読切小説
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男→女!?
「ふん!ふん!」
「いやぁぁっ!も・・もうこれ以上は・・・!」
薄暗い室内で俺は女と交わっていた。
「口ではそう言っても俺のをくわえ込んでる体は正直だな!
これで何発目だ?」
「駄目、駄目、これ以上は私、壊れちゃう・・・!」
泣き叫ぶ女の顔を見て俺は性欲を高ぶらせる。
「そうか、じゃあ実際に壊れてもらおうか・・・」
言葉と同時に女の中に欲望を吐き出した。
「あ・・・かっ・・・!!」
女は一瞬呻いて静かになった。
結合部分から精液があふれる様にも反応しないので気を失ってしまったのだろう。
まあ、俺が女とヤルと何時もこうなのだが・・・
「ふぅ・・・少しはすっきりしたな・・・」
そう呟き俺は女を残してその部屋から飛び去った。


俺の名はメイル。
種族はインキュバスだ。
特徴は膨大な性欲。
もともとインキュバスは種族的に性欲旺盛なのだが俺はそれに輪をかけて性欲が強い。
ひとたび交われば抜くことなしに数回するのは当たり前。
人間の女はもちろん、下手すれば魔物のサキュバスでさえも俺の性欲を受け止めきれない事がある。
とはいえ性欲を発散しないと欲求不満になるので時々人間界に女を襲いに行くことがある。
ついさっきの女はまあまあ楽しめたほうだった。
今日はこれぐらいにして住処に戻るとしよう。


俺は自分の住処である魔界の屋敷に戻って来た。
屋敷の門を潜ろうとすると門番として使役しているオーガがやって来た。
「どうした?」
「・・・ガゥ・・・」
オーガには言葉を話すだけの知能がないのでしきりに屋敷を指差している。
「屋敷がどうかしたのか?」
と、そこへ屋敷の中から出てくるサキュバスがいた。
「あ〜ら、お帰り。」
「ここはお前の屋敷じゃねぇぞ。」
「ちょっと、お邪魔してただけよ。」
このサキュバスはトリム。
俺の屋敷の近くに住んでいてよく俺にちょっかいをかけてくるいけ好かない奴だ。
「何のようだ?」
「あなたに耳寄りな情報を持ってきたの。」
「情報?」
「そう、実はね近く魔王様が代替わりするらしいのよ。」
「なんだそんなことか・・・」
俺は前に一度魔王の交代に立ち会っている。
もっとも魔王が変わったところで魔界にはそう大きな変化はなかった。
せいぜい魔王の周りの側近が入れ替わるくらいで俺の様な魔王について特に関わりを持たない奴は今までどおりの生活を続けるだけだ。
「話はそれだけか?」
「まあ、聞きなさいよ新しい魔王様はね・・・」
「ああ、分かった分かった・・・だが俺はいま少し疲れてるんだ。
また、明日聞いてやるよ。」
煩わしくなった俺は早々に会話を切り上げて屋敷に入ろうとした。
「なによ。
聞かないと後悔するわよ!」
「するわけないだろ!」
あ〜、下らん時間を使った・・・


屋敷に入ると働かせているインプやスケルトンが近寄ってきたが無視して寝室に入りベットに潜り込む。
「魔王の交代ねぇ・・・」
さっきトリムが言っていたことを考えながら俺は眠りに付いた。



「ふあああっ・・・・」
翌日、欠伸をしながら紅い月の光で俺は目を覚ました。
突然だが毎朝目を覚ますと俺にはやらなければいけないことがある。
寝てる間に溜まった性欲の発散だ。
「さて・・・一発ヌクか・・・」
そう呟いて股間に手を伸ばす。
スカッ、スカッ
・・・!?
おかしい・・・
何時もなら手に触れるはずの感触がない・・・
もう一度改めて股間に手をやる。
スカッ、スカッ
・・・・・やっぱり感触がない。
シーツを捲って見ると俺の股間から男性器が無くなっていた・・・
おまけに胸が心なしか膨らんでるような気がする・・・
ふと顔をベットの横の鏡に向けると、男か女かよく分からない顔が俺を見つめていた。
・・・これ、俺だよな・・・
「なんじゃこりゃーーーっ!!!」
思わず叫んでベッドから立ち上がってしまった。


