる』ことができる

例えば、物の硬さ、重さ、速度、衝撃、温度や、人の感情等

色々と条件はあるがこれを使って今までのし上がってきた

壁を壊して出てきた埃が消えるのを待っていると、隣のゴーレムが話し掛けてきた


 「シンク様、常々思うんですけど、自分でいうのもあれですがなぜいつも私ほどの性能を持ったゴーレムをマスターの居る本隊に使わず伝令をやらせるのですか?伝令ならスピードの速いシグマあたりにやらせればいいんじゃないでしょうか?」


 「あー、俺としてもお前を主人の所に行かせたいんだが、伝令は必要だし、お前ほどの強度がないと俺の戦闘に巻き込まれたときに耐えられないからな」


そんな会話をしているうちに視界が晴れていく

さて、突入開始だ







まったく、こいつらは何年経ってもかわらねぇな

一言目には「悪魔の手先め!わが主の名において成敗する」、二言目には「助けてくれ、死にたくない」だ

自分達は一体何人の魔物たちの命乞いを無視してそのまま殺したってんだよ

因果応報、自業自得、そういうことだ

俺はこいつらに対して慈悲なんかしてやらない

絶対に許さない、一人残らず殺してやるよ

そう思いながらまた一つ壁を破壊する

既に何人かのサバト員は救出しているが、バフォさんがなかなか見つからない

まぁそのうち見つかるだろう

壁を破壊しながら突き進んでいると広い場所に出た

周りにはたくさんの教団員

まったくめんどくせぇ、それじゃあその二を見せてやるか

今まで隠していた左手を出す

その見た目はインキュバス特有の浅黒い肌で筋肉質な右手とは対照的に白くて華奢なまるで女性のような腕

俺は村が襲撃された時に左腕をやつらに落とされ、フィアンセだったローパーも殺された

俺が左腕を落とされた痛みで転げまわっている時に彼女は殺された

頭を刎ねられ、腕を切り落とされ、足を刺された

その姿を目の前で見せ付けられ、落とされた彼女の左腕を掴み発狂したように叫び、気がついたら痛みに耐えながら掴んでいたはずの彼女の左腕が無かったのだ

そう、彼女の左腕は無くなった俺の左腕の代わりになっていたのだ

彼女は亡くなっても俺を支えてくれたのだ

その時から俺は復讐を誓った

昔を思い出している場合ではないな、うん

で、その左腕からうねうねと蠢く何本かの触手を出しあいつ等の一人を串刺しにした

その気になれば全身のどこからでも出せるが、それだとあまりスマートではないからな

俺はそのままこの部屋にいる敵を何人も串刺しにする

ちなみにオメガはその光景をただ眺めているだけだ

彼女現在はあくまでも伝令であり、戦闘要員ではないからだ

次々とろくに抵抗できない敵を殺していくと、やがて最後の一人になった

見た目は三十代にはいったくらいの男、真面目に働いていたらこれから伸びていくぐらいである

しかしその顔は恐怖に溢れ涙と鼻水でぐしゃぐしゃになっている


 「どどどどどどうか…いいいい命だけは助けてください、ごごごごご慈悲をください」


その様子を見た俺はまず


 「恐怖心の増強、恐怖心の増強、恐怖心の増強、恐怖心の増強、恐怖心の増強、恐怖心の増強、」


そう呟く

男の顔はますます酷いものになる

俺は口の端が上がるのが止められなかった


 「そうだなぁ、俺としてはお前一人の命なんてどうでもいいしなぁ」


その言葉を聞き男の瞳には少しの希望が灯った


 「じじじじじゃあ、助けてくれるんですか!!!」


思い通りすぎて思わず吹き出しそうになるのを我慢しながら言う


 「だが、残念ながらお前は教団員あくまでも俺の敵だ、見敵必殺(サーチアンドデストロイ)だ、死ね」


