読切小説
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マミーさんがドSになりたいようです
アヌビスに…相談してみるか…



「無理だ」

即答か!

「ああ、無理だ」

重ねて言うな!



「筋道立てて理由を話す。まずお前のその敏感な体っ!」

ひゃんっ! や、やめろ…包帯を取るな…………あふぅん♪


「…第二に、お前自身に責めの姿勢が微塵も感じられない! 以上だ!」


…否定…できん…

「お前が受けになるのはマミーという種族の宿命だ。諦めろ」

…諦めない…

















今度は…スフィンクスに相談するか…



「え〜、ドSになりたい? …マミーちゃんが?」

…ああ


「ん〜…難しいと思うよ?」

何故だ?


「三択問題にするね。
 1.体が敏感すぎるから
 2.動きが遅いから
 3.何だかんだで虐められて喜んでるから
   さて、どーれだ?」

…………全部か?

「あたり♪ 正解の商品は“包帯取ってモフモフ祭り”だよっ!」

な、ちょっと…やめ…!



ひゃぁぁぁぁぁぁぁん♪















うう…酷い目にあった…


包帯が…ビショ濡れに…なってしまったじゃないか…



次は…誰に相談するか…



「どうした、マミー」

ギルタブリルか…実は…


「…ドSになりたい?」

アヌビスもスフィンクスも無理だというが…諦めたくはないんだ…



「…………」

…何故、無言で近付いてくる…?


「…………」

…何故、マウントポジションを取っている…?


「…………」

…そして何故、尻尾を私に向けて構えている…?


「…………ニヤリ」



やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ♪












…結局こうなるのか…


気絶から覚めたら…ギルタブリルはいないし…



「どうしたの、マミーちゃん?」

つぼまじん…………お前なら私の気持ちも分かってくれるはずだ…

「え?」



「マ、マミーちゃんがドSに…?」

ああ…なりたいんだ。

「だけどマミーちゃん…どうやって責めるの?」

…………。

「か、考えて…ないの?」


ほ、包帯を鞭みたいにして…

「無防備すぎると思うな…」

…確かに捨て身だな…そうだ、包帯で絡め取ってしまえば…

「あっ、それならいいかも! 一人用だけど

よし…実験台になってくれ。

「え? ちょっと、マミーちゃ…」






ひゃふぅぅぅぅぅん♪






「…マミーちゃん…?」

…迂闊だった…絡みつきながら抱きついたら前面が相手とまともに接触する…

「胸とかおヘソとか当たってたもんね…」

うう…


「っていうかマミーちゃん…お股のところ、ビショビショだよ?」

アヌビスやスフィンクスやギルタブリルに…色々されてな…………ビッチョビチョなんだ…

「水たまり出来てるよ?」

な、なにっ…!?


ホントだ…

「これだけ感じやすかったら…やっぱり無理なんじゃ…」

お前もそれを言うのか…!

「だ、だって…………ごめんなさいっ」


壺の中に逃げられてしまった…



…どうする…


実際、人間の男に会ったら何と言えばいいか…



  …  …  …  …



『私の前に跪きなさい!』…はどうだろう…


うん…それがいい






はっ…!


噂をすれば…………人間が来た…!



そこの人間…


私の前に…ちょっ、やめ…






あふぅん♪ やっ…そんなとこ…あぁん♪

 ら、らめぇ…ほーたいとらないで…はぅぅ…

そ、そんな大きいの…ひぎぃっ♪

 あん、やっ、らめぇ… あっ、あぁぁぁっ♪

















やっぱり…ドMでいいや…
10/09/25 18:37更新 / 第四アルカ騎士団

■作者メッセージ
アルカ騎士団はオンリーワンSS魔物娘応援計画を推進しております。



マミーさんの口調が一定しないのは仕様です。

最初から最後までグッダグダなのも仕様です。

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