読切小説
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つぼまじんの魅力を語り尽くしたい
諸君、私はつぼまじんが好きだ。
諸君、私はつぼまじんが好きだ。
諸君、私はつぼまじんが 大好きだ。

褐色肌が好きだ
上目遣いが好きだ
小柄な体格が好きだ
内気な性格が好きだ
誘い受けが好きだ
涙目が好きだ
腰の壺が好きだ
保護欲かきたてるところが好きだ
嗜虐心かきたてるところが好きだ

民家で 商店で
教会で 城内で
洞窟で 廃墟で
神殿で 船上で
自宅で 奴隷部屋のすみで

この世界に存在するありとあら痛い痛い痛い!
ちょっと、石投げないで!

え? このまま少佐演説を延々とやって終わらすつもりかって?
ダメなの?
あ、やめて壺に石投げこまないで。

・・・わかりました、ちゃんとやります。ではあらためて・・・

スゥーッ(深呼吸)

つぼまじんかわいいよつぼまじん
小柄な彼女。頭は私の胸の前。
そんな彼女をなでたい。なでくりまわしたい。
そんで『せっかくセットしたのに』と不満そうな彼女を抱きしめてさらになでなでしたい。
抱きしめたまま髪の毛くんかくんかしてスーハースーハーしてモシャモシャしたい。
『うひゃあああ!?』って涙目になったところを頬ずりしたい。頬ずりついでにちゅっちゅしたい。
でもそこまでするとさすがに彼女も怒っちゃう。
泣いた顔もかわいいけれど、怒った顔もかわいいよ。やったね。つぼまじんちゃん。

そして壺だよ。
つぼまじんの魅力、それは壺。
彼女の一番大事なところを守っているまるくて大きいニクイやつ。
骨董好きならたまらない。
指でティーンとはじいて『いい音色だろ?』とか『北宋だな』とか言ってみたい。

ああでもつぼまじんちゃんの壺はそんなお高くとまった高級品じゃないよ。
砂漠地帯の民家に置いていそうな、大地の匂いのする素朴な壺だよ。

陶器というか土器っぽいよ。

だから結婚したらつぼまじんちゃんはかいがいしく働くよ。
壺が傷つくの嫌がって旦那をあごで使うような子じゃないよ。
エプロンが似合うつぼまじんちゃんマジ奥さん。
そんなつぼまじんちゃんを手伝おうとすると『あなたはいいから座ってて』なんて言われちゃう。
でもね、高飛車なつぼまじんちゃんも魅力的だと思うの。
こきつかってくれちゃっても、いいのよ?

しかしあの壺、実は魔力でできてるらしい。きっと形も自由自在。
そこで私はティーンときた。ティーンときたよつぼまじんちゃん。
つまりそれはこういうことだよつぼまじんちゃん。

運動するときは元気あふれる縄文式。
お澄まししたいときは薄手でなめらか弥生式。
怒ったときは火焔式。
気分によって変幻自在。
そんなあなたは土器王妃。夜はふたりで土偶戦記。
ボンキュボンな土偶に比べて控えめなつぼまじんちゃんかわいいよ。

名前もすごいよね。
“壺魔神”
・・・なんか漢字で書くと顔芸が得意な特撮埴輪みたい。
それはおいといて魔神ですよ。何が起こるかわからない魔法で出てくる山のような魔神様。
メガ〇ン・ペ〇ソナならバ〇ルとかヴィ〇ュヌとか高レベル帯の最終決戦パーティ。
一周目じゃ見ない人も多いレベル。

ああでもこっちの可能性もありますね。“壺魔人”
なんか弱そう? いえいえむしろレアなんですよ。

魔人といえば、永遠の少女アリスにライダーズ。あと大僧じょ
つぼまじんちゃんはこの中で言えば・・・ブラックライダーかな。アリスはアリスだし。
おっと大僧正は論外な。
むむ、誰だいま鼻で笑った奴は。“つぼまじんがブラックライダーなら他のライダーは何になるんだよ”だって?
ふふん、いいだろう。聞かせてやろう我が妄想を! すごいぜー、マジびびるぜー?