男の瞳が絶望に染まるのを確認してからそいつの頭を掴み握りつぶす

俺は手についた汚れを払いながら大笑いした


 「ハハハハハ、最高だ」


笑っていると今まで傍観者をきめこんでいたオメガに声をかけられる


 「まったく、いつもながらあまりよろしくない趣味ですね」


その言葉を聞いたとたん激しい自己嫌悪に陥る

我ながら情けない


 「すまないな、人間ってのは大きな支柱を失うと不安定になってしまうもんなんでな」


 「そうですか、なら、もし私が破壊されてもマスターは悲しんでくれるのでしょうか…試す気はありませんけど」


 「あいつは優しいからきっと悲しむだろうな」


俺はお前をマスターに再会させるためにもさっさと仕事を終わらせるぞ、と彼女に言いその場を去った








オメガのガイド通りに壁を破壊しながら突き進んでいくとやがて目的の部屋にたどり着いた

部屋そのものが牢獄のような形をしていて(といっても壁の一部が壊されてその役目も果たせなくなったが)その端に方に一人のバフォメットが磔にされていた

腕に巻かれた鎖で魔法を使えないようにしてあるのだろうか、抵抗していた気配はなかった

最初は親にいたずらがバレた子供のような表情をしていたが、俺たちを見るとまるで新しいおもちゃを与えられた子供のように輝いた


 「む、やっと助けが来たか、ここは息苦しくてのう、ところでおぬしはわしのかわいい部下でもないようじゃし…どこの誰なのじゃ?」


幸いまだ元気のようだな


 「俺たちはアンタの部下に頼まれてアンタと逃げ遅れたアンタの部下を助けに来たが、アンタがエースサバトの主のカペラ=エースで間違いないか?」


 「いかにも、わしがそうじゃ」


 「んじゃ、俺も自己紹介をさせてもらう」


 「俺の名前はヌル=シンク、ここの隣国のクリソプレーズ王国にあるスタックという街でちょっとした組織のリーダーをやっている」


 「おぬしがあの魔触の復讐鬼か、では、ここから逃げ出した暁にはわしのもてる最大の礼をしてあげるのじゃ」


逃げ出す…ねぇ…


 「あーすまんが俺らは『アンタを救出して逃げ出す』のじゃなくて『アンタを救出するついでにこの街を制圧する』つもりで来ているんだ、だからここから脱出するのももう少しあとになるな」


 「は?この街を制圧できるのか?この街はわしのサバトと別のサバトと力を合わせても制圧できなかったほどの勢力があるのじゃぞ!?」


ふむ、確かにこの辺りの街の中ではかなり勢力がある方だが…俺らに落とせないレベルでもないはずなんだがな…


 「ふむ、オメガ、他の奴らと通信して街の制圧率が大体どれぐらいか教えてくれないか?」


 「少々お待ち下さい………教会内部に居るシグマ、教会周辺に居るファイ、街の外部から攻めているプサイ、住民たちを見張っているラムダと通信して得た情報ですと、街全体の制圧率が78%、教会の制圧率が68%でこちらの被害は、2000人中、死亡者がなし、重傷者もなし、軽傷者が128名、だそうです」


ふむ、思っていたより被害が少ないな、さっさと制圧して、帰って酒でも飲むかな


 「なんじゃと!?たったそれだけの人数でこの街を攻めて、そのうえ被害がそれだけじゃと!?わしらはその倍以上の数で攻めても落とせなかったのに、おぬしらはどれだけおかしいのじゃ!?」


まぁそれが普通の反応だろうな

俺らは他の組織とはワケが違うんだよ


 「私たちの軍は総数4125人、そのうち大英雄クラスがシンク様や私のマスターを含め数名、英雄クラスが数百名、残りもそこらの国の軍隊を超える錬度を誇る強さになっております、この程度の街を落とすくらい造作もありません」


