読切小説
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熱い白で火照る心を溶かして
吹雪が鳴く雪山…
僕は一人恐怖に震えていた…

「っぅう…」

ガタガタと身体が震えて止まない、手足は冷たく、痛みさえ感じる。
このままでは死ぬ…誰がどう見ても結末は絶望…。

しかし、ここから動くことも出来ない…今、この状況で1番安全なのはこの洞窟の中で吹雪が収まるのをただ…待つこと…。

吹雪が収まればなんとか山を降りることが出来るかも知れない。それでも弱りきったこの身体ではとても危険な行為だが…。

山の天気は分からない…。
だからこそ吹雪が今にでも吹雪が収まってくれるのではないか、そんな儚い希望を抱いて震える。

吹雪が収まるのが先か…。

それとも僕の意識が、命が尽きるのが先か…。



「う…っうう…ひっく…」

収まらない吹雪、冷たい洞窟にただ僕の細い声だけが響く。

ダメだ…だんだんと身体が、意識が、死へと近づいてる実感に、恐怖に、涙が止まらない…。

僕は…バカだ…こんな事に…こんな事になるならっ…。

いっその事、寝てしまおうか…

きっと楽に逝けるのではないか…

そうすれば…きっと…

…おかあさん…おとうさん……

僕は静かに瞳を…。



ザッ…ザッ…ガッ…

「はぁ…まいったなぁ…ん…??」

突然と、それは僕の耳へと届く。
とても美しく力強い声…。

薄れる意識に響くその声はおそらく僕をあの世へと導く天使の声だろう。

そんな声は僕の心に落ち着きを、与えてくれた…。

少しだけ恐怖を忘れる…そんな錯覚…。

それにしても…まいった、だなんて…。

「…君…大丈夫か?…おいっ…しっかり…」

なんだか…天使にしてはなんというか…天使ってもっと…言葉使いとか丁寧なイメージだったけど…。

「キミッ…まずいな…意識がないのか!?」

その瞬間、僕の頬に冷たい衝撃が走る。

「ぇあ??ひっ…」

たまらず遠のく意識が戻り、つい目を開きその声の主へと顔を向ける。

「あぁ…良かった…まだ意識はあるな…しかし、随分と疲弊して…身体もこんなに冷たい…待っていろ…今すぐに火をおこすからな…」

「はぇ??あ、あなたは…??え…もう…あの世??」

「何を言ってる…いいから大人しくしているんだ、今は喋るだけでも体力を使ってしまう、黙ってなさい」

まだ意識はうっすらとしかなく…その声の主の姿もハッキリと映せない目…

ぼんやりと映るシルエットは…
とても背が高く髪の長い美しい女性…


ただその姿は天使のように美しかった…


ガッ…パチッ…パチパチ…

「ほら…こっちで身体を…って…動けないよな…よっ…と、失礼…」

「あっ…」

どうやら僕はその天使に抱えられているらしい…とても暖かくいい香りのする…

「はぁ…天使様…」

「喋るなと…まぁいい…よいしょ…」

「あ…あった…かい…」

気付くと目の前には篝火が…おそらく天使様が作ってくれたのだろう…

そして何より僕を抱きしめてくれているその身体がとても暖かく包んでくれている…とても上質な毛皮は僕の心まで優しく穏やかに包んでくれている様な…

「そうだろう…もう大丈夫だ…今…スープを温めるから…いい子で大人しくしているんだぞ…」

ゴソ…トン…カチャ…

「ぁ…はい…ありがとう…ございます…」

「なに…これも私の使命のひとつさ…」

パチ パン
パチ

ついさっきまでの暗く冷たい洞窟が嘘のように、うっすらと暖かく優しく色に変わっている… 。

身体も天使様に支えられ寄りかかるような状態、火にかけた鍋のスープをゆっくりと優しく混ぜるその手までも細く華奢で美しい…。

カチャ
カチャ…

「んっ…よし…良い具合だな…さ…スープが出来たぞ」

「あっ…はい…」

身体を起こしてスプーンを受け取ろうとしたがそれを遮るように…

「あぁ…君はそのままでいるんだ、私が食べさせてあげるから…ほら…あーんしなさい」

思わぬ発言に戸惑う…そこまでして貰うわけには…。

「えっ…いっ、いえ…で、でもっ…」

「ダメだ…ほら…わがまま言うとあげないぞ?ほーら…あーん」

「あっ…す、すみませんっ…い、いただき…ます」

僕は照れながら口を開けて顔を差し出す…やっぱりここは天国なんじゃ…

「あー、んっ…んぅ…」

コクコク…

「っ!!…はぁ…お、美味しいぃ…」

声が漏れてしまう…口から喉から流れたスープが身体の芯に染み渡る様に熱を僕に与えてくれる…。

「ふふっ…そうだろう…私の特製栄養たっぷりのスープだからな…芯から暖まるだろう…?ふぅ…しかし…間に合って良かったよ…」

「あ、ありがとう…ございます…本当に…うっ…ひっぐ…ぐすっ…ありが…とっ…」

生の実感が湧いたと同時に涙が溢れてしまう…僕はほんとに助かったんだ…思わず僕は、僕の命を救ってくれた、その身体に擦り寄って、手を握る…

「あっ…ぁ……っ……よしよし…怖かったな…つらかったな…けど…もう大丈夫…大丈夫だからな…」

僕はしばらくの間…身を寄せ、ただただ手を握らせて貰っていた、その手はとても暖かく…柔らかく…片時も離すのが惜しい…そんな切なく優しい気持ちになる…不思議な感覚を僕に与えてくれていた…。



パチン…パチッ
パチ…パチ




「あ…あの、貴方のお名前を…お聞きしても…」

意識が回復し、身体も楽になった僕は命の恩人の美しい天使様の事が気になって仕方がなかった。

「あぁ失礼…自己紹介がまだだったな…私の名前は、シルビア…シルビア・アルファードだ…よろしくな……君は?」

「よっ、よろしくお願いしますっ…シ、シルビア様…僕は…ロット…ロット・アクランド…です。」

シルビア様…とても…素敵な名前だ…。

「ロット…か…とても…いい名前だな…それにしても…ふふっ…シルビア様、だなんて…いいよ、シルビア、で」

「そんなっ、呼び捨てなんて!あ、あなたは僕の命の恩人なんですからっ」

「なに…先程も言ったがこれは私達の指名でもあるのさ…私は使命を全うしただけ…もちろんただの業務で助けた、と言うわけではないがな…ただ君が…ロットがそこまで気に負う必要はないと言うこと…」

そう告げる彼女はどこか儚く寂しげに僕へと優しさを向けた気がした。僕はそんな彼女にますます惹かれて止まなかった…。

「あ、あのっ…それじゃあシルビアさん、でもいいですか?やっぱり呼び捨ては…」

「ふふ…まぁいいだろう…ロットが呼びやすいなら、様でも、さんでも構わないさ…」

「あ、ありがとうございますっ、し、シルビアさんっ」

彼女の優しく囁く声に思わず笑顔がこぼれる、彼女の顔を見たくて体勢を少し変えて振り向く…。

「あっ…」

思わず声が盛れた……はっきりとした意識で目に映る、その人は、篝火に照らされたその顔は、とても、とても美しかった…先の朦朧とした意識で捉えたぼんやりしたシルエットでさえ美しかったが今、目の前にあるその人は僕が今まで出会った女性の誰よりも比べ物にならない程の美しさ…

「…あ…お、驚いた…だろう…この…身体」

「ぁえっ?あっ…」

その言葉にはっとして僕は彼女の全体を見る…その言葉通り僕は驚いた…

そう…上半身は僕らと変わらない人の姿かたちをして服を着ているが、その下半身は…厚い毛皮に覆われた…馬のよう…その姿を瞳に捉えた僕は思わず…

「…綺麗…です…」

「…なっ!?/////い、いま…綺麗…と言った…か…?」

「はい…とても綺麗で…びっくりしました…こんな人に助けて貰えたなんて…」

「そ、そうか…あ、ありがとう…その…私はホワイトホーンと言う種族で、見ての通り半人半馬の魔物なんだよ」

「ホワイトホーン…魔物…」

「そう、魔物だ…といっても君に危害を加えることはない…安心してくれ…と、言ってもこの姿を見ては難しいかも知れないが…」

「そんなっ、あなたは僕の命の恩人なんです…疑いなんて、持つ訳ありません!」

思わず彼女の手を強く握る、それは何よりも彼女を信頼するという想いから…そう、僕にとってシルビアさんは命の恩人で、まさに天使の様な…救いの騎士の様な、そんな…存在…。

