恋する雷獣さんは切なくて彼のことを想うとすぐ自慰しちゃうの
満月。獣も人も昂ぶり狂う、魔性の月の力が最も強く現れる日。それが今日だ。
今日はもう夜通しでめっちゃくちゃオナニーするつもりだったから、予め狩りを済ませておいてお腹いっぱい食べた。魔物娘は精を主食としてるけど、食物もまた精だから狩って食べるだけでも生きてはいける。
……でも、やっぱりおちんちんが欲しい。麓の村で暮らしてる、齢十六くらいに見える狩人見習いの男の子に懸想しているけど、なかなか捕まえるチャンスがない。
彼とえっちしたい。生業のために鍛えられた身体で抵抗できないようがっちり抑えつけられたい。ぐちゃぐちゃのべちょべちょになるまで犯し抜いて欲しい。頭がばかになるまでずっとおまんこいじめまくってほしい。あ、濡れてきた。
洞窟の外はもう暗い。月の光が草木を照らしているのが見える。すっごいむらむらする。今日ずっとオナ禁してたおかげで、反動がやばい。息が荒く、熱くなってるのがわかる。
雷獣である私はオナニー中毒の自覚がある。もう何するにも乳首かおまんこ弄ってないとすぐにむらむら来る。手が離せない時はオナニーチャージして発電した電流を帯びて気持ちよくなりつつ作業するけど、それくらいオナニー中毒になってる。
だからといって我慢できないってわけでもない。まだオナニーはダメなんだ。住居である洞窟の中に月がちょうど差し込むまであとちょっと。それまでは今日だけはオナニーしないって決めた。あの男の子を迎えに行く時はかっこよくて頼れるおねえさんっぽく見せたいし、ちゃんと我慢できないとダメ。
こういうとき、別のことを考えよう。といっても、見習いのあの子のことくらいしか頭に思い浮かばない。
……今日、あの子の様子をちょっとだけ見に行ったら、皮を鞣してた。皮の元は猪っぽかった。鞣す手つきを見てると、ああいう感じでおちんちんシコシコしてるのかなって想像しちゃう。しゅっしゅって、上下してるんだろうな。あ、これずっと考えてるとすぐオナニーする流れだ。ダメダメ。
目つきは優しいのに、肩がしっかりしてるし腕にも筋肉がむっちりついてて、細かく観察する度に男の子なんだなーって思う。手もごつごつしてるし足腰もかっちりしてて、きっとすぐ一人前になるんだろうな。
あのかちかちの腕で後ろから抱き締められたら、即ハメ認定避けられないなぁ。肌が触れただけで発情する、絶対。むしろ近づくだけで股が開いちゃう。これあの子のこと考えるの失敗だ、もうオナニーするしかない。私の股の開放具合くらいには決意がガバガバだ。
いや、乳首だけだったらまだオナニーじゃない。乳首触るだけならオナニー未遂。着物の前を開いて外気に晒した程度じゃまだ露出じゃないし、乳首だって似たようなものだよね、うん。
「ん……♥」
まずは両手で胸全体を覆うようにして触って、手のひらの中で乳首が転がるのを楽しむ。弄りすぎて小指の爪くらいに肥大化した乳首からもたらされる、じんわりとした快感。全身の肌が待ちわびた快楽に泡立っていくのが実感できた。これこれ、オナニーの開始するときってこういう感じ。違う、まだオナニーじゃないから大丈夫。
このまま、乳房を揉み込みながらゆっくり動かす。子宮がぴりぴりする。口の中で唾液が分泌されてる。私の頭よりも大きいんじゃないかって自慢できるサイズの胸を、パイズリしてあげてる妄想をしながら揉み動かす。
足りない。すぐに物足りなくなる。気持ちよさの度合いで言えば、助走どころか走る準備にもならない。選手入場辺り。おっぱいを揉むのを一旦やめて、一瞬迷ったけど、やっぱり乳首を両指で弄ることにした。
「んふぅ……っ♥」
ちょっとつまむだけで声が漏れる。擦ったり力を込めると、胸の奥にびりびりくる。実際びりびり帯電してるけど、まだチャージだ。この電流はまだ使わない。
指でくりくりと乳首を弾く。すると、背筋にぞわぞわしたものがいきなり来てびくっと肩を跳ねさせてしまう。膝と膝をくっつけて、内股になっちゃう。もうこの乳首は敏感すぎて、他の人に乳首暴行をされただけでイきそう。
つねったり、擦ったり、弾いたり、撫でたり。いじめるというよりは、赤子に遊びを教えるような優しさを持って乳首オナニーを続ける。違うって、だからオナニーじゃなくてオナニー未遂だって。でも乳首は気持ちよくなってる。