 「開いた口が塞がらないとはこのことじゃな…まぁよい、とりあえずこの鎖を外してくれんかの、流石に辛くなってきての」


俺はとりあえずオメガに辺りの警戒を頼みカペラに巻かれている鎖を外し始めた


 「ふぅむ、ここまでぶっ壊れた集団がいるとはのう…にしてもヌルよおぬしよく見ると結構わし好みの顔をしておるな」


 「ありがとよ、ここをこうして…と…よし外れた」


カペラは体が自由になるなり俺に抱きついてきた

プニプニした体とモフモフした体毛が気持ちいい


 「ふふふ、やっぱりわし好みじゃ、おぬし、わしの兄上になる気はないかの?」


 「……俺はアンタが思っているような人間ではないとは思うがそれでもいいなら別に構わないが……」


 「シンク様、良い雰囲気のところ悪いのですが…敵が来ました」


敵とは言っても別にたいしたことではないだろうに


 「魔力275000、大英雄クラス、おそらく『奴』です、ご注意ください」


げ、あいつこの街に居たのかよ、しばらく見ないと思ったが

どうりでこの街の勢力が強いワケだ


 「『奴』とは誰じゃ?魔力量や大英雄クラスとか言うことからかなり手ごわい者みたいじゃが…」

 
 「あいつは手ごわいってレベルじゃあない、下手すれば俺ですらやられそうなレベルだ、オメガ、カペラを守ってやれ」


オメガは了解、と言ってカペラを連れて部屋の隅に避難する

そのとき俺達が入ってきた所から一人の女が入ってきた


 「この街にこれほどの被害を出すなんて…やっぱり貴方達だったわね」


聖騎士、姫騎士、そんな言葉をそのまま現実に反映させたような美しい格好や白い髪を手で払う動作から溢れ出る高貴さがある


 「ウフフ、半年と15日と2時間34分52秒ぶりね、会いたかったわヌル」


相変わらずおかしなぐらい時間に正確な奴だ


 「俺は会いたくなかったがな『不屈の聖女』さんよ」


こいつは俺の憎しみの対象の一人である女だ

二つ名はさっき俺が言ったとおりの『不屈の聖女』

昔はもっと別の二つ名だったのだが、それについては後で説明する

名前はアルテミス=ローレライ

5年前、俺の住んでいた村を襲撃した部隊の唯一の生き残り

こいつ以外は俺が全員殺したが、こいつだけは今の今まで殺せなかった


 「反射神経の増強、硬度の増強」


 「あらあら、そこまで警戒しなくてもいいじゃない、私はまだ貴方と話したいんだし」


 「お前が相手だと気を緩めたとたんに首が刎ねられてもおかしくないからな」


 「ヌルよ、そんなに危険な相手なのか?」


 「こいつは天才なんでな、ありえないぐらいのな」


そう、ありえないぐらいな


 「褒めてもらえて嬉しいけど、そこのバフォメットさん、私をなめてると粉微塵になってもしらないわよ、衝撃の増強、速度の増強、破壊力の増強、硬度の増強」


そう言って飛び掛って来たアルテミスを殴り飛ばす

が、金属同士をぶつけたような硬い音をしただけでアルテミスは余裕の表情だ


 「な!?こやつヌルと同じ能力が使えるのか!?」


そう、こいつは俺と同じ能力が使える

元々俺の能力は使い方さえ分かれば誰でも使える様なものなのだが、彼女は5年前に初めて俺と戦ったとき、それも最初の一撃を避けただけで理解し、使えるようになっていた

今まで何度かこいつとは戦っているが徐々に俺のが不利になっている

今回で決着をつけないと次は負けるかもしれない


 「やっぱり気分が変わったわ、愛し合いましょうか」


 「それなら全裸か下着姿になって可愛くおねだりしてくれよ」


 「んー、それも考えておくわね」


そういい終わるや否や斬りかかってきた

体の強度を上げて対応する

俺の体に彼女の剣が当たると先ほどのような音がして弾かれる


 「うー、けっこうびりびりくるわね」