「あっ♡…っあ…ぁぁ…ありが、とう、そう言ってくれると私も、嬉しい、よ…」

シルビアさんはそう言うと僕の手を握り返してくれる…スリスリと暖かく柔らかな手は、今まで気づかなかったが…程よい肉付きで、そして、その動きは、さっきとは違ってどこか情熱的な、扇情的な、手と手で絡み合わせるようなそんな印象だった。

「あっ!すっ、すみませんっ!そのっ、僕…それくらい…その、なんていうか、シルビアさんに助けて貰えて、嬉しくって…すみません、偉そうに…」

思わず手を離す…自分から手を握ったのが生意気に思われないか、そんな不安で…

「ぁ……
そ、そんなことはないぞ…私の方こそとても嬉しい…君を、ロットを助けられたのが、私で、よかったよ…ふふっ」

そう言って僕に向けられる笑顔…それは彼女の美しさをより一層高め、それでいてどこか妖艶な、僕の瞳へと真っ直ぐ、なにかを伝えようとしていた気がした…。



「ロット?…さぁ…もっと…こっちへ、来るんだ…元気になっととはいえ、まだ、より身体を暖めた方がいい」

そう言って僕の身体を優しく自分の身体に寄せるシルビアさん、その声は今までよりも優しく、どこかねっとりと僕の鼓膜を撫でるかの様な声…。

「ぁ…は、はいっ、あ、ありがとう…ござい、ます…」

ギュゥゥゥ…

「ふふっ…はぁん…どうだ?暖かいだろう?雪山で、暖まるのにはっ、これが1番なんだ…んぅ…」

スリ…スリスリ…ギュゥギュ…ムニュゥ…

「っあ…はっ、はい…とても、暖かいです…シルビアさん…んっ…」

そう言って身体と身体を密着させ暖めてくれるシルビアさん。スリスリと寄せるシルビアさんの暖かく柔らかな身体…。

そして何よりもその柔らかく弾力のある…胸。
それが…僕の胸や、顔に、身体に当たって…僕の身体は暖まるどころか…熱く…。

そして時折、シルビアさんから漏れる吐息が、僕の耳へとかかり、つい僕も声を漏らしてしまう。

「ふふっ、ロット…はぁ…んっ…ロットォ…どうだ?」

スリスリ…ムニッ…ムニュ…スリ…

「あっ…シッ、シルビア、さんっ、あっ…ぁ…」

だ、ダメだ、シルビアさんは僕の為に介抱を、してくれているだけなのに…僕は、なんてっ…こんなっ…

そんな思いに反する様に身体はビクビクとその熱に、シルビアさんの動きに反応してしまう…

「あっ、あっ、シ、シル、ビア、さんっ、あ、あのっ、だ、だいぶ、あった、まって…きた、からっ…そのっ」

「…んっ…んん?はぁっ…そうか?まだまだ、暖めあった…んっ…ほうがいいぞっ…んんっ……ふぅ…それ…に…」

スッ…ピタ…

「シル…あっ…」

シルビアさんは動きを止めると両手を僕の頬にあてがい、じっと顔を覗き込む。

「それに…ここでは…まだ、これだけ…まだまだ暖めあって…ふふっ、楽しみだ…なぁ…ロット?」

「あぇ??あっ…シル…ビア…さん…」

これだけ…楽しみ…彼女の言葉の意味はよく分からなったが…。

なによりもシルビアさんの美しくどこか捕食者めいたその妖艶な笑みに、僕の心は確実に、そして完全に捕らえられた…。

彼女が嬉しそうならそれでいい…そんな、不安は一切ない、どこか自分を捧げたくなるような感情が芽生えた気がした…。


━━━━━━━━━━━━━━━

パチ…パチンッ…
パチパチ…


「すぅ…んっ…すぅ…すぅ…」

「ふふっ、まるで赤子の様だな…」

結局、あの後私達は、離れることなく、ただ身体を寄せて、暖めあって過ごした。

ロット…。たまたま吹雪が止むまで、休もうとした洞窟で出会った少年…。
出会った瞬間はもう駄目かと思ったが、間に合って良かった…。

何故、この時期にこんな雪山で…詳しい事はまだ知らないが、あのままでは確実に死んでいただろう…。

助けることが出来て、本当に良かった。

心からそう思えるくらい、ロットは、
私の凍てついた心を優しく暖かく包んでくれた…。

私は魔物…。ホワイトホーンは比較的、周りの魔物や、人間とも友好的な種族だが、やはり、どこか心の隅に寂しさを感じていた…。
この山にも私の仲間はいるが、皆ほとんどが夫を持っていて、その仲睦まじい様子を見る事しか出来ない自分に悲しさを抱いていた。

出会いが…無かったわけではない…もちろん今まで何度もこんな場面に遭遇もしてきた…。

しかし、私は、自分から、相手を愛したい…。そして、それを受け止めてくれる…そんな相手が理想という想いが強くある…。
仲間に話すと、それは難しい…なんて呆れられもするが…。やはり、私は私の思うように生きたい…。そんなくだらないプライドが未だに1人である現状の…原因…。

そしてなによりも私は愛する人には私の全てを、欲望を出し切って、どろどろになるまで、犯してしまいたいのだ…。

1日中激しく交わって至って構わない…。
相手が私を懇願して、私が相手をたっぷりと味わって、それで、何度も何度も相手の精を身体で搾り尽くして…
そんな、とても熱く強い欲望…。

「すぅ…んんっ…シル…ビア…さん…」

「ん?…ふふっ…夢の中の私に妬いてしまうな…」

ナデナデ…

そっ、と少年の頭を撫でる。

この少年、ロットは…私の、心の底の底が欲にまみれた穢れを受け入れてくれるのでは無いだろうか…。

そんな一方的な期待を、希望を抱いてしまっている。

私の手を自分から握る、身体を寄せて悶える、蕩けた顔で私の呼びかけに応える、そんなロットを思い出す…。

それだけで身体の奥底が、子宮がキュンキュンと疼く…。

正直、身体を暖めあっていた時…衝動的にロットを犯しそうに、なっていた、彼の顔に手を当てて、蕩けた顔を見た瞬間…少しイッてしまったくらい…。

それくらい彼の身振り、声、表情は私の嗜虐心を刺激する…。

だが…それは全て、私の妄想、一方的な欲望の塊。

それを、ぶつけることは彼の信頼を裏切る…。何よりも、あってはならない行為。

そう…彼は極限状態で判断力が鈍っていただけだ…。

言っていただろう?


