酔いつぶれて、みんなと違う部屋で寝てたら、嫁が夜這いかけてきた......と思ったのだが
「うぃ〜......飲みすぎた〜......」
「『まだ飲める』〜って、あの時点でテキーラ5杯も飲んでたのよ? しかも続けて、コニャック一瓶空けちゃうし......」
おっしゃる通りです......。
私は、明石 優一郎。
見ての通り、テキーラ5杯、コニャック一瓶飲み干して酔いつぶれてしまった馬鹿でございます。
そんなバカは今、嫁のサキュバス......美久に肩を貸してもらい、奥の部屋に敷いた布団に寝かせてもらうことになりました。
なんでそんなに飲んだかというと、嫁の祖母ちゃん家に身内全員が集まっているからである。
嫁の身内は、とにかく若い。
おじいちゃんおばあちゃんも、20代に見える。
魔物娘とその夫なんだから当然なのだが。
そして、子供......美久のお母さんと叔母さんたちも多い。
なんと24姉妹である。
次に美久の世代は......美久の姉妹だけでも5人。
従姉妹なんかは数十人いる。
その中でも美久はちょっと特殊で、双子の姉として生を受けた。
そっくりな妹がさんがいる。
ちょっと時間を遡ってみようか......。
「ウチの旦那は世界一ィィィィィ!!!」
「ケッ、結婚しているからって、大きい顔すんじゃないわよ!!」
「元気だね〜、この姉妹は......」
「いや〜、いつ見ても賑やかでいいんじゃないですかね」
俺は、既婚組と独身組のケンカを肴に、既婚組の旦那さんと飲んでいた......。
そこに、未婚組からの流れ弾が飛んできた。
「ユウイチローくんはさぁ〜......もう一人奥さんが欲しいとかないわけ?」
「ちょっと美羽ちゃん、ユウくんにはもう私がいるんだから諦めてよ......」
絡んできたのは、双子の妹(もちろんそっくり)の美羽さんだった。
それを我が嫁......と美久が止める。
こういう機会がある度、美羽さんは絡んでくる。本当に勘弁して欲しい。
だが、嫁が止めに入ってくれるので、大事にはなってないのだが。
「往生して、よそでいい人を見つけてきなさい!!」
「ぶーっ!! 不公平だー!!」
美羽さんの首根っこを掴み、独身組の輪に放り投げた美久。
若干呆れながら見ていると、戻ってきて話しかけてきた。
「ごめんね、なんか毎度毎度美羽ちゃんが絡んできちゃって」
「...いいえ、賑やかでいいじゃないですか」
「そう言ってくれると助かるわ...」
申し訳なさそうな美久。
ん? ソックリなのにフツーに見分けがついている?
ああ、見分け方があるんだ。
背中に大きな三つ編みを垂らしているのが姉の美久で、
ポニーテールを結っているのが、妹の美羽さんなのだ。
髪型に注意していれば、簡単に見分けがつく。
...話を戻そう。
「おい、優一郎君よ、なんかあったら助けてくれるいい嫁じゃないの」
「えぇ、そうですね、私もそう思います」
「祝いだ!! 飲め飲め!!」
「うぃっす!!」
こうして、調子に乗って飲みすぎて、冒頭へ戻るわけだ。
美久に布団に寝かせてもらう。
すると美久はスっと離れてしまった。
「お祖母ちゃんたちとも話してきたいから、一人で寝ててもらってもいい?」
「...いいよ〜」
少し寂しかったが、駄々を捏ねたくもないので、大人しく譲歩する。
ふすまを閉めて部屋を出て行く嫁を見送ってから、俺は眠りについた......。
どれくらい時間が経っただろうか。
自分に覆いかぶさる誰かの気配を感じ、目を覚ます。
「美久......?」
「はーい♥ あなたのお嫁さんの美久でーす♥」
「あぁ、寂しかった......」
俺は美久の豊満な胸に顔をうずめる。
美久はよしよしと頭を撫でてきた。
すると反射的に、股間が固くなっていく。
「ねぇ、アソコがおっきくなってるよ......?」
「うん......処理してもらっても、いいかな?」
「いいわよ♥」
そう言って、俺はズボンを引き下ろす。
美久もスルリとスカートと下着を下ろすと、肉棒の上に陣取り、挿入した。
プツッ......