今度は俺が触手5本ほど伸ばして彼女に襲い掛かる

が、サイクロプスの作ったカタナでさえ弾かれるほど強度を上げてあったのに全て切り裂かれる


 「俺と戦っている間、そこの二人には手を出すなよ」


 「もちろん大丈夫よ、神に誓ってもいいわ」


 「そんなやつに誓ってもなぁ、まぁいいか」


 「にしても貴方、いつもみたいに男らしく素手でかかって来ないの?」


素手で戦うのは戦いの後半で無いとマズイ

触手みたいにアイツがマネできないようなものじゃない限り絶対に読まれ、利用される

今度は更に速度と強度を上げた今までより先が尖った触手をあいつに向けて放つ

流石に反応出来ずに鳩尾辺りに命中するが、レイピアで鎧の頑丈な所と突いたような音がして鎧が少しへこんだだけだった


 「うーん流石に避けれなかったわ、でもこれならどうかしらっ!」


そう言って拳ほどの大きさの火弾を放ってきた

軽く横に動いて避ける

が、火はマズイ

能力の制約の一つのせいだ

『上げることは出来ても下げる事は出来ない、又、上げるものを+と認識し、その逆のもの、−に当たるものを上げることは出来ない』

簡単に言うと、温度を上げることは出来ても下げる事はできない、浮力を+にするなら重力を上げることは出来ない、って感じだな

あとは『軽いと認識している物を重く出来ず、重いと認識している物を軽くする事が出来ない』

これは1キロの羽毛の塊を重くすることはできないし、1キロの鉄の塊を軽くする事はできない、といった所だな

まぁとりあえず言いたいことは、火はマズイってことだ


 「あらあらどうしたの、そんな必死な様子で避けちゃって、貴方らしくないわよ」


  「まったく、言いたい放題言ってくれるな」


あいつは今までの戦いでは魔法を使わなかった

つまりこいつは俺と戦っている間も戦っていない間も異常なぐらいに成長している

魔法なんてものは半年と少しで使えるようなものではない

素質と十分な知識、そして莫大な時間が必要なものだ

更に前に戦った時に『魔法は全然知識がないから使えないわ』なんて言ってたからな

俺が言うのも変だがやはりこいつは化け物じみた天才だ

一気に決着をつけないと絶対に負けてしまう

今度は先ほどみたいな触手を何本も放つ、呪文を詠唱する隙を与えてはマズイ

だがアイツも同じ速度触手を放つのと同じ速さで動いて全て弾いている


 「すごい音はしておるのじゃが…二人ともなにをやっていおるのかまったく分からんぞ?」


 「二人の戦いはいつもこのような感じですよ、前回はシンク様が敗退していましたが今回は勝ちそうですね」


 「よくそんなことが分かるのぅ、わしにはどうなるのかさっぱり検討がつかんわ」


まったく外野は気楽で良いな

相変わらずかなりの量をかなりの速度で放っているがアルテミスの表情に疲れが見え無い、それどころかこれをあと三時間ほど続けても大丈夫そうなぐらいの余裕が見える


 「あらあらどうしたの、こんなワンパターンだったら面白くないわよ」


だがこれでいい、準備は整った

俺の勝ちだ


 「なに急に笑ってるのよ…ってきゃあぁ」


アルテミスの足に触手が絡まっていて急に宙吊りになる

簡単な話だ、俺の方に注意を引き付けておいてアルテミスの死角に触手を放っておいたのだ


 「俺の勝ちだな」


 「負けちゃったわ、どうせいつもみたいに私を犯すんでしょ、覚悟は出来てるわ」


 「期待しているのか、それならよかった」


 「勝手に言いなさい、次はまた絶対に勝つ、私は何度でも貴方に勝負を挑むわ」


これが彼女の二つ名の要因である、最初に俺と戦ったとき辺りは、相手の技を使えることから『コピーマスター』とか呼ばれていたが、俺に何度負けようが立ち向かう姿から今の二つ名に落ち着いたらしい