「なんだ、何の騒ぎだご主人?」
俺の声を聞いたのか寝室に緑色の肌に角を生やした女が入ってきた。
何だこいつ?
「おい、お前誰だ?」
「何言ってるんだ?
俺はこの屋敷の門番だよ。」
何、門番だって!?
「嘘付け!
この屋敷の門番はオーガだぞ!」
「そうだよ、おれはオーガだ。」
???
どうなってるんだ・・・?
あのオーガは醜悪な外見で言葉も話せなかった。
少なくともこんな女の姿はしてなかったはずだ。
混乱している俺にオーガは思いがけないことを告げた。
「あっ、そうだ。
俺さ、男探しにいくから門番辞めさせてもらうわ。」
「お、おい・・・ちょっと待て!」
「じゃあな、元ご主人。
達者で暮らせよ。」
それだけ言って奴はあっけに取られる俺を残して屋敷を出て行った。


「・・・どうしてこうなった?」
起きてからの僅かな時間で俺と俺の周りはすっかり様変わりしてしまった。
「あの〜、私素敵なダーリンに呼ばれたから出て行くね♪」
「・・・理想の男性・・・見つけに行く・・・」
俺の屋敷で働いていた魔物はみんな女みたいな姿になり、一匹残らず出て行ってしまったので俺は一人で屋敷に取り残される格好になった。
俺が寝室で頭を抱えていると・・・
「メイル、トリムだけど部屋にいる?」
玄関から聞こえた声に俺は救われた様な気分になった。


俺はすぐにトリムを客間に向かえ、お茶を出した。
こいつはどうやら昨日と比べ変化はないようだ。
「どうしたの?
やけに愛想がいいみたいだけど?」
驚く奴を俺は感慨深く見つめた。
ああ、こいつの姿にこんなにも安心感を持つ日が来るとはな・・・
「いや、なんでもない。
それにしても、いったいこの世界はどうなっちまったんだ?」
「ああ、この変化なら魔王様の代替わりのせいよ。」
「何?!
以前、魔王が変わったときはこんなことは起きなかったぞ。」
「新しい魔王様ってね私達と同じサキュバスなの。
その魔力が影響した結果、すべての魔物が男を誘惑できるような体に変化したそうよ。」
「なんてこった・・・じゃあ俺の体も魔王の魔力にあてられたってことか・・・
そのせいでこんな男か女かよく分からん姿に・・・くそっ!」
う〜む、参った。
何とか元に戻る方法を見つけないと女も抱けんな・・・
・・・・何だ?
急に腹が・・・
「お腹押さえて、どうしたの?」
「急に・・・腹が・・・減って・・・」
「あ〜、やっぱりね。」
こいつ何か知ってるな・・・
「どういうことか説明してくれ・・・」
「あなたの今の体はサキュバスと同じようなつくりなの。
だからインキュバスと違って精を自分で生み出すことができないのよ。」
なるほどな・・・体はサキュバスと同じ・・・ん?ということは・・・!!
「お腹一杯になりたかったら、適当に男でも捕まえてセックスすることね。」
「ふざけんな!
俺は男でインキュバスだ!!
男とセックスなんて出来るか!!」
「違うわ、今のあなたはインキュバスじゃなくてアルプよ。
う〜ん、可愛いから誘惑もうまくいくと思うんだけどな・・・」
「やかましい!
見てろ、絶対元の姿に戻ってやるからな!!」
「まあ、いいわ。
もし空腹に耐えられなくなったら私のとこに来てもいいわよ。
いい男紹介してあげるから♪」
好き放題言ってトリムは出て行った。
ふざけやがって・・・
腹が減る位で男に体を許すほど俺は安い奴じゃねえよ・・・!!