まずホワイトライダー。これはリリム様だね。全体的に白っぽいし。お姫様だから当然乗馬もバッチリさ。
次にレッドライダー。こちらはヴァンパイア。赤い血のイメージだね。そして貴族だから当然以下略さ。
あとはペイルライダー。これはもう、デュラハンさん以外ありえないね。“青ざめた騎士”の名にぴったりだよ。
そしてお待たせしましたブラックライダー、我らがつぼまじんちゃん。つぼまじんちゃんかわいいよ!素敵だよつぼまじんちゃん!つぼまじんちゃんこっち向いてー!

ふう、どうだい、この完璧な布陣。
リリム・ヴァンパイア・デュラハンといえば魔界でも相当の実力者たちだね。
つぼまじんちゃんはそんな彼女たちに一歩も引く事なく輝いているよね。
異論は認めない。

さらに続くよ。
褐色肌もそう大きな魅力。
魔物娘には褐色っ娘たくさんいるけれど、つぼまじんちゃんはそのだれにも負けない魅力を持ってるよ。

それは何かって? わからないかい?

じゃあ一緒に考えよう。
褐色娘っていっぱいいるよね?
まずは生まれついての女王様、ダークエルフさん。
父娘で夫婦になっちゃうとか今は普通のことだけど、当時はショッキングだったよね。
次にサラマンダーさん。元気なポニーテール娘。スポーツウェアが似合いそう。
雪山褐色イエティさん。実はあの肌、雪焼けなのかな?
おっとアマゾネスさんもそうですね。公開セックスが大好きな、亭主関白褐色さん。
亭主というのはもちろんアマゾネスさんの方ですよ念のため。
そして忘れちゃいけない砂漠組。
アヌ、スフィ、マミーにファラオ様、グールにギルタブリルさんもこの仲間。
おいおいケプリも忘れずに。
さらに不思議の国のジャバウォック。エロ凛々しいドラゴンさん。ドラゴンゾンビは、まだですか?
そして出ましたアプサラスん。オリエンタル褐色娘は大好きです。壺さえあればパーフェクト。
番外その他でノームさんにラヴァゴーさん。彼女らの場合、褐色と言っていいのかしら。
正確に言えば土の色? でもおっきなお手手はかわいいね。
2015・4現在、褐色娘はこんなにいるね。
きっとまだまだ増えるはず。

でもね。
もう気付いたかな?
まだの人はよく見比べて。

うん。
そうなんだ。


褐色娘は数あれど、
ロリっ娘はつぼまじんだけ
なんです。(フンハッ)

砂漠地帯のサバトはつぼまじんちゃんの独壇場! やったね! つぼまじんちゃん!

おいおいロリならケプリもいるだろって?
Hey you よく見たまえ。
彼女の胸は何カップ?
C・Dクラスはあるだろう?
ロリ巨乳なんてしょせんイロモノだって、バフォメットさんが言ってたよ。

(※ここでつぼまじんスキーの皆さんにうれし悲しいお知らせです。このSSの投稿直前に新たなロリ褐色娘であるフーリーさんの情報が追加されていることが発覚しました。でも彼女もロリ巨乳さんだからね、サバト的にはイロモノだからね、正統派ロリ褐色娘であるつぼまじんちゃんの地位は揺らがないよ! やったね!つぼまじんちゃん!)

おっと間違えないで。
べ、別にロリだから好きなわけじゃないんだからね!
むしろロリなんて嫌いなぐらいだよ!
たまたまつぼまじんちゃんがロリだからまあロリもいいかな、って思っただけなんだからね!

だからだね、
私はダークロリフさんとかロリマンダーちゃんとか見てもね、なんにも感じないわけ。
さらに言えばロリビスとかロリンクスとかロリーとかロリ王とかがね、
服のすそ引っ張って『お兄ちゃん、あそぼ!』
って言ってもね、駄目なの。
「可哀想だけどこの子たち、男を知るにはまだ早いのね」
っていう三次元ロリを見るような目でしか見れないの。

ウ ソ ジャ ナ イ ヨ?