くにくにすりすり、乳首を転がし続けていると、子宮のきゅんきゅん具合がだんだん我慢できなくなってくる。クリトリスがうずうずして、身体全体が欲求不満になってくる。乳首だけでイく乳首オナニーは何回もしたけど、やっぱりオナニーするなら下半身のほうがいい。
「はぁ、はぁ、んふ……はぁーっ……♥」
もう良いよね。乳首でオナニーしちゃったんだから、月はまだ洞窟から見える位置まで登ってきてないけど、夜であることには変わりないんだから実質オナニータイムだよねもう。だから乳首だけじゃなくておまんこ触っても大丈夫だよね。
唾液が分泌されすぎて口の端から溢れてるけど、唾を飲み込むのすらめんどくさい。そんなことよりオナニーだ。期待と疼きで震える右手を股間へ伸ばし、上からゆっくり撫で付ける。
「んんはっ……ぁ、は……♥」
全身がびくびく跳ねる。ばちばち激しく雷が作られていく。溢れた愛液を手のひらで掬って、粘度の高い間におまんこ全体にすりつけていく。気持ちいい。緩やかにおまんこ撫でてるだけなのに、身体がくねって悶えるのを抑えることができない。
おっぱいよりも更にぷにぷにと柔らかいマン肉すら、おまんこへの快楽を増幅するための存在に成り果ててる。人差し指と中指、薬指と小指で器用にマン肉だけ擦って陰唇に触れないように焦らして、せつなさを募らせる。
「ふぅ……ふぅ……♥」
おちんちんを見せられながらも入れてくれない妄想も忘れない。入れてほしかったらおねだりしてごらんって言われちゃうんだ。おねだりしないと入れてあげないよって、がっちがちに逞しく勃起したおちんちんを見せながら言われて、はしたないおちんちん奴隷宣言させられちゃって、それでそれで。
「はっ♥ はっ♥ はぁっ♥ んい゛ぃっ♥♥」
土手を一思いに広げて、くぱって膣の挿入口がみっともなく外気に晒されて。当然ここには私の他には誰もいないから虚しいだけだけど、気分は昂ぶる。上手におねだりできた自分へのご褒美に、クリトリスを中指と薬指の関節の内側で乱暴につまむ。
喘ぎ声が抑えられない。クリトリスを互い違いに擦り合わせたり、上下に擦ったり。これが望んでたオナニー。クリトリスへの刺激で、自然に腰がへこへこと前後に動いちゃう。
「あ゛っ♥ うぅぅ゛♥ んぁ♥ はぁあ゛♥」
とにかくクリトリスをいじめる。つまんでこすって弾いて潰して、指と手のひらで行えるクリトリスいじめを片っ端からやる。愛液のおかげで滑りが良くなってるから、ちゅこちゅこと指で挟んでクリトリスをしごくのがスムーズにできる。
「んふ♥ んん♥ あ゛、うぁ♥ あ〜〜♥ きもちぃ♥♥」
どうせ周りには誰もいないんだから、喘ぎ声を気にする必要はない。叫べば叫ぶほど気持ちよくなる気がするから、今更喘ぐことに躊躇いすらない。
ゆるゆると円を描いて撫でつける指の動きはそのまま、狙いをクリトリスに絞って指の腹を移動させ、ごしごしと動かす。後ろから抱かれながら、クリトリスをいじめられる妄想。身体中のびくびくが敏感に如実に表れて、きっと気持ちいい場所もすぐ把握されちゃうんだろうなぁ。えっちな触り方されて発情を強制的に促されたいなぁ。
自分で自分の震えを抑えられない。身体がオナニーの快楽に歓喜しちゃってる。慣れ親しんだ自分のおまんこに、同じく慣れ親しんだ指の動きが加わって、条件反射で気持ちよくなっちゃってる。
愛液の分泌だって止めどない。主にクリトリスをいじめるため、中の敏感なところを刺激するためにだらだらと膣からよだれが垂れてる。愛液を指に絡ませてクリトリスをいじる度に、にちゃにちゃといやらしい音が鳴るのも興奮する。
「あ゛♥ はっ♥ んひっ♥ ふ、ひぃ゛っ♥」
気持ちいい。気持ちいい。クリトリスはもういじめられすぎてぱんぱんに腫れちゃってて、豆みたいになってる。これがまたつまみやすくて、クリトリスの肥大化に拍車がかかってしまってる。発電装置だよ、これ。
未だに胸の辺りを弄ってた左手も、今度はおまんこの方へ動かす。こっちはおまんこの中に入れるため。乳首の方の帯電もしっかりできたし、膣内もいじらないと物足りなくなってる。膣口に指を触れると、敏感に反応する穴がひくひくって動いて、中へ引き込むためにすぼまっていく。
「ん……♥ ふぁ゛♥ お、きゅっ♥」
