聖碧の精霊
俺は夢でも見ているのか・・・?
なんと言うか、幼女が浮いている。
しかも、スカートはスケスケで彼女の周りからは爽やかで心地良い風が吹いている。
可愛い・・・
再度言わせて貰うが、可愛い!!
「君が風の精霊さん?」
『そぉ〜です!私が風の精霊シルフちゃんでぇ〜す』
ビシッとVサインで笑っている・・・
可愛い、お持ち帰りしたい。
が、先にすることがあるはずだった・・・
「あのぉ・・・この度はお世話になりました。」
素直に頭を下げ、お礼の言葉を口にすると、ニヤァっと笑い抱きついてきた。
『じゃ〜さ、あたしと契約結んでこの場所から解放してくれる?』
「契約・・・?解放・・・?」
『あたし達精霊は様々な場所や土地に縛られてるんだよ。それで、人間と一契約することで人はあたし達の加護を受けて、あたし達は人に力を与える代わりに様々な場所へ移動できるんだよ!』
「なるほど・・・でも、俺でいいの?」
『精霊は、人選びで間違えることは無いんだよ』
そこまで会話すると足場が揺れ、地面にヒビが入り足を捕まれる。
「!?・・・うわぁあああっ!!」
そのまま地面へ引きずり込まれそうになったところでシルフが助けてくれた。
『ちょっとノーム!"あたしの"パートナーを埋めないでくれる!?』
『ダメ?』
『可愛く傾げてもダメなんだよ!』
「あ。ありがとうシルフちゃん。また助けてくれた・・・」
『感謝しているならあたしと契約を結んで、ココから解放して。』
「待ってくださいシルフ様!貴女がこの場所から解放されたら、誰がこの土地を守るというのです!」
『ノームがいるし・・・』
「ですが・・・」
『あたしは色々な物を見たいの!あたしはこの人と一つになりたいの!!』
「待って・・・一つになる・・・の?」
『そうそう、熱い一夜を過ごした二人は硬く深い愛で結ばれるの!』
「嫌・・・家には二体も魔物が居るのでコレ以上増えたら・・・」
『なら、この土地に止まればいい・・・』
「ちょいちょいちょい!足を埋めないでぇ〜」
『ダメ?』
「やめてくださいノームさん・・・だよね?」
『そう・・・』
頬に手を当て照れているノームを見て、シルフへ顔を戻す。
「ごめんねシルフちゃん・・・俺にはまだやるべき事があるんだ。それに君を巻き込みたくないから・・・君と一緒には成れない。ココで助けて貰ったことは忘れないし、また来たいとも思ってる。だから、今はごめんね」
『今は・・・?なら絶対契約結んでよねっ!』
「うん。」
コクリと頷き、シルフの道案内で山を抜ける。
指切りでシルフと約束し、短いキスを交わした・・・
交わさせられた・・・
マジ一方的だな・・・
そうして要約家路に帰られる。
凄く不思議な世界。
本当の家路はどこなんだよ・・・
取りあえず最優先でギルドに行かないとなぁ〜
なんと言うか、幼女が浮いている。
しかも、スカートはスケスケで彼女の周りからは爽やかで心地良い風が吹いている。
可愛い・・・
再度言わせて貰うが、可愛い!!
「君が風の精霊さん?」
『そぉ〜です!私が風の精霊シルフちゃんでぇ〜す』
ビシッとVサインで笑っている・・・
可愛い、お持ち帰りしたい。
が、先にすることがあるはずだった・・・
「あのぉ・・・この度はお世話になりました。」
素直に頭を下げ、お礼の言葉を口にすると、ニヤァっと笑い抱きついてきた。
『じゃ〜さ、あたしと契約結んでこの場所から解放してくれる?』
「契約・・・?解放・・・?」
『あたし達精霊は様々な場所や土地に縛られてるんだよ。それで、人間と一契約することで人はあたし達の加護を受けて、あたし達は人に力を与える代わりに様々な場所へ移動できるんだよ!』
「なるほど・・・でも、俺でいいの?」
『精霊は、人選びで間違えることは無いんだよ』
そこまで会話すると足場が揺れ、地面にヒビが入り足を捕まれる。
「!?・・・うわぁあああっ!!」
そのまま地面へ引きずり込まれそうになったところでシルフが助けてくれた。
『ちょっとノーム!"あたしの"パートナーを埋めないでくれる!?』
『ダメ?』
『可愛く傾げてもダメなんだよ!』
「あ。ありがとうシルフちゃん。また助けてくれた・・・」
『感謝しているならあたしと契約を結んで、ココから解放して。』
「待ってくださいシルフ様!貴女がこの場所から解放されたら、誰がこの土地を守るというのです!」
『ノームがいるし・・・』
「ですが・・・」
『あたしは色々な物を見たいの!あたしはこの人と一つになりたいの!!』
「待って・・・一つになる・・・の?」
『そうそう、熱い一夜を過ごした二人は硬く深い愛で結ばれるの!』
「嫌・・・家には二体も魔物が居るのでコレ以上増えたら・・・」
『なら、この土地に止まればいい・・・』
「ちょいちょいちょい!足を埋めないでぇ〜」
『ダメ?』
「やめてくださいノームさん・・・だよね?」
『そう・・・』
頬に手を当て照れているノームを見て、シルフへ顔を戻す。
「ごめんねシルフちゃん・・・俺にはまだやるべき事があるんだ。それに君を巻き込みたくないから・・・君と一緒には成れない。ココで助けて貰ったことは忘れないし、また来たいとも思ってる。だから、今はごめんね」
『今は・・・?なら絶対契約結んでよねっ!』
「うん。」
コクリと頷き、シルフの道案内で山を抜ける。
指切りでシルフと約束し、短いキスを交わした・・・
交わさせられた・・・
マジ一方的だな・・・
そうして要約家路に帰られる。
凄く不思議な世界。
本当の家路はどこなんだよ・・・
取りあえず最優先でギルドに行かないとなぁ〜
11/11/17 01:47更新 / 紫炎-sien-
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