だいたいファラオなんてあれ肌の色じゃなくて香油の色じゃないの?
古代砂漠地帯の王族は西方白色系人種だって聞いてるよ。俺は詳しいんだ。
褐色娘が人気だからってシレッと混じるとは、きたないなさすがファラオきたない。
腰に壺つけて出直してきな!

・・・え? なにさっきから俺の嫁他の魔物娘ディスってんだって?
ゴメンそんなつもりじゃなかったんだ、謝る。
でもね、想像してほしいんだ。
例えばだ。
君が、デュラハンさんと結婚するために万難を排して王魔界までたどり着いたと、まあそう思いねえ。
んでもって全身全霊をこめてこう叫ぶんだ。
『白き髪の戦乙女よ、お前が好きだ! お前が欲しい! 結婚してくれ!』
と。

そしたら『呼んだ?』ってリリム様が飛び出してくるんだ。
どうだろう。

『お前じゃねえよ!』

って思わず叫んじゃうんじゃないかな。
できるかどうかは別として。

それにね、つぼまじんちゃんロリーなのはあくまで図鑑で紹介されたつぼまじんちゃんがロリーなのであって全てのつぼまじんちゃんがロリーなわけではないのだよ。
つまり、中にはモン〇ーバラの姉妹のごとくお色気満点のグラマーなつぼまじんちゃん、いやさつぼまじんさんもいるはずなんだよ。
えっ、もはやそれつぼまじんじゃないって?
なにを言うんだワトスン君、いいかい、確かに私はつぼまじんの魅力の一つにロリーであることを挙げたがね、それはほとんどではあるが全てではない。
図鑑に書いてあるつぼまじんの特徴、それは
 1.壺、
 2.内気、
 3.誘い受け。
この三つなんだ。あとは全て個体差なんだよ。
まあもちろん、褐色乙女という部分は明文化されない種族特性だと、私は信仰しているがね。

つまり!
“褐色肌のお色気お姉さん、ただし内気で押しに弱い”
という、文字面だけで鼻血噴きそうな個体も存在するわけなんだ!
うーん思春期のおぼえたて性少年も性欲をもてあます髭面中年オヤジも、一発ノックアウトするほどのパンチ力だよ、つぼまじんさん!

まあね、もちろん世の中には『俺は強気で勝気な女の子が好みだぜ!』と言う兄貴や、
『女性に力づくで屈服させられるのが私の至上の幸福です』という紳士もいるだろう。
本来ならそういう人たちには別の魔物娘さんを紹介するのが妥当なんだろうと思う。

けどね、
これはつぼまじんの魅力を語るSSなんだ。
だからここではあえてつぼまじんをオススメするよ!
んー他の魔物娘の魅力を語れないなんて、ナントツライコトダロウ(棒)

“いやさすがにそれは無理じゃね?ロリは置いとくとしても、つぼまじんはどう見てもS男子狙いの魔物だろ”
と思った方。

なんでそこであきらめるんだよ!
ダメダメダメそんなんじゃ!
お前の愛はそんなものじゃないはずだろ!?
もっと自分を信じろよ! できるできる絶対できるって!
もっとつぼまじんのことを考えろよ! つぼまじんの気持ちになるんだよ!
そう、お前はもう、つぼまじんだ!

じゃあどう勧めるか説明するね。
さっき挙げた特徴の中に、“誘い受け”があっただろう。
どうだい、なにかティーンとくるものがあったんじゃないかい?

