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二つ目の話〜カイの牧場物語乳搾り編〜
 カイがティーア、そしてアリスの暮らす牧場に住み込みで働き始めて数週間が経った。
 最初は遠慮がちだったティーアも、この頃になるとカイを名前で呼び、親しげに話せるような関係となり、アリスの弄りにも耐性がつき、今では軽く返せるほどにまでなった。
 カイの仕事は、早朝に畑の手入れ――幸いなことに、まだこの牧場の作物は魔界産の風変わりなモノではなく、ごく一般的な作物だったので、カイでも十分に農作業が可能であった――を行い、その後は村の開発のために森の奥に向かったり、村に新しくできる建物の建設を手伝ったりした。
 その他にも、アリスに言われて彼女の毛の手入れを手伝ったり、ティーアがミルクを運ぶのを手伝ったり。村にやってくる強引なタイプの魔物を追い払ったり――追い払う、とは言うがどちらかと言えば今回は諦めてくれ、我慢してくれと言う交渉である――と、教団時代ほど忙しくはないが、それでも毎日を楽しく、それこそ家では帰りを待つ美女二人が控えていることもあって、日々の潤いという点に置いては教団時代よりもより充実しており、楽しく暮らしていた。
 だが、そんな彼には今悩みがあった。

――性欲を持て余すッ……じゃなくて、ミルクが出ないんだよなぁ。

 決して魔物娘が言う男性のミルク、というわけではない。好み一直線な美少女二人と一緒に住んでいる時点で色々思うところがあるのに、最近は慣れてきたこともあって、二人が結構無防備な姿を晒す。
 その為、二人といる間は彼の股間は常に臨戦態勢のようなものであるのだが、村の周辺には娼館なんてないし、同じ屋根の下に居るし――ということもあってそれを発散することができずにいた。
 まあ、それもある意味悩みではあるのだが、今彼が悩んでいるのは、ティーアとアリスのことだ。
 出会って暫くの間は、朝昼晩と、三食にどちらかのミルクが出てくる生活が続いていたのだが、ここ数日に掛けてそれがない。更に、ミルクの出荷量が減少しており、また、アリスの毛並に関しても最近は質が悪い部分が目立ち、毛刈りをして出荷できるような質ではなくなっている。
 ティーアのミルクと畑の作物が収入の半分以上を占めている現状で、ティーアのミルクの質と量が悪くなるのは、家計に大打撃を与えることとなる。
 アリスの毛は連続で出荷できるものでは無いものの、その質もこのまま落ち続けるようなら収入の低下は免れない。
 これが二人だけなら、まだ少し食費を切り詰めるなりで何とでもなるのだろうが、今は空量の多い男が一人増えている為、それも難しい。
 最近、毛の手入れどころか、ミルクの運搬もあまりさせて貰えないこともあり、もしや自分の存在が二人の負担になっているのではないか、カイはそう考えているのだが、ソレに関して二人は、それは違うと曖昧に笑って首を振る。

――俺はどうすれば彼女たちの助けになれるのだろうか?

 一度ここから出ていこうとしたときは大変だった。ティーアは大泣きしてこれでもかという力で抱き付いてきてこちらの身体が危うく鯖折りされかけ、アリスは普段のふわふわした様子は何処へやら、鋭い眼光で「居なくなるなんて私許さないから」と口調すら変化してカイを必死で止めた。
 だから、この家を出ていくのは駄目。というか、この一件から出荷量などが目に見えて下がってきて居るように思える。
 図鑑や今まで見聞きしてきた知識を総合するに、ホルスタウロスやワーシープは過度なストレスがかかるとその影響が顕著に現れる。
 特にこの二種に関しては、母乳が出にくくなったり、毛並が悪くなったりという影響が出るそうだ。つまり、現在の二人の症状に当てはまる。
 ならば俺はどうすれば良い。考えろ、考えろ…。

 カイが立ち上がる。もはやこの方法しか彼女たちを何とかする方法はない。
 部屋の扉を開け、一階に降りる。
 今日はアリスが用事で出掛けているので、家に居るのはティーアだけ。扉を開いた音に気づいたフィーアがソファからカイの方を振り返る。