命の恩人だから、と…。


そう、こんな状況で助けて貰えば誰だって好意を寄せるさ。当たり前、ただ…それだけの事。

私の思い上がり…なんだ…。

…明日になれば吹雪も止んで天気も落ち着く、そうしたらこの子をまっすぐに麓まで送り届けてあげよう…。

ギュ…

「んっ…えへ…シルビア…さん…んぅ…」

眠りにつこうとした瞬間抱えたロットが私の下半身に身を擦り寄せ、名前を呼ぶ…。その寝顔は恍惚に満ちて、とても可愛らしい…。

「ぁっ…あ…ロット♡…君という子は♡…んっ…はぁん…あ、暖かくて♡…んっ…柔ら、かくてっ♡小さく…可愛らしいっ♡…まったく♡…んっ…んぅ…どこまで…♡」

身体が自然と悶えて、もはや、ため息も出ない、かわりに熱い吐息が漏れる。


少し…少しだけ…だから…。

「…すまない…ロット…少し…だけ…はぁ…はぁ…イッて♡…くるからなっ…すぐ、すぐ戻るぞ…いい子にっ…寝てるんだぞっ♡」

ナデ…

私に寄りかかるロットを起こさない様に撫でて…慎重に優しく体勢を変えて、彼の身体を毛布に包み、静かに篝火から離れた洞窟の奥底、万が一ロットが起きたとしても直ぐには見えない場所へと移動する。そして…


パチ パチン…
パン…パチパチ…




ピチャ…クチュ…
ンッ…クッ…フッ…ンンッ

パチパチン…


「あんっ♡ロ、ロットォ♡♡すっ、すごいぃ♡こっ、こんな気持ちイイのっ、はじ…めてだっ♡」

声が…いやらしい媚声が、抑えられない…。

今まで何度も自分でシて来たが、ロットのあの声…あの顔…そして私の手を握ってくれたあの可愛らしい手の感触…擦り寄せる小さな身体…それを思い出し、想像して…するだけで快感の波が何倍にもなって私に押し寄せる…。

「あっ♡はぁ♡んんっう♡」

こんなの…1回じゃ収まらない…だろう…。

そして身体が…心が何よりも想像ではない…彼そのものを求めてしまっている…。

「はぁ…でもぉ♡だめだっ…♡」

そう…すぐそこにはその彼がいるのだ…。
すぐ…そこに…だ…。

「こんなっ♡いやらしい♡私…なんてっ♡」

彼の手で、直に私のココをまさぐらせ…手でやらせたら…どんなに気持ちがいい事だろう…。

「んっ♡んんっ♡」クチュ…ネチョ…

彼の火照る身体と私の身体を直に擦り合わせて、互いに刺激しあえば…どんなに…燃え上がるだろう…。

「いっ…♡あっあっ♡」グチュグチュ…

彼のあの小さな口を、その中の舌を、涎を、私の口で味わえばどんなに美味しい事だろう…。

「はぁぁ♡んんっ…♡」クチクチ…ネチョォ…

そして彼の…モノを…私の…このドロドロに溶けてしまいそうなココで、犯すことが出来れば…どんなに幸せだろう…。

グチョグチョネチャネチャ…クチクチ…ズチュズチュ…

「あっあっ♡やっ♡ロットぉ♡ロットっ♡イッ…くっぅ♡♡」グチュ…ピュ…プシュゥ…






「んぅ…あ、れ…シル、ビアさん…?」

「ああ…ロットか、どうした?目が覚めてしまったか?」

一旦、迫り来る欲情をなんとか収めて…余韻に浸る私の元へと、寝ぼけまなこのロットが起きてくる…。

もしかしたら…先程の……で…起こしてしまったかも知れない…だとしたら…。

身勝手な自分に申し訳なさが込み上げてくる…。

「んっ…トイレ…したくって…あの…どう…し…よ…」

「そ、そうか…んっ…わ、分かった…」

ぼーっ、として身体を少しくねらせて自らの下腹部を抑えるロット…私はそんな姿にさえ欲情を抱いてしまった…。

やはりこの子とは直ぐに別れるべきだ…このままでは…本当に…。


「ほ、ほら、おいで…こっちだ…さぁ…」




パチ…パチパチ…
パチン…パン…



「ふぁぁ…シルビアさん…すぅ…」

用を足したロットを再び抱えて篝火の側へと戻る…。

私も今度こそ寝てしまおう…。明日は必ずこの子を安全に確実に麓へと送り届ける。



そう…。



ほんの一時でもこんな可愛らしい子と過ごせた、それで充分だろう…。

それに…あんなに気持ちいい…オナニーも出来た…。この子には申し訳ないが…。

これからはこの子のこの感触を思い出してやればきっと気持ちいい…。そう…。
それだけで…充分さ…。

私の冷えた心が癒された…それだけで十分にこの子には救ってもらえたんだ…。

「ありがとう…ロット…」

ギュ…

「んっ…えへ…シル…ビア…さん」




━━━━━━━━━━━━━━━




「おーい…ロット…朝だぞー…起きろー」

ペチ…ペチペチ…

「…んっ…あ、あっ…えっ!あ、シルビアさんっ…」

うっすらと映る目の前の美しい女性…
そう、彼女は昨日、僕を救ってくれた僕の…美しくてカッコイイ…騎士様…。

「ふふふっ、まったくロットは…ふふ、どうだ?まだ眠いのか?」

その姿、声、全てが僕の心を掴んで離さない…彼女が傍にいる…それだけで今の僕は満たされるようで…。

「あ…いっ、いえ、もう大丈夫です」

「そうか…良かった…ほら、朝食の用意も出来てるから…食べるぞ…」

どうやら僕はシルビアさんに寄りかかるように寝ていたらしい…彼女の下半身の馬体に守られるように身体が収まっている。

「ほら…昨日と同じスープだ……あーん」

そう言ってスプーンで掬ったスープを僕へと近づけるシルビアさん…昨日の事を思い出して…僕は…口を近づけて受け入れる。

「あっ/////い、いただきます/////」

「ふふっ、いい子だ…朝もしっかり食べて身体を暖めなくてはな…麓まではまぁまぁな距離もあるし…」

「あっ…そういえば…外…」

洞窟の外へと視線を向ける…。

「あっ…すごい…」

昨日の吹雪がまるで嘘のように青と白銀が美しくどこまでも広がる絶景…。

とても綺麗で、どこか儚い…そんな景色…。

「どうだ?驚いただろう?雪山は色んな表情を持ってるんだ…時には白く美しく…時には黒く恐ろしい…」

シルビアさんの声がどこか悲しげに洞窟に響く…

「そう…どんなに美しい一面を見たとしてもそれはただの一面に過ぎない…その奥底に潜む影までは…決して想像もつかない…そうだな…まさに…」



「ワタシノ…ヨウニ…」




よく聞こえなかったけれど…シルビアさんはまるで1人で、空虚に呟くようになにかを呟いた気がした…。

そして…僕の口へとスープを運んでくれる…。

そんなシルビアさんの声にますます惹かれてしまう…。胸の鼓動が早くなるようなそんな気がして…。
なんだろう…このとても切ない気持ち…。

「あ、あのっシルビアさんっ…麓までって言ってましたけど…その…送っていただけるん…でしょうか」

「ん?ああもちろんだ…麓の町から来たのだろう?もし、そうじゃなければロットの帰るべき場所まで送るよ」

優しい笑顔の彼女に僕の心が痛く締め付けられる…そう…僕には帰るべき場所なんて…

「あ…いえ…その…なんて言うか」

「ん?ああ、それとも何か目的があるのか?この山に?しかし…今日は、また天気が荒れてしまう…一旦帰って…」

そうだ…僕があんな目にあっていたのは…僕自身の…せい…

「いっ、いえ、そうじゃ…無くて…」

「ん?どうした?」

「僕…家…というか…両親が亡くなって…もともと貧乏で親戚とか身よりも無くって…お金も全然無くて…それでどうしようもなくって…この山に…。死んじゃおうか…なんて…でも本当に死んじゃう…ってなったら怖くて…僕…」

僕の言葉にスープを運ぶ手を止めるシルビアさん…

シルビアさん…ごめんなさい…僕は勝手に自分で自分を終わらせようと…そんな身勝手な僕を一生懸命に助けてくれたシルビアさんに罪悪感で、申し訳なさで…ただただ心が痛む…