私はこう考えたわけなんだよ。

***

男『こ、ここは一体?(何が起こったんだ? それに体が妙に熱い・・・)』
つ『ひっ!? だ、誰?(アハハッ、バカなニンゲンが僕のトラップに引っかかった♪)』
男『子供・・・? うっ!?(なんだ?この子を見ていると・・・ダメだ!自分が、おさえられない!)』
つ『なに、こ、こないでよお・・・(フフ、さあ来て。もう全身に僕の魔力が回ったでしょ?)』
男『おん、な・・・オンナァァァ!!(逃げろ!逃げてくれえ!!)』
つ『いやああああ!!(抵抗したってムダムダ、もう逃げられないよ♪)』
・・・
男『ハア、ハア(俺は、こんなことしたくないのに・・・なんでこんなことに?)』
つ『シクシク(ククク、これでもう君は僕のものだね)』

***

どうだい?
イチャラブ信者の男に陵辱セックスを強要するなんて、
つぼまじんちゃんマジ悪女(棒)

このようにだね、ドSロリコン男にしか需要がないように思われたつぼまじんも、実はオールラウンダーなポテンシャルをもっているということがお分かりいただけただろうか。

つぼまじんはロリコンもそうでない方も、
ちょいMな兄貴もドMな紳士も、すべからずその壺のごとき包容力で受け止めてくれるのさ。
まるで入り口は狭く見えてもその中は広く全てを包み込む、壺のようにね。

おっと、今上手いこと言ったよ。大事なことなのでもう一度言うよ。

“入り口は狭く見えても、その中は広く全てを包み込む、さながら壺のごとく。”
ドヤァ

ああそれなのに、なんということでしょう!
今現在つぼまじんによる被害報告は7個!(2015.4現在)
どんだけマイナーなのさつぼまじんちゃん!?

一体彼女が何をしたというんだ? いやナニもシてないから少ないのか?

ぬうーん、まだつぼまじんの魅力を伝え切れていないのかな。
オッケー、じゃあここからがラストスパート。
トドメのダメ押しというやつだよ!

皆。ちょっと魔物娘図鑑を開いてもらえるかな。
PCで見てる人は別ウインドウで見てくれたまへ。

開いた?
・・・ってコラコラ開くのはつぼまじんのページに決まってんだろ!
ケンタウロスさんの横チチに興奮してる暇なんかないぞ。オープンザ148、9ページ!

今度こそ開いた? じゃあその絵をじっくり見て。
・・・え?“書籍版書下ろしのアーマーテイクオフしたつぼまじんを見せて興奮させようったってそうはいかないぞフンハッ”だって?
バッちげーし! そそそんなんじゃねーし!
べべべべつに実は髪の毛セミロングだったのねとか壺の下ははいてないとかそういうこと言いたいんじゃねーから!
見てほしいのは左ページのつぼまじんちゃんだよ。

どうよ?
・・・うん。
かわいいよね・・・
守りたい、この泣き顔・・・

ああ、じゃなくって。
つぼまじんちゃんのあまりのかわいさについトリップしてしまったよ。そうじゃないんだ言いたいことは。
左ページのつぼまじんちゃんの、胸のあたりにレッツ注目。

・・・誰ですか今“すごく・・・小さいです”とか言った奴。
泣いたり笑ったりできなくしてやろうか?
それは置いといて。この服のデザイン・・・ふふ、PC組はもう気付いたみたいだね。

そうなんです!
つぼまじんちゃんの着ている服、普通のチューブトップかと思いきや、脇の部分が大きく開いていてとってもエロス!
書籍版は白黒だからわからないって? だったら塗ればいいだろ!
つかこの穴の位置、下手すりゃ乳首見えるんじゃないの? こんな破廉恥な服着て町なか歩いてたらアウトだよ、アウトさんだよつぼまじんちゃん!
しかもこの服、腰の壺をクサリで支えてるように見えるけど、これ壺をこう、グイッと下に引っ張ったらスポンッってなるんじゃね? いやなるよね絶対!
臆病といいつつ隙だらけとかとんだ変態さんだよつぼまじんちゃん!
そんなあなたに100素敵!