 「シンク様、邪魔をしては悪いので私はそろそろ退室しますね、あとこの街の制圧は終わった様なのでごゆっくり楽しんでくださいね」


 「おう、お疲れさん」


 「ちょっ、わしはどうすればいいのじゃ!?」


 「アルテミス様が触手に犯されるのを視姦するのもいいですし、それに混ざるのもいいですし、ナニをするかはカペラ様の自由です」


ふむ、二人まとめて相手するってものいいな

だがアルテミスが触手に犯されるのを見ながら自慰をしているのも眺めているのもいいな

あえて触手でアルテミスを犯しながらカペラを普通に抱いてやるってもいいな

そういう風に思考回路を回らせていると、オメガが去ったあとしばらくうつむいて黙り込んでいたカペラが顔を上げる


 「ふぅ、じゃあわしの好きなようにやらせてもらっても良いかの?」


ふむ、すこしにやけているみたいだから何か考えがあるのだろう

面白そうだしやらせてもいいか


 「おう、邪魔はしないから好きなようにしてくれ」


俺がそういうと、カペラは少し頷いた後、集中してなにやら唱え始めた

何がしたいのかよく分からないのでとりあえずアルテミスの装備を剥がしにかかる


 「………」


 「そんなしかめっ面してないで楽しんだらどうだ、せっかく気持ちよくしてやるってのに」


そういった後まずは純白の鎧を剥ぎ取る

鎧の上からでも分かる豊満な胸が揺れる


 「相変わらずでかい胸だな」


 「剣を振るときに邪魔で仕方がないわ」


二本の触手を使ってやんわりと二つの大きな果実を揉みながら、着ていた服を剥がし下着姿にする

かわいらしいショーツが少し湿っていた

 「おやおや聖女さんよ、アンタの下の口からよだれを垂れ流してそんなに欲しいのか?」


 「ちっ、ちがうわよ、これはただの防衛本能よ」


そんな言葉を聞きながら下着も剥がしていき全裸にさせる


 「さぁてそろそろお楽しみといきますか、性欲の増強、快感の増強、快感の増強」


 「くっ、わっ私はこんなことでっ、ひやぁん、屈したりはっ、あぁん、しないぞ」


 「喘ぎながら言われても説得力ねーよっての」


どういう風に気持ちよくさせて、よがらせようと考えているとアルテミスの体に変化がおきた

触手で絡めとっていたはずの体がするりと抜け落ちる

その体はだんだん縮んでいき、胸以外は俺と初めて会った時よりも幼い姿になる

膝から下辺りは茶色の体毛に包まれ、ひずめが生え、腕も同じく同色の体毛に包まれ、獣のような手に変わっていった


 「え?え?え?私の体に何が起こったの?」


本人も何がおきたかいまいち把握できていないのか混乱している

俺もよく分からない

つまりはそういうことだ


 「おいカペラ、おまえ何をしたんだ?」


 「何って、わしの好きなようにしただけじゃ、魔女にするつもりが間違えて同族にしてしまったがの」


 「うう、なんでこんなことをしたのよ」


まったくだ、よく分からん


 「簡単な話じゃ、まずヌルよ、おぬしはこやつの体を楽しんだ後殺すつもりじゃっただろう」


…………


 「…ああそうだ、もっとも堕ちてくれたなら俺専用の奴隷にしたかもしれんがな」


 「え……」


まったく余計なことを言ってくれる


 「別にその事をわしは咎めるつもりはないがの、ただこの小娘がおぬしに惚れてしまっておるみたいじゃからの」


 「惚れた男に殺されるってのも物語としてはアリじゃが、それでは救われんからのう」


 「うう、なんで私がヌルに惚れていることがわかったのよ」


 「これも簡単な話しじゃ、目を見ればわかる、おぬしがヌルに惚れているのもヌルがおぬしを殺そうと思っていたこともな」


 「で、おぬしを魔物にしてやればヌルに殺される心配も無くなるし、おぬしも素直になれると思っての」


アルテミスが俺に惚れていたとはなぁ

どおりで何度負けようが立ち向かってくるワケだな

犯されているときも最初の時ですらわりとよがってきたしな


 「で、おぬしはヌルのことをどう思っているのじゃ?」


 「分かりきってるくせになんで言わすのよう」


 「実際に口で言わないと心は伝わらんからの」


 「ニヤニヤ」


 「ニヤニヤするなっ!、もう、わかったわ、私はヌルが好きよ、貴方の奴隷になってもいいぐらいね」


言ってくれるな、だがこいつは俺の村を襲撃したんだ、そう簡単に許すわけにはいかない


 「あとなヌルよ、体を変化させているときにちょいとこやつの記憶を覗いたが、こやつはおぬしの村を襲撃したとき何をしておったと思う?」


 「……村人を殺してたんじゃないのか?」


 「それが違ったんじゃ、こやつは襲撃をかける少し前に村人達に逃げるように指示してたんじゃ」


なん…だと…

それが本当なら俺はとんでもないことをしてきたってことになるじゃないか


 「…アルテミス、お前は何でそんなことをしてたんだ?教会側だろ」


 「私は昔から幸せそうに暮らしている魔物を悪だとは思わなかったわ、でも教会に属しているからそんなことを言えるはずも無い、だから少しでも逃げ切れるようにって」


・・・・・・


 「なら逃げ切れなかった奴…俺やマリアはどうなんだよ、無理でしたと諦めたのか」


 「……本当に申し訳ないわ、私の力不足で彼らを止めることができなかったの」


そうか…なら…いいか


 「それなら償ってもらおうか」


 「償う…?」


 「俺の軍門に下れ、教会の奴らと戦え、俺の復讐に手伝え」


 「それは……」


 「できない、というなら、今、この場でお前を殺す」


 「……わかったわ、貴方の復讐に手伝う、私の体も好きにして良いわ」


…一日でこれほどの成果を得るとはな

厄介な街の制圧に、やっかいな敵を仲間にし、新しい伴侶が二人も得れたのだからな


 「にしてもなんでアルテミスはそんなに胸がでかいのじゃ、不公平じゃ!!!」


 「知らないわよ!あなたはロリババアだけど私は違うからじゃないの!?」


 「お前ら唐突にケンカを始めるなよ…ぶち犯すぞ」


 「「よろこんで!!!」」








そんな感じで俺の復讐劇はいったん終了だ

俺はまだ組織を解散してないし、教会領を潰して回ってる

機会があればまたどっかで会うかもしれないな

そのときには俺はもっとチートキャラになってるだろうし、組織の奴らももっと目立ってくるかもな

じゃあな

10/11/15 21:53更新 / 錆鐚鎌足

■作者メッセージ
これが一番書きたかった作品の一つです

自分の文章力や表現力の無さからいまいちな出来ですが

バトルとかの表現難しい・・・

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