両手でおまんこをこねこね弄くり回してると、どんどんせつなさが増していく。おちんちんが欲しい。ずぼずぼどちゅどちゅ犯されたい。組み伏せられて、抵抗もできないまま、精液の処理するためだけにおまんこ使われたい。
子宮が膣の奥から入り口の方にどんどん下がってきてる。精液がほしくて子宮のお口がぱくぱく開いたり閉じたりしてるのがわかる。これ絶対排卵してるよ。満月だからって受精準備が滞り無く完了しちゃってる。さびしい、せつない、きもちいい。
「く、ん゛ふぅ……♥ んくっ、ふっ♥ ふぅっ♥」
一旦指の動きを緩やかにして、身体の向きを変える。洞窟の奥のほうにおまんこ向けてたけど、もしも誰かがこの洞窟を覗いた時にすぐにオナニー視姦できるように、股間を洞窟の入口の方へ向ける。腰を少し浮かせて、股も大きく開いて。
実際誰も来ないとしても、誰かが来ちゃうんじゃないかってスリルでますます昂ぶってくる。麓の村のすぐ近くの林でオナニーしたり、寝静まった深夜に狩人見習いの子の家の裏でオナニーしたりすると、もうすっごい気持ち良かった。私は露出狂でオナニー狂なんだ。あの子はどう思うかな。
変態だって愛想尽かされたらやだな。えっちな女の子がいたっていいじゃん。男の子はおちんちんがむらむらしてオナニーするんだし、私だって似たようなものなんだ。女の子にだって性欲はある。
「はっ、はっ……♥ んっ、くぅっ♥ ぅんんっ♥」
再び指の動きを激しくする。左手で膣の天井のきもちいいところを、右手でクリトリスを、とにかくこねる。身体全体の神経が膨大な量の快楽信号に焼き切れるくらいに、がむしゃらにオナニーする。
「うぅ♥ はぁー♥ ん゛ううう♥ ん゛ぉぅ♥」
オナニーに集中するために呼吸も最低限になってきて、だんだん酸欠で頭がぼんやりしてくる。この感じも好き。首絞められたり水に頭突っ込まさせられたりしながらおちんちんでおまんこいじめられたら、酸欠よりも先にイキ狂って死にそう。よく絞まるオナホ扱いされたい。そのためだけのおまんこ穴だってわからされたい。
年下好きでロマンチストでオナニー狂いで露出狂でマゾで、我ながら属性盛りすぎだと思うけど、でも気持ちいいものは気持ちいいんだから仕方ない。好きなことを好きになる、素直な思いを隠してもいいことなんかこれっぽっちもない。
「くひっ♥ ぃっ、あっ♥ ん、おぉっ♥ おっ♥ お゛、ひぃぃ♥」
来てる。気持ちいい波が来て、そろそろイきそうになってる。おまんこをいじめてる左手を、無意識に膣肉で強く締め付けちゃってる。イくまで絶対に離さないってつもりで、奥に奥に引き寄せようとしてる。おちんちんに誤解しちゃってる。さっきからずぅーっとおちんちんでいじめられる妄想してるからしょうがない。
「ぐっ、んう♥ いひぃっ♥ りゃめ♥ ふあっ、らめらめぇっ♥ おおぉぉっ♥♥」
腰ががくがくと情けない痙攣を始める。イきそうになってる。じくじくと全身に熱くて甘い痺れが来るこの時間も幸せ。受精スタンバイ状態に入った幸せたまごが子宮に落ちてきてる。意識がおまんこに集約する。おちんちん欲しい。精液ください。一番奥で種付け孕ませるための本気子作り中出し射精してほしい。受精するから。世界で一番幸せな家庭を作るから。ノータイムおまんこ挿入許可のオナホ妻になるから。
「うぐ♥ ぐひぃぃーっ♥ いっ♥ いくっ、いぐぅっ♥ んおぉっ♥ いぐいぐいぐぅ♥♥」
デキ婚確定最奥ゼロ距離らぶらぶ射精して――――――――――。
「いぎぅっ♥ い゛っ♥ ぎ、ひぃっ♥ い、ぎっ、〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！♥♥♥」
いままで何度も何度も味わってきた、この世で一番幸せな時間。暗い夜なのに網膜がちかちかして、焦点が定まらない。目があらぬ方向を向いてる。全身の神経が熱されてじんじん響く。
全身をがくがくびくびく跳ねさせながら、襲ってくる絶頂に歯を食いしばっていることしかできない。きっと私いま、そうそう人に見せられないくらい恥ずかしいタイプの嬉しそうな表情してる。
脳みそがばかになる。頭おかしくなっちゃう。いや、もうオナニーのしすぎで頭がおかしくなってるよね。