む。

・・・

・・・まだまだ語り足りないんだけど、そろそろ時間切れかな。まとめに入ろうか。

諸君。
私はつぼまじんSSを、
嗜虐心保護欲かきたてるつぼまじんSSを望んでいる。

諸君。
私と同様のクロビネガファン諸君。
君たちはいったい何を望む?
さらなるつぼまじんSSをのぞむか?
三千世界の壺をのぞきこみ、壺乙女と朝寝を愉しむような、愛にあふれるつぼまじんSSを望むか?

――!
――!!
――!!!

よろしい、ならば



パリーン!

――封印が解けられました! あとはこの扉さえ破れば!
――よくやったニャ、ワンころ。後でホネ投げてやるニャ。
――お前の為ではない! それに奴は私とファラオ様の夫になる予定だワン!
――あら、ワンちゃんは欲張りなのね。みんなに分けてくれないのかしら?
――おまえ居候のくせにずーずーしいニャ。チチの垂れたババアが結婚とかありえないニャ。
――たっ、垂れてねーわよ!
――やめよ、お前たち。彼奴は妾が復活してより数十年、初めてここを訪れた男なのだ。仲良く皆の夫とするべきだろう。・・・もちろん第一夫人は妾だがな。

・・・・・・

・・・・・

・・・・

・・・えー、お気づきでしょうか。

うん、そうなんだ。

いま、私は王家の墓にいるんだ。

そして今まさにバリケードが突破されようとしているわけなんだ。
ファラオさまをディスったのもこういうわけなんです許していただきたい。

『砂漠の遺跡に世にも珍しい壺がある』

なんて情報を鵜呑みにしたばっかりにこんなことに・・・
いや、たしかに壺はあったけどさ・・・

***

砂漠の遺跡の片隅の小さな部屋。さまざまなものが散乱したそこは、物置として使われていたのだろうか。
そこに一人の男が立てこもっていた。

男の腕の中には水晶でできた壺が抱かれていた。おそらくはファラオの副葬品だったのだろう。青く透き通った壺は美しく、金銭的にも技術的にも相当の価値があることがわかる。しかし、そんなことは彼にとってなんの意味もなかった。

メキメキと音をたてる扉の前で、男は震えていた。

「つぼまじんちゃん、僕は全力でやったよ」
彼は震えながら、まだ自分を死地に導いた壺を抱きしめていた。

「僕は愛する魔物娘の魅力を力いっぱい叫んだよ。誰にも届かないかもしれないけれど」
外から強い衝撃が加わり、扉は何度も震えた。扉には閂がかかっていたが、魔物たちの力の前には長く持ちそうもなかった。

「デュラ婿さんやPaulさんみたいにほのぼのと終わりたかったよ・・・」
彼は魅力語り系人気SS作家の名前を祈るようにつぶやいた。
彼は今、あまりに無力だった。

バキッ

その時ついに閂が破壊された。
音をたてて扉が開く。
スフィンクスとアヌビスにかしずかれ、アポピスを巻きつけた王が、彼の目の前に姿を現した。

「それでもね、僕は精一杯がんばったんだ」

褐色の腕が伸びて来る。
彼は泣いて叫んでいた。

「チクショー! こっちくんな! 壺ぶつけんぞ!!」

 腕が、彼をつかんだ。
15/04/27 00:55更新 / なげっぱなしヘルマン

■作者メッセージ
―ある読み専の話―

魅力を語る系のSSがブームとなって以来幾星霜、
いつまで待ってもつぼまじんの魅力を語るSSが出て来ない。
どういうことなの・・・

・・・・・

・・・・

・・・

つぼまじんちゃんかわいいよ!
こっちむいてつぼまじんちゃん!
笑って笑ってつぼまじんちゃん!
いやむしろ泣いて!!
あああああ!つぼまじんちゃんああああああ!つぼまじんちゃんああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああアッー!!

・・・ふう。

つぼまじんちゃん! 俺は、読み専をやめるぞォー!!(壺をかぶりながら)

次の日の朝、その部屋で一人の人間が床に横たわっているのが発見された。小汚い壺を抱いたその顔には、何かをやり遂げたような表情が浮かんでいたという。

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