・・・・・・


・・・・・・


・・・・腹減った・・・・
トリムが帰ってから一週間、屋敷に篭って元に戻る方法を探してきたがもう限界だ・・・
まさか精が不足することがここまで辛いとは・・・
やばい・・・元に戻るどころか今にも干からびそうだ・・・
精の補充か・・・しかし生きるためとはいえ男とヤルのは・・・
・・・
まて、よく考えよう・・・
俺は好きで男とヤルんじゃないんだ。
男とヤルのはあくまで非常手段、元に戻る方法を探すまでのことだ。
別に俺が変な性癖を持つわけじゃなく、仕方のないことなんだ。
考えたら今まで俺は女を性的に食っていたじゃないか・・・
俺はぼんやりとそんなことを考え、ふらつきながら屋敷を飛び立った。



「男、男・・・」
人間界を飛びながら俺は男を捜しす。
できればかっこいい奴がいいな・・・
後、一人でいるほうが襲いやすい。
え〜っとそんな男は・・・
いた!!
森の中を一人でキョロキョロしながら歩いてる。
よし!!あいつに決めた!!


「そこの男、止まれー!!」
「な、何だ!?
ってうわあっ!!」
上空からの不意打ちで押し倒して馬乗りになる。
「ひ、ひいいいっ!!
サキュバスだ!」
「俺はインキュバスだよ!」
「どっちにしろ悪魔だ!!
い、命だけはどうか・・・」
「あーっ、うるせぇな!!
ちょっと黙ってろ!!」
うっとうしくなったので麻痺の術で動きを封じ、服を脱がす。
「・・・!?」
「それでまともには喋れないだろ。
すぐ終わるからじっとしてろ。」
さて、さっさと済ませるとするか・・・


・・・とは言ったもののこれからどうする?
う〜ん、そうだ、前のセックスの時、女が俺に対してやってたことを真似してみるか。
え〜、確かまずペニスをくわえて・・・
「あむっ・・・」
「うあっ・・・!!」
舌で亀頭をなめられたな。
「レロッ・・・レロッ・・・」
「うううっ・・・」
後、強く吸ってみるか・・・
「ズゾゾッ・・・!」
「あ・・・あ・・・!」
あ、ビクビクしてる・・・
「出すのか?」
「・・・・(コクン)」
「いいぞ、思いっ切り出せ。」
ビユルルッッッ!!
「・・・くうっ!」
何だ・・・精液の味って・・・
「意外と悪くないな・・・」
精液を飲んだら空腹が少し収まった気がする。
よし次は・・・


「・・・こんな感じか?」
俺は男のペニスの上に腰が来るように体を動かした。
・・・何時もやってたことのはずだが、立場が変わると少し緊張するな・・・
「・・・」
男の方も俺の方をじっと見てる。
こいつも緊張しているのだろうか?
「よし・・・いくぞ・・・!」
狙いを定めて腰を落としていく・・・
ズチャアアッ!!
「アアアアッ!!」
何だ、これ!!
女とした時とはぜんぜん違う快楽が駆け巡って・・・
「き、気持ちいい・・・」
思わず声が漏れる。
もっと・・・もっとこの快楽を味わいたい・・・
「はっ・・・はっ・・・はっ・・・!!」
夢中で腰を動かす。
ふと男の方を見ると・・・
「・・・ううっ・・・ううっ・・・!!」
麻痺で体がろくに動かせないくせに必死で腰を動かそうとしてる。
かわいい奴だ。
俺はさらに腰を乱暴に動かしてこいつのペニスを堪能する。
そして・・・
「・・・・ぐあっ!」
男が呻くと同時に、
「つぅぅぅっ・・・・・!!」
俺の体の中で熱い何かが弾けた。
まるで俺の中を満たすように・・・
「すげぇ・・・最高だ・・・!」
「・・・」
男は何の反応もしない。
よく見ると気絶している。
ま、いっか、しばらくこの余韻を楽しもう・・・
そう思っていた時だった。
「おーい!ノーリ、何処だー!!」
「いたら返事しろーー!!」
口々に叫びながら5〜6人の男がこちらにやってくる気配を感じた。
「こりゃいいな・・・!!」
さっきの快楽をまた得られる・・・!
そう考えて俺は笑みを浮かべた。