「…そう…だったのか…ロット…」

ギュ…

シルビアさんはただ僕を優しく抱きしめてくれた…。ただひたすらに暖かく優しく…。

「あっ、うぅ、ひっぐ…うあぁ…ごっ、ごめんなざいっ…ごめん…なさいっっ…」

「いいんだよ…ロット…よしよし…いいから…だから…ほら…しばらくこうして…いような…」

僕の背中を摩り優しく囁いてくれるシルビアさん…僕は…その温もりにただひたすらに咽び泣いた…。

僕の中で…何かが溶けたような感覚だった…甘く切なく…熱い…何かが…。


しばらくの間の沈黙…。


二人だけの静寂に…吹雪の止んだ雪山の優しい風が…撫でるように…時折、洞窟に澄んだ空気を運んだ…。

静かに…ただ…優しく…。







しばらくして僕達は火を始末して、ここを旅立つ準備をしていた。

「よしっ、さぁ!とにかくここを出よう!まずは麓に降りるんだそれからの事はまた後で考えよう」

ザッ…

そう言って凛と立ち上がるシルビアさん。…彼女は馬体で堂々と立つ、その姿さえも美しい…。

「は、はいっ…」

「とっ…すまない…さっ…私の背中に乗るんだ」

スッ

そう言うと彼女は体勢崩し僕に背を向けて自分の馬体をポンポンと手で叩く

「えっ…あっ!だ、大丈夫です!身体もすっかり元通りで!ちゃんと歩けるようにもなったし!」

これ以上シルビアさんの…文字通りお荷物にはなれない…少し残念だけど…。

「む…ロット…?ほら…早くしなさい…」

どうやら僕は思った以上にやられて…いた…シルビアさんにそんな目で見つめられて断れるはずがない…。

「じゃ…じゃあ…し、失礼しますっ/////」

「んっ…そう、そうだ…よし…うん、上手だ…♡」

乗馬なんてした事ないけど、何故かシルビアさんの体には上手く乗ることが出来た。まるで1つになったようなそんな感覚…。

昨日とは違う体勢で感じるシルビアさんの温もり…それはとても暖かく、柔らかで心地よい、時折触れる絹のような美しい髪からはとても甘い香りが僕の鼻を刺激してやまない…。

「ふふっ、どうだ?私の背中は…暖かいだろう?もちろん…ロットもとても暖かいぞ?」

ふと僕に振り向いて笑うシルビアさん…。優しいシルビアさんのその横顔が背景の白銀に映えてとても眩しい…。

「ぁ…は…はいっ…すごく…暖かく…て…」

「そうだろう…ふふっ…本当にロットは……♡」

「カワイイナァ…♡」

一瞬、シルビアさんの笑みが妖しく艶やかに…その瞳に影を映した気がした…。そして何かを小さく呟いた。

「えっ?シ、シルビアさん?今、なんて…」

「はっ…い、いや…気にするな…ちょっと気合いを入れて声が漏れただけだ…さっ、そのまましっかり私の背に身体を預けているんだ、立ち上がるぞ…」

グッ…

「は、はいっ!あっ!…っと…うぁっ!?」

グラッ…ギュ…ムニュゥ…ムニッ…

「あっ?んぅっ♡はぁん♡ロ、ロット…♡」

シルビアさんが立ち上がったその瞬間、体勢が崩れかけて僕はつい必死にシルビアさんにしがみつこうとして…。思わずこの手にシルビアさんの…胸を掴んでしまっていた…。服の上からでもこの手で触れるとより、その柔らかさ、温もりが伝わるようで…。

「あっ/////ごっ、ごめんなさいっ!!つ、ついっ/////あぁっ/////」

ギュ…ギュゥゥゥ…

その手を胸から離すが、バランスを崩しそうになりたまらず全身をシルビアさん
密着させなんとか落ちるのを回避する。
しかし、その密着は強くシルビアさんの温もりがより一層感じられる…。

「はぁん♡ロットぉ…♡こっこんな…♡」

何故かシルビアさんから漏れる声…吐息…その全てがどこかねっとりとしていて…僕の心に絡みつくように鼓動を高めていた…。

「あ、あのっ/////やっぱり…僕…自分でっ/////」

「はぁ♡はぁ♡す、すまない、ロット♡」

そう応えるとシルビアさんは1度深呼吸をして、振り向くと、僕にまた優しい笑顔を見せてくれる。

「ふぅ…だ、大丈夫だ…私も背に人を乗せるのが久々でな…少し感覚を取り戻すのに手間取っただけだよ…だから…そのままで…大丈夫だ…ふふ…」

「あっ/////そ、それなら…そのよ、よろしくお願いします/////」



ザッ…ザッ…
ザッ…ザッ…ガッ…ガッ…

「ふふっ、どうだ?動くとまた違うだろう?体勢がきつくはないか?」

「いえっ、全然大丈夫です!シルビアさんの背中、とても暖かいし…それにこんな高さで景色を見られて気持ちがいいですっ!」

「そ、そうか…気持ち…イイ…か♡まったく…ロットは…♡」

「あっ、ごめんなさい…その、ほんとにありがとうございます…僕ばっかり楽しちゃってて…」

「んっ…こら…謝るんじゃない…言っただろう…これは私の使命でもあると、だから私だってロットを背に乗せることは苦でもなんでもないんだぞ?…むしろ…♡」

そう言ってまた笑みをこちらに向けるシルビアさん…僕は…シルビアさんのその笑顔の…優しく美しいシルビアさんの…虜に…なってしまっている…。

「あ、ありがとう…ございます…シルビアさん/////」


━━━━━━━━━━━━━━━


ザッ…ザッザッ…
ガサ…ザク…

洞窟をたって晴れ渡った空の下の雪山を道なりに進む…

普段、何度も行き来する道だが今は背に心地よい温もり…触れているのは背中だけだが…全身が、心まで満たされるような感覚…。

背中から伝わる吐息、沈黙と静寂さえもが愛おしい…。

しかし…それはあくまで麓に着くまでの間の…ほんのひと時…淡い…ほんの少しの小さな至福…。

この温もりが背中から…私から離れることを想像しただけで…心がすっ…と冷たく凍るように締め付けられる。

しかし…私は…この子を…。


「あの…シルビアさん…」

背中に乗せた彼がふと、呟く…。

「ん?なんだ?」

「その、シルビアさん…はこの山に、住んでいるんですか?」

「ああ、私達ホワイトホーンは主に雪原や、雪山に住む種族だ、もちろん麓の町で暮らしている仲間もいるけどな」

「シ、シルビアさんは?」

「私はちょうど、この道をしばらく進んで少し外れた所にある山小屋で暮らしているよ」

「そう…なんですね…お、おひとりで…?」

「…ああ…そうだよ…」

そう、私は独り立ちしてからはずっとその山小屋で1人で生きてきた、家に友人を招く事はもちろんあったが…。

「そ、そうですか…」

彼の私に対しての、その質問の意図する所は何か…ただの疑問だろうか、もしかすると…なんて…考えかけたが…私は直ぐにそんな邪念をかき消す…。

「そ、そうだ、ロット、キミの事だが…」

「あっ、えっ…」

「うん、キミの事だが、麓にいる私の友人に旅商人がいてな…その人がちょうど今、町に帰ってきているんだ、私と同じ魔物でな…種族は違うが、私とも仲良くしてくれて…君たち、ヒトにとっては人柄…というのかな?それもよく、面倒見も良い…それに、ちょうど人手が足りないと言っていた、だから彼女にキミの事を話してみようと思うんだ」

「え…そ、それって…」

そう…この子は、彼女に預かって貰って、生きてゆくのがいいだろう。
何も適当に押し付けるのではない…彼女とは何十年来の付き合い、確実に信頼できるからこそ…だ。
彼女は、魔物とも人間とも仲良く、上手にやっている。そんな彼女に預かって貰えば、この子は…。きっと、幸せに…。

「大丈夫…彼女は私なんかよりもずっと優しくて君にも沢山の愛情を与えてくれる…私が保証する…だから…」

そう…これが最善の…選択…。



「ん?ロット…?」

「シ、シルビアさんっ!!」

ギュゥゥゥ…

「っあ!?あっんぅ…♡ど、どうしたっ♡ロ、ロット?んっ…♡」

急に力強く彼が私に抱きつく、今までとは違って必死に私を離すまいとする熱く強い抱擁…。その必死な声、少し震えている手に、身体が嫌でもゾクゾクと…興奮してしまう。

「ぼ、僕っ…シルビアさんと…ずっと…一緒が…いいです…」

「なっ♡なにをっ♡ロット…♡キ、キミは…♡」

彼が口にしたその言葉…私が微かに抱いていた期待…。しかし、それはあってはならないこと…、ずっと抑えていた淡い願い…。それを彼が自ら、口にしたのだ。今度は確実に…私の身体が心が奥底から反応して、何よりも子宮が…うずうずと熱く…切なくなってしまう…。