おへその下が絶頂でぐねぐね動いてる。身体の制御が効かない。絶頂の痙攣で全身がこわばってひきつって、髪を振り乱して。すぐに過ぎ去るものだけど、アドレナリンが数秒を数分くらいにまで引き伸ばしてるような感覚を覚える。絶頂を長く味わいたいがための錯覚。頭、おかしくなってるね。
私、セックスしたらどうなっちゃうんだろう。きっと一日中セックスしてないとダメになるまではドハマりする。絶対。夫がどこか行っちゃわないように、セックスで骨抜きにしないといけない。でも、その前におちんちんに負けて服従誓っちゃいそう。気持ち良いならどっちでもいっか。
「ぅ……♥ はぁ……♥ はぁ、ん……♥」
そうして、絶頂はすぐに過ぎ去っていく……というより、ばちばちと唸る電弧に姿を変えて、私の身体に蓄積される。このオナニーでかなり発電できたみたいで、全身が青白い燐光を放ってる。ぱりぱり、ぱちぱちと電流が体表を走るのを眺める。
気持ちよければ気持ちいいほどに、バロメーターとして発電されるこの身体。雷獣に生まれてきて、すっごくよかったと思う。自分がどれだけ気持ちよかったかが見てわかるんだから。
それに、この電流を自分に使って気持ちよかったのを再現もできる。さっきの絶頂を、何回も何回も繰り返し体験できる。オナニー狂いにとってこんな都合よく幸せな肉体がある。生まれてきてよかった、私。
「ん、しょ……よし♥」
さっきの絶頂で枕がズレたので、まだ少し震える身体を動かしてポジションを直して。頭をぐりぐり枕に押し付けちゃうから、枕がどっか飛んでいってしまうことが多い。でも、こうして枕の位置を直すのは二回戦するための準備って感じで悪くない。
息を少しだけ落ち着けて、視線を洞窟の外へ向ける。いつの間にか、真ん丸い満月が洞窟の中に直接光を投げかけてくれていた。ぞくり、と背筋に獣性が走る。待ってました、月見オナニー。月が見えなくなるその前に、めちゃくちゃイきまくるぞう。
「ふぅーっ♥ ……？」
「あっ……」
深い息を吐いておまんこに指をやると同時に、月の光に影が差し込んだことに気づく。目をやると、そこには人影があった。
目を凝らす。若く程よく鍛えられた身体。身動きがしやすそうな衣服。差し込む月の光で半分だけ見える、頬を真っ赤にさせた見慣れた顔。目つきは優しそうで、男の子らしい顔で。
「……ぁは♥」
オナニー、中止。ぐらぐらする身体をゆっくり起こして、右手はおまんこを弄くったまま、子鹿のように痙攣する両足を気合いで動かす。その子の方へ近づく。
「だめだよお？ 満月の日の真夜中に、ふらふらと出歩いちゃあ……♥♥」
「う、あ……」
「わるぅいおねえさんが、君に子作り迫ってくるかもしれないんだからぁ……♥♥」
狩人見習いの子は腰が抜けて、動けないみたいだった。でも、私の痴態を直視したせいで、服越しでもわかる程におちんちんはとっても素直になってる。
「ね？ ふふ……お父さんお母さんに、あとでちゃぁんと謝らないとねぇ……♥♥」
「と、父さん……！」
「あなたがお父さんになっちゃうんだよぉっ♥♥」
「がっ、うああぁ゛！？♥」
さっき全力で溜めた電流を放射し、彼の動きを止める。急に快楽の奔流を受けた彼は、力が抜けて地面に横たわりながら腰を虚空へへこへこと振るう。ヤバい、相当邪悪な笑みが出てる。このおちんちん、服越しなのに大きいのがはっきりわかる。こんなの舌なめずりしないほうがおかしい。
まだ身体にさっきのオナニーで発電した電流は残ってる。今彼に浴びせたのはほんの序の口。
「気持ち良いでしょ……？ でも、これからもぉーっと気持よくしてあげるからね……♥♥」
「う、あぁ……や、やめっ……」
「暴れないで、そのまま……♥ ね？ 私、貴方のことが大好きだったんだよ……♥♥」
両手を組み伏せて、腰を彼のおちんちんの上に下ろす。あぁ、服脱がせてあげないと挿入できない。あ、布一枚通してどくんどくんって興奮しながら脈打つ硬いおちんちんにおまんこを擦り付けるの、けっこういいかも。
恐怖と期待と興奮と発情が織り交ざった、恋い焦がれた彼の素敵な表情。すごくぞくぞくする。私マゾじゃなかったっけ。どっちでもいいや。無理やり受精したあとで好き放題してもらえばいいよね。
「今日は満月だからね……♥ 朝までめちゃくちゃセックスしまくろーね……♥♥」
「ひ、ひぃっ……」
「いただきまぁーっす♥♥♥」
