連載小説
[TOP][目次]
ワーキャットの弟子
「ししょー、きょうも稽古にゃぁ☆」

俺の家の近くに住み着いたワーキャット。

俺のコトを師匠と仰いでいる。

彼女の名はミレイ。

俺にケンカ売って、回し蹴り一撃でのびた

それ以来、俺に空手の稽古を受けに来ている。

まぁ、俺も簡単なものしか教えられないけどな。

人間界で師範代なんかやってるわけじゃないし

ま、一生懸命でかわいいところがあるんだけどね。

よし、今日はこれで終わりっと。

「はぁい、次もよろしくにゃ☆」

深々とお辞儀をするミレイ。 

「いつかししょーに頼りにされる空手ねこになりたいニャ」

まぁ、そんなに力むな。おまえらは人間よっか力あんだから。

「ししょーには遠くおよばないニャ。」

そういうと今日は帰らず俺に擦り寄ってきた。

・・・どうした、具合悪いのか?

「・・・・ちがう・・・・ニャ」

そういうと、俺に顔を近づける。なでなでするとぐでーとなる。

「ししょーはミレイと繋がるのは怖いニャ?」

え?繋がる?絆だったら全然こわくないぞ。

こういうのも何かの縁だしな・・・で??

「じゃ、これもきずなの証ニャ」

・・・・・ってぬぎぬぎしてるんだけど・・・。

それから自分の猫の手で自分の股間をまさぐってる

・・・・お前さ・・・・なにするつもり??

「・・・ニャ・・・あん・・ししょー・・と

つながりたいんニャ・・・がったいしたいニャ」

!!!

いきなり胴着を脱がすな・・・・って

俺のモノをいきなりしゃぶるな・・・や・・め



魔物は動物系は特にではあるが

発情期というのがある、

ミレイのようなワーキャットや、ワーラビットの類は

万年発情が多いらしい

ま・・・気をつける。


(犬山熊二郎)


10/06/13 01:56更新 / Gすと・くま
戻る 次へ

■作者メッセージ
これからこんな感じで、 
短いブログ、日記形式で
犬山くんの図鑑世界の生活を
描きたいと思います。

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33