読切小説
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バレンタインに魔物娘たちからいろいろもらったネタ集(フライング)
キューピッドさんより
  :一口サイズのハート型チョコアイス

・pi○oのような雰囲気の手作りチョコアイス、6個入り
・串は金色の矢のかたちをしている......

「わたしの気持ちを表現してみたよ...」
「ハートに刺さった金色の矢...」
「意味をよーく考えてね...?」







氷の女王より
  :フォンダンショコラ

・どうやって作ったのか謎すぎる一品
・割ると中から溢れ出すアツアツのチョコソース

「貴方と出会って初めて感じた暖かさを表現......
 ......できてるといいのだけれど」
「後で感想を聞かせてちょうだいね......?」







サテュロスさんより
:オレンジピール入りチョコ、ブランデーを添えて

・正方形の薄型チョコが十数枚
・ブランデーが主役に見える......気のせいだろうか。
・柑橘類はアルコールの分解を助ける作用がある、
 実は気遣い溢れるチョコだったりする。

「今日は飲もう、バレンタインだからね!」
「...ん、メインはどっちか?」
「細かいこときにすると体に悪いよ?」







ヴァンパイアさんより
  :一口チョコの詰め合わせボックス(鉄分が多め)

・一見すると既製品......
 だけどよく見ると箱にも中身の包みの一つ一つにも、
 バーコードがついてない
・パッケージデザインも見たことがない、
 ハロウィンでもないのにコウモリが書いてる
・チョコはおいしい...が、やっぱり既製品ではなさそう。
 チョコの一つ一つの模様が凝ってる

「下僕よ、おとなしくチョコレートを受け取れ、もちろん義理だ」
「......中身と箱が凝りすぎ? 気のせいだ」
「......いいから気のせいということにしておけ」







ダークメイジさんより
:ダークメイジさんご謹製の百味ビーンズ

・本当に百味ある様子......
・箱に書いてある分でも、
 ・チョコレート、コーヒー、マカロン、ワサビ......
 ・製作者由来の愛液、経血、涙......
・全部食べないとダメでしょうか。

「ダメです♥」
「完食しないと、今すぐホワイトデーでダンケダンケしちゃいますよー♥」







ぬらりひょん姐さんから
  :レーズンサンド

・お酒のお供にも最適なレーズンサンド
・日本酒からコニャックまでイケる
・生地からクリームまで手作りっぽい
・姐さん、いつでも嫁にいけるね!!

「何言ってんだい、私たちはとっくの昔に夫婦じゃないかい」
「...そうヘコまないでおくれよ、ほら、レーズンサンドをお食べ」
「悪いと思うなら、寝床でホワイトチョコをたっぷりご馳走してもらおうか......」







アラクネさんと
:チョコレートとコーヒー。『コーヒー』

・蜘蛛ってカフェインで酔っ払うんだよね......
・ちゃっかりコーヒーがふたり分......怖い
▽ふーふーして冷ましているうちに逃げる
▽しかし前もって仕掛けられていた蜘蛛の巣に捕まってしまった!!

「蜘蛛は獲物を待つのよん......」ヒック
「捕まった獲物は、食べられちゃうと相場は決まってもいるのよん♥」ヒック







アプサラスさんより
  :ミルクチョコ

・ミルクはどちらから調達しました?
・自前ですか、自前ですよね?
・気になってしまって......困ります......

「初めてのチョコ作り、意外と難しいものでした......」
「頑張って作ったので、完食してくださいね?」
「......『自家製』ミルクを入れてありますよっ、もうっ」







火鼠さんより
  :桃の詰め合わせ、バスケット入り

・様々な品種の桃が、これでもかと詰められれたバスケット
・この量は一人でも食べられないヨ......
・病人への見舞いですか?

「気になったらググるなりするがヨロシ!!」
「まぁ、一人で食べきれないならワタシも食べるネ」
「......途中で三人になるかもしれないが受け入れることネ」







クラーケンさんより
  :イカスミマカロン

・黒一色のマカロン、ラビットタンクハザードフォームですか
・クラーケンさん自前のイカ墨入り
・ダークマターなビジュアルに反して、非常に美味
・......そういえば、バレンタインに贈るマカロンの意味って......

「イカスミアイスに触発されて作ってみました〜」
「マカロンなのは、マカロンってことよ〜」
(抱きしめながら)







白蛇さんより
:日本酒ボンボン

・やばいモンを贈ってくるかと思ったら、
真っ向から勝負を挑んできた!!!
・それもアルコール入りチョコというオトナのチョコ
・女子力が高い、高すぎる......
・チョコには鱗のディティール......これは自前だな!?

「鱗をすり潰して入れる予定でしたが、やめました」
「正々堂々戦って得たものなら、喜びは倍ですからね」
「......ホワイトデーまで待たなくとも、今すぐお返しをしてくれてもいいんですよ?」







エルフさんより:赤い薔薇入りの植木鉢(?)

・......と思ったら、チョコだこれー!!
・土はチョコシリアル、花と茎は食紅で色付け、
  植木鉢はミルクチョコでコーティングされているクッキー製
・芸○人格○けチェ○クの盆栽ですか!!
・作るのに何日掛かったかは不明である......
・力作すぎて重い、重すぎるとです先生......

「里を出た時から世話になっているからな、うん」
「重いだと? ほう、いい度胸だな......」
(弓に矢を番えながら)







デュラハンさんより
:『一見すると』普通に手作りのチョコケーキ

・おいしい、料理得意だったんですね
・一人でも食べられるサイズ、
 気遣いに普段からは想像できない女子力を感じる......
・食べ進めると中から鍵が出てきた
・メッセージカードも出てきた!!

『今日はバレンタインということで思い切りることにした』
『その気があるなら、今、部屋に来てくれないか?』
『その気がないときは......』
『デュラハンの伝統に則ることにするので、覚悟しておけ』
18/02/07 21:35更新 / 妖怪人間ボム

■作者メッセージ
私は帰ってきた、忘却の彼方から!!

ドーモ、妖怪人間ボムです。

一時期スランプに陥ってました。
ですが、某英霊召喚ゲームに触発された結果、抜け出せたようです(たぶん)

バレンタインデーまでは日がありますが......
我慢できなかったよ......

それでは、またいつか。
......いつになるのか。



P.S.
ファントムさんは手作りチョコミントアイスでもくれそうな気がします。

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