この後すぐおちんちんに負けた。
今日はもう夜通しでめっちゃくちゃオナニーするつもりだったから、予め狩りを済ませておいてお腹いっぱい食べた。魔物娘は精を主食としてるけど、食物もまた精だから狩って食べるだけでも生きてはいける。
……でも、やっぱりおちんちんが欲しい。麓の村で暮らしてる、齢十六くらいに見える狩人見習いの男の子に懸想しているけど、なかなか捕まえるチャンスがない。
彼とえっちしたい。生業のために鍛えられた身体で抵抗できないようがっちり抑えつけられたい。ぐちゃぐちゃのべちょべちょになるまで犯し抜いて欲しい。頭がばかになるまでずっとおまんこいじめまくってほしい。あ、濡れてきた。
洞窟の外はもう暗い。月の光が草木を照らしているのが見える。すっごいむらむらする。今日ずっとオナ禁してたおかげで、反動がやばい。息が荒く、熱くなってるのがわかる。
雷獣である私はオナニー中毒の自覚がある。もう何するにも乳首かおまんこ弄ってないとすぐにむらむら来る。手が離せない時はオナニーチャージして発電した電流を帯びて気持ちよくなりつつ作業するけど、それくらいオナニー中毒になってる。
だからといって我慢できないってわけでもない。まだオナニーはダメなんだ。住居である洞窟の中に月がちょうど差し込むまであとちょっと。それまでは今日だけはオナニーしないって決めた。あの男の子を迎えに行く時はかっこよくて頼れるおねえさんっぽく見せたいし、ちゃんと我慢できないとダメ。
こういうとき、別のことを考えよう。といっても、見習いのあの子のことくらいしか頭に思い浮かばない。
……今日、あの子の様子をちょっとだけ見に行ったら、皮を鞣してた。皮の元は猪っぽかった。鞣す手つきを見てると、ああいう感じでおちんちんシコシコしてるのかなって想像しちゃう。しゅっしゅって、上下してるんだろうな。あ、これずっと考えてるとすぐオナニーする流れだ。ダメダメ。
目つきは優しいのに、肩がしっかりしてるし腕にも筋肉がむっちりついてて、細かく観察する度に男の子なんだなーって思う。手もごつごつしてるし足腰もかっちりしてて、きっとすぐ一人前になるんだろうな。
あのかちかちの腕で後ろから抱き締められたら、即ハメ認定避けられないなぁ。肌が触れただけで発情する、絶対。むしろ近づくだけで股が開いちゃう。これあの子のこと考えるの失敗だ、もうオナニーするしかない。私の股の開放具合くらいには決意がガバガバだ。
いや、乳首だけだったらまだオナニーじゃない。乳首触るだけならオナニー未遂。着物の前を開いて外気に晒した程度じゃまだ露出じゃないし、乳首だって似たようなものだよね、うん。
「ん……♥」
まずは両手で胸全体を覆うようにして触って、手のひらの中で乳首が転がるのを楽しむ。弄りすぎて小指の爪くらいに肥大化した乳首からもたらされる、じんわりとした快感。全身の肌が待ちわびた快楽に泡立っていくのが実感できた。これこれ、オナニーの開始するときってこういう感じ。違う、まだオナニーじゃないから大丈夫。
このまま、乳房を揉み込みながらゆっくり動かす。子宮がぴりぴりする。口の中で唾液が分泌されてる。私の頭よりも大きいんじゃないかって自慢できるサイズの胸を、パイズリしてあげてる妄想をしながら揉み動かす。
足りない。すぐに物足りなくなる。気持ちよさの度合いで言えば、助走どころか走る準備にもならない。選手入場辺り。おっぱいを揉むのを一旦やめて、一瞬迷ったけど、やっぱり乳首を両指で弄ることにした。
「んふぅ……っ♥」
ちょっとつまむだけで声が漏れる。擦ったり力を込めると、胸の奥にびりびりくる。実際びりびり帯電してるけど、まだチャージだ。この電流はまだ使わない。
指でくりくりと乳首を弾く。すると、背筋にぞわぞわしたものがいきなり来てびくっと肩を跳ねさせてしまう。膝と膝をくっつけて、内股になっちゃう。もうこの乳首は敏感すぎて、他の人に乳首暴行をされただけでイきそう。
つねったり、擦ったり、弾いたり、撫でたり。いじめるというよりは、赤子に遊びを教えるような優しさを持って乳首オナニーを続ける。違うって、だからオナニーじゃなくてオナニー未遂だって。でも乳首は気持ちよくなってる。