「あ……どうかしたんですか? カイさん」

 彼の真剣な表情を見て、なぜそんな表情をするのかと首をかしげるティーア。
 彼女の動きに合わせて揺れる二つの神器を見、そして彼女の顔を見て、彼は覚悟を決めた。

「ティーア! 無理を承知で頼みがある!!」
「は、はい!」
「貴女のその豊満な胸を思う存分
揉んで、ミルクを直接吸わせてくれないだろうか!!」

 土下座。見事なまでの土下座である。膝をつき、腰を低く、地面に頭をつける勢いで頭を下げる。今このときに己の全てを賭ける。そんな覚悟がひしひしと伝わってくる、そんな土下座だ。
 と、そこまでやりきって彼は気づいた。

――しまった!? 欲望を出してしまったぁあああ!!?

 本当なら乳搾りを手伝わせてくれと言うはずだったのに、何をどうしたら欲望を丸出しにできるのか。己の口の軽さに思わず毒づきたくなるものの、それはまた後でできる。今はただ、彼女からの審判を待つだけだ。

「…………」
「え? え、いや、え?」

 思いきり困惑しているらしい。それとも泣きそうになっているのだろうか? 震える声に思わず胸を痛める彼に――思わぬ衝撃が襲いかかる。

「うお!? ちょっ、ティーア!?」
「あ、う、あうぅ」

 顔と言わず全身を熟れたトマトのように真っ赤に染め上げたティーアが、横から彼を押し倒すように飛び込んできたのである。
 胸元で潰れる禁断の果実の感触に思わず狼狽してしまうカイ。そんな彼を余所に、ティーアは焦点の合わない目で彼を見つめ、胸を押し付ける。

「い、今搾りたいって言いましたよね? 言いましたよね?」
「あ、ああ」
「でも、私は今ミルクでないんですよ? 大好きな母乳ほとんど出ないんですよ? そんな只の脂肪の塊をそれでも欲しがりますか?」
「ッ!?」

 ミルクがでないことがどれだけ彼女の負担になっていたのだろう。彼女の豹変ぶりに流石に驚きを隠せない。だが、何よりも彼には我慢できないことがあった。

「違う! 違うぞティーア!! 只の脂肪の塊だと? 馬鹿を言うな!!」
「ふぇ?」

 教団仕込みの見事な力の加え方。横に転がり、ティーアの力を利用して逆にカイがティーアを押し倒す。
 そのまま彼は、ティーアの揺れる胸を鷲掴みにする。

「ひん!?」
「只の脂肪の塊だと? それは違う! こんな見事な爆乳が、大きく形も良い爆乳なんて本当に神秘の塊なんだぞ!」
「や、ぁ」
「大きければいいのか、小さければいいのか、これはそう言う話じゃないんだよ!」
「んぁ!? りょ、両方いっぺ、ん!!」

 力説しながら乱暴に彼女の両胸を揉みしだくカイ。気持ちよくさせる気持ちなんて欠片も感じられないほどに乱暴な、愛撫とも言えない荒い手つきだが、ティーアの身体は敏感に反応しながらも、それを快楽として処理していく。

「ミルクが出る出ないじゃなくて、ティーアの胸だから揉みたいと思うし、吸いたいと思う。これはアリスだって同じなんだ!! 重要なのは大きさとか、形とかじゃなくて、それを持った人なんだよ!!」
「あああ!? 出る!? でちゃうぅうう!!」

 彼が牛の乳を搾るように、力一杯彼女の爆乳を絞る。
 胸の奥から何かがあふれ出るような感覚に、ティーアが全身を震わせながら叫んだ――と同時に、彼女の胸の先端から、噴水のように白い液体が勢いよく噴出した。母乳だ。服越しにも関わらずお構いなしに噴き出す母乳は、彼が胸を絞るのを止めて尚、間欠泉のように噴出し続けて留まるところを知らない。

 彼女が全身を震わせるたびに、狂ったように暴れる爆乳と、そこから噴き出す母乳。それを顔に受けて初めて自分の仕出かしたことに気づいたのか、冷静になった彼は、彼女の乳房に手を置いたままその身を凍らせていた。