「っ…ダ…ダメ…だ…ロット…それだけは…いけない…」

ザッ…

私は…歩みを止めて、彼を、自分を制するように言い聞かせる。そう…私の存在は…きっと…彼を…ロットを…。

「シ、シルビアさんっ!ぼ、僕っ!シルビアさんに見合うようになりますっ!言うこともなんだって聞きますっ!シルビアさんのお手伝いだって!なんだってします!覚えます!だからっ!」

ギュゥゥゥ…ギュ…

「あっ♡あっ♡こっ、こらぁ♡つ、強いぃ♡だ、だめぇ♡こんなっ、のぉ♡」

制止した欲望を彼の熱く強い抱擁が一瞬で掻き混ぜられ、私の全身をドロドロと駆け巡らせる…。

そして身体よりも何よりも心が熱く溶かされる…。

求められているのだ…。

か弱く脆く小さな儚い存在が、それでも強く…私を求めている…。

この身体で、この脚で、振り解けば簡単にその命を落としてしまうような…そんな存在が…私を求めるのだ…。

今私が手を出し…貪り尽くせば簡単に事切れてしまうようなそんな存在が…。


「んんっ♡あっん…♡はぁぁぁ♡ロ、ロットぉ♡お、落ち着くっ、んっ??♡だっ♡」

「シルビアさんっ、お願いしますっ!シルビアさんっぅ…ぼく…ぼくはっ!!あなたがっ!!シルビアさんがっ!!」

ギュゥゥゥ…

ビ、ビクッ…ビクンッ…

「あっ!?…ヒンっ♡♡イッ…クッ♡ヒッ…あんっ…ふっ…あぁ♡あっ♡は…はぁん…♡」

ビクビク…

彼が言いかけた言葉…それを…考える間もなく…。

私は…軽く…軽くだが達してしまった…その気持ち良さは昨日味わったものとは別の感覚…。何よりもこれまで抑えていた自分自身の酷くくすんだ欲望が肯定されたかのような錯覚に陥る、そんな感覚…。




しかし…そのおかげで私は少しだけ冷静さを取り戻す事が出来た…。そして…。

「ふぅ…はぁ…わ、分かった…分かったよ…ロット…いいか…君は病み上がりで…そして…いつもと違う環境にいる事で…少し気が動転しているかも知れないんだ…」

かわいい、かわいい…ロットに、そして醜い醜い自分に言い聞かせるように口を開く…。

ドクン…ドクン…

鼓動が確実に早く…熱くなってゆく…


そうだこれは彼のほんの気の迷いであって…私達にとってはいけないこと…落ち着け…まだだ…まだ…この子には…選ぶ…道が…。

スッ…

「…シルビアさん…」

ダメだった…。
彼の…ロットの…小さく切ないその声…たった一言でそんな抑制は虚しく掻き消される…。

冷静に…冷静にと…なればなろうとする程に、反して…私の心の奥底でドロドロとわいて上がる欲望…。
グルグルと視界すらも揺るがしてしまう様な熱く白い光が私の胸を焦がす…。
背に抱くロットが愛おしい…思い出すあの表情…身体…全てが私の中の醜い欲情をそそらせて子宮を疼かせ…全身を焦がしてやまないのだ…。

「そんなこと…ありませんっ…シ…シルビアさん…僕はっ、本当にっ!」

そして…そして…何よりも彼は…ロットは…私に好意を寄せ…それどころか…一緒にいたいと…願ってくれている…私を求めてくれている…。

彼は私を恩人だと…そう言ったが…。救われたのは私の方でさえあるのに…。

そんな彼の無垢な笑顔…それをぐちゃぐちゃに愉悦に満ちた蕩けた顔に…私の身体で…心で…染めることが…犯してしまうことが出来れば…あぁ…それは…なんて…なんて…。

「っ…ロ、ロット…本当に…それ以上は…」

火照る…火照って…ただひたすらに熱く切なく…疼いて止まない…抑えられない…。

彼の小さな乱れた姿ばかりが浮かんで、その想像だけでも心が身体が絶頂を迎えるような感覚…。

「シルビアさんっ…僕…本気ですっ…」

ギュゥゥゥ…

ああ…彼の抱擁はこんなに熱く情熱的だっただろうか…。声だけで揺らいだ私の理性なんて彼の抱擁の前には…もはや意味などない…。


ロット…かわいい…かわいい…キミは…。

キミはベッドの上でどんな声で…鳴くのだろう…。

キミはベッドの上ではどう私の身体に愛情を捧げてくれるのだろう…。

キミの小さく、か弱い、その身体をめちゃくちゃにひたすらにドロドロに、ベッドがぐしゃぐしゃになるまで…犯したら…。

それは…それは…。

きっと…とても……。


気持ちが…いい…に…♡

違いないだろうなぁ…♡♡



「ロット?」

私はねっとりと低い声で…彼の名前を呼ぶ。

「は、はい…」

ゴクリ…と唾を飲み込む…ここが本当に最期だろう…これで…私は…。



「…本当に…♡そう…思って…くれているのか?ロット…♡」

「はいっ!本気でっ/////シルビアさんと一緒に…ずっと一緒に…いたいんですっ!!」

「っくぅ…♡はぁ♡…そ、そうか…♡」



瞬間…私の中で…何かが熱く漏れたようだった…ただ…とても心地よかった…ドロドロと…溶けだした…。溢れる…。黒く醜い爛れた欲望が…。


あぁ…そうだろう…そう言ってくれるだろう…分かっていた…そんなこと…

だからこそ…私は…自分に最期だと…そう割り切った振りをして…彼に…選択を…


そうだ…。

彼は…ロットは…。

私の…このシルビア・アルファードの奥底にある醜い欲望を…貪り尽くしたいという魔物を…。

その身体で…心で…。
受け入れて…受け止めて…。




ああ…そうか…もう…これ…は…きっと…そう決まっていたのだろうな…。




「…そう…だな…♡♡」


私はもう止まらない…このまま…黒く…暗く…。

「ふふっ…そうだ…ロット…いい子だから…な?ほら…少し…ほんの少しだけ…休憩…しようか…」

振り向くと彼の顔がより間近に写る…その顔は今にも泣き出しそうな…そんな顔が私の心を掻き立てて…そして私の子宮を熱く切なくキュンキュンと疼かせる…

…もう…止まらない…

「えっ…シル…ビア…さん?休憩…ですか…?」

「そうだ…先程言っただろう?私の山小屋はこの道なりだと…そこで一旦…そう一旦だ…少しでいい…休もうじゃないか…そうだ暖かいカフェオレでも入れてあげよう…あぁ友人に貰ったクッキーもあるんだ……なぁ…そうしよう…そこで…もう一度…君の応えを…私に…聞かせてくれないか?」

…ただ…ひたすらに…

「いいか?」

私の笑みは恐らくとても歪んで妖しく艶やかに彼の瞳に映ったことだろう…。
しかしもう…そんな事はどうでもいい…今はただこの子と誰にも邪魔されない…ただ2人だけの空間に閉じこもってしまえれば…それで…

「なぁ…ロット…♡♡」




アイ
…彼を犯 したい…






「ぁ/////…は…はい/////シル…ビアさん/////」








ザッ…ザッザッ…
ガッ…

「さ…着いたぞ…私の…小屋だ」

「わぁ…ここがシルビアさんのお家…」

目の前にある山小屋は外観は小屋というよりも家の様で、小さな庭もありその佇まいはまるで別荘のような印象。

「わぁっ!すごい!僕の家なんかより全然大きいっ!」

「そ、そうか…うーむ…そう言われると…答えに困るな…」

玄関に近づくとシルビアさんは鍵を取り出す。


ギィ…ガチャ…

スッ…グイ…


「よっ…さぁ…ロット…降りれるか?」

「あっ…はいっ…あの…おじゃま…します/////」

玄関のドアを開けるとそこにはシルビアさんが生活している空間が広がっていた。
とても広い部屋…。
真ん中に大きなテーブルがあって、その奥に、玄関のドアに向かい合うように暖炉がある。
右手にはとても大きなベッドが、シルビアさんが全身で寝ても余裕で収まるようなサイズの…。
そして左手の奥にはこれもまた大きなサイズのキッチン…。
どれもこれも今まで僕が目にしたことのないサイズの部屋に少し驚いた。
けれど…シルビアさんは背が高くて半人半馬の姿をしているからこれが普通のサイズなのだろう…。