何か、膜が破けたような気がしたが、気のせいだろう。
半ば酔っている状態でありながら、ガンガン腰を振る。
美久も口から唾液が垂れ、瞳から光が消えるほどに、こちらを貪る。
「あぁっ、イクッ...!!」
早くも絶頂に達した俺は、美久の中に白き欲望を注ぎ込んだ......。
「あっ、あっ、サイコゥ......セックス...サイコゥ......」
壊れた人形のようにうわ言を呟く。
そして、倒れ込んできたので、唇を奪った。
「...!!」
「一発じゃ終わらせな......グゥ......」ZZZ
一発果てたところで、俺は意識を失った。
「......おーい、起きてー」
「うーん......」
美久にユサユサ揺すぶられる。
「いつまで寝てるの、もう朝だよ?」
「朝......朝?」
ガバッと起きると、既に日が昇っていた。
横を見ると、俺の隣に布団を敷いて寝たようだ。
「あなた......昨日から一発も補給してないから、一発飲ませて?」
「......一発も? 昨日、夜這い掛けてきて、一発したじゃん?」
「へっ? 何それ?」
キョトンとする美久。
酔っ払っていたものの、確かに記憶はある。
美久は、夜這いを掛けてきたハズ......。
おかしい......。
「まさか......」
「うん?」
ここで、美久が一つの考えに至ったらしい。
「もしかしたら、ね? 美羽が......」
その時、だった。
「おっはようござまーす!!」
「美羽ちゃん!? って、その髪型......」
「あは♥ ひと晩たったので、種明かしに来ましたー♥」
美羽さんは髪を、美久と同じ大きな三つ編みにしていた。
細かいことに、使っているシュシュまで一緒だった。
「お義兄さんが好きすぎて、夜這いかけちゃいました! てへっ!」
「てへっ...じゃないわ!! どうすんのよ!! あんた処女だったんじゃないの!?」
「処女だったけど、お義兄さんで卒業しました〜......」
「もうっ......(怒)」
頭を抱える美久。
美羽さんは続ける。
「でさ、お兄さんの味も覚えちゃったし、もう責任とってもらうしかないよね!?」
「.........」
呆然とするしかない俺。
思わず、我が妻の顔色を伺う。
美久は、うんうん唸っていたが、やがてバシッと畳を叩くと、大声を上げた。
「いいわよ!? 責任取らせてあげようじゃないの!! けど、アタシ優先って条件が飲めるならだけどね!?」
「いいよ? じゃあそれで」
あっさり承諾する美羽さん。
腑に落ちないのは俺だけのようだ......。
「さてと、じゃあ認知後の一発を貰いますか」
「ちょっと待ちなさいよ、姉である私が先でしょ!!」
ギャーギャーとケンカしている二人を尻目に、俺は頭を抱えた。
どうしてこうなった.......。
悔やんでも悔やみきれない俺は、全身から力が抜けて、布団に崩れ落ちるのだった。
「『まだ飲める』〜って、あの時点でテキーラ5杯も飲んでたのよ? しかも続けて、コニャック一瓶空けちゃうし......」
おっしゃる通りです......。
私は、明石 優一郎。
見ての通り、テキーラ5杯、コニャック一瓶飲み干して酔いつぶれてしまった馬鹿でございます。
そんなバカは今、嫁のサキュバス......美久に肩を貸してもらい、奥の部屋に敷いた布団に寝かせてもらうことになりました。
なんでそんなに飲んだかというと、嫁の祖母ちゃん家に身内全員が集まっているからである。
嫁の身内は、とにかく若い。
おじいちゃんおばあちゃんも、20代に見える。
魔物娘とその夫なんだから当然なのだが。
そして、子供......美久のお母さんと叔母さんたちも多い。
なんと24姉妹である。
次に美久の世代は......美久の姉妹だけでも5人。
従姉妹なんかは数十人いる。
その中でも美久はちょっと特殊で、双子の姉として生を受けた。
そっくりな妹がさんがいる。
ちょっと時間を遡ってみようか......。
「ウチの旦那は世界一ィィィィィ!!!」
「ケッ、結婚しているからって、大きい顔すんじゃないわよ!!」
「元気だね〜、この姉妹は......」
「いや〜、いつ見ても賑やかでいいんじゃないですかね」
俺は、既婚組と独身組のケンカを肴に、既婚組の旦那さんと飲んでいた......。
そこに、未婚組からの流れ弾が飛んできた。
「ユウイチローくんはさぁ〜......もう一人奥さんが欲しいとかないわけ?」
「ちょっと美羽ちゃん、ユウくんにはもう私がいるんだから諦めてよ......」
絡んできたのは、双子の妹(もちろんそっくり)の美羽さんだった。
それを我が嫁......と美久が止める。
こういう機会がある度、美羽さんは絡んでくる。本当に勘弁して欲しい。
だが、嫁が止めに入ってくれるので、大事にはなってないのだが。
「往生して、よそでいい人を見つけてきなさい!!」
「ぶーっ!! 不公平だー!!」
美羽さんの首根っこを掴み、独身組の輪に放り投げた美久。
若干呆れながら見ていると、戻ってきて話しかけてきた。
「ごめんね、なんか毎度毎度美羽ちゃんが絡んできちゃって」
「...いいえ、賑やかでいいじゃないですか」
「そう言ってくれると助かるわ...」
申し訳なさそうな美久。
ん? ソックリなのにフツーに見分けがついている?