「はぁ…はぁ、はぁ…かい、さぁん」
「てぃ、ティーア、わる――ぶふ!?」

 謝ろうとするカイの口を、ティーアの胸が押さえつける。いや、正確に言えば謝ろうとしたところを、ティーアが彼の頭を抑えて胸に沈めたのだ。
 まるで水の中に沈んでいくような、服越しでも分かる柔らかさとミルクの甘い香り、そして心安らぐ女性の柔らかさと温もり、自分の物か、目の前の少女の物か分からないほどに同調する、高鳴る心臓の音。
 思わず身を任せそうになりながらも、何とか気力で顔を上へと向けるカイ。彼に見えたのは、聖母のような微笑みを湛え、瞳を涙で濡れた少女の顔。
 自分よりも年下にも関わらず、まるで母親のような温もりを感じさせる少女は、息を荒げながらも言った。

「ありがとうございます、カイさん。ミルク、出ましたよ?」
「いや、その、それは偶然の産物と言うか…」

 彼は理性を振り切って、相手の身体のことも考えずに好き放題揉みしだいただけであり、お礼を言われるのは少し気まずい。
 そんな彼の心の動きを理解しているのか、ティーアは彼の後頭部に手を回すとゆっくりと頭を撫でながら微笑む。

「でも、勇気を出してくれなかったらもっと大変なことになってたかもしれません」
「いや、それはあくまでも結果論と言うか…」

 それでも罪悪感が優っているのか、目を逸らして言葉を濁す彼を見て、彼女はゆっくりと彼の身体を自分の身体から離す。
 抵抗はしない。これでここにも居られないなぁ。そんなことを考える彼の視界で、彼女が着ている牛柄の服を、勢いよくたくし上げた。

「うぉ!?」

 思わず声を上げながら顔を仰け反らせる。彼女の胸にはそれほどの迫力があった。
 勢いよくたくし上げたことで服に張り付いていた乳房が剥がれ、たぷん、たぷんと聞こえてきそうなほどに跳ねる。ぺちん、ぺちんと乳房が至る所に当たって音を立て、その度に勃起した乳首からミルクが漏れ甘い香りを辺りにまき散らす。
 片手では到底収まりきらない、両手を使ってもどうかと思うような巨大な乳房。重力に負けて垂れかけほんの少し形が崩れかけているものの、逆にそれが熟れた果実を思わせ、これが如何に美味で男を惑わせる果実かを伝えてくる。
 少女の細く小柄な身体を思えば、その巨大すぎる胸部はあまりにもアンバランス且つ不格好。そのはずなのだが、角、脚、尻尾、魔物としてのパーツと彼女の持ち合わせた雰囲気がそれらをある種のギャップへと変化させ、そのアンバランスさも美しさと淫らさを表現するスパイスへと昇華させている。

「ふふふ、本当におっぱいが大好きな変態さんですね」
「あ、いや…ごめん」

 あまりにも見事な姿に呼吸をすることすら忘れて見惚れていたカイは、ティーアの声にふと意識を取り戻し、目を逸らして謝る。
 それを見たティーアは、くすりと笑うと、ゆっくりと身を起こしていく。
 ゆっくりと近づいてくる彼女の身体に思わず身体を反らせ、そして尻もちをつくような格好になってしまうカイ。そんな彼に、彼女は地面に両手を着いて近づいていく。
 牛の特徴が合わさって本当に乳牛のように見える彼女の四足歩行。だが、性母のような温もりの中に確かな淫気を香わせる微笑みを浮かべ。爆乳を揺らし、母乳をぽたぽたと垂らしながら近づいてくるその姿は、牛のような草食の獣ではなく、獲物を前に姿勢を低くして舌なめずりをする肉食獣のような印象を彼に与える。