「ふふっ、驚いたかな…。人間にとってはどれも有り余る程のものばかりだからな…まぁ…すぐに慣れるさ…すぐに…な♡…あぁ…ロット…すまない…ベッドにでも腰掛けて…待っていてくれるかな?」

「あ…はいっ!」

カチャカチャ…ガチャン…

どうやらシルビアさんはドアの鍵を掛けたらしい…

ちょっと休憩…って言ってたけど…もしかしたらシルビアさんは思ったより長く休むつもりなのかも知れない…そうだったら…嬉しい…な…なんて…

「あ、はいっ…じゃあ…失礼します…」

ボフッ…とベッドに腰掛ける…それはとても柔らかく弾力があって腰が吸い込まれるようだった…。シルビアさんの下半身は毛皮に覆われているけれど、ベッドはとても綺麗に整えられていて、髪の毛1つ落ちていない…。さすがシルビアさんだ…。そして…何よりもベッドから…シルビアさんの甘い香りがする…。

「ふふ…ロット…すぐに支度をするからな♡…あと…飲み物はカフェオレで大丈夫だったかな?」

そう言いながら暖炉に火をつけるシルビアさん…。この部屋だとシルビアさんの声がよく聞こえて…とても心地いい…。

「あ、ありがとうございます////カフェオレで、よろしくお願いしますっ」

「ふふっ、あとクッキーも出さなきゃな…♡」

そう言ってキッチンへと向かうシルビアさん…その動きはどこか艶めかしくて、歩く度に揺れる下半身に、尻尾に、僕は目を奪われて…。

「こらっ…♡ロット♡なんだあ?とても…はぁ♡いやらしい目つき…をしてないか?」

「あっ/////えっ/////いえっ/////そっ、そんなっ/////ち、違いますっ/////ごっ、ごめんなさいっ/////」

僕はシルビアさんの…その…大きなお尻に…夢中になってしまっていたみたいで…気が付けばシルビアさんが上半身をこちらに向けていた…。

思わず否定しちゃったけど、僕は確かにシルビアさんに見とれてしまっていたのだ…命の恩人であるシルビアさんに対して…いやらしい目つきで見てしまうなんてっ…やっぱり僕は…

「ふふっ…なんだ?否定したくせに謝って…ぁ…♡あぁ♡もぉ…そんな顔をするな…♡」

「シルビアさんっ、ほんとに…す、すみません…」

「ロット♡冗談だよ♡冗談♡なんならもっともっと見てくれて良いんだぞ♡たあっぷりと♡いやらしい…目つきで♡」

「ええっ!?シ、シルビアさんっ/////そ、そんなっ/////」

まただ…シルビアさんの妖艶な笑み…あの笑顔で、瞳で見つめられるとお腹の奥が切なくなる…これは…よく分からないけど…僕はシルビアさんの事が…

「ふふっ、まぁいいさ…♡これもじきに…♡…っと…さて…ちょうどいい具合に温まったな…」

シルビアさんがプレートに乗せて僕の為に作ってくれたカフェオレとクッキーを運んでくれた、一旦それを枕元に置くとシルビアさんは僕を見つめて…

「さ…ロット♡少しずれてくれるかな…」

「あっ僕、テーブルでいただきますか?シルビアさんのお邪魔に…」

その瞬間…グイ…とシルビアさんに引っ張られる。

「あっ/////」

「何言ってるんだ♡…一緒に♡だろう??」

そう言うとシルビアさんは僕を抱き締めてその胸に僕の顔を優しくあてがう…その柔らかさ…温もりに思わず声が漏れる。

「あっ/////ふぁ/////は、はい/////」



「さっ…♡頂くと♡しようか…♡♡」

「あっ/////…はい/////」

僕とシルビアさんはベッドの上で密着した状態になった。

僕がシルビアさんの大きく曲げた下半身の馬体に寄りかかり…シルビアさんの上半身は僕の方を向いて…

「クッキー…食べさせてあげよう♡あーん♡」

シルビアさんのあーん…。は、何度されてもドキドキしてしまう…僕にもそうしろ、と大きく開けるその口が、奥に覗く長く綺麗なピンク色の舌がとても艶やかで見とれてしまう。

「あー…んっ…んぐ…もぐ…お、美味しい…です/////」

「ふふっ…そうだろう…♡美味しいだろう♡よかった♡」

そういうとまたクッキーを手に取るシルビアさん…今度はクッキーをカフェオレに浸して…

「ほら♡あーん…♡」

クッキーを浸す時に、指先に付いたカフェオレはよく見るとミルクが多いのか…白が強くすこし濁ったような色をしている、そんな液がシルビアさんの美しい指先から艶めかしく垂れて…

「あっ…あーん/////んっ…んぐ…んぐ…」

「はぁん…♡ほんっとうに…♡可愛いなぁ…♡餌付けをする飼い主の気持ちが痛いほど分かるぞ…♡なぁ…ロット♡」

「えぇっ/////シルビアさんっ/////そ、ほれって/////」

「ふふっ♡ロット…♡見てくれ…♡指にカフェオレが垂れてしまった…♡こいつをどうにかしてくれないか…♡」

僕の目の前に指先を差し出すシルビアさん…さっきからシルビアさんの言葉1つ…行動1つに…胸がドキドキしてしまう…。

「あっ/////ちょ、ちょっと…待ってて下さい…あ…そうか…」

僕の服で拭えば良いんだ…そう思って自分の袖に手をかけようとした、その時…

「ロット…♡違うだろう…♡ほら…簡単な方法があるだろう♡」

「えっ…シ、シルビアさん…どういう…」

シルビアさんはより僕の顔の近くへ、口元へとその指を近づける…。

「ほら♡ロット♡キミのその舌で…♡舐めてっ♡綺麗にしてくれれば…♡…いいんだ♡」

「は…/////え?えっ/////ええっ!?/////ぼ、僕がっ/////シルビアさんの指をっ/////で、ですか/////」

僕の胸の高鳴りは止まらない…。

「そうだ…♡ほーら♡ほらほらぁ♡早くう♡指が冷たいっ♡ロットぉ♡」

「…じゃ…じゃあ…/////その…/////し、失礼しますっ!!/////」

「んっ♡ふふっ♡」

「あー…んっ/////んっ…ちゅぱっちゅぱっ…くちゅう…」

僕は覚悟を決めシルビアさんの指を咥えた…シルビアさんの指に付いたカフェオレはとても甘く濃い味…そしてシルビアさんの指はとても熱く僕の舌が触れる度にビクビクと震え、時折固い爪が僕のは歯や舌に当たり僕もたまらず震える…。

「ひぁ…♡んっっ♡ふぁぁん♡ロットぉ♡いっ、いいぞっ♡暖かくて…柔らかくて…♡あっあっ…♡そんなっ…丁寧にぃ♡あぁ♡いいっ…♡ロットぉ♡」

シルビアさんは…嫌がってはない様だった…それを見て僕は、指をくわえている不思議な安心感と、シルビアさんのその姿にもっと指を舐めてあげたくなって…夢中になって指に食い付き…