ああ、見分け方があるんだ。
背中に大きな三つ編みを垂らしているのが姉の美久で、
ポニーテールを結っているのが、妹の美羽さんなのだ。
髪型に注意していれば、簡単に見分けがつく。
...話を戻そう。
「おい、優一郎君よ、なんかあったら助けてくれるいい嫁じゃないの」
「えぇ、そうですね、私もそう思います」
「祝いだ!! 飲め飲め!!」
「うぃっす!!」
こうして、調子に乗って飲みすぎて、冒頭へ戻るわけだ。
美久に布団に寝かせてもらう。
すると美久はスっと離れてしまった。
「お祖母ちゃんたちとも話してきたいから、一人で寝ててもらってもいい?」
「...いいよ〜」
少し寂しかったが、駄々を捏ねたくもないので、大人しく譲歩する。
ふすまを閉めて部屋を出て行く嫁を見送ってから、俺は眠りについた......。
どれくらい時間が経っただろうか。
自分に覆いかぶさる誰かの気配を感じ、目を覚ます。
「美久......?」
「はーい♥ あなたのお嫁さんの美久でーす♥」
「あぁ、寂しかった......」
俺は美久の豊満な胸に顔をうずめる。
美久はよしよしと頭を撫でてきた。
すると反射的に、股間が固くなっていく。
「ねぇ、アソコがおっきくなってるよ......?」
「うん......処理してもらっても、いいかな?」
「いいわよ♥」
そう言って、俺はズボンを引き下ろす。
美久もスルリとスカートと下着を下ろすと、肉棒の上に陣取り、挿入した。
プツッ......
何か、膜が破けたような気がしたが、気のせいだろう。
半ば酔っている状態でありながら、ガンガン腰を振る。
美久も口から唾液が垂れ、瞳から光が消えるほどに、こちらを貪る。
「あぁっ、イクッ...!!」
早くも絶頂に達した俺は、美久の中に白き欲望を注ぎ込んだ......。
「あっ、あっ、サイコゥ......セックス...サイコゥ......」
壊れた人形のようにうわ言を呟く。
そして、倒れ込んできたので、唇を奪った。
「...!!」
「一発じゃ終わらせな......グゥ......」ZZZ
一発果てたところで、俺は意識を失った。
「......おーい、起きてー」
「うーん......」
美久にユサユサ揺すぶられる。
「いつまで寝てるの、もう朝だよ?」
「朝......朝?」
ガバッと起きると、既に日が昇っていた。
横を見ると、俺の隣に布団を敷いて寝たようだ。
「あなた......昨日から一発も補給してないから、一発飲ませて?」
「......一発も? 昨日、夜這い掛けてきて、一発したじゃん?」
「へっ? 何それ?」
キョトンとする美久。
酔っ払っていたものの、確かに記憶はある。
美久は、夜這いを掛けてきたハズ......。
おかしい......。
「まさか......」
「うん?」
ここで、美久が一つの考えに至ったらしい。
「もしかしたら、ね? 美羽が......」
その時、だった。
「おっはようござまーす!!」
「美羽ちゃん!? って、その髪型......」
「あは♥ ひと晩たったので、種明かしに来ましたー♥」
美羽さんは髪を、美久と同じ大きな三つ編みにしていた。
細かいことに、使っているシュシュまで一緒だった。
「お義兄さんが好きすぎて、夜這いかけちゃいました! てへっ!」
「てへっ...じゃないわ!! どうすんのよ!! あんた処女だったんじゃないの!?」
「処女だったけど、お義兄さんで卒業しました〜......」
「もうっ......(怒)」
頭を抱える美久。
美羽さんは続ける。
「でさ、お兄さんの味も覚えちゃったし、もう責任とってもらうしかないよね!?」
「.........」
呆然とするしかない俺。
思わず、我が妻の顔色を伺う。
美久は、うんうん唸っていたが、やがてバシッと畳を叩くと、大声を上げた。
「いいわよ!? 責任取らせてあげようじゃないの!! けど、アタシ優先って条件が飲めるならだけどね!?」
「いいよ? じゃあそれで」
あっさり承諾する美羽さん。
腑に落ちないのは俺だけのようだ......。
「さてと、じゃあ認知後の一発を貰いますか」
「ちょっと待ちなさいよ、姉である私が先でしょ!!」
ギャーギャーとケンカしている二人を尻目に、俺は頭を抱えた。
どうしてこうなった.......。
悔やんでも悔やみきれない俺は、全身から力が抜けて、布団に崩れ落ちるのだった。
16/03/23 17:56更新 / 妖怪人間ボム