くにくにすりすり、乳首を転がし続けていると、子宮のきゅんきゅん具合がだんだん我慢できなくなってくる。クリトリスがうずうずして、身体全体が欲求不満になってくる。乳首だけでイく乳首オナニーは何回もしたけど、やっぱりオナニーするなら下半身のほうがいい。
「はぁ、はぁ、んふ……はぁーっ……♥」
もう良いよね。乳首でオナニーしちゃったんだから、月はまだ洞窟から見える位置まで登ってきてないけど、夜であることには変わりないんだから実質オナニータイムだよねもう。だから乳首だけじゃなくておまんこ触っても大丈夫だよね。
唾液が分泌されすぎて口の端から溢れてるけど、唾を飲み込むのすらめんどくさい。そんなことよりオナニーだ。期待と疼きで震える右手を股間へ伸ばし、上からゆっくり撫で付ける。
「んんはっ……ぁ、は……♥」
全身がびくびく跳ねる。ばちばち激しく雷が作られていく。溢れた愛液を手のひらで掬って、粘度の高い間におまんこ全体にすりつけていく。気持ちいい。緩やかにおまんこ撫でてるだけなのに、身体がくねって悶えるのを抑えることができない。
おっぱいよりも更にぷにぷにと柔らかいマン肉すら、おまんこへの快楽を増幅するための存在に成り果ててる。人差し指と中指、薬指と小指で器用にマン肉だけ擦って陰唇に触れないように焦らして、せつなさを募らせる。
「ふぅ……ふぅ……♥」
おちんちんを見せられながらも入れてくれない妄想も忘れない。入れてほしかったらおねだりしてごらんって言われちゃうんだ。おねだりしないと入れてあげないよって、がっちがちに逞しく勃起したおちんちんを見せながら言われて、はしたないおちんちん奴隷宣言させられちゃって、それでそれで。
「はっ♥ はっ♥ はぁっ♥ んい゛ぃっ♥♥」
土手を一思いに広げて、くぱって膣の挿入口がみっともなく外気に晒されて。当然ここには私の他には誰もいないから虚しいだけだけど、気分は昂ぶる。上手におねだりできた自分へのご褒美に、クリトリスを中指と薬指の関節の内側で乱暴につまむ。
喘ぎ声が抑えられない。クリトリスを互い違いに擦り合わせたり、上下に擦ったり。これが望んでたオナニー。クリトリスへの刺激で、自然に腰がへこへこと前後に動いちゃう。
「あ゛っ♥ うぅぅ゛♥ んぁ♥ はぁあ゛♥」
とにかくクリトリスをいじめる。つまんでこすって弾いて潰して、指と手のひらで行えるクリトリスいじめを片っ端からやる。愛液のおかげで滑りが良くなってるから、ちゅこちゅこと指で挟んでクリトリスをしごくのがスムーズにできる。
「んふ♥ んん♥ あ゛、うぁ♥ あ〜〜♥ きもちぃ♥♥」
どうせ周りには誰もいないんだから、喘ぎ声を気にする必要はない。叫べば叫ぶほど気持ちよくなる気がするから、今更喘ぐことに躊躇いすらない。
ゆるゆると円を描いて撫でつける指の動きはそのまま、狙いをクリトリスに絞って指の腹を移動させ、ごしごしと動かす。後ろから抱かれながら、クリトリスをいじめられる妄想。身体中のびくびくが敏感に如実に表れて、きっと気持ちいい場所もすぐ把握されちゃうんだろうなぁ。えっちな触り方されて発情を強制的に促されたいなぁ。
自分で自分の震えを抑えられない。身体がオナニーの快楽に歓喜しちゃってる。慣れ親しんだ自分のおまんこに、同じく慣れ親しんだ指の動きが加わって、条件反射で気持ちよくなっちゃってる。
愛液の分泌だって止めどない。主にクリトリスをいじめるため、中の敏感なところを刺激するためにだらだらと膣からよだれが垂れてる。愛液を指に絡ませてクリトリスをいじる度に、にちゃにちゃといやらしい音が鳴るのも興奮する。
「あ゛♥ はっ♥ んひっ♥ ふ、ひぃ゛っ♥」
気持ちいい。気持ちいい。クリトリスはもういじめられすぎてぱんぱんに腫れちゃってて、豆みたいになってる。これがまたつまみやすくて、クリトリスの肥大化に拍車がかかってしまってる。発電装置だよ、これ。
未だに胸の辺りを弄ってた左手も、今度はおまんこの方へ動かす。こっちはおまんこの中に入れるため。乳首の方の帯電もしっかりできたし、膣内もいじらないと物足りなくなってる。膣口に指を触れると、敏感に反応する穴がひくひくって動いて、中へ引き込むためにすぼまっていく。
「ん……♥ ふぁ゛♥ お、きゅっ♥」