「ねぇ、カイさん?」
「は、はい」

 目と鼻の先に彼女の顔がある。瞳を覗き込むようにして見つめられ、彼は彼女の黒色の瞳に意識が吸い寄せられていく。

「貴方のおかげで私、ミルクがまた出るようになったんです。…だから」

 彼女は一息おくと、上半身を反らせ、己の乳房の下で腕を組む。
 ぶるん、と胸が揺れ、彼の目の前で大きな谷間を作る。彼の目の前に淡い色の乳輪と乳首が晒される。
 そこからは未だに白乳色の母乳が滴り落ちており、甘い香りが彼の鼻腔を擽った。
 彼女がわざと身体を左右に振る。それに従い彼女の爆乳も左右に揺れ、彼の視線も合わせるように揺れた。彼は既に魅惑の果実に魅了されきっていた。

「今日初めてのミルク、飲んでくれませんか?」
「い、いやそこまでしてくれなくても」

 先程目一杯揉んだので十分です。そんなことを言っても彼の視線は彼女の胸に固定されている時点で、最早説得力の欠片も無い。
 彼女は、彼の手をとると掌に胸を押し付けながら言った。

「…望むように、好きなようにしてください。何でも、何度でも」

 彼女の言葉に、先程の物とは違う、頭の中で確かに何かがキレる音がした。
 彼は乱暴ながらも優しく彼女を押し倒し、その爆乳に腕を押し込んだ。

 その何と柔らかいことか。掌を開き切って尚有り余る乳肉は、まるで底なし沼のように彼の腕を柔らかく包み込み、白い肌が吸い付くようにして彼の手を離さない。
 だが、ただ柔らかいだけではない。しっかりと芯を感じ、どれだけ揉んでも適度な反発力が生じる。揉んでも揉んでも揉み足りない、それどころか揉み疲れるような感覚が一切なく、もうこのまま一生揉んでいても構わない。そう思えるほど素晴らしい感触であった。

「ん…揉むだけで良いんですか?」

 ただ一心不乱に爆乳を揉みしだく彼に、ティーアが微笑みかける。
 余裕のある表情に、少しだけプライドを刺激されたのか、彼の動きが一転。
 ただ揉む、横乳を持ち上げてみたり、下乳を持ち上げたりと言った好奇心と探求心からくる行動は、パン生地を捏ねるようなものへと変化し、揉むという行為は、相手を感じさせたいという愛撫へと変貌を遂げる。

「ふぁ、ふ、ん…くっ」

 揉んで、揉んで、揉み込む。正面から掌を一杯に広げて揉んでいたかと思えば、下から掬い上げるようにして揉みこみ、優しく撫でるようにしたかと思えば、急に搾り取るように乳房を扱く。
 母乳が溢れ出る感覚と、今までと違う絡みつくような揉み方に、彼女の性感は否が応にも高まっていく。だが、昂るだけでそれ以上に行くことが出来ないもどかしさに襲われる。

「も、揉むだけじゃなくて、乳首も…」

 母乳を噴出させる乳首は痛いほどに充血し、勃起している。
 だが、彼はそこに触れることは避け、触れても乳輪まで揉んで決して乳首に触ろうとはしない。
 掌で揉むときはどうしても触れ合ってしまうのだが、それはあくまでも乳房に対する愛撫。乳首が彼のザラザラとした硬い手の皮と擦れ合い、溢れ出る母乳がその滑りを良くする。何とも言えないビリビリと痺れるような感覚。だが、それはドロドロと身体の奥に溜まっていくだけでそれが放出されることは無い。

「ち、乳首切なくて、切なくてたまらないんです。どうか、お願いだから、思いっきりイジメてくださいぃ」

 ドロドロとしたものが苦しくて、切なくて、ポロポロと涙を流しながら彼に懇願する。
 彼の動きは早かった。まるでその言葉を待っていたかのように、彼は思い切り彼女の爆乳を絞り上げながら、ぷっくりと浮かんだ乳首にむしゃぶりつき、思い切り吸い上げた。