「ふうっ!!さすがに満足したな。」
小一時間後、俺は気絶した男達の真ん中に立っていた。
俺のしたことは簡単なこと、最初の男を探しにきたらしい男達全員を麻痺させ、精を絞り取ったのだ。
「あの・・・」
・・・なんか、相手が女から男に代わっただけでやってることが前と変わらない気がするな・・・
まあ、おかげで腹がタップタプになるくらい精が補充できた。
これでしばらく大丈夫だろう。
「ちょっと・・・」
「なんだよ・・・ってわああっ!!」
俺の後ろで最初の男が起き上がってやがる!
麻痺の術が解けたか・・・
「い、一体どうした・・・
あっ、もうお前は自由だぞ。
迷惑掛けたな、それじゃ。」
「待ってください、お名前を・・・お名前を教えてください!」
飛び立とうとしたら名前を聞かれた。
ま、まあ名乗っておくか・・・
「俺はメイルって名だ。」
「メイル・・・ではメイル様ですね。」
は?こいつ何言ってるんだ?
「私はノーリと言います。
メイル様、お願いです。
私をメイル様の傍に置いてください!!」
なるほど、俺の傍に・・・って!
「何ーーーっ!!
何だそりゃ!」
「私は先ほどの交わりを通じてメイル様に惚れてしまいました。
身の回りの世話から、夜のお相手までしますからどうか・・・」
「うーむ・・・」
俺は考えた。
屋敷の魔物は全員居なくなって、俺一人であの屋敷を維持するのは難しい・・・
ならこいつを屋敷に置いて使ってやるのもいいか。
・・・いや待て、それじゃ俺がこいつを夫に迎えてるみたいじゃないか!
男としてそんなことは出来ん!
・・・あっ、でもまた精が必要になった時の補充のためにこいつを傍に置いておくのもいいかも。
・・・・・・・・よし!!
「分かった、お前を俺の傍に置いてやる。」
「あ、ありがとうございます。」
「その代わりこき使わせてもらうぞ。
昼の方も夜の方もな!」
「はいっ、覚悟は出来ています!!」
「んじゃ、お前を屋敷に送るために転移の術を使うか・・・」
「あ、メイル様。
その前に彼らの方はどうします?」
「ん?彼ら?」
俺が後ろを向くと・・・
「メイル様、俺も連れて行ってください!」
「僕も!」
「私も!」
「何でもします!」
「惚れました!」
「一生付いていきます!」
俺が搾り取った男達全員が起き上がりこっちに走ってきやがる!!
「ちょっと待て・・・コラッ・・・引っ付くな・・・アーーーッ!!!」




・・・一ヵ月後、
「ふあああっ・・・・」
眩しい日の光で俺は目を覚ました。
すぐに人影が寝室に入ってくる。
「おはようございます、メイル様。」
「ん、おはよう、ノーリ。
って様付けはくすぐったいから止めてくれって言ってるだろ・・・」
あの日、俺が搾り取った冒険者の男達ノーリ、ユーリク、キジェ、ネオニア、オニキス、ウォレス、ナバリの計7人は全員俺に惚れて俺の屋敷に住むことになった。
中でもこのノーリは俺と最初にヤッたこともあり、俺の身の回りの世話をさせている。
ちょっと硬いところがあるが気の利くいい奴だ。
残りの奴らは交代で屋敷の手入れをしたり、外に出稼ぎに行ったりしている。
「いえ、メイル様に使える以上そのようなことは・・・
それはそうとメイル様、お客様が来てますが・・・」
「客?」
「はい、どうもサキュバスの様なのですが・・・」
まさか・・・あいつか?
「そいつは今何処に居る?」
「オニキスが客間にお通ししてます。」