両手でおまんこをこねこね弄くり回してると、どんどんせつなさが増していく。おちんちんが欲しい。ずぼずぼどちゅどちゅ犯されたい。組み伏せられて、抵抗もできないまま、精液の処理するためだけにおまんこ使われたい。
子宮が膣の奥から入り口の方にどんどん下がってきてる。精液がほしくて子宮のお口がぱくぱく開いたり閉じたりしてるのがわかる。これ絶対排卵してるよ。満月だからって受精準備が滞り無く完了しちゃってる。さびしい、せつない、きもちいい。
「く、ん゛ふぅ……♥ んくっ、ふっ♥ ふぅっ♥」
一旦指の動きを緩やかにして、身体の向きを変える。洞窟の奥のほうにおまんこ向けてたけど、もしも誰かがこの洞窟を覗いた時にすぐにオナニー視姦できるように、股間を洞窟の入口の方へ向ける。腰を少し浮かせて、股も大きく開いて。
実際誰も来ないとしても、誰かが来ちゃうんじゃないかってスリルでますます昂ぶってくる。麓の村のすぐ近くの林でオナニーしたり、寝静まった深夜に狩人見習いの子の家の裏でオナニーしたりすると、もうすっごい気持ち良かった。私は露出狂でオナニー狂なんだ。あの子はどう思うかな。
変態だって愛想尽かされたらやだな。えっちな女の子がいたっていいじゃん。男の子はおちんちんがむらむらしてオナニーするんだし、私だって似たようなものなんだ。女の子にだって性欲はある。
「はっ、はっ……♥ んっ、くぅっ♥ ぅんんっ♥」
再び指の動きを激しくする。左手で膣の天井のきもちいいところを、右手でクリトリスを、とにかくこねる。身体全体の神経が膨大な量の快楽信号に焼き切れるくらいに、がむしゃらにオナニーする。
「うぅ♥ はぁー♥ ん゛ううう♥ ん゛ぉぅ♥」
オナニーに集中するために呼吸も最低限になってきて、だんだん酸欠で頭がぼんやりしてくる。この感じも好き。首絞められたり水に頭突っ込まさせられたりしながらおちんちんでおまんこいじめられたら、酸欠よりも先にイキ狂って死にそう。よく絞まるオナホ扱いされたい。そのためだけのおまんこ穴だってわからされたい。
年下好きでロマンチストでオナニー狂いで露出狂でマゾで、我ながら属性盛りすぎだと思うけど、でも気持ちいいものは気持ちいいんだから仕方ない。好きなことを好きになる、素直な思いを隠してもいいことなんかこれっぽっちもない。
「くひっ♥ ぃっ、あっ♥ ん、おぉっ♥ おっ♥ お゛、ひぃぃ♥」
来てる。気持ちいい波が来て、そろそろイきそうになってる。おまんこをいじめてる左手を、無意識に膣肉で強く締め付けちゃってる。イくまで絶対に離さないってつもりで、奥に奥に引き寄せようとしてる。おちんちんに誤解しちゃってる。さっきからずぅーっとおちんちんでいじめられる妄想してるからしょうがない。
「ぐっ、んう♥ いひぃっ♥ りゃめ♥ ふあっ、らめらめぇっ♥ おおぉぉっ♥♥」
腰ががくがくと情けない痙攣を始める。イきそうになってる。じくじくと全身に熱くて甘い痺れが来るこの時間も幸せ。受精スタンバイ状態に入った幸せたまごが子宮に落ちてきてる。意識がおまんこに集約する。おちんちん欲しい。精液ください。一番奥で種付け孕ませるための本気子作り中出し射精してほしい。受精するから。世界で一番幸せな家庭を作るから。ノータイムおまんこ挿入許可のオナホ妻になるから。
「うぐ♥ ぐひぃぃーっ♥ いっ♥ いくっ、いぐぅっ♥ んおぉっ♥ いぐいぐいぐぅ♥♥」
デキ婚確定最奥ゼロ距離らぶらぶ射精して――――――――――。
「いぎぅっ♥ い゛っ♥ ぎ、ひぃっ♥ い、ぎっ、〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！♥♥♥」
いままで何度も何度も味わってきた、この世で一番幸せな時間。暗い夜なのに網膜がちかちかして、焦点が定まらない。目があらぬ方向を向いてる。全身の神経が熱されてじんじん響く。
全身をがくがくびくびく跳ねさせながら、襲ってくる絶頂に歯を食いしばっていることしかできない。きっと私いま、そうそう人に見せられないくらい恥ずかしいタイプの嬉しそうな表情してる。
脳みそがばかになる。頭おかしくなっちゃう。いや、もうオナニーのしすぎで頭がおかしくなってるよね。
おへその下が絶頂でぐねぐね動いてる。身体の制御が効かない。絶頂の痙攣で全身がこわばってひきつって、髪を振り乱して。すぐに過ぎ去るものだけど、アドレナリンが数秒を数分くらいにまで引き伸ばしてるような感覚を覚える。絶頂を長く味わいたいがための錯覚。頭、おかしくなってるね。