「んふ/////…しっ/////…りゅ…びあ/////しゃん/////んうっ/////ちゅうちゅぱぢゅぱぢゅぽぢゅぽっ/////」

「あっあっ♡ロットぉ♡ロットぉ♡すごい…♡指なのにっ♡それだけなのにぃ♡あっあっ♡んふっ♡」

僕もだんだんと体が熱く火照ってきて、またお腹の当たりが切なくなってしまう…。そして…たまらず目を瞑ってしまう…。

「あっ♡ロット♡ロットぉ…♡ちゃんとぉ♡こっち見て♡私の事っ♡んんっ♡見てっ♡見つめながら舐めてっ♡」

シルビアさんがそう言っている…僕はもうシルビアさんの言葉に照れることもない…ただ彼女が求めるままに…。

「んっうう/////しりゅ/////びあ/////しゃん/////こう/////れふ/////かっ/////んんっぢゅぽぢゅぱっ/////」

「あっあっその顔すごい♡可愛くって♡はぁぁ♡やらしいっ♡ロットぉ♡かわいいぞっ♡あっ♡ねっ♡見てて♡もぉちょっとだから♡見てて♡ロットぉ♡」

シルビアさんの体が大きく悶え始めた…僕も鼓動がどんどんそれに合わせて高鳴ってゆく…

「んっ/////ぢゅぱぢゅぱぢゅぽんっちゅうぅ/////」

「…ぁ♡やっ♡イッ…♡クゥ♡」

プシュ…ピツ…ピチャ…

「あっ/////あつっ/////」

シルビアさんの体が大きくビクンと跳ねる…と同時に何かが僕の顔にかかった…。
それは熱く…少し粘っとして…ツンと鼻を刺激する匂いで…でも嫌な気にはならなくて…むしろ…ドキドキするようなそんな不思議な液体…。

「んっ/////はっ/////はぁ/////し、シル…ビアさん…/////ぼ、僕っ/////」

カチャ…コト…

ギシ…キシ…

シルビアさんはプレートを床に下ろして僕と向かい合う体勢になって…

「ロット…♡」

ピト…

ただ一言…僕の名前を…呼んで…その手を…僕の頬に当てる…

「シル…ビア…さん…/////」

僕もその呼び掛けに対してただ彼女の名前を呼ぶ…

「ロット…♡いい…よなぁ?…なぁ…♡ロット…♡」

「は…はい/////シルビア…さん/////」

その問いかけは何の確認か…尋ねるシルビアさんは今までの僕が知っているシルビアさんとはどこか違うような…
けれど…僕は…そんなシルビアさんでさえも魅力に感じいる…
目の前のシルビアさんという存在に全てを…
僕の全てを…。

…捧げたい…。


━━━━━━━━━━━━━━━


バッ…

「ロット♡おいで♡さぁ…私と…ひとつに…私のモノに…なってくれ♡」

私は目の前の少年を捕らえる為の両手を広げる…
彼を…ロットを…二度と離すことの無い抱擁を彼に与えるべく…

「はぁはぁ/////シルビアさんっ/////」バッ…

ギュ…ギュゥゥゥ…

「ふふっ、来たぁ♡…あぁ♡ロット♡私の、可愛い可愛いロット♡んっ…♡はぁん…♡」

スリスリ、スリスリ、ムギュウ…

「んっ/////んぅ/////はぁ/////シルビアさんっ/////」

熱く強い抱擁…彼を全身で感じる…そして胸…お腹…あらゆる部位に彼を押し当て、至福を実感する。

「はぁ♡はぁ♡ロット♡ロット♡いいかぁ私の気持ちいいところ全部味わうんだぞぉ♡」


愛のマーキング…。
彼に…自分の主の身体を、その身に心に覚えさせるべく。

しかしこんなのはまだ…序の口…もっともっと大事なところで彼を喰べて…貪って…奪って…自分自身の存在が誰の為であるかを分からせる…。

「シルビアさんっ/////シルビアさんっ/////はぁはぁっ/////」

「ロット♡私の身体はどうだ?暖かいか?気持ちいいか?」

「はいっ/////シルビアさんの…あったかくて気持ちよくて僕っ、ずっとこうしていたいっ」

彼がそう言って私を見つめる…
私もそれに応えるように見つめ返す…

もう迷いはないのだ…これからは…

私は深く息を吸い、ロットを優しく包むように抱き、彼の耳元で囁く…

「なぁロット…♡もっともっと私と気持ちよくなりたくないか…♡こんなの比べものにならないくらいに♡私とキミで気持ちよくなれる事を…♡してみたくはないか…♡」

「ひゃ/////シルビアさんっ/////は、はいっ/////シルビアさんと、気持ちよくなれるなら/////僕…なんだって/////」

あぁ…やはり救われたのは私の方…こんなにも…教えずとも彼は私の心を溶かしてくれるのだ…満たされる心…

と、同時に黒く濁った感情…

彼の全てを私だけのモノにしたい…彼を私で染めて、他の存在はなにも必要ないと感じるような子にしてしまいたい…犯して犯して…私無しでは生きることの出来ない身体と心にしてしまいたい…そんな欲望…

「ふふっ♡嬉しいぞ、ロット♡さぁ…まずは服を脱ごう…じゃあロット♡まずは私の服を脱がせてくれるかな♡」

「あっ/////は、はい/////」

スッ…

「し、失礼しますっ/////」

丁寧に私のコートを脱がす彼…そして、私の上半身が裸が顕になる…

「あっ/////シルビアさんっ/////すご…綺麗っですっ/////」

「ふふふっ、ありがとう♡今度はキミの番だな♡さ、脱がせてあげよう♡」

スッ

「は、はい/////」

彼の薄手のコートを脱がして、下着に手を掛ける…ロットは驚きも抵抗もしない…完全に私に身を預けている…

「シルビアさんっ/////はぁ/////はぁ/////」

下着も脱がしてロットは完全に裸になった状態…もちろん彼の性器…おちんちんも…

可愛いロットの様にかわいらしいおちんちん…まだ皮も被っていて、しかし小さいながらにも、先ほどの抱擁で私の裸で興奮したのだろう…完全に勃起しきれていないが…ピクピクと健気に主張せんとばかりに上下している…すこし顔を出した鬼頭からは我慢汁が溢れている…

それを見ただけで子宮がきゅんきゅんと今まで無い以上に疼く…早く早く…喰べさせろと、モノにさせろ…と。

スッ…

私は獲物に手を伸ばす…これから私が喰べるおちんちんへと…

スリ…ニギ…ニチュ…

「あっ/////シルビアさんっ/////そ、そこっはっ/////」

「ふふっ、心配いらないよロット♡今は私に任せて、とっても気持ちよくなれるからな♡」

ニギニギ…シコシコ…チュコチュコ…ヌチヌチ…

「ひゃ/////あああっ/////シルビアさんっ/////シルビアさんっぅ…/////」

可愛い…とても可愛い…これでは恐らくオナニーもした事がないのだろう…おちんちんを扱かれる…未知の快感に、頭はぐしゃぐしゃでただ私の名前を呼ぶことしか出来ないそんな状態…

「ロット♡ロット♡ふふっ♡気持ちいいな♡いいかロット♡キミのおちんちんを気持ちよく出来るのは私だけなんだよ♡私の身体で、手でするからこんなに気持ちがいいんだ♡いいかな♡ちゃあんと覚えるんだ♡」

「ひぁぁ/////シルビアしゃん/////はぃぃっ/////」ビクビクッ

覚えさせる…自分のおちんちんを気持ちよくさせてくれるのは私だ、と…私の身体だけだと…
そう…この子に自慰は教えない…いや、自慰なんて必要無い、そのくらいに満たして、満たして満たして…アイすから…いらない…

チュコチュコ…ヌチュヌチュ…

「ロット♡いい子だ♡私の可愛い可愛いロット♡」

「あっ/////あっ/////シルビアさんっ/////熱いっですっ/////おちんちんっ/////熱いっ/////」ビクンビクンッ

ロットのおちんちんはすっかり硬く大きくなっている…

「シ、シルビァしゃ/////ぼくぅ/////あっあっダメダメっ/////なんかっ…なんかぁ/////」

ロットの身体が、おちんちんが激しく、ビクビクと跳ねている、その姿に嗜虐心がそそられる。この子の快楽を、感覚を、私が刺激して、牛耳っているのだ、か弱い人間の、男の子の全てを…。

「ロット♡いいんだぞ♡私に全てを委ねて♡キミはただ、私にされるがままで♡ほらっ♡ほらほらほらっ♡」

シコシコシコシコッ…ズチュズチュズチュヌチュヌチュウ…

スパートを掛けて、ロットのおちんちんを激しくしごく…

「あっ/////んあぁ/////しっ、しりゅびぁっ/////しゃんぅ/////だめだめぇ/////おしっ、おしっこぉ/////で、でそっぉ/////」ビクビクンッ