「ふぁあああ!? 乳首、ちくび吸われて、吸いだされてぇ!? かんじゃだめぇ!? そ、そん、んぁあ!!」

 乳首を吸い上げたかと思えば労わる様に優しく舐め上げ、そうしたかと思えばグミのようなこりこりした感触を楽しむように甘噛み、時に肉を噛み千切る様に乳首を加えたまま爆乳を好き放題に引きのばす。
 右を吸えば左、左を吸えば右。時に爆乳を活かして左右の乳首を同時に咥える。口内を溢れ、顎を伝わり落ちる母乳。
 普段飲んでいるものよりもより甘く、より濃厚なそれを赤子のように飲みながら、彼は彼女をもっと乱れさせたいと一心不乱に爆乳に身を沈めていった。

「や、クル! きちゃう!? カイさん!!」

 彼女の中で渦巻いていたドロドロしていたものが次々と溢れてくる。
 少しずつ視界が狭まり、ふわふわと浮かび上がる。一心不乱に己の乳を貪る彼を、堪らず彼女は抱きしめた。
 彼の顔が爆乳に沈み込むと同時に、彼が抱きしめかえして思い切り乳首を吸い上げた。

「んぉおおお!?!?」

 野獣のような叫び声と共に、彼女の中でドロドロしたモノが弾け、噴出する。
 目の前で火花が散り、胸の中に彼が居るような、どろどろと溶け合っていくようなそんな何かに満たされる、だが満たされぬ感覚によって彼女の身体は狂ったように震え、爆乳から母乳を噴出させながら熱に浮かされるように震えあがる。
 そんな彼女に同調するように、彼もまた気に当てられてか全身を震わせ、ズボンの中に精を思い切り放出するのであった。



「はあ、はぁ、はぁ……ティーア?」

 先に意識を取り戻したのはカイだった。
 無意識の内に胸を揉み、乳首を吸っていたのだが、流石に返事が無いとなると気になって彼女の顔を伺う。
 綺麗な寝顔だった。唾液や涙でぐしゃぐしゃになっていたものの、その寝顔は母乳が出ていなかった時のものとは明らかに違う、歳相応の寝顔であった。
 安らかな表情を見て頬を緩めた彼は、ふと下半身が嫌に生暖かいことに気づく。
 どうやら知らぬ間に射精していたらしい。ホルスタウロスのミルクには、男性の精力を高める効果がある。そんなものを一心不乱に飲み続けていたせいか、彼の股間の物は、情事が終わって尚全力でその力を振るわんと熱い闘志をにじませていた。

「うわぁ…こりゃひでぇ」

 こっそりと下半身を覗き込んで、思わず表情を引きつらせる。
 自慢ではないが、カイの股間の息子は、平均的な男性の物と比べると頭一つ分は大きい。そのせいで娼婦などに嫌われていたふしはあるのだが、まあそれは別の話。
 とにかく、ズボンの中はホワイトクリスマス。真っ赤なお鼻の象さんはたけり狂っているまま。とりあえずズボンを取り換えなければならないし、何より上半身裸のままのティーアを部屋へと連れていかなければならない。

 ――…我慢だ。息をするたびに柔らかそうにぷるんと震える神の器、禁断の果実には触れるんじゃない。見ても良い、いや、見ちゃダメだ。あ、でも最後の機会かもしれないしちょっとぐらい構わない――いや、駄目駄目。

 己の欲望に葛藤を抱きながらもティーアを抱えようと歩き出そうとして――

「かーいさぁーん」

 暖かな羊毛の感覚と、何よりも背中に押し付けられて面積を広くさせつつ少し感じる固い感覚、ティーアと比べると柔らかさ、大きさ共に劣るものの、健康的な弾み方とたっぷりとつまった母乳を思うと止められない。彼はこのおっぱいを知っている。そして、その人物も。ティーアの物とは違う、だが確かな爆乳。

 アリス。ワーシープの彼女に抱き付かれ、彼は意識を闇に落とすのであった。
15/07/01 12:28更新 / ソルティ
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■作者メッセージ
しってるか、これ、エロありタグついてんだぜ…。
エロって何だよと言う哲学。ただ授乳と乳揉みを書こうとしただけなのにこの重労働。官能小説書く人って凄いんだなと思いました(小並感)
今度はアリス編。果たして主人公の運命やいかに。

…もっと濃厚な乳関係を書きたい今日この頃、皆さまはどうお過ごしでしょうか。

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