「はあぃ♪
久しぶり!!」
やはり尋ねてきたのはトリムだった。
客間でオニキスと話をしてたが俺を見てオニキスは一礼して部屋を出て行った。
「おう、久しぶりだな。」
返事をしつつ腰を下ろす。
「それにしても心配したのよ。
あれからあなたの屋敷を訪ねたら屋敷が無くなってるんだもの。
あなたの魔力をたどってここを探し当てたけど一体どうして人間界なんかに?
それに屋敷に男が何人か住み込んでるみたいだし・・・」
「ああ、ちょっと思うところがあってな。
人間界に屋敷を転移させた。」
「転移って・・・!
それって膨大な魔力が掛かるんじゃない?」
「ああ、魔力を溜めるために3日3晩ぶっ通しで7人とヤリ続けたからな。
なかなか良かったぞ。」
「7人ってさっきの彼以外にも男が居るの?!
うらやまし〜い!
ねぇ、今度私も混ぜてよ!!」
「ははっ、そのうちな。」
「その言葉忘れないわよ・・・!
あれ?ところで前はあんなに男とのセックス嫌がってたのに。
それに元の姿に戻りたかったんじゃ・・・」
「ああ、それならもういいんだ。」
「???」


「あの方はお知り合いですか?」
頭から?マークを出しながら出て行ったトリムを見送ったノーリが俺に尋ねた。
「ああ、知り合いだよ。
いけ好かない奴だがな・・・」
「なるほど、つまり仲が良いと・・・」
「な!どういう意味だ!」
「すいません、冗談が過ぎました・・・」
ノーリを軽く叱りながら俺はトリムとの会話を思い出していた。
「元の姿ね・・・」

7人をこの屋敷に住まわせてから数日後、ある事件が起きた。
あいつらがインキュバスの頃の俺の肖像画を見つけたのだ。
肖像画に付いて聞かれた俺は、少し迷ったが肖像画の主は俺であること、魔王の代替わりで今の姿になったこと、そして元に戻る方法を探してることを正直に告げた。
シーンとなったあいつらを見て、やれやれこれでまた一人かと考えた。
もし俺だったら男と一緒に暮らしたいとは考えないから出て行くだろう。
でもあいつらは全員、同じ意見だった。
『自分達はメイルという存在を好きになったから俺が元男であろうと関係なく傍に居る』と。
それを聞いて俺は昔の姿にこだわっていた自分が馬鹿らしくなって、同時にあいつらが愛らしくなり俺もできる限りあいつらに尽くそうと考えた。
だからあいつらを喜ばせられるこの姿も悪くないと思えた。
後、トリムに話した話には少し嘘がある。
この屋敷を人間界に転移させたときの話だ。
トリムにはヤリ続けて気持ちよかったと言ったが実際は死ぬ思いをした。
人間のあいつらに魔界の空気は合わないと思い、俺は勝手に屋敷を人間界に転移させた。
当然膨大な魔力を消費し、死にそうになっていた俺に驚いたあいつらが必死で交代に精を注いでくれたというのが本当のところだ。
あの時はヤリながら本当に怒られたな・・・
俺自身あいつらのために必死になれたことに驚いた。
もしかしたら俺もあいつらに惚れたのかもな。


「・・・今はこの姿でも満足だな・・・」
「何か言いました?」
「いや、なんでも・・・
それより今日は出稼ぎに行ってるキジェとウォレスが帰ってくるな。」
「ええ、久しぶりに全員揃いますね。」
「じゃあ、今晩はみんなで朝までセックスするか!!」
「ええっ!!いいんですか!?」
「当たり前だ!!
途中でへばったりするなよ。」
「了解、早速みんなに知らせてきます!!」
嬉しそうにノーリが走り去る姿を追いつつ思った。
俺の名はメイル。
種族はアルプ。
特徴は男か女かよく分からないこの体。
でもこの体も悪くない、と。



11/03/28 22:46更新 / ビッグ・リッグス

■作者メッセージ
以上アルプの話です。
私の中ではアルプは元男だけあって気が強いというイメージがありました。
実はこのストーリー、図鑑でアルプを見てから妄想しまくった結果、夢にまで見ました。
自分の頭の中が少し不安になります・・・
では最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます。

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