連載小説
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喫茶店の日常
 昔から人間は様々な言葉を残してきた。
 それは人生訓や物事に当たる上での心構え、ある高みに至った故の境地、はたまた日常をちょっと豊かにするものだったり、代々の家訓であったりする様々な言葉。

「学びて時にこれを習う、また説ばしからずや」 「せいては事を為損じる」
「我輩の辞書に不可能という文字はない」 「風邪をひいたら首にネギを巻け」
「なせば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」 「明鏡止水」
「早起きは三文の徳」 「金のないやつは俺んとこへ来い、俺もないけど心配するな」
「秋茄子は嫁に食わすな」 「それはそれ これはこれ」

 そういった「子曰く、」「昔の人は言ったものだ、」「おばあちゃんが言っていた、」などで始まる先人たちの知恵や経験が籠められた言葉たち。

 その中でも僕が特に真理をついていると思うのは「気力体力時の運」だ。
 人間いくら心身満ち足りて事に望んでも、運によっては思い通りに行ったり行かなかったりする、と僕は解釈している。要するに、自分の力だけでは世の中渡っていけないということかな。

 ……いやはや、いきなり何を言ってるのだろうね、僕も。
 とにかくこの物語は、運よく開くことの出来た僕のお店と、そこに集まったアクの強い面々との、運がいいのか悪いのかよくわからない彼らに振り回される日常のお話だ。

 さて出だしから少々脱線してしまったが、うだうだと話していてもしょうがない。

『茶房・はなかんざし』、本日も開店のお時間です。


第一話 2010/03/25 投稿 10/04/28 修正
第二話 2010/04/28 投稿 12/04/18 修正
第三話 2012/04/18 投稿

第一話「人の口に戸は立てられぬ」12/04/18 15:09
第二話「嵐の前の静けさ」12/04/18 15:08
第三話「月下美人」12/04/18 15:08

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