私、セックスしたらどうなっちゃうんだろう。きっと一日中セックスしてないとダメになるまではドハマりする。絶対。夫がどこか行っちゃわないように、セックスで骨抜きにしないといけない。でも、その前におちんちんに負けて服従誓っちゃいそう。気持ち良いならどっちでもいっか。
「ぅ……♥ はぁ……♥ はぁ、ん……♥」
そうして、絶頂はすぐに過ぎ去っていく……というより、ばちばちと唸る電弧に姿を変えて、私の身体に蓄積される。このオナニーでかなり発電できたみたいで、全身が青白い燐光を放ってる。ぱりぱり、ぱちぱちと電流が体表を走るのを眺める。
気持ちよければ気持ちいいほどに、バロメーターとして発電されるこの身体。雷獣に生まれてきて、すっごくよかったと思う。自分がどれだけ気持ちよかったかが見てわかるんだから。
それに、この電流を自分に使って気持ちよかったのを再現もできる。さっきの絶頂を、何回も何回も繰り返し体験できる。オナニー狂いにとってこんな都合よく幸せな肉体がある。生まれてきてよかった、私。
「ん、しょ……よし♥」
さっきの絶頂で枕がズレたので、まだ少し震える身体を動かしてポジションを直して。頭をぐりぐり枕に押し付けちゃうから、枕がどっか飛んでいってしまうことが多い。でも、こうして枕の位置を直すのは二回戦するための準備って感じで悪くない。
息を少しだけ落ち着けて、視線を洞窟の外へ向ける。いつの間にか、真ん丸い満月が洞窟の中に直接光を投げかけてくれていた。ぞくり、と背筋に獣性が走る。待ってました、月見オナニー。月が見えなくなるその前に、めちゃくちゃイきまくるぞう。
「ふぅーっ♥ ……？」
「あっ……」
深い息を吐いておまんこに指をやると同時に、月の光に影が差し込んだことに気づく。目をやると、そこには人影があった。
目を凝らす。若く程よく鍛えられた身体。身動きがしやすそうな衣服。差し込む月の光で半分だけ見える、頬を真っ赤にさせた見慣れた顔。目つきは優しそうで、男の子らしい顔で。
「……ぁは♥」
オナニー、中止。ぐらぐらする身体をゆっくり起こして、右手はおまんこを弄くったまま、子鹿のように痙攣する両足を気合いで動かす。その子の方へ近づく。
「だめだよお？ 満月の日の真夜中に、ふらふらと出歩いちゃあ……♥♥」
「う、あ……」
「わるぅいおねえさんが、君に子作り迫ってくるかもしれないんだからぁ……♥♥」
狩人見習いの子は腰が抜けて、動けないみたいだった。でも、私の痴態を直視したせいで、服越しでもわかる程におちんちんはとっても素直になってる。
「ね？ ふふ……お父さんお母さんに、あとでちゃぁんと謝らないとねぇ……♥♥」
「と、父さん……！」
「あなたがお父さんになっちゃうんだよぉっ♥♥」
「がっ、うああぁ゛！？♥」
さっき全力で溜めた電流を放射し、彼の動きを止める。急に快楽の奔流を受けた彼は、力が抜けて地面に横たわりながら腰を虚空へへこへこと振るう。ヤバい、相当邪悪な笑みが出てる。このおちんちん、服越しなのに大きいのがはっきりわかる。こんなの舌なめずりしないほうがおかしい。
まだ身体にさっきのオナニーで発電した電流は残ってる。今彼に浴びせたのはほんの序の口。
「気持ち良いでしょ……？ でも、これからもぉーっと気持よくしてあげるからね……♥♥」
「う、あぁ……や、やめっ……」
「暴れないで、そのまま……♥ ね？ 私、貴方のことが大好きだったんだよ……♥♥」
両手を組み伏せて、腰を彼のおちんちんの上に下ろす。あぁ、服脱がせてあげないと挿入できない。あ、布一枚通してどくんどくんって興奮しながら脈打つ硬いおちんちんにおまんこを擦り付けるの、けっこういいかも。
恐怖と期待と興奮と発情が織り交ざった、恋い焦がれた彼の素敵な表情。すごくぞくぞくする。私マゾじゃなかったっけ。どっちでもいいや。無理やり受精したあとで好き放題してもらえばいいよね。
「今日は満月だからね……♥ 朝までめちゃくちゃセックスしまくろーね……♥♥」
「ひ、ひぃっ……」
「いただきまぁーっす♥♥♥」
この後すぐおちんちんに負けた。
15/10/17 10:59更新 / 鍵山白煙