ピタ…

「あぇ…し、しるびぁ/////しゃん…?」

私は、手を、止める…

「ふふっ♡ロット♡キミは、白いおしっこ…出したことはあるかな…♡」


「え…っ/////し、しろいおしっこ…/////ありません…/////はっ/////はぁ/////あ/////」


「ック…うん♡はぁ♡そ、そうかっ♡は、初めてっ♡なんだ…なぁ♡」ゾクゾク

初めて…ロットの初めてだ…

奪う…絶対に…奪う…私のモノにする…これは…

ロットの初めては…私のナカで…たあっぷりと味わってモノにして……

刻みつけてやる…

私のナカでしか…イけないように…確実に…

仕留めるんだ…





あぁ…私は…ワタシは…なんて…醜く…



「ロット……♡」ズッ

ズン

「シル…ビア…さん/////」

「愛している…ぞ…♡」

ズチュウ…

「あっ/////ひぁ!?」

ヌプヌプ…クプクプ…ズチュウ…




ビュルルル…ドピュウ…

「んあ!?ひぁぁ/////あぐぅ/////くぁ/////ふぁぁぁあ/////」ビクビクン

「ふぁぁ♡ロ、ロットぉ♡あっ♡しゅ…しゅごいぃぃ♡いっぱいっ♡いっぱいででれぅ♡こ、こんなぁ♡こんなのぉ♡しゅごいぃぃ♡だ、だめぇえ♡」ビクビクンッ

「あぇ!?なっなにこれっ/////こんなのぉ/////」ビクビクン

私の…彼を…ロットを…奪わんとする、膣内で、子宮で…身体で感じる…彼の絶頂と射精…

暖かく、熱い、液体が身体の芯へと流れ込み、火照り満たしてゆく…

チカチカと、頭が、真白く、熱く、麻痺するような感覚…

彼を犯して奪った満足感と、背徳感に…頭がグシャグシャに蕩ける…

今までの私が、壊れるような…想像を絶する高揚に…身体と心が支配され、私はこれまでにない程の快楽を浴びた…

「ロット♡私の可愛いロット♡これはぁ♡はぁん♡えっち♡♡♡…ってぇいうんだぞぉ♡これはぁ♡ワタシとぉ♡キミじゃなきゃあ♡出来ないんだっ♡ワタシのおまんこのナカじゃないとぉ♡んひっ♡味わえないぃ♡キモチイイッ♡なんだからなぁ♡」ズチュズチュヌチュヌチュゥ

「えっ/////えっち/////しゅ…しゅごいよぉ/////しるびぁしゃん/////」ビックッゥ




ズチュ…


ヌチュウ…グチユ…

ズコズコ…パコパコ…

グチュズチュ…ズチュ…ズチュ…バチュバチュ…



「あっ/////あっ/////しっ、しるびぁっ/////しゃん/////だめっ/////だめぇっ/////またっ/////また来ちゃうぅ/////おしっこっ/////ひゃ!?んぁぁ/////」ビュルルビュウゥゥゥ

「ロット♡んっ♡ロットぉ♡すきすきすきっ♡ロットぉ♡だいしゅきぃ♡ワタシのぉ♡私のモノっ♡らしてぇ♡もっと♡♡もっと♡」ズチュズチュヌチュヌチュグチュグチュ

犯す…彼を…ロットを…大好きなロットを…

ズチュヌチュ…

ただひたすらに醜い心のまま…

「ロット♡ちゅ♡ちゅーしよっ♡ちゅーしながらっ♡おしっこだひてぇぇ♡」ビクンッ

「んんっ!?ぶちゅうぅ/////んぶっ/////んんっ/////んっっ/////」グチュゥブチュゥ

ズコズコ…ズチュズチュ…パチュパチュ…

「んっ/////んんっ!?んぐっ/////んんんんっ/////」ビュルルビュルルゥゥゥ


私は…ひたすらに、ロットを犯した…
唇を奪って、おちんちんを貪って、心を支配して、なすがままの彼を…ただ…ひたすらに…


アッ…アッ…ンァ…

シッ…シルビア…サンッ…

スキッ…スキスキスキッ…ロット…ダイスキ…

ズチュズチュ…

ヌチュヌチュ…




気が付けば日も堕ちて…
でも…そんな事は些細な事で…

私にとってはただ目の前の獲物を貪る事が出来れば良くて…

アッ…
ヒァ!?アッ…


犯して…冒して…侵して…

自らの快楽に…

この子に…

溺れて…いた…






「はぁ…はぁ…なぁ♡ロット♡私の事…んっ♡好きか…♡」ヌチュズチュ

「ぁ…す…き…すきぃ…だいしゅき…」ビクビク

ズチュ…ズチュ

ビュルル…ブピュゥ…ピュッ…ピュ…

「きたぁ♡また♡せーしぃ♡子宮ぅ♡喜んでりゅぅ♡」ビクビク

「あっ………ぁ…ふぁ…/////」ビク…ビクンッ











「あぁ…私は…なんて…醜い…」スッ

「はぁ/////はっ/////シル…シルビァ…/////さんっ/////」ガクガク

私に包まれ、息をきらせて…必死にしがみつくロットを感じる…




犯した…犯してしまった…私を、信じて、共にいたいと、そう言ってくれたこの子を…

私の想うように染め上げて、身体を侵して、心を奪って…

罪悪感…込み上げてくる…どうしようもなく…
それは溢れる涙の様に痛く熱く伝ってゆく…


「はぁ…はぁ…なぁ…ロット…ロット?…私は、キミに…逢えて本当に…良かったと、思う…私はな、キミに救われたんだ…今もそう…私の黒く醜く歪んだ欲望を受け止めて…」

零れる…

「シル…ビア…さん…」

「私は…魔物だ…キミを…また…貪り尽くす…犯して犯して…それでも足りないくらいに…キミの想像以上に私はキミを支配して奪って染めたいんだ…」

溢れて零れて…

「済まなかった…本当にっ…。汚してしまった後でこんな言葉を吐くなんて…許される事じゃ無いと思うが…それでも…キミに謝りたい…」

「シルビアさんっ、そんなっ…」

止まらない…

「なぁ…ロット…麓への、帰り道で聞いた…キミの答えを…キミから…言ってくれないか…。この魔物を前にして、キミを犯してしまったこの私を前にして…どうするか…もちろんキミが罰を求めるならば…なんだって受け入れる…。だから…これからどうしたいか…キミの本当の想いを…」

彼を、見ることが出来ない…ただ目を瞑り、終わりを待つ…

「シルビアさん…僕は貴方が好きです…貴方に命を救って頂いてから、それだけじゃくなくてっ、そのっ、なんていうかっ、それからもどんどん好きになって…だから好きなんです…貴方のモノになりたい…今はそれ以外…なんて言えばいいか…それが答えです…。」

チュ…

「…えっ…ロッ…ト…?」ポタ…リ…

震える私に…彼の口づけ…熱く切なく…

「…だから…シルビアさんっ…僕を貴方だけのモノに…してください…」

そう言って彼は私に微笑む…

「っ…あ……あぁ……」ポタ…ポタッ…

涙で滲んでもはっきりと分かる…彼の可愛らしい笑顔…。

そう…。

それはまるで天使の様にとても美しかった…。

「あぁ…あぁ…ロット…ロットっ…」ギュ…ゥ…

気がつくと私は彼を強く抱き締めていた。

それは…心から愛する者を…二度と離すまいとする抱擁…。

「シルビアさん…シルビアさんっ…」

そしてそれに応えんと、彼も私を強く抱き締めてくれる…。

それは…暗く冷たい吹雪を…そっと、包み込む様に明るく射す、白く優しい…優しいヒカリ…。

静かに心が芯から暖まるような気持ち…。



互いに想いを、心を、身体を寄せる…。



静寂の空間に二人…。

そう…

ただ…ひたすらに…




ただひたすらに火照り染め上げるように…。
20/05/16 05:01更新 / ○○

■作者メッセージ
はじめまして!
読んでくれてありがとうございます!
誤字脱字、感想あればコメント頂けると嬉しいです!
よろしくお願いします!!

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